まんが日本昔ばなし 2024 Vol 1299 紋左衛門岩 (もんざえもんいわ)

[音楽] 昔昔奈良の蘇村というところに北林という 大きなお屋敷があって なそのお屋敷の広い森にはおたぬき班が名 住んではるという噂じゃった [音楽] アルバンのことこのお屋敷でやっとこさ 初めての孫が生まれ たやあ やー やー やーやあめでたいめでたい孫じゃ孫じゃ うい孫じゃめでたいわめでたいわ このお屋敷のアジの喜びを言うたら大変 じゃった今日は祝いの部屋で村中1人残ら ず赤ご飯を配るんじゃおお可愛い 可愛いそう言いて3弱ほどもある大釜に いっぱい赤ご飯を炊かせたじゃからその日 は北林のお屋敷は1日中大騒ぎじゃった 早速その日のうちに村中に赤飯が配られ たけどあんまりぎさ赤飯炊きすぎたんで 余ってしもうたそこで残りを鍋に入れて蓋 をしとい たそしてその夜みが寝静まった頃やった 台所の方からへんてこりんな音が聞こえて くるはて何の音じゃろ アジは眠気まをこすりこすりその音の 聞こえてくる台所の方へ行ってみ たすると な匹昨日たぬきはんがぎさ子供を連れて むしゃむしゃ赤飯を食べておったそう [拍手] [音楽] やこりゃきっと屋敷のおたぬき班の食べる もんがあらへんかったからやろそうか かわいそうにな [音楽] 次の日あはもっと美味しいものをこえてお たぬき班に食べさせてやろうとたくさんの 草餅を作っ たそしてその晩鍋に入れて大所に出して おい [音楽] たそしたら翌朝には鍋はすっからかんに なっておっ たおたぬきはんはよう食べていきなはず だ何しろあげにこさんじゃから の今度は何を作って出しておいてやるか なそうやってある時は次の晩もまた次の晩 も毎日おきのためにん食べ物を作って台所 に出しておいてやったそう じゃところがアルバンのこと あ [音楽] [音楽] 静かに しよこの包丁が目に入らん [音楽] か金を出せ出さなんだら殺しにしてしまう ぞ かどうするどうする金を出すかさん はまだ生まれたばっかしの赤ん坊がいるん ですそやから命ばっかしはおたけくだされ ほなら金をぎさ出す言うんやなひ出します 出しますくの中の金全部差し上げますおか よしよし早く出し なさい命には変えられ んは大な鍵を泥棒に渡そうとした えこれがクの鍵です好きなだけ持っていき なされほもらうでおその時 あわあわわ [拍手] [音楽] なじゃなんじゃなんじゃ何なんじゃ何 [音楽] が助けてくれごめしてくれ離してくれ離し てくれやい人の屋敷に押し込んで金を脅し とるとは何事じゃさっさと出てうせろ やあ命馬にはお助け う泥棒はあっという間に屋敷から逃げ出し てしもうたう [音楽] あわ わあニコニコと機嫌よしよって ああめんこい子じゃめんこい子じゃ元気な 子に育てやほんまにほんま にこれはこれはどちらのさんか知りません がおかげ様で命拾いをさせてもらいました ややれには おばありがとうございますありがとう ございまし た あ顔をあげてみるとなんと ま目の前にいたお相撲さんの姿はカも形も 見えんかっ たほんまに不思議や たところがその後アジがほっとして眠って おると [音楽] なご主人様ご主人 様いつもいいもんご馳走様ですおかげで 子供たちもスクスク育って大喜びでござい ますですから今日は本の返しでございます ござおするとあの2人のお相撲さん はあなた方おたぬきはでござったか へえそれではお休みなされ そうかあのおたぬき班がわしらの命を守っ てくれたの かありがたやありがた やそれからもあ夫婦はおたぬき班のために 毎日ご馳走絶やさずもてなしたのでお たぬきの一家はこの北林の屋敷に ずっと末名を住みついていたということ [音楽] や昔昔文語の国を流れる桂川の小瀬の辺り