2017年1月21日(土)公開 http://chinmoku.jp/

原作 遠藤周作「沈黙」×監督 マーティン・スコセッシ
戦後日本文学の金字塔が、アカデミー賞監督の手で完全映画化
本年度アカデミー賞最有力の歴史大作がいよいよ公開

江戸時代、激しいキリシタン弾圧下の長崎。
師の棄教を確かめるため異国の地に足を踏み入れたポルトガル人宣教師ロドリゴ。想像を絶する光景を前に、彼は自らの信念を貫くのか、それとも弾圧に苦しむ弱き民を助けるのか―

2017年1月21日(土)全国ロードショー

50 Comments

  1. 映画の内容自体は良かったですが、背景が完全に間違ってた映画でしたね。
    私は九州出身ですが、当時のキリスト教(カトリックによる東方十字軍)の残忍さを知ってますよ。

    「異教徒は人間ではない」なので、何をしても良い。それがカトリックです。
    インカやアステカ、中東のイスラームに対して行っていたことを、日本でも行っていました。

    「死者も生者ともにこの世での行いにもとづいて裁かれ、
    義なる者(キリスト教徒)は天国に迎えられ、不義(異教徒)なる者は
    地獄の火に投げ込まれる」(黙示録 20–12)。

    異教徒(仏教徒、神道を尊重する人々、つまり日本人)は、不義(異教徒)なる者、です。
    地獄の業火に投げ込むのが「正義」であり、経験な信者(カトリック)の義務でした。

    その結果、彼ら(カトリックと、カトリックに改宗した日本人達は)神社仏閣を焼き払い、
    仏教徒に棄教を迫り、拒否すれば殺し、焼き、奴隷として海外に売りました。
    「島原」は、当時「海外に売る日本人奴隷」の一大拠点でした。

    その先鋒として来ていたのがイエズス会であり、スペインであり、ポルトガルだったわけです。
    こんな「蛮行」、日本を統一した秀吉からすれば看過できません。
    (寺社の破壊、天皇の赤子である”日本人”の奴隷売買を黙認すれば、天皇から頂いた関白、太閤としての権威に関わる)

    映画では、カトリックが弾圧されているように描かれていますが、
    実際に弾圧していたのは、カトリック側です。

    ちなみに、秀吉の怒りを知ったポルトガルは、奴隷貿易を一時期控えることになります。
    (すぐに陰でコソコソ再開したため、これも秀吉の怒りを買った)
    スペインとイエズス会は、秀吉の警告を無視して日本人の奴隷貿易に奔走し、遂に豊臣秀吉は「バテレン(カトリック)追放令」を発するわけです。

    補足で、同時期に16世紀末から17世紀初頭はオランダ、イングランドも日本に来ています。
    オランダはカトリックでは無く、プロテスタント。
    プロテスタントを簡単に言えば、「聖書は自ら読み、信じる」信仰形態です。
    なので、カトリックのように「宣教」しません。
    改宗を強要しませんし、奴隷貿易より秀吉・幕府との直接「交易」に寄って得られる金銀を重視していました。
    江戸時代になってもオランダと日本に国交が有った理由です。

    イングランドも同様にプロテスタントなので、当初は交易を行っていましたが、
    後に王室がスペイン王室と婚姻関係を結んだため、「カトリック勢力」と判断され放逐されます。

    江戸時代、三代将軍家光の時代に、ようやく「バテレン(カトリック)追放」が完成し、鎖国体制に入るわけですが、
    日本はカトリックに対して「鎖国」したのであって、大清国、李氏朝鮮、オランダとは普通に交易しています。
    狂信的なカトリックに対して、門戸を閉ざしたのです。

    世界史を知っている方はご存知でしょうが、同時代「30年戦争」が始まります。
    カトリック、プロテスタントによる宗教戦争です。
    日本は、オランダと「交易を行う」事で、プロテスタント寄りの「武装中立」を保ちました。
    (安土・桃山から江戸初期の日本は、世界最大の鉄砲保有大国)

