『からかい上手の高木さん』ご紹介|透き通った10年分の想いに癒される良作【ネタバレなし】

[音楽] ジです今回の動画は映画カカジズの高木 さんをネタバレなしでご紹介します出演は 高木さん役に長野め西方役に高橋文原作は 2013年から2023年まで月産に連載 された山本宗一郎の同盟コミック本作は5 月に放映されたテレビドラマから10年後 を描いたオリジナルストーリーになってい ます監督はドラマに引き続き今泉力也が 務めますとある島の中学校隣の席になった 女の子高木さんにいつもからかわれている 男の子西方はどうにかしてからかい返そう と様々な柵を寝るもいつも見透かされて しまい失敗からかいからかわれるそんな 2人の関係はずっと続くと思っていたが ある日高木さんが引っ越すことになり 離れ離れになってしまったそれから10年 高木さんが帰ってきた母で体育教師として 奮闘する西方の前に高さんが教育として 現れたのだ西方ただいま止まっていた2人 の時間が再び動き出すというお話です今泉 力や監督らしい青春映画の作だと思います 西方と高木さんを中心に同僚の教師元同級 生そして教えごと周りの人たちとの つながりや日常が細やかに描かれています まずは本作の世界観についてお話ししたい と思いますカカジズの高木さんという タイトルの引きが強いですよねからってな んだしかもそれが上手だってそもそも高木 さんって誰なんだよという疑問婦が頭の中 に飛び交ったらすでにもう高木さんの術中 にはまっていることになりますでしょうか 高木さんはちょっと小悪魔的ででも西方の ことをどこか見守っている同級生の女の子 なんですね西方は少しビビり症のごく普通 の男の子からかいというのはごくたいも ないもので高木さんが西方にちょっとした いたずらを仕掛けてくるんですねそれに 対し西方がいつもビビって過剰に驚いたり するんです中放課後バレンタインデーと ありとあらゆる場面で高木さんは西方を からい西方が自分のことを好きだと認め させるように話をすり替えるんですね まるで2人が恋人同士であるかのように 思わせようとするんです周りからは 見え見えなんですけど鈍感な西方は絶対に それに気づかないいわばただのイつきとも 言えるお話なんですでもそれが良いんです ね男子にとっての夢全部の映画なんです 高木さんと西方の関係は想像こそしては 見るもの実際にはまずありえない設定です ねからかいからかわれることでしか 結びつくことができない不器用な2人の 関係がみみシーンですね一方普通に恋愛を 死ゴールインする同級性カップルや くっついたり離れたりするカップルも登場 し色々な恋愛の形が描かれた良質な群像劇 になっています映画とドラマは同時に撮影 されていたとのことその利点が最大限に 活かされていて中学時代の西方と高木さん の思い出の名場面を10年後の2人が同じ 画格でオーバーラップするように演じてい ますこれがとても見事でドラマで西方を 演じた黒川宗谷と高木さんを演じた月島が そのまま大きくなって10年後の高橋文と 長野名になった感じに見えるんですよね 西方と高木さんの恩師田辺先生役はドラマ も映画も江口陽介が演じています映画では 共闘先生として登場共闘先生になっても 発言内容はあまり変わらないんですけど妙 に説得力があって画面も閉まる感じです ドラマを見るなどの必要はありませんが見 ておくと本作をより楽しめるのではないか と思いますもしくは映画を先に見てドラマ を見て過去の出来事を確認してみるのも 楽しいかなと思いますドラマは現在 Netflixで前話配信中ですので是非 ご覧になってみてくださいとてもおすすめ です本作は原作もそうなのですが西方が 語り部として西方目線での高木さんを描い ていますしかも原作にはない10年後の オリジナルストーリーだから15歳から 25歳になった西方と高木さんが昔のまま 違和感なく成長したビジュアルと人格で あることが重要だったかと思います最初 今泉監督は西方役の高橋文はかっこよ すぎるかもしれないと思っていたとか ところが演技が始まった途端高橋文が西方 としか思えず大正解だったとインタビュー で語っていました外見だけはイケメンに 成長した西方が実は昔と変わらず内面は 鈍感なままだったというところが見た目と のギャップがあって面白い効果があったと 思います長野演じる高木さんは想像通りの 成長した高木さんだったのではないかと 思います小悪魔感は相変わらずでしたが 西方を見守る母星のようなものも感じる 場面もあったように思います高木さん役は 難しかったのではないかと思います西方も そうですが25歳ともなると周りからは 大人であることを要求される年齢になり ますだから高木さんのからかいは周りの目 をはからずといった感じではなくより2人 だけのものになってきていたように思い ました中学時代のドラマのように無防に からかいを楽しむだけの感覚とは少し違っ てきていたように思いましたからかい からかわれる2人の姿は見ているだけで 幸せになれるとても魅力的なものでしたが 2人はこの関係がいつまでも続けられない ことを心の片隅では意識し始めていた感じ に思えましたその上でしばらくはこの 心地よさに浸っていたい結末を先送りし たいという暗黙の了解があったように思い ます本作にはもう1組キーとなるペアが 