【漫画】転職活動中の俺。最終面接で幼い頃に結婚の約束をした幼馴染と再会。彼女は動揺している俺に「内定通知書と婚姻届どちらを選ぶ?」と揺さぶりをかけてくる。内定通知書を選んだら、幼馴染の女社長はキレた。

やだいつまでものぼろ君と一緒にいるもん あみちゃん今は離れちゃうけどすっごい男 になって迎えに行くから待っててよ本当 絶対約束だよいつまでも待ってるからね うんあみちゃんのこと大好きだから絶対 約束は守るよはあこれで10連敗やっぱり 転職は甘くないよなこんなことならもう 少しあの会社にいるべきだったかもな俺 風岡のは現在無職の25歳だ前職はIT系 の中小企業で働いていたがあまりにも ブラック企業だった終電での帰宅が 当たり前で有給もまともに取れず体力の 限界が来たので先月退職したすぐに別の 会社に決まると思っていたが現実は厳しく お祈りメールを見ることが日課になって しまっているいいや こんな気持ちで面接に行ってもまた落ちる だけだ今日は最終面接だしここは気持ちを 切り替えないとな絶対に受かる考えること はそれだけでいいはずだそれから俺は見し なみを整えて面接へと向かった会議室に 社長がおりますのでお入りくださいはい ありがとうございます1次面接と2次面接 でも使った会議室さすがに回だともう あまり緊張しないで済みそうだな企業研究 もした今日こそは大丈夫なはずだあまり 大きな会社ではないけど給料も良くて経験 も生かせる今日こそ必ず内定を決めてやる はいどうぞお入りください失礼します どうぞお座りくださいはい失礼しますこの 人が社長ホームページで写真は見ていた けど綺麗な人だな て今はそんなことどうでもいいだろう面接 に集中しないとな私のことは分かっている と思うけど社長の網の網です早速だけど 面接を始めますまず名前と死亡同機ついで に自己PRも入れて30秒くらいでまとめ て話してください30秒いや10分とか 言われるくらいなら短い方が話しやすいよ な 岡はお願いします本社を死亡した理由は システムはクライアントごとに カスタマイズするものという本社の企業 理念に共感したからです前職では主に アプリケーション開発をしており クライアントが求めている機能を ヒアリングしながら丁寧に開発を行ってき ましたそのため本社の大切にしている企業 理念にあった仕事ができると確信しており ますまた前職の経験からJava SwiftPythonなどの プログラミング言語を使用してアプリ開発 をすることができますよし大体30秒で 言いたいことをまとめられたなはいわかり ましたではここからは簡単に質問に答えて もらいますあなたは約束を守るタイプの 人間ですかん随分抽象的な質問だなはい 納期などは守ります開発の都合でやを得ず 遅れる場合はそれが分かった段階ですぐに 先方にお伝えして脳の談をいします なるほどではプライベートの約束はどう でしょうかプライベートでも余裕のある 行動を心がけていますので会う約束などで 遅れたことはありませんそうですか約束を 破ったことはないとははいああれ社長の 雰囲気が変わったようなもしかして俺何か 失敗したのかどう答えるのが正解だったん だでは0歳から5歳までの女の子で1番 思い出に残っているのはどんな子ですか なんだこの質問とりあえず最近会った子供 を答えるか今3歳の姉の子供です数ヶ月に 1度会うのですがその度に癒される気がし ています質問が悪かったですねあなたが 幼少期にあった同年の女の子で一番印象に 残っているのはどんな子ですかまたその子 の思い出や可愛いところ好きなところを5 分間でまとめてください死亡同機と自己 PRより長いいやこんな質問おかしいよな 幼少期の女の子って言えばやっぱりあのさ あみちゃんだよね久しぶり面接中ですよ ため口はやめた方がいいと思いますのる君 すみませんでも今のる君て言いましたし 絶対そうですよね まさかこんなところで会うなんて思いませ んでしたえ私の会社だから面接に来たん じゃないのいえ偶然ですえ偶然なのでも さっき起業理念とか言っていたからホーム ページは見てるでしょ私の名前と写真は見 なかったの困惑してため口になってるな 驚きたいのは俺もなんだけど申し訳ござい ません苗字も違いましたし美人になってい たので人かと思っていましたあみっていう 名前は結構いるからなそれに苗字が変わっ ているってことは結婚してい るってことかまあ俺と年ってことは25歳 だから早い人なら結婚していても全く おかしくないよな苗字が違うのは私が小学 生の時に親が離婚して母親の救世になった からよあごめんいえ申し訳ございません でしたまそはいいわ美人って言ってくれた し命拾いしたでも両親が離婚していたのか 昔はあんなに仲が良さそうだったのになあ だからあの時ちょっと話題が逸れました けど面接に戻りましょうかあ敬語に戻った 今は面接に戻らないとなはいお願いします 正直な話あなたはもう面接に受かってい ますえそれはどういう意味でしょうか1次 試験は人事が2次試験はあなたの上司に なる予定の人が面接をしました本来は二次 試験に私も同席しますが履歴書を見た時点 で私はの君じゃなくて風岡さんだと気づい ていましたので知り合いの目が入ると良く ないということで私は面接に加わりません でしたその2人が通した以上あなたはこの 会社にふさわしいということですあ ありがとうございますなるほど確かにこの 規模の会社で3回も面接することに違和感 があったけど実質2回だったのかなので 本来この面接は必要ないんですよあ内定 通知書は郵送でもいいですが今お渡しし ましょうかえありがとうございますあみ ちゃんだということには驚いたけど とりあえず内定はもらえた今は転職活動が 成功したことを喜ぼうでは2枚の紙から 好きな方を選んでくださいははい分かり ました2枚内定通知書って普通は1枚だよ なしかもどちらかを選ぶってどういうこと だ究極の選択ですよ1枚は内定通知書もう 1枚はコイン届けあのこの紙間違ってませ んかいいえ合ってますよ どちらか好きな方を選んでくださいね えっとでは内定通知書をいただきます こちらはお返ししますねこの婚姻届あみ ちゃんの名前が記入されているなもう一度 聞きますどちらが欲しいです か笑顔の威圧感がすごいんだがあのだから 内定通知書の方を一応言っておきますが姻 届けの方を選ぶとの君は専業主婦か友働き の2つのどちらかから選ぶことができます いやいやいやおかしくないですかそうです か今時男の人が専業主婦になるという選択 はおかしくないと思いますよいいえそこは おかしいと思っていないので大丈夫です 20年ぶりにあった幼馴染みに面接で婚姻 届けを渡されたことに驚いているんです 一応まだ面接は終わっていないですよね じゃあ面接はこれで終わりここから プライベートならいいよねおおおじゃあ俺 もため口でいいよなじゃあ改めてなんで 婚姻届けと内定通知症を選ばせてくるんだ よだって入社してから専業主婦っていう 選択になったら他の社員に迷惑でしょだ から選んでもらおうかなって共働きがし たいなら内定通知書も届もを渡すけどどう するいやいやいや俺たち20年ぶりだし 付き合ってもいないよねそんなあの約束 覚えてないのえごめん聞こえなかったもう 一度言ってもらってもいいもういい私は 仕事に戻るからあなたも帰っていいわえ あみちゃんじゃあねの君ああれ俺何か やらかしたのか結局俺は呆然としたまま家 に帰っ 1度は内定もらえたけど多分取り消しに なってしまっただろうないやそれよりも 理由はわからないけどせっかくあみちゃん に会えたのに険悪な中になったな何か誤解 があると思うけどもう言い訳をする機会も 訪れはしないだろうなと思っていたのだが 数日後にメールで最終面接に受かったと いう連絡と内定通知書これ間違いじゃない よな内をもらえるなら当然行くけどあみ ちゃんはいいんだろうか俺は内定通知書と 一緒に入っていた内定承諾書に署名ナイを して会社に書類を郵送したそして色々な 手続きをして最終面接をしてから1ヶ月が 経った頃に入社が決まったおはようござい ます本日から入社いたしました風岡です職 ではアプリ開発をしていました1日でも 早く戦力に いしますのでよろしくお願いいします卒の 時に経験したはずなのにこういう挨拶って なかなかなれないよな風岡君挨拶お疲れ こういうのって緊張するよねありがとう ございますかなり緊張しました林ゆい俺の 二次面接をしてくれた人で俺の直属の上司 に当たる人だあんまりそうは見えなかった けどねとりあえずしばらくは私が少しずつ 仕事を振るから分からないところがあっ たらいつでも聞いてねはいありがとう ございます年も近そうだし優しそうな上司 で良かったなそれから俺は雪さんに色々 教えてもらいながら女女に仕事を覚えて いった前職の仕事と似ていることもあり 仕事はそれなりにできていたのだが入社し てから1週間経ったけどあみちゃんとは 全く話せてないなま に考えたらいくら大きくない会社とはいえ 社長と話す機会なんてなかなかないよなで も俺の自意識過剰かもしれないんだけど あみちゃんにかなり見られているような気 がするんだよな見返すと明らかに目線を そらされるしどうしたらいいんだろうな 風岡君お疲れ様テジで上がっていいからね はいわかりましたところで今日この後時間 あるえはい家に帰るだけだったのでおいい ね私も今日は定時で上がれるし飲みに 行こうよせっかくの金曜日だしね風岡君と 飲みたいって人もいるからその人も誘って もいいはいもちろんです誰だろうな新入 社員歓迎会は飲まない人が多いって理由で やらないって言われていたし飲める先輩を 知れるのはいいよなというか雪さんもお酒 飲めたんだなそれから俺たちは2人で 居酒屋に向かったあれもう1人いるんじゃ ないんですかあちょっと仕事を片付けて から来るってああそうなんですねうんそれ よりも風岡君にずっと聞きたいことがあっ たんだけどいい会社ではなかなか聞けなく てねはいもちろんいいですけどな何ですか まさか何か俺に悪いところがあって説教と かあとはどういう関係なのえ社長とですか 俺は別に何も気を使わなくていいよ 知り合いなのは知ってるからあ確かにそう ですよね2次試験は本来あみちゃんも参加 予定だったけど知り合いだから不公平に 採用しちゃうかもしれないってことになっ て雪晴さんに二次試験を任せたんだもんな うんそれに私とあは大学の同期だから気軽 に話してくれていいよあそうなんですね えっと俺と社長は小さい頃によく遊んでい た友達ですねえそれだけはい俺が5歳の時 に引っ越して以来全然会えてませんでした しそうなんだ元のとかでちょっと複雑な 関係なのかと思ってたよだってあみって 頻繁に風岡君のこと睨んでるでしょあ やっぱり気づいてましたかそりゃ気づくよ 私風岡君の席の隣だしねご迷惑をおかけし てしまってすみません実は面接の時に怒ら せてしまったらしくてそれで入社して 話しかけようと思ったんですけどなかなか 社長と話す機会も作れなくてまあ他の社員 もいるしなかなか難しいよね風岡君とあが 知り合いなのを知っているのってあの会社 では私くらいだしねそうですねでも ちょっと安心したかもえどうしてですか だってよく睨んでいるのを見たから別れた 元彼とかなのかなって話を聞いた限りだと ちょっと喧嘩っぽいことはしているみたい だけどそこまで仲が悪いっていうわけでは ないんでしょまあそうですね実際に本人と 話してみないと分かりませんけどあそれ ならちょうどよかった多分そろそろゆい ごめん遅くなっちゃったってなんでの君も 一緒にいるのえもう1人来るって社長の ことだったんですかええ2人が話し合う 機会を作った方がいいと思って呼んだのよ アに睨まれれてると仕事の効率落ちるしね ううそれはごめんでも悪いのはのる君だし あの社長怒っている理由を教えてもらえ ませんか自分で考えてそれに会社じゃない から敬語も社長呼びもやめてはあみ素直に なりなよ最初は小さい頃に遊んだだけの中 って聞いた時にそれだけって思ったけど もしかして大学生の時に話してたはずわ 余計なこと言わないではいはいじゃあ私は 帰るから2人でちゃんと話しなそれだけ 言って林さんは帰って行ったあのもしかし てだけど再開した時に俺がすごい男に慣れ てなかったから怒ってるえ約束は覚えてい たの私てっきりそれを忘れてるものだと 思ってたのにいやあんな大切な約束忘れる わけないよ俺とあみちゃんは幼い頃から家 が隣同士でよく遊んでいただが俺たちが5 歳の時突然離れ離れになってしまうえお越 うんお父さんの仕事で遠くに行くことに なっちゃったんだやだいつまでも登る君と 一緒にいるもんあみちゃん今は離れちゃう けどすっごい男になって迎えに行くから 待っててよ本当絶対約束だよいつまでも 待ってるからねうんあみちゃんのこと 大好きだから絶対約束は守るよそれから俺 は遠くに引っ越したが兄ちゃんのことは 忘れはなっそして13年後俺は第一志望 だった国立大学に合格できたのであみ ちゃんの家に行ったのだがあれ家がない そうかあみちゃんも引っ越したんだな自分 なりにすごい男になれたと思ったので会い に行ったが都合よく再開はできなかったえ 迎えに来てくれていたの私親が離婚して 引っ越してそれでお父さんは1人であんな に大きい家にいる意味はないから家を売っ たのあやっぱりそうなんだ面接の時に離婚 したって聞いてなんとなくそうなんじゃ ないかって思っていたよじゃじゃあ私の ことをずっと思っていってくれたんだねで もそれならどうして面接の時に婚姻届けは 受け取ってくれなかったのいやそれは さすがにびっくりもしたしそれにあの時は ブラック会社をやめて無職の状態だった からすごい男じゃなかったでしょそれに いつの間にかあみちゃんは社長になって いるし俺にはふさわしくないと思っちゃっ たんだ私は会えただけでも嬉しかったから そんなの気にしてなかったのにそうなんだ でももう少しちゃんと仕事をして給料が 上がるまで待ってくれないかなまあ社長と 平社員じゃ追いつくことはないかもしれ ないけどうんそんなこと それに私はどんなのる君でも大好きだから でものる君の気が済むまで待つことにする そっかありがとううんでも一応言葉にして おいてもらってもいいかな えだってちっちゃい時は付き合うとか結婚 とかよくわからなかったから迎えに来ると だけしか言われてないでしょそれだけじゃ ちょっと心配になるというか他の女の子と 話しているとちょっと不安になっちゃうし あだから俺のことを睨んでいたのかうん ごめんねだってせっかく会えたのに 寂しかったしちょっと嫉妬もしたそっか 分かった突然婚姻届けを渡してきたのも 不安の現れってことだもんな分かった本当 はもっと先にいようと思ってたけど気持ち は今伝えるよあみちゃんたくさん待たせて ごめんでもまたあえて嬉しかった今はまだ 給料も低いしあまり仕事もできないけど俺 がもっと立派な男になったら結婚を前提に 付き合って くださいやっと聞けたもちろん私も大好き だよだから早くすごい男になってねうん わかった今度は絶対に長くは待たせたく ないからね俺たちは1度離れ離れになって しまっただが次こそは仲良くずっと一緒に いられるだろう1ヶ月後ねえのる君私天才 的ないいこと思いついちゃったえ何 すっごく楽しそうだけど嫌な予感しかし ないよ社長権限でのる君の給料を倍にし ちゃうっていうのはどうかなそしたらすぐ 付き合えるよそんなのダメに決まってる でしょうだって早く付き合って結婚したい んだもんそんなことしたら台無しだから もう少し待ってさて今日は何もないし久々 にゆっくり過ごすかな休みの日少し遅めに 起きた俺は頭をボリボリと書きながら パジャマから着替える朝飯を何にしようか と考えているとピンポンとチャイムが鳴っ た朝からなんだろう荷物は別に来る予定 なかったと思うけど俺はドア本を確認する とそこには1人の女の子が映っていた もしもし女の子は俺の声を受けて少しだけ 不安げにもじもじし出したあおはよう ございませあのえっといらっしゃいせな ちゃん今開けるからちょっと待ってねは はい俺の言葉に女の子は嬉しそうに笑顔に なる可愛いなとつつも残念ながらこの子は 俺の彼女じゃないんだよないらっしゃいせ なちゃん朝からどうしたんだいおはよう ございますそのお昼ご飯一緒にどうかなっ て思って遊びに来ちゃいましたご迷惑でし たかあもうお昼か俺今起きたからあじゃあ 私材料持ってきたんで朝ご飯作りますよ それはありがたいな入って入ってお邪魔し ませ俺の家に女の子が来る男なら一度は 憧れるシチュエーションだけどさっきも 言ったがこの子は俺の彼女じゃないこの子 はせなちゃんは最近できたばっかりの俺の 妹だったりする話は俺が大学に進学して 少しした頃に遡る親父俺も大学に無事合格 したしそろそろ再婚しろよ何を言ってる お前が無事に大学卒業するまではいやいや いや4年間も付き合ってる彼女 ほったらかすのかよ愛そつかされるぞうん いやでもほら向こうの娘さんも再婚に賛成 してるぞ俺らが言いなら障害は何もない だろうお前なんで向こうの連絡先知ってる んだそりゃ前に会った時に連絡先交換した からないい加減観念しろよ親父そうだ なそう言ってくれるならこうして俺の父親 は再婚することになったそのことを当時は セナちゃんと喜んでいたんだよなだけどま 俺はそれを再婚直後に軽く後悔することに なった親父の再婚も見届けたし俺は そろそろ1人暮らしするようお前これから 家族4人で仲良く暮すっていうのになんで つくもしかして私たちと暮らすのが嫌とか かいや新婚でイチャイチする2人を見て られないだけ俺彼女いないし俺の言葉に 照れて両方を染めながらこの夫婦は気まず そうにするうんまあ2人は悪くないのよ ただ親のイチャイチは結構きついよこうし