鬼平犯科帳1975年　第15話　二人女房　野際陽子

鬼平犯科帳1975年　第15話　二人女房　野際陽子

[音楽] 肥前からさ老人高木 軍兵かつて賊孫の2兵鼓に手柄のあった 深川佐賀町の味や佐倉の用人棒といえば あるいはご記憶かもしれ ないにらずはからであったがその後長谷川 平蔵の口添えにより市ヶ谷坂つ道場に入門 このところメキメキ腕を上げたともっぱら の評判であっ たどうし たちょっと来てくださいお迎えの様子が変 なんです迎の 向かの死者さんにムスが入ったようで むすっ [音楽] と先生どうしましょうどうするっ て嘘の下のぐらいわしは踏み潰してやる 大丈夫ですかお1人でわしに任し ときこれ持って [笑い] [音楽] [音楽] いい 待て 待て 待て [音楽] わや ら [音楽] ゃ来 [音楽] だああ [音楽] あいやあ見事立派なもんだ大勢の盗と相手 に1人で切り込むなんぞはなこれは大した 度胸 だ中後あ貴様などはな軍兵さんの爪の赤で も煎じって飲まんといかんなおいやこらも 耳が痛いいやいや そんないやあしかし怖いもんですなそうか 怖いいや切り込む時は無が夢中でしたかな いや死んでる2人を見たとなんか体中が急 にガタガタと怒りでも怒ったように触れ 出していや我なまったくならしがないわ 軍兵さんあ今度毒に出会ったらな全部殺し てしまわずに1人ぐらいは取りにして もらいたい 取り殺してしまって後に手がかりが残らん チたちの苦心も実はそこにあってたこれは なあくまでもこちらの商売の都 だどじな話 だ2人も殺されてたったの500力俺が さしずとりゃこんなバカな仕事にになら ねえまだまだおめえらにはめは任せられ ねえ な さあ1人頭30秒30った おしら殺された2人のごがで殺はそういう 感情だ句言うなさそれじゃ早とこちる半年 経ったらまた寸で会おう江戸で遊びけて足 取られんじゃねえ ぞいなもんだぜいくおだってな命で働いた のはじゃねえか どせ今度のおみは運がなかっただだそれ だけ [音楽] だ相手はな高か盗だわしはなその組から パッと表で飛び出したな大一斉だろそこを 動くな相手の奴ら驚きよってなバラバラと くの散らすように似合ったわしそことこ バー引っかけて [音楽] ないやわしはなそいつをガーと追っかけて てなエル捕まえたなわしはそいつを 引きずりましたなバちってもだちぎっても だやってやったぞ [音楽] [音楽] [音楽] お 帰りおさんお勤めは無事終わったのかえ あいの旦那はさあ 先ほどみんな散り散りになりましたんで いつこちらへ余計なことは聞かなくて いいおかしらどこ消えたん だひょっとするとスプへお帰りになったん じゃお前も水臭い男だ ね知ってるよ女だろ江戸に女がいるのさ 勤めに過去つけてこのところずっと若い女 に入り浸りさ 確かおきとか言ったねその女おさんまあ いいその話は後でゆっくり聞くよお前もお 勤めで疲れたろさお休めに一歩やる [音楽] ああダメですよ着物が乗れますよきのなん のなんぼでも凝ってやるほれほれほれ ほれ あ地 まっ昼まっからごちそうさ で聞こえた かおかしら えまずいことになりましたぜえなんだ女将 さんにこちらのことがバレたようなので何 おまさにこの間亡くなった天竜のおじは 死際にひいと口を滑らしたそうなんでまた の 野郎でおまさ来てんのかえ えお勤めが終わったら申し上げようと思っ てたんですがこの前寸を出る時将さんから ああ抱きさこれはこれはゴム沙汰したして おりますいくこちらへえ秋の御用で昨日 着きましてあそうあたはいちょいとな仕事 の話で先と出かけてく着替え頼むよはい 殺し ええおさんにね5050料を出すから殺し てくれっておきよかいい よわしをかえお まさか引き受けたんじゃねえだろうな いや受けまし たけ た おから謝っちゃいけねえや足だってお頭の 手下の1人 ださんに泣きつかれたから言ってだけ なんてそんなことはできかねあん時は殺し を受けなければこっちの首が飛んでいた 仕方なしに受けたんでございますよ だって本気じゃねえことは100も承知 よそうかマなそんながとんのかしかったか 前にも一度ございましたねああ今日の大宮 のお茶組のおさ さんかわいそうにあの女をマスに殺され たあいつはなわしに女ができるとまるで人 が違ったように気がな気が来るんだ 恐ろしい女 だどうし ます うんスプへ帰って小神さんになんて [音楽] 言わ百 出そ人知な周りに気取られぬよう外マスを 片付けてくれいやおめえはやりにくいだろ おめえの親父はマスの世話になったおが自 に手を下すのはりだなんなら人を雇うだ誰 にも目を読まれてねえ殺し [音楽] ないや実を言うとまった何がですか温度の ような事件が一番始末がある生じ盗の死骸 が残されているだけに盗賊があるため一体 何をぼやぼやしてるのかと親方大将がゴ立 でねもっか七夜の客を片っ端から洗って いるんだがこれだって何1つ手がかりあれ しねなんか面白い聞き込みでもあったら 教えてくださいあ承知しましたおそやか これはけますよ天ぷらそばおおいくらかな いっぱい30問です30あちょっと待て よあ じゃこれに行って [音楽] ごめんあ先生さっきからお客さんがお待ち ですよ [音楽] はい先生 [音楽] しばらくでございまし たこれ驚いたないやいや珍しい ななんだからてかあち はい最後どうお邪魔様 なるほど ね用人坊とはうまい仕事にありつきました ねわしも な昔の竹軍兵ではないん だあれから剣の腕をだいぶ上げてな今日も 道場で5人抜きやってき たこの間もここで盗とバッタバッタと56 人切ってやっ たところでお前今何をやってんだ足ですか い 足の方は相変わらずでねまだ5の早かまあ そういったところいかん いかんお前もそろそろいい年だろう早く敵 もらんとな泥の出れなくなってしまう ぞどうし た変わったな確かに軍兵さんは大りなご 立派なもんです よけどね先生 人間一度泥水に足をつつけるとなかなか 抜けるもんじゃ ねごには変わったつもりでもお天堂様は ちゃんと覚えてますんで [音楽] ねどうです久々に金儲けの口が ある金儲けそれも2両や3のじゃね [音楽] しますが乗っちゃくれませんか [音楽] ねあの男ですよ奴を結っとか表向きは寸の 茶の引とって触れですわね実は彦島の門と いう大なん [音楽] てそれであの男どうしちゃった殺すんです よ 殺す人殺しか先生ほどの腕がありゃわけも ねえどです受けていただけます かしこっ たあっちこっちに波数が立ちますぜ佐倉の 店にもあんたの身の回りにもね [音楽] [音楽] れおじさんお邪魔しましたあごぞさんに よろしくなはいはいあら高木先生おお お珍しいですねお1人でほ馳様はお待ちな んだがこの分じゃ今夜お見えになるかどう かいやわしは帰る馳のためにはなわしが ここに来たことは内緒にしてくれそれから わしは今夜ここで待ったこともな頼む ぞどうしたんだろうなんだか ねおかしいねきっと何かあるよ ね一応おかの身に入れといた方が うん運べがなはいどうもあの目つきはたご ではございませんひょっとしてあの七夜の 盗っとか何かと うんどたどうもええ何しろあの方は裏表の ないお方でございますからいやしかし女の 顔は馬鹿にならんましておの看だけにはな 俺はしばしば下を任された まあ念のためにイサでもつけてみる [音楽] か地会 えただいまを戻りました手肌ついたのか はい 殺しは誰に頼むんだえい足の古い仲間で腕 の立物にさき ちゃん私を裏切ったりはしないだろうねさ 何も今になって恩を売るつもりはない けれどあんたのうちの面倒は随分と似てき たつもり 労してるおが病気になった時 たらお前さん上にしてたかもしれ しオは仇で返すような真似だけはするん じゃない よお いでごしもんどくれ [音楽] 神さんいいんだよ 向こうだって好きなことしてんだよ可愛 