さよならの夏/倍賞千恵子

作詞:万里村ゆき子
 作曲:坂田 晃一
 編曲:小六禮次郎
平成2年12月発売 CD「あなたにふれたいばかりに」に収録

 この曲は、CD「まるで映画のひとこまのように・・・」(平成15年発売)にも収録されており、その中で合田道人さんが解説されています。
 日本の名曲ベスト10に絶対入る歌だと個人的に思っている歌である。昭和51年の日本テレビ系連続ドラマ「さよならの夏」の同名主題歌で、森山良子がオリジナル。ドラマチックなメロディ、盛り上がりの部分で見せる倍賞の大らかな発声が心を揺るがす。

 作曲の坂田晃一さんは、「さよならをするために」「もしもピアノが弾けたなら」「鳥の詩」はじめ、テレビ・映画音楽で有名な先生です。倍賞さんの歌う「夜汽車」もありますね。
 作詞の万里村ゆき子さんは「すみれ色の涙」やブルーコメッツ関連の曲、脚本家もされているとか。

 昭和51(1976)年4月1日から6月24日まで、13回にわたり読売テレビ系で毎週木曜日21:00~21:54に放送されたテレビドラマがオリジナルです。横浜の山の手を舞台に、瀟洒な住宅に住む平凡な一家が夫の不倫や娘の病気で揺れ動く様を描くドラマで、岩下志麻姉さん始め、細川俊之、有馬稲子、高松英郎、桃井かおり、織田あきら等豪華キャストだったようです。この主題歌として採用されたのが、森山良子が歌う同名の曲です。

 また、平成23(2011)年夏、スタジオジブリのアニメ映画として「コクリコ坂から」が公開されました。企画・脚本は宮崎駿監督、監督は駿監督の長男でもある宮崎吾朗監督。その主題歌として採用されたのが手嶌葵さんが歌うこの曲です。

 若い頃の森山良子さんのフォーク調の歌い方、コクリコ坂からで歌うちょっとハスキーな手嶌葵さんの歌い方も素敵ですが、私には小六禮次郎編曲、倍賞千恵子歌が一番です。聞いていると心地よさから眠ってしまいそうです ・・・

倍賞千恵子応援ページ
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