て俺は1人暮らしを開始した大学生活って 区切りも良かったしなつばささん行っ ちゃうんですね寂しいです ああ2人のことよろしく頼むよとそうだせ なちゃんにこれ渡しとくよこれって鍵です かうんいつでも遊びにおいでよ2人の イチャイチがきつくなった時とかさ俺の 言葉に寂しげだったせなちゃんは嬉しそう に笑ったまあ相かを渡したけどせなちゃん は相かで勝手に入ることはなく律儀に必ず チャイムを鳴らすんだよねとはいえなんだ し俺としては勝手に入ってきても構わない んだけどというかそういう シチュエーションにちょっと憧れる とりあえず米は昨日の残りがあるから何に するかな美味しい酒持ってきましたよお 醤油のタにつけてますから味も染みてて おいしいです酒いいね1人だと魚なんて めったに買わないからなそれと私卵焼き 作りますねつさん好きですよねうんせな ちゃんの作る卵焼き大好きだよ う嬉しいですエプロンをつけながらせな ちゃんは頬を染めて照れているマジで うまいんだよなせなちゃんの卵焼き甘くて 死んだお袋の味を思い出すそれにしても 可愛いよなセナちゃん俺ずっと妹欲しかっ たからシスコンになっちまいそうだよ エプロン姿似合ってるし どうしたんですかつばさんえあごめん ごめんせなちゃんのエプロン姿似合ってて 可愛いなって思ってさえか こ本当に可愛いな俺の妹絶対に男がほっ とかないよな彼氏できたら泣いちゃうかも さてじゃあご飯の支度をしようか あはいよろしくお願いしますつばささん それにしてもお兄ちゃんて呼んでくれない んだよなせなちゃん敬語だしまだいまい 距離があるっていうか兄として立派な姿を 見せればお兄ちゃんて呼んでくれるだろう か朝飯を一緒に食べた俺たちは一緒に映画 を見に来ていたご飯を作ってくれたせな ちゃんへのせめてものお礼だそれにしても 親父やっぱり母さんとイチャイチしてるん か がいいのはいいことですから2人っきりに してあげたくてつばささんのところにお 邪魔してますけどご迷惑ですいやそんな ことはないよいつでも遊びに来ていいって 言ったのは俺だしねでも彼女さんと か彼女なんていないいない言ってて悲しく なってきた彼女いないんですかいないい ないだからませちゃんみたいな妹が来て くれたら嬉しいよ 可愛い俺が可愛いって言って喜んでくれる のは素直に嬉しいなというかせなちゃんも 可愛いんだから彼氏とか男友達とかいるの かなそういうセナちゃんは彼氏とかいない の最近はよく俺のとろに遊びに来てるけど え私彼氏なんていないですよ全然持てない ですしそうなの せなちゃん可愛いから男子から人気あり そうだけど今は別にいらないですねつばさ さんと一緒にいるの楽しいですから おそう言ってもらえるなんてこれは兄とし て慕われていると言ってもいいのではない だろうかそっか俺も妹が欲しかったからせ なちゃんと遊ぶの楽しいよあ妹妹そうです ね兄弟ですもんねうん何かあったらこの兄 がいつでも相談に乗るから何でも言ってね 妹か 妹あれなんかため息疲れちゃったぞ わざわざ兄ってところを強調したんだけど まだまだお兄ちゃんとは呼んでくれないか なそそういえば何の映画が見たいどうせ ならせなちゃんの好きな映画見ようよいい んですかうん飲み物もポップもっちゃうよ この兄に任せなさい あ胸を張るんだけど兄と言うたにちょっと せなちゃんが引きつるのはなぜなんだろう かそれじゃこの映画見たいです恋愛もです けどおいいねうんそれじゃあそれ見ようか はい行きましょうつばささんと映画見るの 楽しみですそして俺たちは映画館へ行くん だけどそんを見ている人がいることにこの 時の俺は気がついていなかった何あの女あ つさん学校の帰りですかおやせなちゃん 知遇だね俺は午後から急行になったから暇 でブラブラしてたんだそうなんですか せっかくだし一緒に帰りませんか俺は構わ ないけど一緒にいるお友達はいいの キーキー言っている友達にせちゃんは何か を言ってお友達はさらにキャーキャー行っ て去っていった最近の若い子わかんないな お待たせしましたそれじゃ一緒に帰り ましょうかあうんいいのはいみんなも 頑張ってって応援してくれましたから何を よくわからないけどせなちゃんが嬉しそう だからいいかちなみにセナちゃんは家に 帰るのかと思ったらまっすぐ俺の家に遊び に来たそれは見ている人がいるとも知らず にあれ今だって俺とセナちゃんの日々は そうして穏やかに過ぎて言ったあの日まで はあれなんだろう誰か来る予定とかなかっ たはずだけどてあれドア本を見るとそこに は非常に珍しい人が立っていたつばささん どうしましたああうん昔の知り合いが来た みたいすげえ珍しい お友達ですかあうんそんなもんだ本当に 珍しいな俺が先に高校生になって2人が 別々の高校になってからは疎遠になった けど中学の時はよくつるんでたっけともっ 回チャイムが鳴ったぞはいはい今開けます よドアホで応答すればよかったのに俺は それをせずに玄関を開けたそれが場のに なるとは考えもせずよ久しぶりだな2人 ともそこにいた美少女2人は非常に不機嫌 そうな表情で俺を睨んできたなんで不機嫌 なの えっと2人ともお久しぶり霧島は中学卒業 以来かそうだねそう言うと霧島霧島瑠璃は 小さく頷いた不機嫌だけど相変わらず美人 だなこいつ確か高校入ってからモデルやり 出したんだっけか水着グラビアとかやって たもんな今もその立派な胸部を強調する ように改造制服を着こなしてるスカートも 短くて下品にならないギリギリの露出を 保っている感じだ中学の時に自慢していた 長い黒髪は顕在か染めるのは嫌いって言っ てたもんな見とれるくらいの黒神だ月宮は 俺が高校入り立ての頃は会ってたけど会う のは1年ぶり以上かですね月宮月宮カリン はぼみながら国をかげる微笑んでるけど その笑顔が怖いこいつはこいつで確か高校 生で文学系の有名な賞を取ったとかで軽く 新聞にも乗ってたっけ美人すぎる高校生 作家とかだったか確かに胸もでかいし美人 だしおっとり優しいお姉さん系だから話題 性は十分だろうなも年下だけど姉系だなっ て感じるし霧島とは対局に制服は大人しく 着こなして胸は隠しきれてないが髪も肩 までのボブカットでうっすらと茶色に染め ている2人ともどこか不機嫌だそれよりも それにしてもどうしたんだ2人が来るって 珍しいな制服のままて2人で遊んでたのか あいやカリンとは偶然そこで会っただけ そうですね私も瑠璃ちゃんと会うのは久し ぶりですからそうなのかで今日はどうした んだ久しぶりに遊ぼうって誘いかせな ちゃんいるから遊ぶならセナちゃんも一緒 にかなとか思ってたら2人はお互いの視線 を交差させて少し罰が悪そうにしていた うんどうしたえっと多分カリも同じようだ よねうん多分ぬりちゃんと一緒偶然あった のに同じよってなんだと思ったら2人は声 をはまらせた一緒にいた女の子誰一一緒に いた女の子 えっとなんか仲良さそうに映画館にいた子 はせのくせに丁寧にエスコートしてた私も されたことないのに一緒に帰っていた 女の子です瀬君の家に一緒に入って行って 2人きりで下校なんてんて羨ましいああ見 られてたのかなんだよその時に声かけて くれればいいのにでもまあいい機会だし 2人には紹介しとくよその子今家にいる からさ今家にいるのああ最近は大体一緒に 晩飯作るからそうだ晩飯食ってくか一緒に ご飯作ってるも一そりゃもううんあれなん だろうめっちゃ落ち込んでるまあいいか 2人にも俺の妹を紹介しておこうか俺の 馴染みだしきっと仲良くしてくれるだろう などうすんのさ絶対に彼女だよ彼女だよ私 がもたもたしてたからるりちゃんなんで はせ君のガードしてなかったんですかだっ てはせ高校入ってめちゃくちゃかっこよく なってるんだもんだったら私もモデルで 成功してから押し倒そうって決めてたの そういうカリンだって 私だってそうですよはせ君が高校生になっ てすごいかっこよくなったからふさわしい 女性になってめちゃくちゃにドロドロに 甘やかしてあげようって決めてたんです からおい2人ともどうし た紹介するよ俺の妹のはせせなだセナ ちゃん左の黒いのが霧島瑠璃右の茶色いの が月宮かりん2人とも俺の幼馴染みだは はい瀬せですつばささんの妹ですよろしく お願いしますい 妹つばささんすごい人たちとお友達だった んですねはすごい人だってモデルの霧島 瑠璃さんに高校生作家の月宮かりんさんっ て私でも知ってるくらいすごい人たちです よえこいつらそんなすごかったな俺には ただの幼馴染みなんだけってドヤ顔すげえ 褒められて嬉しかったのか2人ともすごい ドヤ顔してるこんなドヤ顔中学の時は見た ことないぞ霧島なんてグラビアポーズ取っ てるし何をはやせこんな可愛い妹さんいつ できたのってえ本当に妹さんなのそうだよ ね初めましてだもんねもしかしておじさん 再婚したのああうん俺が大学入ったから 親父も再婚した そっかおめでとうつうかおじさんも言って くれればいいのにおめでとうだよねつばさ 君のお家聞きに行った時に黙ってるんだ もんやっぱ俺の家教えたの親父かまあこの 2人なら別にいいけどつばささん今日の 晩御飯どうしましょうか4人分にします ああそうだねせなちゃん材料はあったよな 2人とも食べていくだろうせなちゃん つばささんおどうした2人とも私だって 名前でちゃん付けされたことないのに私 だってはせ君のこと名前で呼んだことない のに えっと晩飯どうするせっかくだけど今日は 帰るわまた連絡するID変わってないん でしょ私も今日は帰りますねはせ君2人 きりだからって変なことしちゃだめです からねおおおそっかまたな2人ともそう 言って足早に帰宅していった今思えばこの 日が俺の平穏な日常の最後の日だったのか もしれないあれまた霧島から連絡が来てる 最近多いなはやせ今日は何してた私は今日 撮影があってさ結構すごい水着とかあった から今度見せてあげよっかあ今見せて あげるね写真送るねいやいやいやいや そんな水着の写真と かて本当に水着の写真だけかよちょっと 期待した俺の男心を返せどう結構可愛い でしょあそうだ今度夏になったらプール 行こうよ妹さんも一緒にさ あいつなんかめちゃくちゃ連絡してくる ようになったなあれすみはどうしたんだ実 はもらい物のお菓子がありましてシラ ちゃんも一緒にどうかなと そっかじゃあ家に上がって行けよて最近 なんかめっちゃ来てないかしばらく会えて ませんでしたからその期間を埋めよう かなって思いましてよくわからんがまあ つうか来る度になんか持ってこなくても いいんだぞ気にしないでください私がし たいだけなのでやはやせこんなところで 奇遇だねあれ霧島宮っていうかなんでここ にちょっと知ら いやたまたま近くで撮影があってね へえちゃんと大学生してるじゃんおおい つばさなんでモデルの霧島瑠璃とそんな 気安く会話してんだよ幼馴染みだから 幼馴染み皆さんちょっとはせ借りてって いいです どうぞお前らまあいいやで何するんだよ 気分転換したくてさデートしようよはやせ お前モデルがそういう勘違いさせること いうのはよくねえぞいいから遊び行くよ はいはい はどうしましたはせ君いやちょっとバイト 先でやらかしちゃってさ落ち込むよなそう ですかそれじゃあ慰めてあげますよ私胸 大きいですからどうぞなんで心臓の音って 聞くと落ち着くんですよ豆知識ですね ああそうなのかでもほら年下に甘え るってのもちょっとじゃあ後ろから 抱きしめてあげますよいやつみそんなこと しなくても遠慮しないでくださいはさ君は もっともっと甘えていいんですよ私に もっと甘えてくださいたくさん甘やかして あげますから月宮さん もしかして俺にモテが来てるのかなどうし たんですかつばさんまそれは冗談なんだ けどさなんかここ最近霧島と月宮とやたら と連絡取り合ったりしてるからさなんか こう勘違いしそうになるよね勘違いですか ほらもしかして2人が俺のことを好きなん じゃないかってえまそんなわけないか多分 久しぶりに会ったから嬉しいんだろうな俺 も久々に会えて嬉しいしつばささんもしも そうなら嬉しいですかうーんま俺も男だし 嬉しいことは嬉しいかなそんなつばささん お2人のどちらかとお付き合いするんです かえいやそれはつばささん私から離れ ちゃうんですかもう一緒に行ってくれない んですかお休みの日に遊びに来たり一緒に お料理したり映画見たりとかしてくれない んです かスナちゃんどうしようつばささんが私 から離れちゃうどうしようどうすれば つばささん行かないで離れないで私と一緒 にずっとずっとずっとずっとちょちょっと ちょっとせなちゃん落ち着いて落ち着いて 深呼吸し てあつばささんつばささんだうん俺だよ 落ち着いたあすすいませんちょっと焦っ ちゃってごごめんなさい今日は私帰ります ねつばささんまた明日 ああうん気をつけてね去っていくセナ ちゃんのお城姿がすごく寂しそうだった けどあんなに取り乱すせなちゃん初めて見 たな俺の言葉が原因なんだったらちょっと 悪いことしちゃったかなその時俺のスマホ がなるスマホに来たメッセージは霧島と 月宮それぞれ別の連絡が来ているヤッホー はやせあんたて確か明日授業ないでしょ だったらちょっと買い物付き合ってくれ ないはやせ君またバイト先で失敗しちゃっ たんですかお菓子作ったんですけどよかっ たら食べに私の部屋に来ませんかまた いっぱい慰めてあげますよこ れって2人とも俺に行為を持って いや待てなんかおかしくないかこれなんで 霧島は明日俺の授業がないことを知って いるんだあと月宮はなんで俺がまたバイト 先で失敗したってことを知ってるんだその ことはまだ誰にも言ってないはずだぞ授業 がないのは今日提示されて俺も初めて知っ たしバイト先の失敗は昨日の話えあれそれ からも次々にメッセージが来て俺はそれを 見て呆然としてたあれどうしたの既読だ けどまだメッセージ返せてないみたいだ けど暇じゃないのかなそれとも買い物嫌 だっただったらほらはせの好きなところで いいんだよこないだ友達と言ってた ボーリングとかにするもしかして年下に 甘えるのが恥ずかしかったりしますいいん ですよ私にはいくらでも恥ずかしい姿を 見せてそれにバイトなんてしなくても私が お渡しますよこれでも割と稼いでいるん ですから瀬君の分くらい余裕ですよあそう いえばこの前撮った写真送るね可愛い でしょ今度一緒に旅行とかに行こうよ温泉 行きたいって言ってたよねいいんですよ私 にはいくらでも弱い姿を見せてください はせ君は何もしなくていいんです家にいて くれるだけでそばにいてくれるだけでいい んです次々に2人からメッセージが送られ てくる俺はそれを呆然と見ていたこ れってもしかしてヤんデレってやつなので はいやこれはメンヘラかどっちだどっちで もいいかただ分かっているのは俺は多分 やべえ女たちに好かれてい るってことだこうしている間にも メッセージは積み上がっていく少し前まで の浮かれてた自分を殴ってやりたい気分だ そしてメッセージ送り主がまた増える主は 予想通りの女の子だったさっきはごめん なさいでもつばさん約束しましたよ ねそんな約束なんてしたっけなんだか遠く にいる3人の姿が見えるようだった幻覚か なはやせもうもたもたしないよ私逃がさ ないからねはせくたくさんたくさん 甘やかしてあげますからね つさんずっとずっと一緒ですよこれは ちょっと色々と覚悟しといた方がいいかな と俺は密かに決意するのだった誰か変わっ てください失礼します先日数年務めた会社 を辞めた生活のためにと自分に嘘をついて 入社した場所だったけれど月日が流れる うちに夢を諦めきれない自分のが大きく なっていったからだ俺は昔から少しでも 宇宙に関連する仕事につきたかったいくつ も面接に落ちてここが最後の希望だった どうぞそこに座って失礼しませ え驚いた面接館の中に知っている顔があっ たから高校の時の同級生市川は地下だった どうしたのかねいえなんでもありません では面接を始めましょうかはいその間1度 も地下は俺を見ようとしなかった えっと木村君の前職は全然触手が違って いるねはい前職ではいわゆる現場監督の ような仕事をしておりましたおかげで職場 における円滑な人間関係の構築そして スケジュール管理などのかにミョンは上か もしれないけど代わりに人の顔色ばかりを 伺って自分の意見を主張できないのが欠点 ねいえそんなことはありません言うべき ことはちゃんと言いますそうかしらどうし たんだいかは君らしくない厳しい言い方を しているけれどなんでもないですそうかい あ趣味は天体観測かはい学生時代はで活動 していましたその時も部長で部員2名しか いない部活な部長ってそんなに誇れること ええ相方がとっても人付き合いの苦手な子 でして私はその子のフォローをしていたの で周りから一目置かれていましたそんなの 頼んでないじゃあもっと素直になれよ ちっとも自分の意見を言えないのは君の方 だろうはあ私はちゃんと言いましたけど嘘 つけいっつも俺の背中に隠れてばかりだっ たじゃないかその年でもうボケてんの どっちが確かに理数系の科目じゃ負けた けど暗記科目で地下に負けたことはなかっ たぞそんな昔のことを持ち出すわけいかは 彼は知り合いなのそうです高校の時のその 同級生ですそうなのかああ村君面接はもう いいですお疲れ様でした結果は後で連絡し ますからあはいその失礼しましたそこで 自分が今何をしているのかを思い出した こうして最悪な面接は終わりを告げたの だった ああやっちまっ た完全に最終面接だってこと忘れて地下と 口喧嘩してしまった約10年ぶりの再開 だったのにでもあいつ元気そうで良かった だめだろうなこれまでの中でも一番最悪な 面接だったし本命の会社だったけど諦める しかない帰りに追加の履歴書とストゼロで も買って帰るか見上げた空には一番星が 輝いていたそれは俺の手が届かないくらい 