鬼平犯科帳1975年　第５話　魔剣　野際陽子

鬼平犯科帳1975年　第５話　魔剣　野際陽子

完成元年 [音楽] 冬やすうううう ある年の [音楽] 春 待てこのの殺はその切りの凄まじさでとの 題をさっ [音楽] たそれから約 半年静かだなこのところへどはええ結構な ことで霊の辻切りもぷっつりと出なくなり ました しお役に立つ話もとんと うんこんな番がいつまでも続いてくれれば 俺も畳の上で王城ができるというもん だそろそろと出かける かうんご苦労お見回りご苦労様でござい ます あ [音楽] [音楽] あ [音楽] 盗賊改め方川蔵と知てること か知らぬはずはないがご飯的も俺の隙を 伺っていたその野党のいではない と何俺を狙う [音楽] この 香り奴は [音楽] 女それにしてもきかえ なこれからでもその辺りをみ つぶし行こあてあ 覚えてるくから今年の春にかけて都合8に 刀も抜かせずに切って捨てたあのすご腕の 切りはあ確か切られた中に人かの見学も おかしなてはやつが うん丸腰のかかまでも何のためらいもなく 切ってせたにくる やつ今度現われたらと実はこの半年点ス 引いて待ってよった相手にとって不足は ないだ 下手に手を出すと命を落とすのはお前たち の方だぞやはりそれほどの達人 強いいや強いというよりもむしろあれは 負けんだな魔剣と申しますとあのマ悪意の 塊りというか煮えたぎる憎しみとでも言う か有に言えぬ異様な殺がその男の全身から 立ち上ってこちに襲いかかって くる剣そのものよりもまずそれを跳ね返す のが良いではないなま早く いやあれは人間じゃない な化け物 [音楽] だどだ今度来る時はこにそうだなでも 買っあもう結直してか もそれというのもお前があんまり可愛い からさじゃまた来る [音楽] かあら またしちゃったごめん なさい今ちキなどいら ぬでもいらぬ なんだかこれだけのことでお金もらうの 悪いみたいな気がし て余計な気は使う な ねえあんたがどこの誰だすか私は知らない よどうして時々やってきてこれを預けて いくのかも知ら ないでもさ こんな商売してたって私だって女だ よまるで見向きもされなかったらやっぱり 気になるじゃない か私がここへ来るのはこれを預けるのに 都合が良いからだ他に何の理由もない そんな冷たいこと言わないでさね1度で言 から私よね [音楽] あ変な人 [音楽] 誰でお金子様でお帰りなさいませ毎日毎日 お疲れ様でございますああのお客さんお 待ちでございます が何100丸橋の親分さんでお部屋にお あげしてきましたがけ ないた下がるね 全く金子様の毎日を見てるとさいや全くだ ああやって毎日足を棒にして親の敵を 探し回ってその敵に会えるという星はどこ にもねえんだから なあおいところで丸橋の親分何の家で来た んだろうな決まってるじゃないかねお前さ 親分さんほら人入関でどども治ったのかっ たそこを見込んで金子様がき探しお頼みに なったんだよそれで親分一肌脱ぎなすった かええそれでこそ男だてもん だ ほ背中を向けたまま逃げたあの鬼兵があの 場合必ず 振り向く振り向いて刀を抜くそのわずかな 隙に俺はけ込むの だそれがでなかっ た未だに信じられ ん同時な こと半年ぶりで腕が鈍りなったかい違う 相手が強すぎるのだ切れぬとおっしゃるん でそうは言わんだが1つ間違えばこっちの 首が飛ぶ仕事にご重量は安 すぎるおめえさんも低した障害人におりで 嫌なら断るまでのことあんな厄介なやつを やらんでも人殺しの仕事はいくらでも ある仕方がありませんなじゃあもう20 乗せて70両ということ に100両 えよなんすそこまでなら頼んだお方と 話し合ってなんとか話を聞き ましょうよほどの大物と見えるのは頼んだ やつそこは言 がでは 