登場します原作にはない映画オリジナルの キャラクター西方が担任をするクラスの 町田涼と大関美の2人斎藤順演じる町田は とあることで不登校となり毎日絵を描いて 過ごしています西方は町田に対する理解が あり学校に来るよう強制はせず緩やかに 面倒を見ていたのでした高木さんは美術の 教育実習生学校の外で絵を描く町田に 話しかけるのでした2人とも生徒思いの 良い先生斎藤順は今年公開されたカラオケ 以降での熱演も記憶に新しいところ本作で も講演していました町田が学校行事の合唱 に参加するなど思わずにやりとする場面も あったりします白取たき演じる大関美木は 割と普通のこと言っても良いかと思います やや思い込みの激しいところがあったりし ますが問題を起こすタイプではないよう ですそんな大関は町田に片思いをしていて ある時町田に告白をしたのでした町田は 大関の告白にちゃんと答えず逃げ出して しまったとやがて町田は学校に来なくなり 大関は自分が告白したせいで気まずくなっ て町田が不登校になったと考えていたの でしたそしてその悩みを西方に相談したの です西方は大関の相談に真味になって答え 大関は悪くない告白したことはとても素敵 だと伝えたのでした一方の町田は高木さん と一緒に絵を書きながら告白は暴力だと 思うと打ち明けるのでしたこの辺りから 演出の雰囲気が変わりグっスリリングな 感じになるんですね終盤に向けて何かをる 展になってきます大関の話を西方が聞き 町田の話を高木さんが聞くようになるん です大関西方の会話の場面と町田高木さん の会話の場面がカットバックされて小刻み につながれ緊迫した空気が流れ始めます かなりの見所だと思います本作は西方と 高木さんの話が中心なので町田と大関の話 は本来なら背景となりそうな部分なのです が西方と高木さんからすーっと商店を ずらしてこの2人にピタっととピトを 合わせるんですねこうやって西方と高木 さん以外の人物に焦点を当てることで逆に 西方と高木さんに2人の関係を見直す きっかけを与えていたように思います西方 と高木さんにはできなかった告白という ものを大関と町田は乗り越えたのでした 西方と高木さんは中学生の頃のような からかいからかわれる関係をいつまでも 続けていくことができないと分かっていて も歩踏み込むことでその関係を壊すことが 怖かったのです告白という暴力を古いたく はなかったのです それでも若い2人の背中をそっと押して やることで少し前へ進めるようになったの ではないかと思います今泉監督はこのよう に焦点を脇にずらし関節的な表現で主役 2人の心情の変化を鮮明に際立たせるのが うまいと思いますそれにしても白取たきと 斎藤潤は演技がうまい相手に感情をぶつけ ないよう抑えたトでずっと会話を続けるん ですね内心とは裏腹な少し冷めた表情が とてもリアルですごいなと思いました 小豆島の風景はなぜか懐かしく感じられて ゆったりとしたストーリーにとてもマッチ していました昔ながらの駄屋神社石段 そして砂浜から海へ伸びる特定と多くの人 の原体験に通じる優しさに溢れた景色に 思えました原作者山本宗一郎の出身地との ことこういうフードに育まれてこその傑作 コミックなのだなと実感しました劇中で クラス全員で歌う変わらないものという 合唱曲が登場人物の気持ちそのもので良い んですね1年先も10年先も変わらない ものという内容ドラマでも映画でも流れ ます高木さんが長い髪を左耳にかけて イヤホンを聞く仕草が今も10年前も 変わらないんですねそしてその左側には 西方がいると人の仕草って変わらないです よねそれに西方という優しい呼び方も 変わらず温かい気持ちになれると思います 主題歌はエの歌うはるかこちらもドラマで も映画でも使われていますゆっくりとした 店舗でどこか懐かしさを感じる曲映画の 雰囲気そのまま小島の景がよく曲になてい ます大人になり青春に別れを告げようと する西方と高木さん生徒たちに囲まれ世代 交代の感もありますでも明るくてとても 前向きなお話是非ご干渉ください以上じ でした最後までご視聴いただきどうも ありがとうございましたこの動画の内容を 気に入っていただけましたら高評価や チャンネル登録などしていただけると大変 嬉しく思いますではまた別の動画でお会い いたし ましょうJA

今回の動画は、映画『からかい上手の高木さん』をネタバレなしでご紹介します。

『からかい上手の高木さん』(2024年/日/120分)
監督:今泉力哉
出演:永野芽郁
   高橋文哉
原作:山本崇一朗 同名コミック
Ⓒ2024映画「からかい上手の高木さん」製作委員会Ⓒ山本宗一朗/小学館

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この動画が皆様の映画選びのご参考になれば幸いです。

画像は各公式HPより引用しています。

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1 Comment

  1. 今日、観に行って来ました!

    【個人的な感想】

    「青春って良いなぁ・・・」と思える位、素晴らしい内容だと思いました!

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