遠くにあった彼女も言ってたように地下と 俺は高校の時の同級生だったそれだけじゃ なく部活も一緒たった2人の部活動昼間は 2人で太陽の国典観察なんかをして流星軍 の極大日には自転車を公園の少ない山奥 まで走らせたISSが日本上空を通る時は 公園で時間を合わせて深夜の王だからま 想像は足やすいだろう 地下は同級生であり部活仲間であり俺の 元カノでもある最初は良かった人付き合い があまり得意ではない彼女に頼られて俺は 調子に乗っていたけれど地下は優秀で綺麗 で欠点を補ってあまりある魅力を秘めてい て主に男の同級生たちからの陰口が多く なっていってなんで木村なんかな釣り合っ てないよな そんなの俺が一番分かってるだから死亡校 を決める前に地下に別れを切り出した別れ てくれどうして同じ大学に行こうって言っ てたのに俺は情けなさで答えられなかった せめていつか彼女の隣に並び立てくらい 立派な男になれたらいいそうしたら ちゃんと謝って迎えに行こうけれど 情けない姿のまま俺は10年ぶりに地下の 前に姿を表してしまったよし行くか結局 あの面接の日に買った履歴書は無駄になっ たどういう奇跡が働いたのか俺は地下の いる第一志望だった会社から内定を頂いて いた今日からこの部署に配属されました 木村通りです知ってるよろしくお願いし ます市川さん市川さんとか呼ぶの初めて じゃないずっと下の名前で呼び捨てだった のにここでは市川さんは上司なので ネクタイも似合ってないなんでスーツな わけ今日が入社式だったからに決まってる でしょ明日からは作業技で来てね市川さん は作業技似合ってないですね動きやすけれ ばいいのよせっかく物はいいのに君は昔 からそうだったよなどの口が デートでおしゃれしてきても昨日聞いた セリフの1つも言えなかった男が言った だろ言ってない言った言ってないうん今日 も仲が良さそうで何よりだ社長どうして 通りじゃなかった木村君が私の部下なん ですかダメだったかないやダめってことは ないですけど市川は優だけどあまりにを 見せたがらないし仕事を自分だけで回そう とするよねだってそれは私ならできますし うん生路優秀だとそれで回してしまえる 案件も多いけどね市川人1人の力なんて高 が知れてるよだから僕らは家族だったり 友達だったり恋人だったり会社だったりと コミュニティを形成して手の届かない てるんだ君も誰かにもっと頼れるように ならないとそれが木村君だと一川が感情を 荒にする人は珍しいからよろしくね木村君 は面接でそこが長所だと言っていただろう 期待してるから頑張りますん頑張って社長 いい人だなえそうよそれにしてもなんて いぶりだよ言葉遣い元に戻ってる戻し ましょうか市川さん鳥肌が立つから前と 同じでいいちか次の打ち合わせの資料作っ ておいたからもう確認してるあれでいい じゃあ先方にメールを送っておくなてあれ おい打ち合わせの日程変更になってるんだ けどそうよいやそうよじゃねえんだわ言っ てそういうことはちゃんと言ってでもそれ 私しか出席しないやつだし本当そういう ところよそんなずさんなほれ草でこれまで よく仕事してこれたな私だって必要な時は ちゃんとするしできてないから相当周りの 人にフォローしてもらってるからな う打ち合わせちゃんとしてこいよ分かっ てる本当かなついて行ってやろうか 大丈夫だってもう何度も言ってるとこよ すごいね市川さんが押されてる木村君が 入ってから仕事やりやすくなって助かった それあの市川さんがちゃんと コミュニケーション取ろうとしてくるんだ もんねえとりなんだよこれどう思う説明が 読みにくいこことここが特に分かりづらい からイラスト入れて補足してなるほど 仕事は案外順調でそして楽しかった少し だけ高校の時の部活動を思い出したりもし たでは木村通り君の歓迎会を始めます乾杯 乾杯乾杯ねえ木村君て市川さんと同級生 だったって本当ああ本当っす高校時代の 市川さんってどんなだったの写真残って ますよ見ますかは見たい見たい うわあ市川さんてば可愛いこの時は部活の 合宿で海だよねここ水着の写真はないの ないですよつか天文部の活動は夜が基本 じゃないですか昼間は寝てましたもちろん 嘘であるさすがに水着の写真は見せられ ないちょっとなんでそんなの残してるのよ あ一川さんが慌ててる珍しいいいから消し て ねえもっと昔の話聞かせてよいいっすよ だめ通りはこっちに来なさいあれ嫉妬です かそんなんじゃないからただ昔のことを 話されたくないだけねえ本当に水着の写真 残ってないのさてなあその様子だとまだ 残してあるんじゃないそっちこそ俺の写真 残してないだろうな消してるその間は嘘だ な嘘じゃないしでもまさか通りとこんな風 にお酒を飲める時が来るなんてねそうだな 偶然って恐ろしいよなこれって偶然なのか な えなんでもないにしても地は酒が強かった んだなまあねこれくらい余裕すよ本当に顔 変わってないから気づかなかったけど酔っ てない酔ってなんかないですあだめだ酒 ストップ水のめ水気づいた時には手遅れ だったくてっと倒れてしまった地下をオブ してしばらく歩いているとあれ何してんの お前が命令したんだろ音部して連れて帰れ って一応俺今日の主役なんだけどでも言う こと聞いてくれる 一応上司だからなそれだけそういう地下の 声は余ったかったアルコール以外の何かの 匂いがしたけど俺は気づかないふりをする うわ酒 くせえこいつ最悪だあそこのバス停までで いいよちゃんと送っていくぞ酒に酔ってる 女のアパートまで行って何する つもり子相手にそんな時ねえよ元かの相手 ならなおねえわありがとうどういたしまし て帰んないの一応バスが来るまで待って やるしかも女だからな夜に1人残すのも 悪いだろ へえ優しいんだ通り大人になったね おちゃんと女の子の扱いが上手になった今 付き合ってる人はいるの いやそっちはモテるのはモテるんだけどね つまりいないんだな高校生の時に付き合っ てた人がいてさうんいきなり振られたの うんわけわかんなくてさどこがダメだった のかなってたくさん考えて考えて考えてで もわかんなくって考えすぎて疲れちゃった うんだからもう男の子はいいかなってそっ か今なら教えてもらえる別れた理由 うんもう忘れちまったよそっかやがてバス が見えてきたじゃあ帰る気をつけてなうん 今日はありがとうね別れたり言ね今更 言えるわけない地下の隣にいる自信が なかったなんてだせえなあの頃に比べて 成長しているはずなのに今でもその自信は ないままだったその日珍しいことが起きた 社長室に呼ばれて帰ってきた地下の様子が おかしかったのだ目はうつで顔色は悪くて どうしたんだうんなんでもない 嘘つけ本当なんでもないから結局地下は口 をつんだままだった拉致が開かないから 直接社長に聞きに行ったすみません市川 さんの様子がおかしいのですが何かあった のでしょうかああうん取引が1つダメに なってねどうして彼女に任せてた案件なの だけれどこの前の打ち合わせの後からどう にも先方と話が噛み合っていなくて市川の 言文と向こうの言文が食い違っているんだ けど基本的に彼女は1人で動いていたから 確認のしよがないそんな多分相手の勘違い だと思うんだけどね前にも似たようなこと があったしでもそれで取引がなくなったの は事実だから何か罰があ るってことですかそんなの与えなくても あの子は勝手に落ち込むでしょうだから 木村ここが君の腕の見所だよ昼休みになっ ても鹿は仕事を休もうとしなかった鹿休み 時間だぞ知ってるけどけどじゃない しっかり休まないとパフォーマンスが 落ちるだけだからほら休憩無理やり地下の パソコンを操作してデータを保存した そして電源を落としてしまうちょっと何 するのよ虫食いに行こうぜ え奢ってやるねなんで昼から焼肉なのよ 大抵のことは肉を食えばまあいいかって なれ匂いつくし最悪なんだけど昼に焼肉 食う元気があるって分かれば周りも安心 するだろみんな口に出さないだけで心配し てたぞそれに俺も同じ匂いつけてるから 同罪だほれこれもういい ぞなんだよ食べないのか食べるけどどうだ この肉おいしいならよかったうん何があっ たのかは社長に聞いたそうその上でお前が さっきまで作ってた資料を見たまた1人で 行くつもりだろだって私のミスだしそうだ なだから私が1人で返さなくちゃいけない のそれは違うんじゃないか何のための仲間 だよ頼れよ1人でできることとできない ことがあるって前に社長も言ってただろう だってだってじゃない次は俺もついて行く からななんでお前はそうなんだそんなの 通りのせいじゃないは俺のせいそうよ高校 時代私は通りにだけは甘えてたでも話した し頼ったでも急にいなくなったねその時私 がどれだけ悲しかったか分かるどれだけ 困ったか分かるもうあんな思いをしたく ないの私はだから1人で生きていくことに した言われて気づいた偉そうなことを言っ たくせになんだかんだ地は1人で大丈夫だ と思っていたことに俺なんていなくても 地下は大丈夫だと思っていて 周りの奴らと同じように俺はこいつを特別 死していてずっと一緒にいたから俺だけは 知っていたはずなのに地下の弱いところ 悪いところ俺と同い年の女の子だったって こと全然特別な女の子なんかじゃないって こと悪かったよ何がお前を1人にさせた けどこれからは違うから何があっても1人 にさせない俺が隣にいるだから俺に チャンスをくれないか本気で言ってる もちろんだから頼ってくれ俺をみんなを もう勝手にいなくならないああ約束する ならいい信じてあげるあともう1つ何でも 言ってくれすると地下はいたずらに笑い このシャトブリアン頼んでいいダメとは 言えなかったそれからもいろんなことが あったうまくいったこともあったし行か なかったこともあったそんな中で2人で 相談して作成した授業が機動に乗り始めた しかもそれはなんと新開発中の宇宙船の 材料に使われるらしいやったなうん夢 ようやく叶いそうねう高校生の時いつか 2人で作ったものを宇宙に飛ばしたいねっ て話してたああそうだったないつかそう いつかちゃんと夢を叶えられる男になっ たら少し前の俺はそう思っていたけど今は 何だっていい情けなくてもそばにいてやれ ば助けてやれるそれだけでいいって気づい たんだやっぱり通りとこの会社で再開した のは偶然なんかじゃなかっただねどういう ことだ同じ夢を抱いてたこと覚えてたん でしょ高校生の私たちが同じ夢を抱いてい たから忘れなかったから今の私たちに続い ていたのそういうのなんて呼ぶか知ってる 教えてくれるか運命って呼ぶんだってさ さあここからがまた大変だぞ分かってるで も大丈夫よそうかうん だって私はもう1人じゃないものずっと ずっと一緒にいてね任せておけ信じてね かつてずっとずっと遠くにあった星の輝き にほんの少しだけ近づけた気がした石倉宗 君私とお付き合いをする気はない赤色の空 に彩られた放課後俺石倉宗は告白の定番 スポットでもある体育村でそんな風に告白 をされていた俺は正直それなりにモテる方 ではあるし同じように告白されたことは何 度かあるけれど今回は告白をしてきた 女の子が問題だったかぎ舞彼女は秘密裏に 男子諸君が集計した学内女子ランキング なるもので堂々のトップに君臨している モデル顔負けのスレンダーなスタイルで 成績も常に1位を取っていて運動神経も 抜群という漫画の世界から飛び出してきた みたいな存在だあまりのハイスペックぶり から完璧超人とまで呼ばれたりもするカギ だがその実つんとした態度の目立つここの 存在であまり友人と関わっている姿は見 ないきっと学外に恋人がいるからだろう そんな噂話が真実を帯びるくらいのある種 高校性離れした美貌を持つだが今なんて 言った俺の耳がおかしくなければ私とお 付き合いする気はないて言ったよなさすが にこんなに可愛い女の子の言葉を聞き 間違えるわけないかそれはそれで冗談じゃ ないななんたって相手はあのかぎ前だ とてもじゃないけどちょっとモテるかな くらいの俺が相手にされるわけがない つまりこの告白は何かしらの情あってが俺 についた嘘それなら学校一の美少女に告白 されるなんて耳を疑うような現実も真実み を帯びるというものだ石倉君もしかして私 の声が聞こえていないのかしらえああいや ちょっと驚きすぎて何も言えなかっただけ かぎさんに告白されるなんて多分この学校 の全男子が妄想しているシチュエーション 第3位には確実に入るねそうあれもしかし なくても俺選択肢間違えたあの表情は絶対 引いてるじゃんま惹かれてるのは俺だけ じゃなく全男子だからダメージも当分で 痛くはいやそこそこ痛いや全く関係ない けどカギのこういう表情はそういった趣味 思考の方々にとても人気らしいうちの学校 この年から随分と性癖が発達しております ね 俺はMじゃないから分からないけどま下手 したら扉が開きそうだなって感覚は ちょっと分かる男は潜在的に誰もが変態 紳士としての才能を持ち合わせている俺は そう思うねそれよりも石倉君どうかしら私 と付き合ってもらえないいいよ別にもしも 石倉君がお友達から始めたいというなら それでも構わないと思っって今いいよって 言った言ったね男に二言はないわよねない ない絶対ない俺が彼女に隠れて浮気する 確率くらいありえないねつまりはゼという ことだ俺は誠実な男だからね決して過去に 二股が彼女にバレて刺されかけたとかそう いう経験は一切ないよというかカさんが 彼女になったのに浮気してたら学校の男子 から刺されかねない俺がいなくなっても かぎさんの気持ちが君たちに向くわけじゃ ないのにねいやあのはいごめんなさい調子 に乗りました俺だって浮かれてんだよ悪い かぶっちゃけカギさんの容姿は俺の好みド ストライクだったりする風になく長い黒髪 に制服越しにも伺えるしなやかな シルエット何があっても崩れない人形 みたいに整ったすまし顔 こういう正当派美少女っていうのかなそう いうのに俺は弱い多分昔見たアニメとかの 影響だと思うんだけど具体的にどうして それが好きなのかと問われると言葉に 詰まる性癖ってそういうものじゃない じゃん魂の発露なんだよこれはとまそう いう理由があるだけにかぎさんの告白が嘘 でも罰ゲームでも望むところだったこんな チャンス逃すてはないし何より乗ってみる のも面白そうだと思っただって合法的に こんな美少女の恋人面ができるんだよ大人 になったらお金払わないとできないことだ よよかったえ何か言ったなんでもないわ じゃあたった今から私と宗谷君は恋人よ俺 もついに彼女持ちかんそや君恋人なんだ から名前でって呼ぶのが自然でしょそや君 も私のことはまいって呼んでかぎさん なんて呼ばれたら拗ねてしまうかもそれは それで見てみたい気もするけどそうさせて もらおうかなまいさんまいでいいわさ なんてよそよそしいものつけないでそう ならまいうわ何これうまく言えないけど 絶妙に恥ずかしい俺の声 大丈夫少しは自信を持ちなさいよむしろ私 は宗也君一緒に帰りましょう秋になって 暗くなるのも早くなってきたからね女性を エスコートするのができる男の役目って ものさじゃあ手を握っていてはぐれない ようにねいいのいいのよじゃあ遠慮なくで これが女の子の手なのか 俺の手より一回り小さな前の手は柔らかい し指も細いしほんのり冷たくて心地いい 心なしかいい匂いもこれはちょっとキモい かてか俺手汗大丈夫かな繋いでる間に びちょびちょになってたらどうしようそう ややたら可愛い女の子が迎えに来てるわよ はいえ女の子が俺を迎えに俺にそんな仲の いい女の子は まさかそうや迎えに来たわ一緒に学校行き ましょうそれはいいんだけどなんでマは俺 の家を知ってるんだ他の人に聞いたのよ俺 の個人情報よりもマからの尋ねことの方が 大事らしい一緒に行くのはいいんだけど 準備まだだから少し待ってもらっていい いつまでも待ってるわ目が冗談の目じゃ ないんですけどうひゃあめっちゃ見られ てる見られてるのは俺じゃなくてマイか いつものことねもう慣れてしまったわ 人気者は大変だなもしマと一緒にいるのが 偶然じゃなく恋人になったからだって知ら れたらいいじゃないどうせ私から言う つもりだったし えマは俺に宣言した通り校内で俺と 付き合った話を広め始めた男子諸君は血の 涙を流しながらに熱すぎるラブコールを 送ってくる始末なのに対して女子たちは 驚きながらも露骨に安心したような雰囲気 があったもしもマが自分が好きな人を好き だったらみたいな懸念が払拭されたから だろう俺と付き合ったという報告で がっくりと肩を落としている女の子の姿を 見なかったのはいいのか悪いのか判断し かねるところではあるそうやお前も住に 置けねえないつの間にかぎさんと仲良く なったんだよそれが全く心当たりがないん だよな逆に俺が知りたいところだなこと 言って裏では着実に学校1の美少女を 落としていたとなんかコツでもあんのこう 鉄壁の要塞すら攻め落とす魔法の言葉 みたいなやつがさそんなものがあったら 世の中の男はみんな彼女持ちだと思わない かそや君うおびっくりしたどうしたの 今日のお昼は空いているかしら開いてる けどなら一緒にご飯を食べましょう私たち 恋人なんだからやけに恋人の部分を強調し て言うと教室中から嫉妬の視線と黄色い声 が巻き起こったこれもアピールのうちと いうことか嘘告白なのを明かした時に俺が よりダメージを受けるようにてことあの前 がそんなことをするよには見えないんだ けどなやっぱり罰ゲーム的な何かで俺に 告白した線が濃厚かなまこの期間は俺も ノリノリで付き合うけどねもちろんいいよ どこで食べるの授業が終わったら迎えに 来るわああ俺弁当あるけどまいわいつも 食堂で食べているわ オ早速見せつけてくれるじゃんおいね俺 よりもりののがアップしてないか今にも 嫉妬で襲いかかってきそうな奴が何人も いるぞそりゃそうだろう誰のものにもなら