時に金子さん1度聞こうと思っていたんだ がいつあってもあんた偉くつっぽい匂いが するどこの女からそんな りか [音楽] 女あんたに雇われて人をめた時から俺は女 に用のない体になった を欲しいとも思わないそうですかどうも 変わった人だあんたてお人はするとその 匂いは匂い袋でも忍ばせていなさるんで そんなとこだ血の匂いを消すためにな [音楽] [音楽] し [音楽] [音楽] 今度こそはな お何化粧の匂いだとそれまた色っぽい男だ な何問題それが分かれば苦労は せるだ平さんよそういう化け物は な役人がいくら駆りもあったところで探し 出せるもじゃんかどうだその仕事俺に 手伝わせんかいやいやいやいやいくら身軽 の老人のお前さんにでもこんな物騒な仕事 を手伝すわけにはいかんな水くさいこと 言うんじゃないお互いガの自分から馴染み の本性の暴れん坊じゃねえかたえおめえ さんが断っても俺勝手にやるよ うんいやそれは などうやらいつもの取りもとは様子が違う らしい なお姉さんなんだねたえ差し違えても そいつを叩きるつもりだ [音楽] な たま酒以外には手代ちは1問も出さねえ よ酒さえあれば上上 け だ ただいまいらっしゃいませあの長谷川様の 部屋どちらでしょうご案内いたします どうぞこちらでござい ますおい えどうしたんですよさんない顔し てに失礼でございがお客様帯の間にお隠し のもこちらにお預けくださいません でしょう [音楽] かこれはあるか士にはこういう客が来ると 前もって言っておくべきだったどうも とんだみ立て違いをいたしましてせもで ござい ます芦田さんの担当を見抜くとは大した もんだねいいえこんな商売をしております とお客様の持ち物に自然に目が行くので ございます生まれついての臆もでござい ましてはいではごり とえこいた驚いたな人それぞれに技がある もんだねど技ならこのおさにもたっぷりた ん お主この女が昔名手の女族だと言ったら 信じるかな 何でも今は違います長谷川様のお手に 飛び込んでから盗賊家業からきっぱり足を 洗いましたで盗賊改めの密偵になったって わけが うん言わば俺の懐がのだおはい何かつめた はいお役に立つかどうか分かりませんが そのお侍のつっぽい匂いというの はもしやこの匂いではありません [音楽] か うんまさにこれだ おまさ俺はどこで見つけた匂い油のトヤを しらみつぶしに当たっておりましたら たった1件だけいつもお侍が買いに来ると いうお店があったのでございますなるほど ね匂いから探た さすが女だ ねあとは網を張って待てば [音楽] よいごめん はい幸いまし 女将誰か私のことを聞きに来たものがいる のか いえそのよう [音楽] なまて [音楽] 8 [音楽] 何者だ えつけ盗賊あめか 動待て さんがなひじで網を張って回ってるゆけ はい断っとくが俺は盗賊改めの役人では ないシ様と申すただの浪人者だお手前の名 は お手前の名は [音楽] [音楽] 様任せろ [音楽] 待て待て者 戻れよせよせおめえさんの手にはえ ね酒井さんにも歯が尋ねあつね命妙な やつ よ賊はのモたちもな見事にしてやられたよ そうかやはり奴の狙い はこの俺1人かああそういうことだところ でおさんの方はうまくいくかな うんこれは俺の読みなんだあの辺りに住む 浪人者を金で雇って殺しをさせるものと いえば深川一体に睨みをふかす丸橋の平か らんがうんとすれば今の騒ぎ で与平じもきっと動き出すだろうそこ がこっちのけめだえええ えほええ [音楽] ええはいほはいUhejpuuhej puuheUheUheuhejuheu heuhejpuuhejpuuhej puuhejpuuhejuhejpuu hejuhejpuuhejpuuhej