秋田県民謡「長者の山」/津軽三味線 久保木脩一朗

『長者の山』
この唄は岩手〜鹿角を往来する道筋の宿場町「宝仙台」(仙北郡田沢湖町)の奥地で生まれたと言われている。いずれかの長者を祝福した時の唄のように思われるが、この土地の人々は当時この唄を「婆踊り」と呼んでいたという。昭和10年頃に仙北歌劇団の歌い手である黒沢三一が「長者の山」と命名し、仙北郡角館町の神明祭にて披露して以来、広く知られるようになった。その後、昭和27年にNHKが刊行した「日本民謡大観」の東北編に、黒沢三一が歌った「長者の山」の楽譜が掲載されている。
(出典:渡邉敬 編 「全国民謡歌詞集 日本の民謡」)

《久保木脩一朗》
中学生の頃から三味線に触れる。以来五十数年芸を磨き、数千曲あるとされる民謡を極める。数々の民謡ショーの舞台に上がり、アフリカ・ロシアを除くほぼ全世界で演奏活動を行い絶賛される。98年には伝統の枠にとらわれぬ邦楽の新しい可能性を追い求め、津軽三味線・尺八篠笛・和太鼓からなる『脩一朗&大地』を結成。
現在までに脩一朗&大地名義にて3枚、久保木脩一朗名義にて1枚、計4枚のアルバムCDを発表。
03年8月明治座、05年8月御園座にてにそれぞれ上演された、「3年B組 金八先生〜夏休みの宿題」(武田鉄矢主演)に出演。現在に渡り武田鉄矢氏率いる海援隊の3人に津軽三味線指導を行なっている。
また、04年9月に東京テアトル系列にて公開された津軽三味線映画『オーバードライヴ』において、津軽三味線音楽監督を務めると共に同映画に出演。主演柏原収史氏に対し津軽三味線指導を行なう。
現在は脩一朗&大地のリーダーとしての演奏活動のほか、津軽三味線教本の執筆、作曲・編曲、後継者の育成にも力を入れる。
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『脩一朗&大地 公演情報』
◉2024.9.17(火)〈千葉〉オークラ千葉ホテル
「津軽三味線と愛でるお月見会」
 受付18:00/開演18:30
 料金:14,000円(お料理・飲み物・税込)
 問:オークラ千葉ホテル 043-248-1302
◉2024.11.17(日)〈茨城〉高正U&Iセンターホール(鹿嶋勤労文化会館)
「津軽三味線 脩一朗&大地〜和の真髄〜」
 開場15:00/開演15:30
 料金:全席指定3,500円(税込)
 発売:8月24日(土)
 〈プレイガイド〉
 ・鹿嶋勤労文化会館 0299-83-5911(会館窓口でも購入可)
 ・CNプレイガイド 0570-08-9999
 ・アオイチケット  http://cncn.jp/aoi
 問:鹿嶋勤労文化会館 0299-83-5911
◉2024.12.8(日)〈東京〉江東区亀戸文化センター
「津軽三味線 脩一朗&大地〜和の真髄〜」
 開場15:00/開演15:30
 料金:全席指定 一般4,000円・ティアラ友の会3,600円(税込)
 発売:9月10日(火)
 〈プレイガイド〉
 ・亀戸文化センター 03-5626-2121(会館窓口でも購入可)
 ・江東区文化コミュニティ財団Web予約 https://www.kcf.or.jp/
 ・CNプレイガイド 0570-08-9999
 ・アオイチケット  http://cncn.jp/aoi
 問:亀戸文化センター 03-5626-2121

『久保木脩一朗の津軽三味線教本』
これぞ津軽三味線!「脩一朗&大地」で活躍中の久保木脩一朗による、津軽三味線の教本。これ一冊で入門から上級までマスターできる優れモノ。模範演奏CDつき。「3年B組金八先生」こと武田鉄矢氏も「一人旅の海図として、どうかガイドブックにしてください」と絶賛。
出版社:ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス
https://www.ymm.co.jp/p/detail.php?code=GTW01080573

『久保木脩一朗 津軽三味線教室』
東京・千葉を中心に教室を開設。年齢・経験を問わず、津軽三味線の基礎から楽しく学べます。

〈お問合せ〉アオイスタジオ info-bunka@aoistudio.jp

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