なかった学校1の美少女をかっさらって いったんだからな当分は諦めなだよな なんか1人でいたら拉られて尋問とかされ そうなるべく一緒にいてくれないおいおい 超美人の彼女がいるのに俺に浮きかよ大胆 なやつめ普通にキモいからやめろいただき ます や君のお弁当はお母様が作っているのそう だね仕事で作れない時は食道で食べてるだ からそれなりの頻度で食堂を使うけど なんかこの辺人少なくない私はずっと食堂 ね安くておいしいしメニューも日替わりだ から飽きないわ確かにでもちょっと意外 だったかも前は美容とかすごい気を使って そうだから健康重視のお弁当とかなのかと 思ってた角にこだわってはいないだけよ 適度に運動はしているからそれで消化 できるくらいのカロリーしか取っていない だけへえすごいね俺は怠け者だから運動 始めても3日と持たないだろうし峠校で 歩くのも立派な運動よそれもそっかそうだ 母さんの卵焼き食べてみる甘めの味付けだ から好みがあると思うけど そうねもらってもいいかしらどうぞどうぞ 弁当箱を差し出すと前の箸が綺麗な卵焼き をつまんで優しい味ね甘くてふわふわで すごく美味しいわでしょ俺も時々作って みるんだけどなかなかうまく作れなくてさ 大体ちょっと焦げ目がついちゃうんだよね 砂糖を入れると焦げやすくなるんだった かしらそういや母は偉大だねそや君卵焼き をもらってしまったから私の唐揚げも あげるわいいの正直私の一食としては少し 多いのよ気にしないでそういうことならあ ちょっと待ってん私が食べさせてあげるわ 口元に差し出される唐揚げしかもそれを つまんでいるのは前の 箸キスとあーんを付き合って2日目でやば 周りからめちゃくちゃ見られてるそりゃ そうか前にこんなことされるとか千望の的 でしかないよな前じゃなくても女の子に あーんされるのは世の中の男が理想とする シチュエーションの1つかでもさ学校で これをやるのはもう周知プレイみたいな ものじゃないや君食べないの古典と首を かげる舞可愛いこんなに可愛い彼女の頼み を断れる男がいるだろうかいやいないうん うまいやっぱり学食ってうまいよな時々 チャレンジ精神に溢れるメニューが出て くることもあるけど唐揚げはどうやっても 外れない本当にしてしまったわどうしたの 顔赤いけどなんでもないわこれはもしかし なくてもごまかしてますね理由は分かっ てるけどにしないのがいい男かそれからも マとのお付き合いは続きなんと一月立った なんでマは罰ゲームとかで俺に嘘の告白を したんじゃないの本気で分からなくなって しまった何せマはいついかなる時も俺の 恋人として振る舞っていたそれが逆に疑い を深めてしまうほどにわからんなもう本人 に聞いてみるか答えてくれるかは正直 わからないでももう1ヶ月だ罰ゲームの 期間としては長すぎるしこれ以上続けたら 俺の方が本気になってしまう付き合う前 まではタイプだけど恋人にとは考えられ ないほど遠い存在だったしかし事情はどう あれ恋人として近くにいすぎたからかもし かしてワンチャンあるのではと思い始めて いる自分がいるああだめだだめだ考えても ラチがあかん明日聞いてみよう大事な話が があるとか言って切り出したらいいのか なんかそれだと別れ話みたいじゃないいや まあそうなる可能性の方が高いんだけどさ それで私にしたい話って何かしら結局俺は ひねりもなく放課後の空教室に呼んで話を することにしたあのさマイ俺に何か隠し てることとか ない前が息を飲むこの反応 やっぱり正解だったかなんで1ヶ月も 付き合い続けたのかわからないけど前は俺 のことが別に好きじゃないんだろうえあれ この反応俺もしかして間違えたいや嘘告白 だったんでしょは私は本気よ顔ちまつ毛長 俺の彼女顔良すぎ冗談なんてかけらもない 私は宗也君のことが好きよ小学生の頃から ね小学生なんで ああやっぱり覚えていなかったのね顔を 合わせて名前を聞いても気づいたそぶりが なかったから疑ってはいたけれど少しだけ 悲しいわ俺は小学生の頃にマと面識があっ た ママまい ああまさかあの引っ込み事案で無口で4年 生の時にしたその前よやっと思い出して くれたのねうわやば美人の笑顔破壊力が高 すぎる小学生の私はや君が言ったような パっとしない女の子だったわだからか色々 直会をかけられていてそんな私を宗也君が 助けてくれたそうだったか悪いさすがに 記憶が曖昧で詳しくは覚えてない なはを助けることを特別とは思っていない のねけれど私にとってはすごく特別な 出来事だったの初恋を自覚してしまう くらいにはねなるほど つまり俺は小学生の頃に舞を助けたことが あってそれで舞衣は俺に初恋をして今に 至るとこれなんてラブコメ俺が主人公なの ヒロイン死ぬほど可愛いけど恋する乙女は 可愛くなるっていくらなんでも可愛くなり すぎだろうこれが私の隠し事よまさか一斉 1代の告白が嘘だと思われていたことには 少々いいえかなりのショックを受けている ところだけれどえっとあのそれについては 大変申し訳なくたださ学校一の美少女が まさか本気で俺のことを好きとか思わない でしょ好きなんだからしょうがないじゃ ない私は転校してからや君に好きになって もらえるように可愛くなろうと決意したの ふむ体型の維持も肌や髪の手入れも勉強も スポーツもいつか再開できるかも知れない 宗也君を思えば苦しくなかったむしろ成長 した私を早く見て欲しいってずっと思って たマが完璧超人に育ったのは俺がいた からってこ私が宗谷君の存在に気づいたの は入学式の日よ名前でもしかしたらと思っ て顔を見て確信した全然変わってなかった からすぐ気づいたわえ俺って小学生の頃 から成長してないのおかげがあるって言い たいの特に目尻の雰囲気がそのままね それってやっぱり子供のままってことでは まあ男子なんて考えてることが小学生から ほとんど変わんないしなそれからは話す 機会を伺ってこのままじゃいつまで経って も言えないと思ったから私はあの日勇気を 振り絞って宗也君に告白をしたのまさか 本気で学校一の美少女が俺に告白していた とはな他人事みたいに言わないで宗也君が 私と付き合ってくれるって言ってくれて 本当は飛び跳ねたくなるくらい嬉しかった んだから 手をついでる間も心臓がうるさくて夜も 全然眠れなかったのでも寝不足の私を宗谷 君に見せたくなくて次の日の朝は念入りに 見しなみを整えて小学校の頃の記憶を頼り に宗谷君の家に行ったのだから俺の家を 知ってたのか唐揚げを食べさせるのも関節 キスも本当はすごく恥ずかしかったんだ からね何とも思っていないと思われていた なんて侵害だわいつ気づいてくれるのか なってやきもきしてたのよ昔のことだし そんなど偉い美人とドイ人物とか気づける わけ 美人や君が私のこと美人ってそんな喜ぶ こと言われ慣れてるでしょ好きな人に言わ れるのは特別よいくらんでもすぎる学校で はクールで冷たい感じなのにこんな恋する 乙女そのものみたいな顔もするとか反則で はなんかすっごいドキドキしてきたもしか してこれが恋私の告白も気持ちも嘘じゃ ないわだけど改めて言わせてはい私は宗也 君のことが好きよ大好きよ私と付き合って くれる あの日マからの告白を受けたのは嘘だと 疑いながらも面白そうだと思ったからだ 全然本気だとは思っていなかったけれど 舞衣と一緒にいるようになって俺の気持ち も変わってきた舞衣は才能だけの完璧超人 なんかじゃなくて努力を惜しまず続け られるけなげで自己表現が苦手な女の子 しかも努力は全部俺のためそんなの好きに ならないはずがないこんな美人の彼氏に なれるなんて光栄だね嬉しすぎて 飛び上がりそう私もよ2人で一緒に飛んで みる青春の1ページって感じだなこうして 俺はマとちゃんと付き合うことになった嘘 だと思っていた告白が本当だなんて人生何 があるかわからないなでも宗君が誰にも 取られなくて本当に良かったわ結構持て るって話を聞いて 告白されているところを見たこともあった から全部断ってたけどねモテはするんだ けど俺の方がどうにも本気で向き合え なかったからさ私のことは本気だと思って いいの誰かさんに本気にさせられたからな まだまだこんなものじゃないんだから え7年分の思いが1ヶ月で伝えられるわけ ないじゃないこれからもっと私に夢中にさ せるわ私以外の女の子が目に映らない くらいね可愛いだけじゃなくかっこいいと か最強じゃないまあめちゃくちゃ顔は赤く なってるけどまいい何恥ずかしがってる顔 もすげえ可愛い顔が赤いのは夕日のせいよ カギさんと付き合い始めて1ヶ月過ぎた だろどれくらい進展したのさうんやっと スタートラインに立ったって感じかなん じゃそりゃ宗谷君今日も一緒に帰り ましょう迎えにこさせちゃったかすまん すまんじゃそういうことだからすっかり リア充の顔じゃねえかよなんだか不思議な 気分夢にまで見た初恋の相手と本当に 付き合えているなんて俺もだけど現実なん だよなそうねこの手の温かさは夢じゃない ね 今度の週末どこかお出かけしない2人で デートってことそうねもちろんいいけど俺 の方から誘うべきだった気にしないで私が や君と一緒にいたいだけだから俺の彼女 可愛すぎないかその結婚ちょっと待て結婚 式上に似つかわしくない声が突会場内に 響き渡るアをな勢いで突然入ってきた男に は見覚えがなかった誰だこの人ケト来て くれたのねえちょくみさん現在嬉しそうに 男に駆け寄ったのは俺一条レジと式をあげ ていた今よくみさんだ俺の花嫁だよな 当たり前じゃないか君を迎えに来たんだ 嬉しい あのくみさんなんで嬉しいとか言ってるん だあれ結婚式はごめんレンジ君私結婚する のやめるねはい私彼と結婚することにした の は悪いなお前いやいやごめんとか悪いとか そういう話じゃないんだけど分かってるよ ねこれ結婚式なんだよでもまだ誓のキスは してないし結婚式も終わってないから何も 問題はないわよねいや問題ありすぎでしょ へ細かい男だなだから黒みに捨てられるん だ よさあんなダサい男は放っておいて行こう かそうだねさよならレンジ君もう会うこと はないよちょ待ってよそう呼び止めるもの 2人はは出ていってしまった一体何がどう なっているのか俺は理解が全然追いつか なかった災なだっったわねあの後会場は 当然のように大騒ぎだった両親は怒り狂っ て相手の親に怒鳴るし相手の親は平謝りだ し会社の上司や友人たちは困惑しながら話 をしていたりスマホで何やら一生懸命書い ていた多分このことは他の知りに共有され ただけでなくSNSにも書き込まれたこと だろうなんならテレビ局から取材の連絡 まで来たほどだそんな中彼女幼馴染みの ミウに誘われ俺はやけ酒をしに来ていた ありえなさすぎるだろなんだよあれあんな の物語の世界だけだと思ってたよ現実の方 がよっぽど理解できないことをする人間は 多いわほら物語だと一般人が読んだ時に こんな人間いないだろって突っ込まれない ようにしないといけないし実際は普通の人 が理解できないレベルでおかしいことを する人結構いるのにね詳しいんだねほら私 小説家だしそういえばそうだったね高校生 の時にデビューして確か今は小説だけで全 シリーズの累計部数が300万部を超えた んだったかコミカライズを合わせた シリーズ累計なんて数千万部レベルだ そんなに人気なのだから当然アニメや ドラマどころか映画にすらなっている作品 もあるうんとんでもない人気作家だな本当 私には興味がないわよねいやそういうわけ じゃないけど進学先も就職先も私に相談も なしに勝手に決めるしそれまだ根に持って たのか一生寝に持つわだってみゆ忙しそう だったしデビューしたばかりの頃はミーは 夜遅くまで起きて小説を書いていた学校の 勉強との両立はきつかったんだろうそして デビュー作がま琢に人気になったことで 学校では彼女の周りに取巻きができていた もも可愛いということで人気が高かったの だしそれは当然のことなのだ おかげで俺はミと話す機会を失っていたま 就職に関しては大学が別だったんだから とやかく言われる必要はないと思うけど あらそちらでの推し問答がお望みなら いくらでも付き合ってあげるけどえ遠慮し ておきますみゆの目がきらんと光った気が したし俺は全力で拒絶しておいた彼女と 言い合いをして勝てるはずがなくに言い まされるのが落ちだ話を戻すけど今回の ことはむしろ良かったと思うべきね結婚式 上であんなことをしでかす人だもの絶対 結婚してから浮気したと思うわそれはそう だろうねというか婚約者にまでなっていた のに浮気をしていたんだろうバ位置になら なかっただけ良かったと考えるべきかねえ ショックそりゃショックだよ 傷ついと当然でしょじゃあ私が癒して あげよっかうんえ今なんて言った頭が回っ てなくて適当に頷いたのだけどなんか とんでもないことを言われた気がした 幼馴染みのよしみで養ってあげる私のお家 においでよ酔ってる残念これノー アルコール ですでそんなことを言ってるのが驚きだよ アルコールが入ってなくても匂いや空気で 酔ってるんじゃないのかどう悪い話どころ かいい話じゃない家賃や水行熱費は もちろん食費だっって出してあげるわよ いやさすがにそんなひ生活はできないよて か今日まで婚約者がいた男なんてミだって 嫌でしょうんごちゃごちゃ細かいことは いいの私と一緒に生活できて嬉しいの 嬉しくない [音楽] の嬉しいそうそうよねこんな可愛くてお 金持ちな女の子と一緒に暮らせて嬉しく ないわけがないわよ ねうを言わさぬ雰囲気に俺は体が無意識に 頷いていたそうよかったそれじゃあ明日は 日曜日だし早速荷物まとめててね生活羊品 だけ持ってきてあは今度でいいからはい マスターお会計お願いしますははいこうし てなぜか俺はみゆの家で暮らすことになっ てしまったまさか明日をまたずしてミの家 に来ることになるなんてバを後にしてから 俺は自分の家に帰ったのだけどなぜかミが ついてきており荷物をまとめさせられた そしてこうして彼女の家に連れて来られた のだ何事も早い方がいいのよ日曜云々は何 だったのだろうかま反論するだけ無駄なの だけどそれにしても結構普通のところに 住んでるんだねてっきり豪邸にでも住ん でるのかと思ってたよ豪邸を買ったところ で部屋がたくさん余るだけだし セキュリティがしっかりしていれば普通の 部屋で十分よよ相変わらずしっかりしてる なそれで俺はどこの部屋を使ったらいいの 部屋はリビングと私の寝室しかないわよえ リビングは好きに使ってくれたらいいけど 寝る時は私の寝室ねな何考えてるの平気よ 昔はよく一緒に寝た中じゃない保育園の時 の話でしょ俺たちお互い成人してるんだよ 一緒よ 一体何が一緒なのか全然違うと思う今の俺 たちは子供だって作れる年齢なのにミーは 危機管理能力が低すぎなんじゃないだろう かお風呂上がったわレンジも入ってき なさいああうん えっと本当に一緒に寝ていいのしつこいわ ねむしろリビングで寝るなんて許さない から寝るのは寝室って決まっているのよ それはケースバイケースな気がするけどミ は一度言い出したら聞かないしな彼女が できてから疎遠になっていたけど思えば昔 はこんな風に結構振り回されていた別に嫌 だったわけじゃないけど上がったよ風呂水 抜いてシャワーはかけておいたからって あれ俺の布団は邪魔だからしまっちゃった わしまった寝る時必要なのにこのベッド なら2人で寝られるから必要ないでしょな だってもしかしなくてもミウは俺と一緒に 寝るつもりなのか同じベッドで襲われると かそういう危機感が本当にないのか洗濯機 回してくるわ先に寝るならベッドに入って てくれていい からほ本気だミのやつ本気で言ってる 付き合いが長いから分かるミーは決して 冗談で言っているわけじゃないあとなんか 鼻歌が聞こえてきたそれからもみみみゆ さん一体何をして私抱き枕がないと眠れ ないのよね初耳なんだけどてかこの部屋元 から抱き枕ってなかったよね細かいこと気 にし [音楽] ないミウは一体どうしたのか なんだか彼女らしくない昔の彼女はもっと クールでそっけなかったもしかして俺を 励まそうと無理しているのだろうか ミいきなりこっち向いたらびっくりする じゃないごめん無理してくれなくていいん だ よ何それもう知らない え何か怒らせること言った知らないレンジ のバカ一体何が気に入らなかったのかみゆ は怒ってしまいそれから一言も口を聞いて くれなかった翌日うん朝か休日ということ で俺はアラームをかけておらずミウも アラームをかけていなかったようだだから 自然に目が覚めたのだけどミウまた 抱きついてきてる本当に抱き枕がないと寝 られなかったのかなとりあえずこのまま 起こすのもかわいそうなので俺はじっとし ておくことにしたするとレンジの 僕なんであんなのを選んだのよ あ私がいるじゃ ないなのになん で ミ寝てる今のは寝言う もしかしてミは俺のこと を設定してなかったんじゃなくただ時間が 来てなかっただけかミウのスマホからなる アラームを急いで止めるも のミは目を覚ましてしまっ た何してんのよ猫みを襲おうとしたのち 違うよアラームでびっくりしただけだって 本当かしら本当だっって手を出す気がある なら朝じゃなくて夜に手を出してる [音楽] よそれはそうだけどなんか私に魅力がな いって言われているようで むかつく誰も言ってないよね手を出してな いってことはそういうことじゃない俺の 理性が勝ったと思ってくれないか なレンジのそういうところ昔から良くない と思うなんで我慢して文句を言われないと ダメなんだ私の覚悟を返してほしい あな何よおそらくミウは出現した自覚が ないのだろう俺もミウの寝言がなかったら 気づかなかったかもしれないミウデートし て みる すれ俺の勘違いじゃないか反応を見ようと したのだけど思った以上に食いついてきた てっきり恥ずかしがって怒るかと思ったの にレンジからそんなこと言ってくるなんて 夢みたいこれ夢じゃないわよねおうん さっき起きたばかりだしねそっかそっか ミウそんなに俺のことを正直ミウのことは 可愛いとは思っていたけれど次元が違い すぎて手の届かない存在だと思っていた それなのにこんな可愛らしい表情を見せ られたら誰だって心を奪われるもの だ顔とか洗ったら朝ご飯作るわねちょっと 待っててうんありがとうなんだこんな近く に幸せは転がっていたのかどうして俺は もっと周りを見なかったんだろうこうして 朝ご飯を食べてからはデートに出かける ことになった俺たちミの希望で遊園地に 遊びに来たうう腕組むのは恥ずかしくない かないいのよデートなんでしょこれくらい しないとまあミウが嬉しそうならそれで いいのかそうして遊園地を回って楽しんで いるとあ俺を不幸のドン底に落としてくれ た2人に待ち合わせしたなんでこんな ところで会うのかくそせっかくいい気分 だったのに嫌なことを思い出しちゃった あらもう他の子に手を出したの よかった私とのこと引きずられてたらどう しようかなって思ってた からなんですってあな何よ結婚式の時から 常識ないと思ってたけどよくあんなひどい ことをしてそんな笑顔でレンジに話しかけ られるわね別にいいでしょ私の人生だし 結婚する気なかったのにレンジ君が結婚し たいって言うから仕方なくしてあげようと しただけだもん よく分かったわやっぱりあんたみたいな クズ女レンジにはふさわしくない クオレジにした仕打ち私が返してあげる わどうするっていうのどうせ何もできない でしょ今さんの名前や住所とか実家とか 全て知ってるのよねねなんで普通に調べれ ば簡単に分かることよそれに私お金から 探偵やって徹底的にあなたのこと調べ上げ てるから例えば高校時代モテていた先輩を 他の女子から奪うために嘘の情報を不調し たとか気に入らない女子のものを隠して 遊んでいたとか嘘なんでそんな昔のことを それ認めているようなものねちなみに あなたもよ橋君あれゴミをレから奪って くれたことは感謝するけどレンジを傷つけ たことは別よあなた今ごましてるわよね すごいわどうやったらそんなに彼女が できるのかしらちょっとケト君一体どう いうことようししし知らないあの女がつい た嘘に決ってるだろじゃあどうしてそんな に動揺しているのよ私だけ愛してくれ るって言葉は嘘だったのねもう放っておき ましょあとはは勝手に終わるわ本当に探偵 なんて雇っていたのまあねどう見ても気な くさい相手だったしじゃあどうして教えて くれなかったの私が言ったところで結婚 まで決めてる相手のことをレンジは疑えの それは無理かもしれないねでしょ結婚式に 向けて何か動いてるのも分かったから放っ ておくことにしたの確かにそれでレンジを 傷つけてたけど先に教えても結局同じだっ たと思うわだからその分これからは私が 養ってあげるそれじゃあ だめみゆうんすごく嬉しいよありがとうミ これからもよろしくね あうんその後俺たちはすっきりとした気分 で遊園地を堪能したアトラクションに乗っ ているとみたちの怒鳴り声がしていた 最後には喧嘩別れしたようだま自自得だと 思うので場をする気はないがむしろみゆと 一緒にいられるようになれたので良かった とすら思ったこうして花嫁を奪われる事態 から始まった俺の新しい恋は現在とても うまくいっていた俺がどうあいてもミの 収入には勝てないので家事をすることで 彼女を支えているとの同時代がない彼女の 代わりに色々とやっていた経験がこんな形 で生きるとは思わなかったそして自分の 思いをしっかりと伝え今ではちゃんとした 恋人になっているこれから先また嫌なこと もあるだろうだけどミがそばにいてくれる ならなんだって乗り越えていけるような気 がするのだったお待たせしましたブレンド コーヒーですいつもありがとうお兄さん いえいえごゆっくりお過ごしください俺の 名前は有馬ケト大学2年生だここ喫茶 カノンでアルバイトをしているこの店は 親戚が経営しているのでシフトの融通が 効くしかも大学からそう遠くない場所に ありかなり条件のいいバイトだったりする 人間関係も良好だ職場の人は優しいしお客 さんも漢字がいいただ1人塩太陽の美人 常客をていらっしゃいませカフェモカで こちらの女性は桜井さん以前彼女がお店に 忘れた傘に桜井と名前が書いてあったので 苗字だけは知っているだがその他の情報は ほとんど知らないいつもカフェモカを飲み ながら何の本を読んでいるのだろうか休日 は何して過ごすのだろうかそしてクールな 彼女はどんな風に笑うのだろうか俺はで ミステリアスな桜井さんのことが気になっ ていたよし今日こそは桜井さんと仲良く なるぞいつもご利用ありがとうございます どうもえっとこの後はお出かけですか大学 ですそうですかいい天気ですね曇りです そうでしたね何かああいいえカフェもお 待たせしまし たで ああ今日もだめだったか常連客の桜井さん は塩対応だったそのため従業員も深く 関わろうとしないこうして話しかけるのは 俺くらいだ有君桜さんと揉めたのえ揉めて はないですけどそうテーブル席から怒りの 視線を感じるんだ けど あ本だ桜井さんが俺を睨んでいる俺嫌わ れるようなことしたかな話しかけられるの 嫌なんじゃないの静かに利用したいお客 さんもいるし確かにだが俺と桜井さんの 接点はこの喫茶店しかない接客こそ唯一仲 を深める手段なのに困ったな俺の声は 諦めるしかないのか週末俺はいつものよう に出したおはようございますおはようケト 君ちょうど良かった君に紹介したい人が いるこっちへ来てくれ紹介ですかよく わからないままスタッフルームに連れて 行かれたそこで待ち構えていたのは俺の よく知る年上の女性だったけんちゃん久し ぶりちさん何よその反応は可愛いいこと あえて嬉しかららあ相変わらず元気そうで ちょ背中痛いってこの賑やかなお姉さんの 名前は騎士千俺のいいとこでこの店の オーナーの娘だ俺と6つも年が離れている こともあって昔はよく面倒を見てもらって いたっけとこ今は実家を出て彼氏と同棲中 らしいところで今日は何しに来たのけん ちゃん聞いてない私ねしばらくこのお店で 働くことになったの結婚式早く貯めたくて さバイト影もちにすることにしたんだよ なるほどそういう事情があったのか うむというわけでケト君にはちの教育 がかりになってもらいたいんだがいいかな はいもちろんですあのけんちゃんが教育 がかりか小さい頃は私にべったりの 甘えんぼだったのに立派になったね そんなの昔の話でしょ今も昔もけんちゃん は甘えんぼでしょもうあんまりからかうと スパルト教育するよえ優しいけんちゃんが スパルトできんの身内には遠慮しないから 覚悟して ね意地悪だなとま俺たちはこんな感じで仲 がいい一緒にシフトに入ってもう 仕事ができるだろそれにさんは持ち前の 明るさとっこい笑顔があるおそらく接客は 向いているはずだちさんこれからよろしく ねうんよろしくというわけでまずはレジ 打ちから教えることになったありがとう ございましたまたお越しください予想通り さんの接は上手だったジの基本作も覚えた で問題なさそうださすがちさん飲み込みが 早いねありがとうねえけんちゃんさっき からこっち見てるお客さんがいるんだけど えどのお客さん奥の関あの美人な女の子 えっと桜井さんめっちゃ睨んでるしかも いつもより怒ってないかあの子けんちゃん の知り合いいやさん知り合いどころか6に 会話もしてくれなくて ふうん気になってるんだななぜそれは昔 から分かりやすいからなけんちゃんは 仲良くなりたいけど距離感が縮まらなくて 悩んでるんじゃないでなぜか彼女に睨まれ て落ち込んでるって 感じはいはい正解です よ青春だねほっとけあそれにしてもなぜ いつもより強めに睨んでくるんだいつも 睨まれてるのやばくないやっぱり脈なし 機嫌が悪いのは確かだねあのつき相当怖い もんだよなあ俺何か嫌われるようなことし たか心当たりがなさすぎるせめて桜井さん ともう少しおしりできたらいいんだけど あへこむわ元気らしなよほらほら接客は 笑顔が大事でしょ俺は千さんに励まされ つつ引き続きレジを教えるのだった昼休み 私は大学の食堂で1人寂しく昼食を取って いる終わった有さんと仲良く話していた 女性の人絶対彼女だわあの喫茶店に集で 通っているけれど彼女は初めて見た おそらく新人さんだと思うきっと有馬さん の彼女が働き始めたんだだって明らかに 新人さんとの距離感じゃなかったもの素直 に声をかけられたら私も親しくなれるかな かっこよくて接客が丁寧でいつも優しい 笑顔の有馬さん私はそんな彼のことが好き 本当は仲良くなりたいと思っているでも いざ話しかけられると緊張して頭が真っ白 になってしまうそのせいでいつも不合そう な態度を取ってしまい有馬さんを困らせて しまっていた うなんで私って可愛気がないのよバカバカ 笑顔で挨拶するくらいどうしてできないの よ実は私有馬さんと同じ大学に通う後輩な んですって言だけで距離感が縮まるのにで も言えない恥ずかしいし 緊張するもん はあ人間力低すぎて嫌になる あざ食堂やっぱり混んでるか間の授業 終わるの遅かったからな相てる席あるかな おミッケよいしょっ とあまさんと仲良くなりたい よアリマさんさ桜井さん同じ大学だったん ですかしかも今聞き間違いじゃなければ俺 と仲良くなりたいってこれって距離を 縮めるチャンスではあの桜井さんよかっ たらお昼ご一緒してもいいですかへななぜ ですかあだめですよね大学でも塩太陽完全 に嫌われてるさらば俺の青春よでは俺は こっちの席で食べるのでお気になさらずま 待って桜井さんその食堂は混んでいます 可能なら他の利用者に跡を譲ってあげた方 がいいと思います えだから一緒に食べましょうと言いたかっ たですははいちょっと待てはにかむ桜井 さん可いすぎないか桜井さんこんなに笑う ますます好きになっちゃったなそれにして も驚きました同じ大学に通っているとは 思わなかったので私1年生です有馬さんの 後輩なので敬語は結構ですそそうじゃあお 言葉に甘えてあの私が有馬さんと出会った 日のこと覚えていませんか出会った日覚え ていないんですねごめん何か特別な出会い だったっけ3ヶ月前私がこの大学に受験し に来た時のことです受験はい当時私は受験 会場までの道乗りで迷ってしまい途方に くれていましたもう試験に間に合わない そんな時有馬さんが私に優しく声をかけて くれたんですもしかして受験生何か困って るって私が道に迷ってしまいましたと伝え たら親切に大学まで案内してくれたんです あそれ覚えてるあの時の女の子桜さんだっ たのか制服と私服で雰囲気が違うから 分からなかった別れ際は私がお礼を言うと 有馬さんは勇気づけてくれたんです俺この 大学に通ってるんだ晴にまた会おうね受験 ファイトて無事に合格した後たまたま有馬 さんが喫茶店で働いているのして俺を言い に行ったのですが緊張して声をかけられ なくて何度もトイしているうちに常連客に なっていましたそうかあれは塩対応じゃ なくて緊張しすぎて口数が少なかっただけ なのかクールな人だと思っていたけど 可愛い一面もあるんだなそっかもっと気軽 に話してくれていいのにむ無理ですよ 恥ずかしいもん そのリアクションも可愛いなそれに最近は 彼女さんとシフト入ってますよねだから 余計に声をかけにくいというかえ俺彼女い ないよそうなんですかじゃああの新人さん は千さんのことかなあの人はいこだよ彼女 じゃないそそうだったんですかだから仲が 良かったんですねよかった私失恋したわけ じゃなかったんですね えどうかしました今失恋って言った はち違うんです私大好きな有馬さんに彼女 がいたから振られたと勝手に思い込んでい て ああ全部行っちゃってる わ桜井さんテンパりすぎだよ落ち着いて好 きって言っちゃった恥かしい 失礼します桜井さん言っちゃったわ ちょっと待って俺のことを好きって意外 すぎる展開に頭が追いつかないんだが 両思いなんだよなじゃあいつも睨んでいた のもただ俺のことを見つめていただけ好き な人に会いに来店したけどうまく話せなく て遠くからじっと見つめているだけなんて どんだけ不器用で可愛いんだよどうしよう 桜井さんに俺の気持ちを伝えたいけど しまった俺彼女の連絡先知らないぞまた 喫茶店に来てくれるといいんだけどあんな 別れ方をして恥ずかしがり屋の桜井さんが 素直に来店してくれるとは思えなかった俺 の悪い予想は当たってしまったその日だけ でなく翌日も桜井さんは店に来なかったの だ はあ元気ないな 桜井さんが来店しない から鋭いねそんなに大きなため息ついて たら誰でもわか るってのもしかして何かあったのうん桜井 さんもうお店に来ないかもしれないんだ マジどうしてよ彼女と両思いだって分かっ たんだでも会えない状況っていうか何よ そのロミオとジュリエット的な なんだか深刻そうだねやきお姉様に話して み悩みってたえ解決することができなくて も誰かに話すと気が楽になるからねきさん ありがとう実は俺は食堂での一見を 包み隠さず説明したへえあのクールな子に そんな可愛い一面があったんだでけん ちゃんはそんな桜さんのことをますます 好きになっちゃったん だはいはいそうです よ清春だね頑張れけんちゃん俺も頑張り たいんだけど連絡先知らないんだ大学も何 学部か聞きそびれだしこの店にも来なく なっちゃってお手あげだよこらこら弱気に なっちゃだめだってあの子のこと好きで 好きでたまらないんでしょ だったら諦めずに頑張りなよちゃんと思い を伝えないと後悔するよ千さんそうだよね 俺桜さんと会える方法考えてみるようん うんその意だよさてけんちゃんが前向きに なったところでやきお姉様からいいお知ら せがありますいいお知らせじじんこれなん だキだよね うん持ち主はなんと桜さん え実は昨日の閉店マは桜井さんが来たのと 言っても店の外から中の様子を伺いつつ うろうろしていたんだけどね外でうろうろ なんで昨日は私も分からなかったでもけん ちゃんの話を聞いて理解したよあの子けん ちゃんに会いたくて来たけど恥ずかしくて 店に入れなかったじゃない何かご用です かって声をかけたら顔を赤くして逃げた から間違いないねそうだったのかもしかし て定期入れはその時に落としたのそう みたい本当おっちょこちょいな子だねあ って笑ってる場合じゃないよ早く届けて あげなきゃどうやって連絡先も知らないし 学校でも会えないんでしょうああそっか どう しようおじるな少年桜井さんからお店に 連絡があってね明日の夜テキ入れを取りに く るってさじゃあ明日お店に行けば桜井さん に会えるそういうことけんちゃん明日 シフト入ってないよね私は入ってるけど どうする 桜さんはこの店のだのていても不思議は ない顔を合わせるのが気まずいからあえて 俺のいない日を選んだのだろうでも本当は 俺と会いたいと思ってくれているはずそう じゃなければ咲夜お店の外まで来たりし ないだろうきっと酸っぱを悔やんで 落ち込んでいるんだろうなこの思いを伝え て彼女を安心させてあげなきゃ千さん明日 なんですけどお何何お オッケー連絡すればいいのね俺は明日に 備えて千さんと作戦会議をするのだった そして翌日の夜を迎えた俺はバイト先の 迎えのファミレスで待機しているちさん から連絡来ないな今晩桜井さんが定期を 取りに来たら千さんが連絡をくれる手はず になっているその後俺は店の前にに移動し て桜井さんが出てきたところで声をかける つもりだしばらく待っているとスマホが 振動した来た千さんからだ千さんはできる だけ足止めしておくと言っていたけどそれ でも時間は限られている急いで行かなきゃ 俺は席を立ち会計を済ませて店を出た店の 前まで行くとちょうど桜井さんが出てきた ところだった 有馬君 やっぱり今日はシフト入ってなかった会わ なくてよかったいきなり告白しちゃったん だも変な人だと思われたよね思ってないよ そんなことえ有馬君どうしてここにしし 失礼しませんちょっと待って話がしたいん だででも桜さん好きって言ってくれて ありがとうすごく嬉しかったよだから ちゃんと返事がしたいんだリマさん分かり ましたありがとう俺ずっと桜さんのことが 気になってたんだ えし信じられないだって私有馬君にそっけ ない態度ばかり取ってましたよでもあれは 緊張してうまく言葉が出なかっただけなん でしょずっと俺の方を見ていたのも睨んで いたんじゃなくて好きだからだよねずるい よ美人にあんなに見つめられたら逆に気に なっちゃう じゃん美人ってそんな ことそういうテレ屋さんなところも可愛く て好き食堂で話した時に思ったんだ桜井 さんは周りに不合そうな印象を与えがちだ けど本当は素敵で可愛い人だってことに俺 の知らない桜井さんの意外な一面もっと 知りたいそう考えていた時にはに好きに なっていただ桜井さん俺と付き合ってくれ ません か本当にいいんですか私緊張したらまた変 な態度を取ってしまうかも大丈夫少しずつ でいいから素桜井さんを見せて有馬さん ありがとうございますふつつか者ですが よろしくお願いしますうんこちらこそ よろしくねこうして俺たちは付き合うこと になったさんは緊張したら変な態度を取っ てしまうと言っていたが徐々に数を見せて くれるだろうそう思っていたのだが有馬 さんお疲れ様ですああ桜井さん いらっしゃいて何してるの抱きついてい ますだだめだよ仕事中だってそうですかで は仕事が終わったらいいってことですねえ そそりまあでは有馬さんが大金するまで 店内でコーヒーを飲んでますそそう桜井 さんは意外にもすぐ素の一面を見せてきた 素の彼女それはずばり甘え上手な女の子 だったいやキャラ変わりすぎでしょ嬉しい けどもけんちゃん仕事中にラブラブすんの やめなさい見てみなよ桜井さんずっと こっち見てるう 仕事しにくいな以前は睨まれていた俺だっ たが今では熱いラブな視線を送られている あの塩太陽な桜井さんがこんなにデレデレ してくるとは思わなかったまそういう ところも可愛いんだけどね おーいのろけてないで働かんかい はーい俺は千さんに怒られつつ好きな人に 見守られながら仕事をするのだった その人はたくさんの大人が口にしたように 偉いわねとそう言った俺はその言葉が 大嫌いだった母子家庭だから苦労したこと は確かにたくさんあったけどそれをよく 知らない人にまで哀れまれるほど辛かった わけじゃない何より俺に苦労をかけない ようにと母はすごく仕事を頑張っていた その言葉は母の頑張りに対する裏切りの ようにも聞こえたそう いいですからえもう飽き飽きしてるんです よね辛いよねとか偉いねとか別に俺たちは 不幸じゃない面談中担任になった女教師を 俺は睨む哀れまないでくださいあごめん ごめんそんなつもりで言ったんじゃないの よ嘘だ本当よ私が言ってるのはちゃんと お母様を大事にできて偉いねってことほら たくらいの年の頃って母親ってうざいもの じゃない洗濯してもらったりご飯作って もらったりそんな風にあなたたちのために たくさんの時間を使ってくれているのに 感謝もしないけどマメかは違うでしょ ちゃんとお母様に感謝して大事にしてる そこに片親とか関係ないわよマザコンだっ て言いたいんですかそれもちょっと違う けどねでも身近な人を大切にすることは とても大事よだめだと瞬間を思ったこの人 を逃したらだめだそれは感情の本流だった この瞬間俺は恋をした当時俺の担任だった 茂木清先生にいや清さんに俺先生のことが 好きですあらありがとうだから付き合って くださいええう ええなんで驚くんですか好きって言った じゃないですかいやそれは人間としてって いうか先生としてっていうかそれも含めて あなたの全てが好きなんです えっとマジ大まじっすあのね松村君気持ち は本当に嬉しいわけどあなたと私は生徒と 教師でしょうそんなもの愛の前では意味な いっす いやあるわよ大いにあるのよえっとね具体 的にはあなたも私も学校にいられなくなる でしょうそうかもしれませんねだから無理 っていうか先生は今お付き合いしている人 はいるんです かこの子グイグイ来るわね答えになって ないです今はいないけどじゃあいいじゃ ないですかね さっきの話ちゃんと聞いてたあのね松村君 気持ちは本当に嬉しいのよでもあなたは まだ子供だし生徒だしそういうのは無理な のごめんなさいわかりましたそう分かって くれたらねありがとう先生の気持ちが 変わるまでアタックを続けます うん全然分かってないわねけどですね先生 何を先生みたいな仕事のできる美人って 結構押しに弱いっていうかちょろそって いうかあなた本当に私のこと好きなのバカ にしてるんじゃないわよねそれはもう ものすごく好きですそれから俺は断るごと に先生にアタックを続けた毎日毎日飽きる ことなく好きだと言い続けた先生の対応は だんだんと適当になっていった 先生好きですはいおはようおはようござい ます先生好きですありがとうじゃあ今日も 1日頑張ってね卒業式の日にも告白した もちろん振られた先生好きです卒業お めでとう最後の最後までちょろいはずの 先生は頷いてくれなかったそれから約4年 モ先生には会っていないほら母さんここだ よ高尾こんな高級そうなホテルで食事 なんていつものファミレスでいいのに何 より今日はあんたのお祝いなのにバイト 頑張ったし玉の贅沢なんだ何も言わず 付き合ってよありがとうね親高校な息子が いって母さん幸せよ大学4年生になった俺 は先日晴れて第一死亡だった企業から内定 をもらっていた今日はそのお祝い母への 感謝の気持ちとしてディナーに誘ったあれ 松村君え古川先生あああ少し見ない間に 大人の男の顔になっ てご沙汰してます声をかけてきたのは高校 時代の教師の1人である古川先生だった 母さんこちら高校の時にお世話になってた 古川先生こんばんは高の母ですああ 初めまして松村君の元原告担当の古川です 息子がお世話になりましたいえいえ彼は 真面目で優秀でしたから私からしたら すごく助かる生徒でしたよちゃんと母親を 大事にしてるのねええま偉いじゃない ところで松村君何ですか清かのことなんだ けどさああはい白場じゃないあれだけ なついてたのに卒業したら1度も会いに来 ないなんて大学に入って若い女に囲まれ たら年上の女教師なんて眼中から亡くなっ た若い女なら高校生の時の方が多かった ですようんそれもそっか色々忙しかったん ですよそうそれだけです強制はしないけど さたまには顔を見せに来てやってよあれで 清かも君のことは特別気に入ってたから 寂しがってる本当ですかもちろんだといい んですけどそんな会話をして数年ぶりに あった古川先生と別れたこの偶然の再会が 良きせず俺とモ先生の関係をこじらせて しまうああ今日も 忙しい本当にねお昼私はお弁当頼むけど 古川はどうする数年前はちゃんと自炊して たのにね慕ってくる男が姿を表さなくなっ たらすぐにこれか誰のことを言ってるのよ あんたが想像してる男の子のこと別に誰も 想像してないしへえ本当にもちろん 第一私モテるわよこの前だって研修先で別 の高校の先生にご飯に誘われたしいや何 自慢そういうの女の格が逆に下がるからね やめ たら確かにそれにどうせその誘われたご飯 行かなかったんでしょまあうんその通りな んだけど4年前の生徒を引きずっちゃって まあ別にそんなんじゃないわよそんなん でしょうに彼に告白されるようになって から合コンも来ない男を紹介しようとして も堅くに断るしそれはその 4年もあってないんでしょうんどうせ 新しい女見つけてよろしくやってるって そんなことないわよあるある男なんてそう いう生き物だからないもんあるって松村君 はそういう男の子じゃないほらやっぱり誰 かを想像してたんじゃない あ4年前は散々断ってたけどさ今なら 付き合ってあげちゃうわけ もう彼は私の生徒じゃないしうん成人もし てるしそうだね別に縛るものはないかなっ てじゃあさっさと会いに行ったらいい加減 街の姿勢を貫く女を見てるのはしんどいん だけど言い方になんかトがあるあのさよか 何を私先週の金曜日に松村君に偶然あった の嘘本当に彼元気だった病気してたりして なかったううん元気だったそっかよかった 実はちょっと心配してたの学校に顔を出さ ないのは何か事情があるんじゃないの かって元気だったかよかったよかった元気 すぎてさうん女性と2人でホテルに入って いくところだった嘘本当年上の綺麗な人 だったよ彼その人をとても大事にしてる みたいで さあんたやたらと持てるせいで忘れてる みたいだから教えてあげる恋は自分から 動かないと手に入んないよその日清かは 自分がどうやって業務をこなしたのか覚え ていなかった昼に同僚であり友人である 古川から聞かされた話が今もまだ頭の中に 渦巻いている 元教え後の松君のこと4年前彼はとても まっすぐに私に何度も告白してきた何度 断っても諦めなかったこれまでたくさんの 人に告白されてきたけれどあそこまで熱心 な男の子はいなかった可愛いと思ったその 誠実さに心打たれただから彼が卒業して 生徒と先生の関係じゃなくなったらって 勝手に思っていたなのになのになのに怒り がふつふつ湧いてくる彼のあと1回の告白 を待って4年も待っていたっていうのに これは浮気でしょ別に付き合ってはない けれど自分勝手な理論だとは思うけど浮気 だだったら問い詰めないと休日アパートで のんびりしているとチャイムが鳴った 我が家のチャイムが鳴ることは珍しい 母さんにしちゃ早いしなまだ仕事中だろ あの人つかそもそもチャイムなんて鳴らさ ないか頭をボリボリあびを1つ何の覚悟も なく扉を開けるとそこには見知った顔が あったこんにちは松村君え茂木先生お久し ぶりね浮気男どうしてこんなことになって いるのか全然意味が分からなかった目の前 に高校時代の恩師である茂清先生がいた どうしてここに家庭訪問したことがあった でしょうだから住所は知ってたのいえそう いうことではなくてそれに浮気物って松村 君ははいあなたはいげ元気だったはい先生 はどうでしたか風の1つも引いてないわ そうですかうん俺も先生も緊張していた あの頃のようにうまく会話ができない大学 はどう楽しいですねやっぱり専門製がグッ 上がるっていうか工学部だったわよねはい 今は卒論の準備で忙しくてどんなことを やってるの先生文系じゃないですか分から ないですよねそうね聞いてもちっとも理解 できないと思うじゃあ面白くないですよ けれど知りたいのよあなたのこと あなたが喜んで学んでいることああ やっぱりこの人は最高だなこんな人他にい ないじゃあ簡単に説明しますね ええ俺がやってる研究は空気中に含まれる 不純物の分離を目的としていて得意分野の ことだから口はするすると動いた随分 噛み砕いて説明したつもりだけどそれでも 意味は分からなかったはずだなのに先生は 頷いて分からないなりに質問とかしてくれ たりしてというわけなんですなるほどね 本当に分かってますもちろんちっとも わかんなかったでしょうねけど松村君が 真面目に勉強してることは分かったわ 変わってないのねあなた先生は変わりまし たね えそうはい一層綺麗になりましたあなた 大学で学んだのはは勉強だけじゃないのね そんなんじゃないですよ本心 です生きよ松村君のくせに生きな何ですか それ生意気なのよ一丁前に駆け引きなんて したりしてねえ1つ聞いていいな何ですか あなたどうして私に会いに来なかったの それは他に好きな人ができた から若い女の方がいい 私に魅力を感じられなくなった先生俺は 古川に聞いたの古川先生に先週あったん でしょホテル前であはいあなた綺麗な人を 連れてたって言ってたわよ綺麗なんて そんなでも嬉しいですそっか松村君その人 のことが大事なのねはいもちろんです そっかそっか分かったじゃあ帰るわねえ いきなりどうしたんですかそれを聞きに来 ただけだものわけわかんないですよわから ない本当にはいだったらもういい先生待っ てください何を何を怒ってるんですか怒っ てないしじゃあ泣いてるんです か泣いてないわよあの俺の勘違いだったら すみません先生何か思い違いしてませんし てないわよあなたはもう私のことなんか 好きじゃなくて別の大切な女性がいるん でしょそうなんでしょやっぱり一緒に ホテルに入ったのって母ですよ母そうです それが恋人の名前外国の方違います母親 ですおかんですまず先生が大切にできて 偉いねって言ってくれた人です俺最近第一 志望の会社に内定が出てお祝いで母に ちょっといい店でご馳走したんです ちゃんと古川先生にも紹介したんですけど ねそっかそうなのねそうです恋人はいた ことないですくそ古川に騙されたああもう けどそうよねを伸ばさないと欲しいものは 手に入らない当たり前のことじゃない今は 良くてもこの先はブツブツと先生は何かを 呟いて松村君どうしたんですか私あなたが 好きよう私とお付き合いしてください すごく嬉しいですけどすみません え今は付き合えないですそそっか先生は 驚いた後に顔を赤くして最後にくしゃっと 表情を歪めて体をふわせ部屋から出ていっ た俺はそれを見送るしかできなかったすみ ません先生俺にはまだその資格がないから だからもう少しだけ時間をください熱い 感情が涙になってアスファルトに黒いシミ を作っていったとっておきのシャツも濡れ たお化粧も取れてひどい顔をしてると思っ たそれでも涙は止まらなかった失恋をした 胸が痛いズキズキと痛いこれは高校時代の 彼が何十何百と経験したであろう痛みだっ た改めて強い男の子だったと思う私なら この1度の痛みだけでトラウマになって しまいそう嘘つき高校の卒業式の日彼は私 に言ったのだふさわしい男になったらもう 一度告白してもいいかって 私はその言葉をバカみたいに信じていた 信じて4年間も待っていたバカみたい多分 私は世界で一番バカな女だと [音楽] 思う涙は止まらない胸の痛みは言えない 人生初めての失恋の味はとっても苦くて 苦かったまた春が来た彼のいない春ださて 今年も頑張りますかあさきか何よ私が余計 なことしたばっかりにさごめんねまだ そんなこと言ってるわけむしろ感謝して るって言ったでしょ古川が葉っぱをかけて くれなかったらバカな私は今も彼のことを 待っていたと思うしじゃあえっとコとか 開こうかうんいらないく恋はいいや私は 仕事と生きるあの失恋から数ヶ月が経った 涙は止まったけれど今でもたまに胸は痛む あ桜が綺麗今年は遅いのね昔1人の生徒が 最後に告白してくれた時もこんな桜が咲い ていたもしあの時私が素直に頷いていれば 運命は変わったんだろうかその時だった 先生なかった清さんよく知っている声に足 を止めるえ松村君そこにはスーツ姿の魅力 的な男性がいたそう男性彼はもうどう見 たって男の子じゃないどどうしたの清か さん俺を見てくださいううえ見てるけど 今日入社式だったんですそうなのお めでとう かっこいいじゃないスーツも似合ってる 大学も卒業して俺はもう学生じゃない あなたと対等な社会人だ前にあなたが告白 してくれた時は俺はまだ学生であなたに ふさわしい男じゃなくてだから頷けなかっ たけど え今の俺ならあなたの隣にいても胸を 張れると思うからだから好きです清かさん 今度こそ頷いてほしい俺と結婚を提に 付き合ってくれ ああ本当にひどい男せっかく涙は止まった のにまた泣いちゃったけど今回は許して あげるだって嬉し涙だから待たせすぎよ ごめんなさいけど嬉しかったからいいああ ようやくだようやく言えたずっとずっと 我慢してたんだもしきかさんの顔を見たら 我慢できなくなるから愛にも来れなかった 君は本当にまっすぐねこれからは毎日行っ てもいいよな何をあなたに好きだってあの 頃みたいにいいわよその時はあの頃と違っ て私もこう答えてあげるそして俺の恋人に なった元担任教師はいたずらに笑ってこう 言った私も高尾君のことが好きよおすゆ お前いつも通り眠そうだなああ苦手なんだ よ朝から元気なやなんて抱けるくらいだろ 俺天戸ゆいとは学力運動容姿全てが普通の 高校2年生だ他の人と違うところがあると すれば美人な幼馴染みがいるということ くらいだろうそうか俺以外にも元気な奴が そこにいるぞみな聞いて聞いてやっと今日 会えるのそれ昨日も聞いたまあ楽しみにし てたもんねうん会えるのは半年ぶりだから ね春声はな容子鍛錬で人当たりもいいため クラスのアイドルと言われているお前の 幼馴染みは今日も元気だなあそうだなま 元気がないよりは会った方がいいだろうま それもそうかでもいつもよりもさらに元気 な気がするな誰かに会うって聞こえたし よっぽど楽しみなんだろうな誰に会うかは 聞いてるのか知らんなんで俺が知ってると 思ったんだよだってお前ら仲いいだろう いろんなやが付き合ってるんじゃない かって噂してるぞ ああ付き合ってないってお前も知ってる だろう何回にも言わせんな悪い悪いまあ 本当に付き合ってたら教室でこんな話は できないしなまあそうだなクラスの アイドルに彼氏がいるってなったら大騒ぎ になるしなんだなああチャイムなったな じゃあ俺は席戻るわああまた後でなそれ から俺はいつも通り授業を受けあっという 間に放課後になった結局今日ははなと話さ なかったなま毎日話すっていうわけでも ないしなそれよりもはなが今日会う相手 って誰なんだろうなまさか彼氏とかいや 彼氏がいるなら噂になってないとおかしい しいないよなでもとかのならなかなか会え ないし学校でもおにはならないかあ考え ないようにしよう気分転換に本屋でも行く かそれから俺は特に買いたい本もないが 本屋へと向かったありがとうございました またのご来店をお待ちしております ああ見るだけのつもりだったのに結構買っ ちまったなま気分転換にはいいかそれに 商店街の福引きの件ももらえたしな3枚 ですね3回回してくださいはいありがとう ございますまポケットティッシュ3つって いうのが落ちだろうけどあれ白玉じゃなく て青玉が出たぞおめでとうございます遊園 地のペアチケットをどうぞえありがとう ございますよりによってペアかよそういえ ばはなって遊園地が好きだったよな 思い切って誘ってみるか誘いに乗ってくれ たら彼氏がいないと確信できるしれたら 彼氏がいるか俺が脈なしってわかるもんな こういう機会でもなければ一生勇気が出 ない気がするしなよしそうと決まったら家 隣だし直接聞いてみるかいやさすがにラム で確認した方がいいよなんあれってもし かしてハナじゃないか2人で何やってるん だもしかしてキスやっぱり付き合ってる人 がいたのかああそこを通るのも嫌だし 回り道して帰るか それから俺は意識が回ろうとしたまま家に 帰っ たまだ実感ないけどこれで俺の片思いが 終わったのかせめて告白して振られれば 吹っ切れていたのかもしれないのにな俺 ってこんなに情けなやだったんだなまあ 遊園地に誘って困らせる前に彼氏がい るって確認できてよかったのかもしれない な次の 日やっっぱり1日程度じゃるのは無理だよ なあゆだ おはようはるな今一番会いたくないやつに あっちまったまここで会わなくても どっちみち教室で会っていたけど挨拶も なしにゲって何幼馴染みでもそれはひどく ないいやすまん急に会ってびっくりした だけだそうそれならいいけどじゃあ教室 行こういや俺はトイレに寄ってから教室 行くわ彼氏がいるなら一緒に来たって誤解 されるのも迷惑だろうしなえ分かった じゃあ先に行ってるねおまた教室でな別に トイレに行きたいわけでもないし少し時間 が経ってから行くかそれから俺は少し 遠回りしてから教室に向かったあれはなが いないなまっすぐ行けば特についてるはず なんだけどねえゆやっぱり様子がおかしい よえはななんでの後ろにいるんだよ様子が おかしかったから後ろをつけてたのマジか