SF大河小説「デューン」をドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が映画化したシリーズ第2弾。宇宙でもっとも貴重な物質「メランジ」を生む砂の惑星アラキス統治をめぐって、皇帝とハルコネン男爵に父親アトレイデス侯爵を殺害されたポールの成長と愛を描いている。前作で愛する父親や仲間を失ったポールは、アラキスの先住民であるフレメンの戦士へと成長。さらには謎めいた予言にあるフレメンの救世主となることを決意し、宿敵へ戦いを挑む。
バトラーが演じるのは、ハルコネン男爵が後継者と認めている甥フェイド＝ラウサ。人を殺すことに喜びを感じるサディスティックな戦士であり、皇帝の娘イルーランからは「サイコ」と忌み嫌われてる設定。役作りで筋肉を増量したバトラーは、白塗りのスキンヘッドという異形のキャラクターになりきり、演技の幅が広いことを証明してみせた。
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『デューン 砂の惑星PART2』──IMAXで体験する圧倒的な映像とスター俳優の競演、もはや宗教的ともいえるその見どころを徹底解説
ティモシー・シャラメやゼンデイヤに加え、フローレンス・ピューにオースティン・バトラーまで、今をときめくヤングスターたちが勢揃いする『デューン 砂の惑星PART2』。豪華な俳優陣が見たことのない洗練された美術とアイコニックなヘアメイクをまとい、IMAXで撮影された圧倒的に美しい映像と心を抉るサウンドが、観客を砂の惑星へ誘う。2時間46分の超大作、その見どころを紹介する。
『ザ・バイクライダーズ』
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60年代半ばから70年代前半にかけてシカゴに実在したバイカー集団「アウトロウズ」の日常を捉えた写真集にインスパイアされた人間ドラマ。マーロン・ブランド主演の映画『乱暴者』に影響されたトラック運転手ジョニーは、モーターサイクルクラブ「ヴァンダルズ」を結成。喧嘩っ早いベニーや兵役につけなかったジプコらスピードとバイクをこよなく愛する男たちが集まるクラブはやがて各地に支部が作られ、統制を失い始めるのだった。伝説のモータークラブの栄枯盛衰を、ベニーの妻キャシーの証言で振り返る。