は土手一面がすきに覆われていて人も滅多 に通るようなところじゃなかった ところがこのすすきの河には夕暮れ時に なるとそこ若い男たちがやって くるこの男たちがわざわざ河にやってくる のはこのすすきの腹に晩になると綺麗な娘 が現れて男に声をかけるという噂がある からでこの辺りではその娘と一晩明かした というものも1人や2人じゃなかった その若い娘というのは実はおさと呼ばれて いる老の化けたもんだ無論男たちはそれを 知らないわけじゃない知っていながらやっ て くる おや久しぶりに旅の男だよ 今日は1つ思いっきり若い娘になって みようか ねこの旅の男諸国をまたにかけて歩く行商 の男だった おおびっくりした幽霊かなんかと思いや なんとまた可愛らしい娘せんじゃねえかい あの旅人さんこの先でおとっちゃんに 出会いませんでしたかさてね足はこの河は まっすぐ来たが突らしい人には追は出は なかった なそうですかところであんたのような娘 さんがまたどうしてこ寂しい河でとっ ちゃんを待っていなさるんではい私はこの 近くにおとっちゃんと2人で暮らしている んですが3日前からおとっちゃんが浜へ 行ったっきり でそこまで娘の話を聞いた男はははよく ある話だこれあの河に住むキネかたぬきの 化けたもんだなと感づいた年中旅の暮らし をしていりゃ狐やたぬきの相手にも慣れて いるそこで男はどんな風にばかすもんか娘 の言う通りにすることにしたあそこが家 ですこんなところで1人でいるのは怖くて 仕方ありませんもしお急ぎでなければ どうぞ上がっていってあいいとも何1日を 急ぐ旅じゃ ねというわけで男はおぎの家に上がり込ん だすぐに出てくるのがこれも決まりのお酒 [音楽] だキやたぬきが出す酒というのは得体の 知れないものと相場は決まっているが男も 豪のものでそんなことにむもんじゃ ないまあお見事もう1杯型通りに娘は酒を 進めるそのうちに娘さんあんたも1杯どう かねというわけで刺し刺されつ得体の知れ ない酒でも酔いが回る 娘さんだけどなんだねさっきから尺をして もらっているがあんた色っぽいねその尺を する手つきなんじゃなかなかなもんだ うまく化けてはいるがかなりの年見たが どうか なずしのようだな何俺もこんな空ないの男 だこんなことには目も聞くってもん だついでにその色の白さは狐と剣闘つけた がどうだ ないいってことよ旅はこういうことがある んでやめられねえってもん だあんたも人が悪いね花からバレてるん じゃ鬼娘の真似なんぞするもんじゃなかっ たいやいやなかなかいい娘っぷりだ何を いいだからかって恥ずかしいじゃない かとわかりゃ今夜はこんな姿でお相手する がどうだいよお見事お見事その方がずっと 座が色っぽくなっていいねおさんは本当に 不思議な狐だっ た何人間と狐の分け隔てはなしだって そりゃいいうんそんなことはどうだって いいん だ嬉しいことを言いだねじゃ私の思いでも 聞いてもらおうか ね私がまだ18の頃のこと さ惚れあった相手が素なだ12里を隔てた 対岸の元山の狐で さ私らは人間と違って12人ほどの海を 超えて思いを通わせることぐらいできる からさまよまよ騎士に立ってはこがる思い を伝えあったもんさ そうは言っても若い恋だ思いを通わせて いるだけで我慢できるもんじゃないやね 元山の方だっと同じことで辛い辛いと言っ て よこすそこである夜こらえきれずに漁師の 船を盗んで海を渡ろうと決めた ところが私が海へこぎ出すとすぐ雲が月を 隠しちまいやがって さ見渡す限りの真っ暗闇どっちに行って 良いものかさっぱり剣とはつかず元山も 必死で光を上げるけど狐火というものは そうたくさん飛ばせるもんじゃ [音楽] ないおまけに冷えた風まで出てきて海は 荒れ始め やがっさすがな私も心細くなってきて ねそれでどうしたいどもこあれしない よただただ波に揉まれながら助けて助け てって叫んでいた さその うち思ったより近い向こう岸の山に火の手 が上がって ね元山が私に学だけでも知らせようと林に 火をつけてくれたんだよそれよかっただ けど さ若いってもな物事よく考えないことが 悲しいじゃないかいていうのはどういう こと だ強い風の中でつけた日がただですぐもん か [音楽] ね風に煽られた日は広がるだけ広がっ ちまったの さわかるかいその時の私の 気持ち燃えさかる日の中であいつはどうし ていることだろうと私 は身し てところがさあいつはお尻の火傷だけで 生きてたんだ そうとは知らない私は泣くやら船酔いで ゲロゲロやるやらもうばっか みたいそうかいそりゃ辛かった なやだよ笑い話のつもりじゃない かしんみりしちゃやだやだいやすまねすま ねおととととおっと 私はバカなキだねもう治らないねさケーキ よくやって おくれおめえ酒だ何言ってるのさまずい くせにいいんだよいやいや [音楽] おお開けてきやがっ たすっかりごそになったほら行くぜ 名残り惜しいけど旅の人じは止めるわけに もいかない [音楽] し足元はまだ暗いから気をつけてねあいよ [音楽] ありがとうおさん達しでなお前さんも ねまた文に来た時はらせても だめだめその頃に私はきっとあんたのこと なんか忘れてる さそうだなそれじゃあ行くぜありがとうよ [音楽] 寂しい秋風が立ち始めた朝だったその後も おさ狐は河に来るものを相手に人と狐の かきねを超えて打ち明け話を聞いてやっ たり聞かせたりしていたということだ [音楽] 昔あるところに1人のばあ様がかという名 の娘とひっそり住んでおりましたこ こえ女手だけでは大変だろうと村の作造と いう若者が毎日のようにやってきて畑仕事 など手伝っては帰って行くのでし [音楽] たところがカがジクになった 時幼い頃から育ててくれたそのばあ様に 先立たれ替はとうとう独りぼっちになって しまいました [音楽] 半分は替の美しさに引かれて通い続けてい た作はこれを機械に俺の嫁になってくれと 頼みましたが替はただ黙って俯いている ばかりでし た俺と一緒になってくれな承知してくれ 俺の こと嫌い か替は首を横に振りまし たそれならと作蔵はその後何度も替の元へ 通っては口説いたのですが答えは同じでし た諦めきれない作造は来る日も来る日も 出かけて行きました像にしてみれば1人 寂しく暮らしてのこと思うと耐えられ なかったの ですとある日のこと替は妙なことを口にし まし た私は人を好きになってはいけないの ですお嫁には行けない女 です彼には何か深いわがあるようでした 彼のこと思うと作蔵の胸は熱くなり眠る こともできませ んとうと作蔵は眠っている替を布団ごと さってこようと決心しまし た替の家の周りにはひれになるとお白い花 が 花開き一晩中ほんのりと良い香りを漂わせ ておりまし [音楽] た男は美しい娘を嫁にするのが解消なん [音楽] だ作造が胃を消して立ち上がろうとした その時 作蔵は替の方から心を決めてくれたかと 一旦は喜びましたがよく見ると替の足には きちんと遠の造りが吐かれてい ます不審に思った作造はそっと後をつけて みることにしまし た変だな俺はこの辺りなら子供の頃から 知らぬところはないはずなのにまるで見た ことのない景色 だそれに明りも持たない貝がこのくらい 夜道をつまづきもせずスタスタ歩けるのは なぜ だろう替は疲れも見せずどんどん進んで いきまし [音楽] たそのうち作は不思議なことに気づきまし [音楽] た替の行く先行く先に道ができるようなの ですそれは全くの熊のしみなのに替が進む