よ全然気づかなかったトイレにも行って なかったしただ遠回りしてただけだよね何 がしたかったのいや行こうと思ったけど やめただけだよそれに学校を探検したい 気分だったから遠回りしただけだねえゆい それで言い訳してるつもりなのぐさすが 幼馴染み勘が鋭い何か私に隠してることが あるでしょういやそんなことないよあ そろそろチャイムなるぞうん絶対なんか ごまかしてるでしょそんなことないって それから俺は普通に授業を受けていたのだ がその間もずっとハナの視線を感じていた なあゆいお前春声と何かあったのかえいや 別に何もないよ絶対嘘だろ女子の体育は グラウンドのはずなのに後ろからついてき てるしなああやっぱりごまかせないよな それから俺は昨日あったことをたるに説明 した話してから言うのもおかしいけど他の 奴には言わないでくれよああそれは分かっ てるけどお前の勘違ってことはないのか いや遠かったけどあれは絶対ハナだった うちの高校の制服だったしなじゃあ相手は どんな感じだったんだうんはっきりは見え なかったけどイケメン風で制服ではなかっ たなそうかじゃあ俺たちの知り合いでは なさそうだなまあ一応本人に確認してみろ よもしかしたら距離感がバグってるやに 話しかけられたとかかもしれないだろう いやそれはないだろそもそも昨日キスして たの彼氏って聞くのかそんなアホみたいな こと聞けないだろそれもそうだなまあ元気 出せよそれから俺は体育が終わるまで ひたすらたるに慰められたはあたるに慰め られて少しは元気出たなあ戻ってきたなん で私のことを避けるのか説明していや他の 人もいるしこんなところじゃ言えないって おいおいあの2人相変わらず仲いいなああ 幼馴染みらしいからななんて羨ましいどう 見たらこれが仲良く見えるんだよそれに他 の人がいる中でとキスしてた後は絶対聞け ないよなじゃあ久しぶりにゆいの家に行く それなら話ができるでしょいやそれも ちょっとあ俺の部屋汚いから無理だわゆい とって昔から貴重面じゃん前に行った時も ゴミ1つ落ちてなかったしあ分かった じゃあ今日は無理だからまた来週なそれ ならゆの家じゃなくていいよ人がいない ところで今話そうよ放射裏とかでいい じゃん 舎裏って聞こえたぞ校舎裏まさか天戸が 春声に告白するとか変な勘違いをされそう だからだめだというか周りからもう変な噂 をされてるし な分かったじゃあ来週教えてねおお分かっ たよかった来週にはコロっと忘れてる だろうそもそも彼氏持ちの女子を男の俺の 部屋に入れるわけにはいかないしなそれに 俺も少し時間が経てば吹っ切れることが できるかもしれないしなそう思っていたの だが次の月曜日ゆいと今日家に行っても いいえやっぱり覚えてたか覚えてるに 決まってるでしょやっぱり家はちょっと 無理だじゃあなんで避けてるか今教えてよ いや別に避けてたわけじゃ何かごまかす 方法はないかあ実ははにあげたいものが あってでいつ渡すか考えてたんだよえそう なのうんだから避けてるとかじゃないよ なんだそうなら早く言ってよごめんごめん なんか変な感じになったから言い出し づらくて財布にこれを入れていてよかった なはいこれ福引きで当たったからあげるえ 遊園地のチケットじゃんいいのうんじゃあ 俺は教室に戻るわえこれ2人でしちゃいつ 行くか決めようよいや俺とじゃなくて別の 人と言ってくれ俺のあげたもので彼氏と 楽しまれるのは少し複雑だけどはなが 楽しんでくれるならそれでいいしなじゃあ 俺は教室戻るわハナもチャイムなる前に 戻れよあちょっと待ってよ話はまだ終わっ てないそれから俺は走って逃げたのだが なんで追いかけてくるんだよだってまだ 納得できないもんねやっぱり私のこと避け てるよね避けてないって言っただろじゃあ なんで一緒に遊園地に行ってくれないの俺 遊園地苦手なんだよ絶対嘘小学生の時修学 旅行で楽しそうにジェットコースターに 乗ってたでしょ高校生になって苦手になっ たんだよてか廊下は走るなよユイトが歩け ば私も歩くよそれから俺たち2人は先生に 怒られた先生に怒られたのは最悪だった けどそのおかげでうやむやになったな やっぱりキスしてたところを見てたって 正直に言うかいやでも情けなしなあれ なんか下で母さんが誰かと話してるな客で も来たのかなえはななんでうちまで来たん だだって学校じゃ全然話を聞いてくれない でしょいやそれはとにかく俺の部屋は まずいだろ彼氏がいるのに俺の部屋に1人 でいるのは彼氏に申ないからななんで最近 は来てなかったけど昔は毎日のように遊び に来てたでしょ私がここにいるのがそんな に嫌なのいやそういうわけじゃないんだ けど私ゆに嫌われるようなこと何かした いや別 にじゃあなんで急に避けたりするのごめん てなんで泣くんだとにかく落ち着いてくれ それから俺は泣いているはなを慰める方法 も分からずただティッシュを渡すことしか できなかっ たありがとうだいぶ落ち着いてきたそっか それならよかったちゃんと聞くからなんで 避けてたか教えて くれる学悪いけどもう話すしかないよなは な笑わないで聞いてくれる かてってああじゃあ正直に言うけど俺は はなのことが小学生の時からずっと好き だったえそれで急に失恋したからハルナと ど接していいか分からなくなったんだでも その態度のせいで泣くほど傷ついていると は思ってなかったんだごめんなえちょっと 待って失恋ってどういうこと あああの時はなはこっちに気づいてなかっ たもんな実はこの前ハナが他の男とキスし てるところを見ちまったんだ偶然とはいえ すまん えそんなことするわけないんだけどえでも あれは間違いなくはなだったと思うんだ けどじゃあいつどこで地球が何回回った時 急に小学生みたいなこと言わないでくれ えっと先週の木曜日にそこのバス停の近く でかなあもしかしてそれってはる君のこと じゃない えはるさんってはなの兄ちゃんだよなでも 確かはるさんって県外の大学に行って なかったかうん就職活動が終わって内定 もらえたからそのお祝いで帰ってきてたの マジかでもあれが本当にはさんいい お兄さんで俺も小学生の時はよく遊んで もらってたからこんなことを言うのは失礼 だけど眼鏡かけてて髪ボサボサでかっこ いい感じじゃなかったよう な昔はそうだったよねでも大学に入って からイメチェンしてそこそこかっこよく なったよ大学に行ってからはほとんど実家 に帰ってきてなかったから大学デビューし た姿をゆいとは見てなかったんだねほら今 のはる君はこんな感じだよまマジかこの前 はなが会ってた人だよかったこれで誤解は 解けたうんでもあの時キスされてなかった か いくら兄弟でも道端でキスはちょっと そんなことするわけないでしょあもしかし て私の虫をはる君が取ってくれた時のこと かなえ虫うん紙に虫がついてるって言われ たから取ってもらってたのななるほどは なって昔から虫嫌いだもんなうんこれで 完全にご解は解けたよねああ彼氏じゃなく て安心した ふうん安心したんだそれはそうだろだって 俺ははなのことがてなんでもないゆいと 今更ごまかしても遅いよさっき好きって 言ってくれたでしょ確かにあの忘れて もらうことっていやもしかしてさっきのは 嘘だったのいや嘘じゃないけど告白する ならもっとデートとかの時にしたかったと いうかこういうのも私たちらしくていいと 思うけどそれにデートは付き合ってからで もできるでしょえそれってうん私もずっと 前からユイトのことが好きだよ私と 付き合って くださいえなんで何も反応してくれないの いやちょっと急すぎてびっくりしちゃって だって俺さっきまでははなに彼氏がいると 思ってた し確かにそうだよねでも一応答えは欲しい かなうん俺でよかったら付き合って くださいよかったはっきりと言葉にしない と勘違いしちゃうからねああそうだな俺 たちはお互い変な勘違いですれ違って しまっただがこれからはお互い支え合い ながら楽しくやっていけるだろう3日後 ゆいと次はあっちのジェットコースター なろおでもそんなに急いでも途中でバテる ぞいな初デートだし思いっきり楽しまない と何よりゆが福引きで当てたやつだから ただだしねよく考えたら初デートがそれっ てなんか微妙だな遊園地好きだしいいの それに私はクーポンとかただ犬とか使う人 はいいと思うよその分2人でいろんな ところに遊びに行けるしねああそれもそう かうんだから早く乗りに行こうああ行くか やっっぱりはなは泣いてるより楽しそうに してる方がいいな俺たちはこれからも自分 たちのペースで楽しく付き合っていける だろうい報酬はどうだった うーすでに持ってる装備しか落ちなかった ね俺七森陽介は社会人5年目の27歳だ 趣味はゲームで仕事が終わった後はこうし てネトゲ友達とゲームをしているさき次は どこのクエスト行くうん 左の上のスコーピオン狩りで分かった じゃあポーション多めに持っていくわお気 が聞くねさすが私の旦那様だねさきにやる とは一言も言ってないけどな意地悪でも そんなこと言っててもピンチになったら 助けてくれるんでしょうそれはお見通し だろうけど多分助けちゃうんだろうな私は そういう優しいところが大好きだよ旦那様 その旦那様っていうのやめろよえ結婚し てるんだしいいでしょまあ間違ってはい ないけどちょっと恥ずかしいだろうえ もっとアピールしたいじゃんギルドのやつ には結婚式も見てもらったし十分だろう それはそうなんだけどもちろん俺とさは 世間一般でいう結婚をしているわけでは ないこのゲーム内での機能として結婚して いるだけであるだがゲーム内の結婚と言っ ても婚姻届けや指輪結婚式もあるので かなりリアルではある実際にネトゲで 知り合いリアルであって本当に結婚した ケースもあるしかし俺としては敵を倒した 時の経験値の上がり方や報酬が結婚した人 と同じパーティーにいる場合はかなり優遇 されるという理由でさと結婚したのでそれ 以上でもそれ以下でもないそれにさは女 キャラではあるがほぼ100%男だしな FPS等のゲームを友達とやっている人は ボイスチャットをすることが多くボイ チェンを使わない限りは性別は即まれする だがこのゲームではチャットで話すことが 主流なので1度も通話したことがないその ため女性という可能性もないわけではない が俺と長続きしているということは おそらく男だろうそれから俺たちは2人で 左の上のクエストに行ったそろそろ今日は 解散するかうんそうだなお互い明日も仕事 あるし眠そうにしてたら後輩に心配され ちまうからな後輩ちなみにその後輩って 女の子それとも男の子え女の子だよすごく 物分かりも良くて仕事もできるしいいいよ ふそうなんだままこっちも頼りになる男の 先輩と一緒に仕事をしてるけどねほそれは 良かったな確かまださは社会人になって まだ2年目だよないい先輩に当たって よかったじゃんうん私の欲しい答えとは 違うけどありがとうもう結構遅いし寝るね あお疲れ様次の日さんここのフォーマット なんですけどこれで合ってますかうんその まま進めて大丈夫だよはいありがとう ございます自信のないところはすぐ聞いて くれるから助かるよな徳佐幸社会人2年目 で俺の3つ下の後輩だが仕事はかなり できる方で教えがいがある今までは俺が 仕事を割り振ってたけどそろそろ特さん 1人でも大丈夫そうだよなおもうこんな 時間か早く行かないと食堂込むから急いで 行くか七さんお話があるんですけど ちょっとよろしいですかあ別にいいよ じゃあ一緒に食堂行こうかそれから俺たち は食堂へ向かったあの私突然ですがこき 退職をしようと思ってますえそうなのはい 昨日決めましたまずは直の司の先輩に行っ た方がいいと思いましてそそっかせっかく 仕事も覚えてきたのにもったいないなでも こき退職ってことは結婚するってこだもん なここは先輩らしくしっかりとお祝いし ないとなおめでとう会社を辞め るってことは専業主婦になるのいえ家で ちょこちょこフリーランスで仕事をする つもりですあそうなんだでも仕事をする ならこの会社をなくてもそんなに生活は 変わらないんじゃいいえそれだとダメなん です実は最近私よりも先に彼の方が先に来 ていることがあってそれがすごく もどかしくてフリーランスなら自分で仕事 の量も調整できますし彼が仕事の時以外は いつでも一緒に入れるかなってなるほどね 先に来てるって家に帰ってきて るってことだよなもう同棲して るってことか まあこき退職を考えてるくらいだから 少なくとももう婚約はしてるだろうし当然 のことだよなはあさようなら俺の初恋それ に最近彼が職場で女の子の後輩に優しくし てるみたいでえそれって浮気ってこといえ 彼は優しい人なので多分仕事を教えてあげ ているだけだとは思うんですけどちょっと 心配で会社が違うのでそこはどうしようも ないのでせめて会える時間をできるだけ 増やそうと思ったんですなるほどねそこ まで考えているなら俺は応援するしかない よありがとうございますでは課長に退職 願いを出してきますねうん分かったそれ から徳佐さんは本当に退職願いを出し2 ヶ月後に会社を辞めることが決まったお 祝いされると逆に大変だということで他の 社員にはこき退職とは言わず普通に会社を 辞めるということだけを伝えたらしい そして2ヶ月後の退職日七森さんすみませ んせっかくあんなに仕事を教えてもらって たのにふうんそんなこと気にしてないよ今 までありがとう旦那さんと幸せに暮らして ねはいありがとうございます はあこれで良かったんだよなそれから2 週間経ち俺は特さんがいない職場に徐々に 慣れてきてはいた慣れては来たけど寂しく ないって言えば嘘になるよないやそんな時 だから休みの日こそ楽しまないとな1週間 前えリアルで会ううん次の土曜日で結婚し て100日記念の日でしょいつかリアルで も会いたかったからちょうどいいかなって はあ確かにいいかもな特さんがやめて こちらにもかの仕事のしわ寄せが来たし 息抜きは必要だよなじゃあさがこの前見に 行きたいって言っていた映画を見に行か ないかやったじゃあ私が予約しておくねお ありがとなそして現在に戻る待ち合わせ 場所には着いたけどそれらしい人はいない ないや1人だけ待ち合わせ場所の近くの ベンチに座っているけどあの子なのかどう 考えても女の子だけどあこっちに気づいて やってきたけどあれってあ向こうも止まっ たっっていうことはやっぱり人違いじゃ ないよなえっと特さんだよねどうしてここ にへ私は旦那と待ち合わせしていてあそう なんだじゃあたまたまなんだねびっくりし たまさか知り合いに会うとは思わなかった えっと 七森さんは誰と待ち合わせしているんです か俺ネトゲが趣味なんだけど今日はその 友達に初めて会うんだえ友達ですかうんで も待ち合わせ場所がかぶったなら変えた方 がいいかななんとなく知り合いがいる中で 会うのも気まずいしなあのその友達のお 名前って何て言うんですかえどうして そんなことを聞くんだえっと本名は知ら ないんだハンドルネームはさゆって言うん だけどあそうなんですねあれなんか特さん が困惑してるいや普通に考えたら顔も名前 も知らない人と会うのって抵抗がある人も いるよなあの俺は出会いとかを目的にし てるわけじゃなくてただ友達と会うだけだ からね事実なのに説明すると言い訳っぽい なえっとよあえて嬉しいよえどうして俺の ネトゲでの名前をてまさかはいさゆですま マジかはいそうみたいですお俺さゆは男だ と思っていたんだけどえどうしてですか だって今日見に行く予定の映画だって アクション映画だったし少年漫画の話も よくしていただろう別に女の子でもバトル 漫画もアクション映画もいますよそれは 確かに変なバイアスがかかってたのかも 大体私のキャラ女の子じゃないですかいや 俺たちがやってるゲームってネカマが多 いって有名だしそれは確かにそうですけど じゃあ男だと思って結婚したんですかま まあシステムだしフレンド登録の延長 みたいな感じだから男性でも女性でも あまり関係ないというかそそんな それはそうと今日はこれからどうしようか どうするって何をですかいや徳さんって 結婚してるよねはいそうですねそうです ねって結婚しているのに男性とあっても いいのかないや確かに浮気のLINEは人 それぞれだしな俺と2人であっても特さん 的には問題ないのはい全く問題ありません がまま がいいならいいのかでも旦那さんは嫌がる んじゃ言っている意味がよくわからないん ですけど奥さんが旦那さんに会うのに何の 問題があるんですかんちょちょっと待って 1回冷静になるわ特さんは結婚してるんだ よねはいようとつまり七森さんと結婚して ますよ えだって今日は結婚の100日記念日じゃ ないですかもしかして忘れちゃったんです か いやもちろん覚えてはいるんだけどちょ ちょっと嫌な予感するから後でもう1回 話そうかでもせっかくさきじゃなくて徳佐 さんが映画のチケットを予約してくれたし 遅れたらもったいないからねはいわかり ましたそれから俺たちは予定していた アクション映画を2人で見た面白かったし 作画もやばかったよねはい私の推しも大 活躍してましたし大満足でした七森さんが 好きなキャラも出てましたけどあんまり 活躍はしませんでしたねまあそれは仕方が ないよね出ただけでも良かったよこういう 風に話しているとやっぱり特さんはさきな んだなこれはちゃんと話した方がいいよな あの特さんちょっと大事な話があるから どこかで座って話さないえはいそうし ましょうかそれからたはカフェなどの飲食 店だと誰かに聞かれる可能性もあるので カラオケボックスに行くことにした えっとそれで色々考えたんだけどこき退職 とか結婚とかっていうのはもしかして俺と のネトゲの結婚のことを言ってたはい もちろんそうです よこれ以上ないくらいの純粋 なざしそれで現実の結婚はいつします ちょっと待ってどうしてそうなるのだって 