がっ [音楽] たける おお 断るわしにでき んあてがたえ盗っとでも金のために殺しな とわしな昔の高軍兵と違うんじゃ頼む色と そんな話を持ってこんだくれそうです か分かりまし た分かってくれたかその代わり足は今から 田倉の旦那におめにかかり やしょどんな に足と軍兵さんがその昔道筋でどんな悪さ をしてきたか洗いざらいぶちまけてやりゃ 差し詰め用人はお払い箱それどころか首に 縄つけて無業所へ突き出されるかもしれ ませんぜ おいおい [音楽] どうぞ あおきはいこれじゃあお前がちょっと 寂しいすまんが友のしだしでもそう言って きておくでいやわはこれで結構ですからあ 先生話は取ってるんだろうねえ何もかもご 苦労様ですな 先生 いや あこれからの手はえい道中手形を手に 入れるまで先生をこちらに預かって いただき ます何しろこの先生は宿なし当然なもんで いいともいいとそれでスプにはいつ立つね ええ支度ができましたら明にでもあそう [音楽] か少ないがこいつは下きだ先生にもおあげ してなありがとうございますじゃ明日は これ でいやわもちょっと [音楽] 本屋中に片付けてもらいます ねいやしかし用人棒を棒に振るか30量の 金を手に入れるかここまでくりゃ2つに1 つだ また明日 田倉の店の方 [音楽] で運 [音楽] さん小島の千夜 と聞いたことがない なスープがねじろとなる とおいこれだ え彦島せ関西3年11月押し込み殺傷3 名軍兵ははいお主も水臭い男だな夕で俺を 待っていたそうだなぜ黙って帰っ たイをつけなかったらその先とかいう男の 言うなりに声門を殺すきだったかはいや何 を恐れて いる先に一体何を握られて いるげ いや実 は彼から江戸に帰る途中街道筋で咲と 合道中のロの足にとあの男のば手助け をませんに向かって許さ貴様 でもございましょうこ足にお任せを [音楽] へいまつまりきと組んでゆすりたかりに 近いようなことを色々と [音楽] それをそのくらにばらすと驚かされたのか ああ軍兵殿のお主も気が弱すぎるぞそう いう時こそ我々を思い出してもらんと困る ではないか はしかし常に傷を持つ身となればなかなか 相かそれは分かるよな軍兵さ悪党というの は 1度人の弱みを握ったら昼のように一生 吸いついて離れの連中だ1度切りで手が 切れると思ったらちいだぞあ今度という 今度は骨身にしみてよしとにかく夜専門の とろに戻れ戻るんです か看護を呼んでやれ [音楽] 旦那お ね さき私はおきという女を頼んだけど旦那を 殺せとは頼まなかったはずだ よ小神 さんおめえさんだって分かってるはず だ今のお頭には手下を束ねていくだけの力 も人気もねえ てめえはわけえ女とあったけえ布団で ぬくぬくとくるまっていお勤めと嫌は みんな手下ませそのくかりだけは人1倍 かっさらっていくんだから彦島の行は さびれる一方 だこのまま指を加えてたら神さんおめえ だっておまんまの食い上げだそうなる目に 何か手を打たなくちゃならねえ思い切った 手を ねそれで 1000円も殺してお前が1かを束ね売っ ての か2人がこうなっ たらそれが一番素直な成り行きっってもん だぜ [音楽] 誰 [音楽] だ 先生 いやすまいすまいそこの居てだいぶやって しまったお部屋はこちらね あんまりお帰りが遅いんで心配しており ましたよしかしわしがおったら邪魔でやえ のか えしかしあのさんといい女だ な人の持ち物に目つけては困りますよ心配 はいらんよわしはそんな泥みたせんから えさあ休ましてもらうかなうん 失礼 [笑い] [音楽] おお茶漬けではなく下漬け かこやると何杯も食べられましたな 面白い先生 だ今度の仕事が終わったら1つ手伝って もらおうかな何をくわしの空よな何のらだ それが な面白い空 ない呆れたじじだこれで本当に盗とは 止まんのか な旦那様さきさん がおはようございます おはようどうだ帰宅はできたか