たびにほんの少し道を開けてくれるように 見えるのです [音楽] 替の姿は大岩の辺りでふっと見えなくなっ てしまいまし た おいか さんか さんいくら呼んでも返事はありませんでし たけれど を戻りたくはありません ふふとそこに人1人入れる穴を見つけた 作造は早速入ってみることにしました [音楽] [拍手] う中は鼻の香りに溢れていましたそれに 小さな明りが見えるではありませんか 作蔵は光の向こを覗いて思わず息を飲み まし [音楽] たそこは真昼 までかそっくりの娘が何人も舞うように 動き回っていたのです [音楽] [拍手] [笑い] [音楽] ひい野原には便や白のお白いが先乱られて おりました [笑い] [音楽] [拍手] [音楽] 作は大勢の中で1人だけ手の荒れている娘 を見つけました畑仕事をする替は他の娘と は違っていたのです金さん [音楽] その時 [拍手] ですものすごい風が吹き鼻が舞い上がり まし たカレさん俺の嫁になって くれするとさらに強い風が吹き鬼女が現れ まし [拍手] [音楽] たしかし作造はみませんさらに大声でカの 名を呼び続けたのですカ さんカ さんさ [音楽] [拍手] [音楽] 作蔵さん風は私の父で鬼女は母です私 は鬼の子供なのです [音楽] さん俺はお前が好きだ一緒になろうかさん 苦労はさせ [音楽] ん俺の嫁になってくれ どれだけの時が立ったのでしょうか気が つくと作蔵は替の膝枕をしていたの です目が覚めましたかそろそろうへ戻り ましょう夕の支子もしなけれ ばお白いバが花開きもう紐くれようとして います 作蔵とカはもう何年も夫婦だったように肩 を並べて幸せそうに歩きまし [音楽] た後にはほんのりとしたお白い花の香りが 漂っていたと言います [音楽] 昔種ヶ島に1人の狩が住んでおっ [音楽] たカリウドは鉄砲内の名人でした獲物は いつも一発で仕留め玉を無駄にしたことが ないと言われるほどでしたそれに飼って いる犬がまた大変に優秀な犬で消しと黒口 と呼ばれていましたカリウドはこの2匹の カリーヌを大変に可愛がっておりました それで他の漁師仲間たちはこれでは獲物が 取れぬはずがないと羨むほどで たところがある日のことその日はどういう わけか獲物が取れませんでし た俺が量に出てうさぎ1匹取れぬそんな ことがあってたまるかし黒口頼むぞ獲物を 探すん だ狩は意地になって山の奥へ奥へと進んだ すると1度も来たことのない場所に出てい ましたそこにには田の草村が一面に広がっ ていまし た変じゃ なわしはこの山のことは隅から隅まで知っ ていると思っていたがこんな場所があると [音楽] はその時2匹の犬は獲物を求めて辺りを 歩き回っていましたがそのうち姿が見え なくなってしまいました 来い黒口 こいやがて夕暮れになり狩は必死になって 探しましたがどういうわけか消しと黒口の 姿は見つかりませんでし たそのうち夕が辺りに立ち込めこのままで は足元もおぼつかなくなり狩の身すら危険 な状態になってきまし た早くここを抜け出さねば [拍手] そこで狩は明日また出直そうと思い木の枝 を折り足日という造りを目印に置いてその 場所を離れまし たところがその夜一晩中山の中を彷徨い 歩き家に帰り着いた時はもうしらしらと世 が開けていまし たカリドは休む間もなく家を飛び出すと また消しと黒口を探しに山に入りました ケ 黒でも昨日迷い込んで足を置いてきた場所 はどうしても見つかりませんでした 戻らぬ犬が心配でならなかったカリドは そこで人手を集め山中くなく探すことにし まし たしかし何日も山に分ける手分けして 探し回りましたらどうしても見つかりませ [音楽] ん狩はそれでもしと黒口のことは諦めれず 1人で毎日朝早くから夜遅くまで山を 