私たち結婚してるじゃないですかそれなの に現実では結婚してない扱いになってるの はおかしいんじゃないかなってこの100 日間毎日思ってたんですよ毎日思っていた んだはいだってネトゲの結婚機能で結婚し たら実際でも普通しますよね1つの場所で 結婚していてもう片方の世界で結婚しない のはおかしいじゃないですか今日100日 記念で会ったのもいい機会ですし結婚し ましょうよ すすごくグイグイ来るあ私は今日結婚する つもりだったので講員届けも持ってきまし たよ私の文はもう書いてあるので七森さん もここで書いてくださいあでも急にそんな ことを言われても印鑑も持ってきてない でしょうし証人にも連絡してないですもん ねだから持ち帰って書いておいてください ねいやいやいやちょっと待ってままさか寝 の結婚を間に受けて現実でも結婚するって 言い出すほどポコだったとはしかも会社で は見たこともないくらい1人で突っ走っ てるし会社では自信のないところはすぐ 聞いてくれていたのにいや自信があるから 確認をしていないってことかああの徳佐 さんちょっと落ち着いて聞いて欲しいんだ けどえはいどうしたんですかネトゲの結婚 はただのシステムで現実の結婚みたいな ものではないよえだって結婚っていう名称 じゃないですかそれにゲーム内ですけど 指輪ももらって結婚式もやりましたしいや それはあくまでイメージしやすい名称が 結婚だったってだけであくまで現実の結婚 とネトゲの結婚システムじゃ全然違うよそ そんなじゃあ私は結婚してないってこと ですかううんそうなるね結婚が下しと崩壊 してがわからなくなってきたそそんな私よ のことが大好きで結婚できた時にすごく 嬉しかったのにえ俺のこと好きだったの私 は好きじゃないとゲーム内でも結婚なんて しないですよそそっかありがとういつも 優しくて一緒に遊んでて楽しいし趣味も 同じでこんなに会う人なんて2度と会え ないですゲームはシステムってことで我慢 しますけど本当に私と付き合ってください えお互いのことも分かってますしいいじゃ ないですか私がよのことを好きなのは 間違いないんですからえっと俺の素直な 気持ちを言ってもいいかな素直な気持ち ちょっと怖いですうんでも聞いて ほしい分かりました私も覚悟を決めます ありがとうじゃあ言うねまずは俺にとって はネトゲ仲間で仲のいい友達と思ってた 友達じゃあ私は恋愛対象にならないって ことですかうん男だと思ってたくらいだし ねじゃあ私とは付き合ってくれないって ことですかいやさゆはそうだけど徳佐さん のことは違うよえどういうことですかだっ て私とさは同じですようんでもの見てきた さと徳さんは全然違うよ徳さんは俺の後輩 ですごく頑張り屋の女の子だよ俺はその 素直に頑張る特さんがすごく魅力的に見え てたしこき退職するって聞いた時にすごく ショックを受けたんだそそうなんですか うん本当は思いを伝えたかったけどさすが にコブ退職するっていう人に告白はでき ないから諦めるしかなかったんだ えじゃあうん特さん俺と付き合ってくれ ます かもちろんです私よのことも七森さんの ことも大好きだったんですからえよだけ じゃなくて俺もはいでもどちらかを選ば ないと浮気になると思ったのでよを選んで ゲーム内で結婚しましたでも2人ともも 同じ人だったんですねうんそうだね やっぱりこれって運命だと思いませんかえ なんか急に流れが変わったようなううん 運命だとは思うけどじゃあやっぱり今すぐ 結婚しませんか実質100日は結婚したの と同じですしいやさすがにそれは早すぎる よ 七森さんは私と結婚したくないんですか いやそれはもちろん結婚したいよそそんな 素直に言われるとドキッとしますね自分で はあんなに言ってたのに押されるのは弱い んですそうなんだまた新しい特さんを見れ たね結婚はしたいけどネトゲみたいに簡単 に済ませられるわけじゃないからねお互い 大切にしてゆっくり1歩ずつ進んでいこう よはいそうですよねちょっと急ぎすぎまし た 分かってくれたかじゃあ最初の一歩として とりあえず来週私の両親に婚約の挨拶に 行きましょう一歩が大きすぎない俺たちは 色々な勘違いもあったがお互いのペースで うまくやっていけるだろうただいまケーキ 買ってきたけど食べるは別にいらない しかも夕食前だしあそっかごめんその考え なくても分かるんじゃないのじゃあ冷蔵庫 に入れておくから夕食の後にでも食べて どこのケーキ へえこんな安物食べたくない私たちお嬢様 なのでそのくらい分かったよねこん ちくし俺の名前は相原翔最近親が再婚して 双子の義ができたのだがびっくりする くらい嫌われている 相原さと相原千義になった女の子は超絶美 少女な双子の姉妹だった学園に入学した 途端大人気となり双子の天使と呼ばれて いるしかし性格が悪いスコブル悪いお嬢様 ということもあり一般庶民の俺を ナチュラルに見下してくる俺何か嫌われる ようなことをしたか な気にするなそのうちなんとかなるさ ちなみにうちは割と大きめの神社で父は そこの神主である急に異性のお兄さんが できて戸惑ってるだけよ大丈夫大丈夫 はあなんとか仲良くなりたいんだけど無理 かなそれともこれはバツなのかな実は俺に は誰にも言えない秘密があるもしかして あの2人はその秘密に気づいているのかも しれないだからあんな態度をもう寝よう 寝顔やっぱり 可愛いずっと眺めてい たいなんだ お兄ちゃんてなんじゃ こりゃどうしてさつきとさが俺の部屋に夢 夢なのかこれ は何よだっていつもはあんなにくしてるの にしょうがないでしょ顔を見るとドキドキ してどうすればいいか分からなくなっ ちゃうのツンデレだツンデレがいるそう いう小さだっってお兄ちゃんにつく当たっ てるじゃないだって可愛いんだもん お兄ちゃんの困ってる顔すっごく好きどん 引くわそれはそうといい加減素直になら ないとお兄ちゃんに嫌われちゃうよ分かっ てるけどどうしてもああなっちゃうんだ もん好きな子に意地悪しちゃうってやつだ 子供あんたねじゃあお兄ちゃんは私が もらっちゃう ねだだめよそんなの私はさつきちゃんに 付き合ってただけで本当は素直になれる もんわ私の方が先に好きになったのよえ 違うよ私はお兄ちゃんを一目見た時から 好きだもん だってそうよ同じ一目惚れでしょ私の方が 0.1秒早かった誤差でしょとにかく お兄ちゃんは私のものだめ可愛い寝顔に キスしちゃおうだからやめてでも実際 お兄ちゃんがかわいそうだよいつもあんな 態度取られてあそそれは好きな人に嫌われ たままでいいのいややだじゃあ素直になら ない とうんそうよ ねほら寝ているお兄ちゃんになら素直に 言えるでしょうんお兄ちゃんいつも冷たく してごめんなさい私こんな性格だから素直 になれなくてずっと女子校だったから 男の子と話すのもほとんど初めてでそれに 私お兄ちゃんと家族になった日に 一目惚れしちゃったの本当はお兄ちゃんの こと大好き私もあんなに冷たくする私たち にそれでも優しくしてくれるお兄ちゃんの こと大好きありがとうちなんか気持ちが すっと楽になっ たよかったじゃあお兄ちゃんもう目を開け ていいよ起きてる でしょすまんて ちいつから気づいてた最初から悪魔かな 小さ あ落ち着けさつき いやあでもよかったねさつきちゃん何がよ これでやっと素直になれる でしょそっかあのお兄ちゃんおおお というわけだからこれからはその素直に なるね私もちょっと待ってくれ2人とも 本当に俺のこと好きなのうん 大好き私の方が好きマジかよこうして俺と 義たちの新たな日常が始まったお兄ちゃん 朝だよ起きて 起きない とキスしちゃう よななんで今ので起きるのそんなに嫌なの いや違うそういうわけじゃないけど やっぱりきちゃんじゃダメだったじゃ私が キスしちゃおうそれもだめっていうかなん なのちどうして邪魔するのだって恋の ライバルだし普通でしょ分かった お兄ちゃんは絶対に渡さないから ちっちゃいつが多すぎて受ける受けるなお おはよう3人 とも仲良くなったようで何よりお兄ちゃん から離れてよ小さえや だよかったわね2人ともこれから夏祭りの 準備で忙しくなるからな家族みんなで力を 合わせて頑張ろうはい はい正直それどころじゃないそして2人の 行動は学園でもとどまるところを知ら なかったお願いだから学校では離れて佐が 離れたら離れるじゃあ絶対離れないおい 見ろよ双子の天使ちゃんたちがなんてこと だ何やれ 可愛い天使ちゃんたち今日もマジ天使はい 兄ちゃん ああちょっと小さ何してるのよえじゃあ さつきちゃんもすれ ばじゃあ あーんいやしなくていいから 羨ましいお兄ちゃん頑張ってが頑張って別 に応援とかいいから 羨ましい放課後になったすぐに逃げ お兄ちゃん 一緒に帰ろ逃げる隙もないは双子の天使 ちゃんだやばいめっちゃ可愛いこんにちは よかったら放課後俺らと遊びに行かないえ えっとさきとさは学園中の人気者なんだよ な正直本物の天使みたいに可愛い子たちだ からみんなの気持ちも分かるこの隙に 逃げることもできるけどあ 兄ちゃん2人とも帰るよ あはいあおいしずるいぞ待てこら お兄ちゃん助けてくれてありがとういやち は余裕そうだったよ助けてくれてあ ありがとうお兄ちゃんあお兄ちゃん今 ドキっとした可愛いんだいちいち解説し ないようにというわけなんで あの子たちはよっぽどシ君のことが好きな のねさすがに何か手を打たないといけない と思った俺はお母さんに相談していた本当 いつ見ても綺麗な人だ父さんよくこんな人 を嫁さんにできたなごめんなさいね迷惑を かけてあの子たちこれまで異性と関わる 機会が極端に少なかったし箱入り娘だから ちょっとずれているところもあっていえ 迷惑とわけではないんですけど兄弟とは いえ血は繋がっていないわけですからもう 少し節度を持った方がいいかと思っ てそうよねでもシ君も2人のこと好き でしょ えななんであいや見ていれば分かるわよ 無理に隠さないでお母さんに話してみてお 分かりました実はその最初に会った時に 一目惚れしてしまってそれも2人同時に 自分でも最低だって分かってますでもこの 気持ちをどうすることもできなくてそう これが俺の誰にも言えない秘密前になる はずの女の子たちを2人同時に好きになっ てしまったのだまさか2人も俺に一目惚れ していたなんて思いませんでしたでも 両思いだって分かってもどうすればいいか わからないんです どちらか1人を傷つける真似なんて絶対に したくないですしそもそも兄弟ですしシ君 はやっぱりいい子 ねありがとうあの2人のことをこんなにも 思ってくれてどんなに冷たくされてもあの 子たちに優しくしてくれていた君のこと私 はちゃんと見ていたわ お母さん君が1人で思い悩むことはないわ 我慢しないで素直なで2人に接すればいい と思うの素直な気持ちですかそうそれこそ あの子たちがシ君にしているみたいにね 難しいことは一旦置いておいてシ君のし たいようにしていいと思うわそれでいいん でしょうかうまくいかなかった時はまた 相談に乗ってあげるわ家族なんだもの ありがとうございますなんか俺気持ちが 軽くなりましたきっと大丈夫だから頑張っ てね はいあお兄ちゃんお母さんとの話は終わっ たのうん掃除しててくれてありがとう2人 とも家族になってから手伝ってくれてる けどやっぱり2人の巫女姿可愛いおおみこ さんベリキュートあ噂のみこさんいた よ 可愛いここんにちは来てくださって ありがとうございます 実は双子の巫女さんな上に可愛いという 理由でSNSでバズリ2人は有名人だっ たりする2人のおかげで参拝客も増えたし 本当にいい子たちなんだよな2人は本当に 人気だなえ別にそんなことないけどあ さつきちゃん赤くなってる可愛いん だうるさいまあ2人ともこんなに可愛いん だから当然だよなえ あれさつきは細かいところによく気のつく 子でいつも助かってるよあな何よ急に繊細 で相手の心を思いやるさつきと話している と心が落ち着くし一緒に過ごす時間は とても好きだよ巫女服も本当によく似合っ てるちは面白い子だよねでも実は一番 みんなの気持ちを考えてくれる子だって ちゃんと分かってる よずっとそばにいて欲しいって思うくらい 太陽みたいに素敵な女の子だよちも巫女服 がよく似合っ てる2人とも偉い 偉い俺も小さとさつきのこと愛してる よあ加減が分からなくてやりすぎたかもで もなんか心が軽くなったそっか俺本当は 2人にこうしてあげたかったのかあの お兄ちゃん何かなありがとう褒めてくれて すごく [音楽] 嬉しいそれならよかっ たそれから夏祭りに向けた準備で忙しく なる中俺は素直な気持ちで2人に接する ように心がけたすると不思議なことにとの は自然と落ち着いていったそして代わり に大丈夫 さつき大丈夫大丈夫だから早く離れてあれ なんか顔真っ赤すぎないち俺が放棄を 片付けておくよありがとう う んなんでもないなんか2人ともほんの ちょっと体に触れるだけで赤くなるような ねえ小さ最近のお兄ちゃん何なの毎日 ときめいて 幸せ言ってる場合ますますお兄ちゃんの こと好きになっちゃった私もだけど ねし君最近2人とはどうあはいなんか2人 の様子が少しおかしい気がして全然大丈夫 だから安心していつも2人によくしてくれ てありがとねこちらこそ忙しい夏祭りの 手伝いをしてもらえてありがとうござい ますあのお母さんまだまだ大変だと思い ますけど夏祭りに向けてよろしくお願いし ますこちらかさよろしく ねあの子たちの見いも楽しみなの頑張って 練習してますもんね俺も楽しみですそうし てまた琢に日々が過ぎて夏祭りの時がやっ てくるしんと鈴のが響く族に身を包んださ とさが見事な舞を披露しているその神聖な 美しい姿に俺を含め誰もが息を飲むのが 分かった静かにおかに神様へと捧げられる 前に時を忘れて見入ってしまう2人とも すごい綺麗 [音楽] だあれ今微笑まれたような2人の傷を見た 瞬間俺の動ががなり体が熱くなったそう して2人の見は大成功のうちに幕を閉じた その後浴衣姿に着替えたさつきとさと俺は 合流した2人ともすごかったよ俺感動し ちゃった そうお兄ちゃん褒めて褒めてちょっと さねえお兄ちゃんこれからデートしようよ あうんに祭を回る約束をしてるけどでとな ことが重要なのじゃあさつきちゃんはお 疲れ様私も行くわよはっ倒すわよ お兄ちゃんこの綿美味しいよ食べるあうん あ あんドキお兄ちゃんたこ焼きも美味しいよ はいあうんおいしいあほっぺにソースが ついてるペラ時小さあんた今わざとソース つけたでしょそうだよ開き直らないで2人 とも落ち着いてじゃあ勝負しようよあの 射的でより良い景品を取った方が お兄ちゃんにキスできるのはあなんで そんな勝負しないといけないのあ逃げるん だじゃ私の不戦症でお兄ちゃんにキスやる わよう外れたあれ 難しい2人とも苦戦してるなよしここは兄 としてどれが欲しいのあのぬいぐるみ 真似しないでよそっちこそさすがは双子 よいしょえみ見事大当たり すごいかっこいいあありがとうお兄ちゃん 一生大切にするねううんそっかやっぱり俺 2人の笑顔が好きなんだありがとう お兄ちゃん今日のお祭りすごく 楽しい私だってすごく楽しかった多分一生 忘れない 大げさいいでしょ別 に俺もすごい楽しいよありがとう2人とも じゃそろそろ花火が始まるから移動しよう か あ 綺麗その言葉通り夏の夜空に咲く花火は とても綺麗だったそれに花火の明りに 照らされる2人も綺麗だ2人と一緒にいる ことができるのも笑顔を見ることができる のもすごく幸せだなって思うやっぱり俺は 2人のことが好きなんだなあのお兄ちゃん 話があるんだけど私もうん何かな今ここで もう一度今度はちゃんと告白させて ください私お兄ちゃんのことが好き私も お兄ちゃんのことを愛してるだから私を お兄ちゃんの恋人にしてくださいもしかし たらこうなるんじゃないかって思ってたで も俺は2人ともと俺も2人のことが好きだ よ妹として見るよりも前に2人のこと 女の子として好きになってたでもごめん今 の俺には2人のうちどちらかを選ぶこと なんてできない2人のこと同じくらい好き だからだからごめんなさいじゃあみんなで 恋人になればオッケーだよねえいやさすが にそれはそうねそれしかないと思う さつきまでちと何度も話し合ったの私 お兄ちゃんのこともちのことも好きだし私 もさつきちゃんが泣くところなんて見たく ないしお兄ちゃんのことも好きだからもし お兄ちゃんが私と知佐のどちらも選べ なかった時は3人で恋人になろうって決め たのいつか本当に1人を選ばなくちゃいけ ないその時までそんなことしていいはずが ない 常識的に考えてそんなこと許されるわけが ないでも俺は2人の悲しむ顔を見たくない 分かったじゃあみんなで付き合おう お兄ちゃんやったでもすごく大変な道だと 思うよ本当にいいのもちろん覚悟なのね私 も3人一緒がいいな分かったありがとう 2人ともこうしてこの夏俺たちは恋人同士 になったでも2人を同時に選ぶ以上俺は 覚悟を決めないといけない両親には もちろん学校のみんなにもバレないように しなければと思っていたけれど速攻でバレ たどういうことだしあの双子の天使ちゃん たちと二股とか羨ましすぎるだろうご ごめんなさいさつきちゃんが絶対誰にも 言わないからって接する友達に話しちゃっ たのそれ一番話しちゃいけない友達ねえ ねえ3人で付き合うってマジうどういう ことごめんなさいお兄ちゃんうんいいよ どの道いつかはこうなるんだしお兄ちゃん とりあえず騒ぎが収まるまで逃げようあ 逃げたぞまこら許すマジ羨ましすぎん だろどうしたのさつきちゃんの気持ち わかるなんか楽しいかも大変な道だと思う けど2人ともついてきてくれるうん お兄ちゃんとだったらどこまで [音楽] もDET

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