    そういった背景がある、ということです。

  2. キリスト教はイスラームとユダヤ教と同じく、砂漠地帯で生まれ遊牧民族で育まれた一神教
    日本では相容れない宗教
    豊臣秀吉から始まり、後の江戸幕府に繋がるキリシタン弾圧は信者に受難と苦痛を与えたが、日本の独自性を保てられた
    時の統治者はその危険性を感じたのかな・・

  3. 政治の次元だの、キリスト教徒が冒した罪だの、そんなクソくだらないテーマを遠藤周作が書きたかったのかといえばそうじゃ無い。
    少なくとも、あの場でキリスト教を信じた人々は、罪人ではなかった。ただ純粋に神を信じて、救いを求めた人々だったはずだ。
    なのに何故神はそうした人々に対し『沈黙』するのか。神が沈黙するのなら、我々は誰に対して祈るべきなのか。
    キリスト教徒だった作者が心の底から問いたかったものがこれだ。
    禁教のおかげで日本が救われたとか、侵略の手先だとか、そんなくだらない次元で映画と原作を語るんじゃない

  4. この宣教師が正しいとは言わない。
    ただこの歴史を映画にしてくれた事でその歴史に少しは興味が持てたし、面白かった。完成度が高いと思う。

  5. 神は黙っているのではなく、本当に求めて祈っていなかったのではないかと少し考えてしまいました。
    遠藤周作にとって神は母なのかな。神は父であることに意味があると思うので、難しいですね。

  6. 先日、宣教師の新たな真実が出ましたね。
    宣教師は布教とは別に兵士であり
    スパイ活動のような事もしていた。
    そして5万人もの日本人を
    奴隷貿易による被害を出しており
    それを知った豊臣秀吉が
    布教の禁止令が出し日本国そして
    日本人を守り被害者を減らした。

    所謂、この隠れキリシタンも
    騙されたとは言え
    その人身売買と言う片棒を担いでた
    訳だからこうやって処刑されてたのは正しいことだ。

  7. 侵略者の手先に洗脳されて、本気で信仰しちゃってる昔の日本人のキリシタンを見ると滑稽だし、すごく可哀想。

  8. 時代劇とかでよく観る主人公が日本刀で敵を撫で切りにして、バッサバッサ切り倒してる映像じゃよく分からないけど、1人の男が居合の型で人の首を切り落とすと物凄く生々しく日本刀の恐ろしさが伝わってくる。

  9. 白人至上主義の糞映画。
    宣教師を美化して江戸幕府をおとしめる。
    なぜキリスト教が迫害されたか本当の理由を描いてない。

  10. でもさ、元はと言えばキリシタンが悪いんだぜ?秀吉は来るなって、広めるなって言った筈だろう。

  11. 数十年前、原作を読みましたが、読み物としては感動物でした。ただ、宣教師が植民地化の手先としての現実を理解するとガックリくるし、当時の幕府が禁教したのも時代背景から仕方がないのかな?とは思います。

  12. 「日本を舞台に、日本人を奴隷として人身売買していた白人たち」という事実を、信仰心の熱かった隠れキリシタンの皆さんは知っていたのでしょうか…?

  13. 映画は本当によくできていました。残念ながら私は原作を読んでいませんが、日本側は完全に見通している行動です。本質的に切支丹は神を信仰していない。故に全ての神父たちは間違ったのです。自らが信仰の対象になってしまっている事に気付かなかった。「教えるだけで学ばなかったから」です。数ある踏み絵のシーンのひとつで彼らはロドリゴを見る。そして踏まない事を選ぶ。それを見て「いいぞ」とロドリゴは思ってしまう。そこに信仰がない事に全く気付いていないので、そんな自らを恥じ入る事もない。監督がそこを考えていないのであれば、あの演出は有り得ないんですね。正しくあれは、神は無謬かも知れないが、信徒は間違う。という象徴的なシーンでした。