ええそれが色々と手間取っておりまして もう一晩だけ先生をこちらへお預かり願い たいんでああかとわしはなこの先生が だんだん気に入ってきた面白い方 [笑い] じゃ夕のうちにどうして片付けなかったん だそれがな考えてみたら間1人殺して3 次郎ってのはいかにも怪しすぎるように 思えてきてな何おめえのこっ たぼのマスと1000円もと天瓶かけて 両方から金踏んだ食ってるはずだ俺に頼む んだったらな悪まちだぜうん [音楽] ステに 死んだのかお頭 は一体どういうことなんだ俺の留中に 上がり込みやがって句を言うなよ聞えた ことだけ答えなうるせえお前の差し座を 受けね 何今日からおかしらの縄張りは俺が 引き継いた俺とマが取りしけるんだ [音楽] おさん遠だ色男ぶってお前みたいな若に何 ができるっていうのさうりんじゃない [音楽] よどうした おから片付いたのかまだ生きてんのかまだ やっちゃい ねえ 崎おかしら今夜中に始末を つけろ仕事が終わったらおめえの雇った 老人者を 連れ出せ通した後のためにならね いか金と返しるぞ分かった勘弁してくれよ に [音楽] [音楽] おい [音楽] 進んだか これからだ早くしろいまあそう慌てるな さっきまで2人はな蝶々ななんうわやっ とってないや悩ましい悩ましいらねえこと 言ってるんじゃね早と仕事にかかれよし 待っ てろお [音楽] あ [音楽] やったな喉をついてとをさしたぞお時は気 だがなてかったので殺した上がってみるか とんでもない人は苦手だ長だせおい黒30 ぜいいから早く来いよおいおい よおいどこ行くん だ おいなんだお前たちは軍兵とが言った な俺に見覚えはねえ か長の船場で仲間を殺さた恨 だ大人しく情してる ぜそうか お前たち死者の盗だったのかあの夜お前を 見かけてお殺しに一役買ってもらったのよ 仕事の後は三側で渡してる でわかったな [笑い] 先だが捉えろ当たるもが構ん切って ステイめたるだつ賊改め方 [音楽] [拍手] [拍手] [拍手] Uお [音楽] [拍手] [音楽] あ [音楽] H [音楽] お [音楽] [音楽] おお [音楽] お [音楽] おお [音楽] お [音楽] [拍手] [音楽] おH [音楽] [音楽] [音楽] は [音楽] [拍手] [音楽] ったったなお前 [音楽] だ [音楽] HOG [音楽] [拍手] [音楽] [音楽] グロだった な誰 だ何すんの女の内のさ人前でおにかけて かわいそうだと思って連れ出してやったん だよくし 話せじだするな収にしろはい確かに殺しは 頼みましたでも1000円もを殺すこと など夢にも考えておりませんでした初めは あのきという女がただ憎い一心から殺して やろうとそれが 先に千円門殺しの話を聞かされて から墓でございまし た全くむすっにしては間抜けた話でござい ますてめえが狙われると知らずに体内の 100両まではん で えお時でございますかええあの女は何も 存じません私のことを最後の最後まで寸の 茶のと思い込んでいたはずでございます いやそれにしてもあの軍兵さんがし盗賊 改めの手先と は足じゃねえこいつはみんな死んだ捨ての やつの差し金でそうですとも捨ては将さん までも丸め込んでおからの後を狙ってたん だはただ奴のなり にの ここまで来て死を切り通せると思ってるの か おい おかしら1度は死んだからだな地獄からお を迎えに来たのよ モ焼はお前に預けよういるなと役なと勝っ てくただしな殺すなよ はいありがとうござい [音楽] ますう [音楽] [音楽] 我々のは厳しいという噂だどうしてどうし て同士のはものすごいもんです [音楽] な同じ日婦において彦島の門の下11人が 対され同年9 月の3人はは 申されただ門のけは音金なしの記憶が残っ ているという [音楽]

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