uhejuhejuhejuheju hejuhejuhejuhejePU EJPUEJPUEJPUEPUEJPU EJpuuEJPUEJpuuEJPU EJPUEJPUEJpuuEJPu ejjpujpuj ejjpujPuejjPupujPu PuPu Puはい [音楽] 反ことしたらここへ来てくれはいはい [音楽] [音楽] 金子 様師でござい ます金子郎 [音楽] 様金 様ものところです なま火つけ盗賊あるために目をつけられた とすりゃこんなところで歩引きするのも 仕方ありませんがね それにしてもいつものおめえさんらしく ないねなぜばっさり切っつまねえんです まさか鬼兵におじけついたわけ じゃ怒っちゃいけませんや冗談ですよ談 [笑い] がけどそれならなぜ腰を上げねえん ですやっぱり人に捕まるのは怖くなった こんなことで捕まってたまる か捕まってたまるかと言ったん だ俺は20年を棒に振ったんだ ぞ分かるか20年だそれがどれほど長い 大切な年月かあんたに [音楽] わかる俺が16歳の時だ さの侍だった俺の親父が同の森たすとかと いう男と主席で高論のあく切合て殺され たそれだけのこと でたったそれだけのことで俺の一生は 決まったのだ何の手がかりもないままに 日本国を西へ行ったり東へ行ったり 誰からも忘れられ送りも耐え路用の金も塔 に突きはて てそれでも俺は探したよ敵に巡り合わぬ 限り誰も俺を1人前の物資として認めては くれる故郷へ帰ることさえできんのだから [音楽] などがあ日と気がつい た俺はの顔 を森ための隙の顔をすっかり忘れているで はない [笑い] [音楽] かま嫌な方は忘れてしまうことですな 100両という大金が減るんだし渋よに兵 を仕留め たらほりが冷めるまでのんびりと [音楽] 金子様一体何者が通り鬼兵の手下だそんな それでは私のことまでお になさい ます様 の名を言ん だそれは言わなければこの場で [音楽] 切る松 三の松 兵江戸の隠れた顔役と言われながら誰も その正体を知らぬあの兵のこと [音楽] かすまいわ 前の 料理釘抜きがその袖ではあるまの見そも ない私も命は惜しござい [音楽] ます金子様少しも早く [音楽] [笑い] 残念 ながら兵がやられてしまってはここまでっ たちられたも当然が分かってこれでは探す [音楽] 手立問題は金がの兵を何に切っ た打ちで国元にもれるやつが金を 切り捨てるわけがない すると奴はおそらく兵の背後の誠の禁止を 知って いるさすれば諦めるのはまだ 早いまだ手 は丸田の兵が私の名前を言ったそれが何か の証拠になりましょうかなさ何も証はない だ がにしかことのない3の松平とこうして 迎え合ってみれ ば話の筋あ方読めたようなもん だ江戸は愚か全国に仕事の手を広げた世に 大盗賊と言われる何人かの盗ったどもその 誰もが江戸で仕事にかかる時は大なりし なりあんたの世話になるというま噂半分と しても あんたの懐に入る金の何割りかはおそらく その盗賊どが収める金 だろうところがこの数年あんたの儲けは めっきり減った鬼兵のおかげで なその鬼兵が死んで300両なら安いもん だ300両そう300 両1問かけてもこの仕事は 断わるあなた平がを切りなすった [音楽] な身軽のあなたと違って顔の広い傭兵なら いつから 捕まるあれが[ __ ]ば確かにおも困り ましょう なしかし人間尊徳だけで長い付き合いの ものは殺せない何か他に分けても終わりか なあんたの言う通りさ そんとだけで人は切れ [音楽] の しかし他にわがあるわけでも ない切りたいから 切る俺は人を殺すのが好きなん だそれでいつお やりやが表に出てきさすれ ば今夜にたいいでしょ [音楽] ですがね金子さんよろしいな私がこう言っ たからには2度とじりは許さないたえ鬼兵 が強かろうと [音楽] も は夜の見回りをおかが金子の初代が はっきりせるからこそわしそれも1人で おかしらではおか自身でおとに うん奴が兵寺の背後にいる禁止と話を つつけるのはほぼ確かだとればこれ以上 格好の餌はある ま分かりましたでは我々はその後からなら ん奴を甘く見ては失敗するしかしならん 断じてわしの後をつけてはらむぞあの 化け物だけはわしが飯とえばわしがこの でる 切る必ず切る えなんか言っ て負けるはずが ない俺 が俺 があんな奴に負けるはず [音楽] あんたどうしたの よ怖い [音楽] 顔 [音楽] おえ俺 を俺を抱いてくれ俺を [音楽] あんた あんたあんた [音楽] あ [音楽] どうしたのさまたされ て越される夢だっ た私も ねとに死んじまった子供の夢るよ子供の夢 うん死んだのは夢だよってその子が夢の中 で笑 だだね 私はさやってどんどんおばあちゃんになっ てきちゃっていその子はいつまで立ったっ て死んだ時のまま [音楽] なるとさほっぺたが濡れ てる人って夢の中でも [音楽] 泣 お 何危ないじゃね [音楽] こは止まっていけるんでょ他のお客さん 全部わるから さお前俺とし てもう一度子供を抱いてみる気にはなら ない [音楽] かやめて冗談ではないた 俺は忘れていた人間らしいこういう気持ち をすっかり忘れていたそれをお前が 思い出さて [音楽] くれでもいい勝でも いい頭を捨ててのに暮らし たいどこか遠いって2人だけで何もかも 忘れて ない俺もお前ももう1度 [音楽] 一緒に来てという かそれこそ夢にしい なめに 俺答えてくれ一緒に行ってくれるな え行きますとまた地獄のはまで もそれが本当のことなら ね待っていてくれ お前のためなら今の仕事っとできるそんな 気がしてきた今度こは金を持ってくる 300両 な300 [音楽] 両待ってるわよお前さん [音楽] 久ぶりにりにれたと思って [音楽] ます愛のすを見て飛んでまりました何か学 の ああの知らせなんだ鬼兵は来ないおは半の 前にお1人でりに何 [音楽] ゲマですね本 は温まりがてら口をしますなんか見つけろ ええあ そ熱兵今のうち笑って [音楽] おけおいはお ささ [音楽] [拍手] [拍手] [音楽] [拍手] [音楽] [拍手] H [音楽] Y [音楽] H [音楽] 分かってるな [音楽] 貴様 か 鬼兵まさかこんなところで押されるとは 思わなかったようだ が今度はもらっ [音楽] たあいこの道にマ見たのなええこことって 石島町のつで一休になかるはずよしやら [音楽] よ おし変わったな 何切りたい殺したいのりはあってあの人間 ともえの恐るべき殺は消えたまれ [音楽] 今のおには俺は切れる何 かす俺は死 [音楽] [音楽] 固定 し私の本当な森ためのす元オス阪神へき ますで はこの男のさこの金 [音楽] っ [音楽] [拍手] [音楽] ったのはこのわしということにしておこう かそれ [音楽] こを誰にも見せるな [音楽] よ哀れた な何がだ金子郎だ 何があったかは知らのがあの男生きる気に なっておっ た多分これを最後に刀も捨てるだったん だろその矢先に探し求めていた敵と 巡り合ってしかもそれを敵とも知らずに 死ん だなるほど ねつめもやっぱり人の子だったんだ な正直に言って今日のあいつばかりは切り たくなかった 兵 さん三松兵がおめえさんの命狙って るってことも忘れちゃ困るよ な哀れ [音楽] た貴様ってやつは ね金子半郎の死体は長谷川平蔵暗殺戦とし た浪人者として処理され誰1人何の不

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