職員室では、亀高(貫地谷しほり)ら教師たちが、パソコンを覗き込んで動画を見ている。
―海外の戦場らしき場所を進む兵士の姿の中銃声が響き、倒れる戦士。さらに銃を構え、とどめの一発を浴びせるひとりの男が、なんと遠藤(神尾楓珠)にそっくり!
この動画が生徒たちの間で拡散されヘンな噂になっているという。

「これ、遠藤先生なの?」「このままじゃ戦場で人を撃ったことある人になっちゃいますよ?」と亀高。
「否定はできないんですよね」ハッキリしない遠藤に、不穏な空気が流れる職員室。

 そんな中、小畑(阿部華也子)は、新しい教材を開発する出版社の瓜田(百瀬朔)に頼まれていた生徒へのアンケートの中に、「〇にたい」と書かれて〇は塗り潰されていて判別できない用紙を見つけてしまう。放課後に早速、職員室で話し合われるも、川相教頭(八嶋智人)は「なんで見つけちゃうかな、こういうの」と穏便に済ませたい様子。
遠藤にいたっては、「これホントに『死にたい』って書かれていたんですかね?」とホワイトボードに『芋にたい』と書き、亀高をイラつかせる。
 亀高は早坂(三浦涼介)に協力を頼み、生徒の小テストから、「〇にたい」と同じような筆跡を調べていき、少し不真面目な印象で明るい性格の糸井綿音(宮野陽名)、陸上部のエースで周囲の期待にプレッシャーのある赤羽潤平(植村颯太)、いつもひとりきりで生真面目な山路美子(石井礼美)の生徒3人に絞っていった。

 一方、早坂は拡散されている遠藤の動画の噂を収めるには、謎すぎる遠藤のSNSをたどりプライベートを知ることではと独自にリサーチ。亀高を誘い、遠藤の地元の同級生と会った2人は当時野球部だった遠藤の学生時代を聞く。さらに職員室に出入りしている出版社の瓜田が以前、遠藤と同じ会社に務めていたことが分かり、ブラック企業で働いている時の遠藤の様子など、謎だらけのプライベートが少しずつ見えて来て…。

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