  14. 「今までで一番好きな映画って何?」って聞かれるとジャンルとか色々あるから困っちゃうけど、
    間違いなくベスト3には入れられる映画

  15. 予想通りとにかく重い
    けど、生涯に一度は観るべき映画の1つだと思う
    本当に考えさせられる映画でした
    観るだけでかなり疲れるので、時間と体力と心に余裕があるときに観るのをおすすめします
    映像作品って、どうしてもストーリーを進めるために長々と主人公を諭したりするシーンを入れてしまいがちだけど、そういう安易な展開に頼らず登場人物の心理推移をきちんと描いている、非常に丁寧な構成だと感じました

  16. こんなのより、異教時代のローマのやってた大迫害の方が100倍以上残酷、その上、切支丹弾圧って専守防衛的な意味があったし、カトリックは、全く初代教会を受け継がない、偽キリスト教なんだから、異教ローマの弾圧の方映画化してよ。

  17. 宣教師は欧米の植民地への尖兵だった
    この時代無法で誰しも念仏を唱えれば天国へ行けるという教えにすがりついたほどの死んだほうが楽な時代だ
    弾圧ではなく国防だったが戦前はそう教えていたがGHQによって植民地政策は隠蔽された
    日本は欧米の植民地にならず日本人は助かった
    今なお世界は無法であり政治の思惑には神は利用するもので神はいない

  18. イッセー尾形の演技がよかった。一方で窪塚洋介のわざとらしいオーバーな演技が鼻についた。邦画ではわざとらしいオーバーな演技が蔓延しており、大根役者なのか監督の演出なのか知らないが、自然な演技に徹して欲しいと常思う。

  19. The Jesuits came to Japan, preaching great sermons,
    while secretly selling Japanese women and children as slaves abroad.
    So the Japanese goverment thought the Spain's Christianity is a dangerous religion.
    There is no way to talk about this movie without this premise.

  20. 改めて予告観たら、スパイダーマンのアンドリューと小松菜奈が共演してるってヤバって思った(褒)
    しかもスターウォーズのリーアムやアダムまで!

  21. 長崎生まれです。実家に帰省した際に時間があったので見ました。その後長崎のキリシタンに纏わる資料館などを見て周りましたが、こんな救いようのない事実が、歴史上何回もあったのだと実感し、自分なぞまだまだ悩むレベルではない。頑張ろうと思いました。

  22. 日本側の目線と外国側目線だとかなり違う風に感じる映画だよね

    当時の日本(江戸幕府)からしてみれば宣教師達なんて侵略者でしかない。得体の知れない宗教をウィルスのように広げようとしてる彼らは悪に見える。
    でも宣教師にしてみれば普通に布教して良い教えを教えようとしてるだけはなのもなぁ…

    作中で日本の役人が言ってたけど『教えるだけでこちらの事は理解しようとしない。宣教師が日本の言語や文化を理解する事はない、彼らが唯一覚えたのは「ありがたや」だけ』って言葉も結構響く物あるよね…

    日本人だから彼らの観点しか見えないけど、教えを理解してというのなら、こちらの言語も理解してという役人の気持ちも痛いぐらい理解出来る。

  23. 転ぶ、悪魔の囁きそのもの悪魔はすぐ側に居るのに神は何処にいる? 沈黙はそんな単純な疑問を描いたお話しと思う、当然キリシタンにとっては信仰を試されているわけだけど

  24. A great cinematic work and a artistic masterpiece that will live in the mind for a long time
    I was greatly affected by its events, and I remembered the prophets of God and the criminals that happened to them at the time of every prophet.
    .
    And as full of respect for Christians and the Christian religion, but I still think that the religion of Islam is a little better than other religions, which is the complete religion that does not confuse it and in it all the answers to all the questions

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