探し回りまし たカリドは6に飯も食わず1日中探し歩く ものですから体は日に日に衰えていきまし [拍手] た犬を思うお前の気持ちは分かるがのこの ままではお前は体を壊してしまうぞ逃げた のためにお前は命を縮めるつもりか山に 逃げた犬は野犬になりたえ見つけてももう 人になれるもんじゃなかろうに逆に向かっ てくるやもしれ んむさそうなればお前が撃ち殺してきた獣 らと一緒 じゃもう俺のことに構うな2度と来るな犬 は諦めるんじゃ消しと黒口をその辺にいる 山犬と一緒にすると許さんぞ騎と黒口は わしの分身 じ テス クカリドは消しと黒口のことで頭の中は いっぱいで村の忠国にも耳を貸しません でし た新緑に彩られた奥山の景色もいつの間に か赤や黄色の模様に変わっていました ク犬を諦めずに探すカリドの物悲しげな声 が山の奥から時折り村にもかすかに聞こえ てきました こいケ こいクラク こい コ クラスコなんと哀れな早く見つかって くれればいい がやがって寒い冬が訪れまし たその頃になると狩はもう見る影もなく痩 をえてい その日も夢中になりけしと黒口を探して 彷徨っているうちにふとありの様子を見て 驚きまし [拍手] たそこは以前迷い込み消しと黒口を見失っ た場所だったの です 黒口 来い消し来い黒口来い消し 来い黒口 こい [音楽] ケスカリドがようやく会うことができた けしと黒口は主人の造りを大事に口に加え て死んでいまし たその消しと黒口の変わり果てた姿を見て カリウドは誰もいない奥山で思いっきり声 をあげて泣きまし たそして泣く泣く丁寧に葬ってやりました でもあまりの悲しさに狩はその後寝込んで しまいまし たほんにかわいそうなことした主人に はぐれた2匹はその場所で足なを見つけ お前さんが戻ってくるものとじっと動かず 待っていたんじゃろうのあの日わしは1匹 の獲物も取れぬことに腹を立てて意地に なって獲物を探し求めたそしてあのを見た こともない不思議な場所へ迷い込んで しまったたまには獲物のない日があっても ええのじゃったが化しと黒口には本当に すまないことしてしまっ たカリド は最後にそう言うと静かに息を引き取った そうです カリウドの死後今までに見たこともない鳥 が姿を見せるようになりましたその鳴き声 は身にしみるように [拍手] にはけしい黒口こいと泣いているように 聞こえました村人たちはきっと狩の魂が 乗り移ったのだと信じまし たその鳥は夕暮れになると奥山から飛んで きてけしこい黒口こいと一晩泣いて夜明け と共に奥山に帰ってくのでし [音楽] たこのことがあってからというもの狩たち は山にわらじを置いてくると不吉なことが 起こると言い伝えてきたと言い ますそしてそれから後も誰1人として狩が 迷い込んだ志田の一面に追いしげる場所を 見たものはなかったということ [音楽] です 東京石川という川に今も下橋という しっかりした石の橋がかかっていますこの 橋は昔はでできた橋だったんですが江戸 時代に今のような石の橋に掛け替えられた のでしたところでこの橋については1人の おじいさんにまつわるお話が残っているの です 昔昔この橋は江戸と川越を結ぶただ1つの 橋として体操な賑いを見せておりました そのせいかどうかこの橋の上はちゃっかり 大勢の乞食たちがたしておりましたそう れなあかいそうになこれでも食べなされ どうもありがとうごやあこれ何するだお ありがとうござ やす毎度終わりおおおらのもらったもんだ ぞいや俺の皿に入ったもんだこの野郎 てめえすっとみたいな真にしやがって だなんだたこの野郎やろってのかおやろっ てのかおやるこしてやるなんだなんだなん だ喧嘩だ喧嘩だ喧嘩 よ邪魔邪魔 魚おっとっとごめんよ待てだだ やられた御だ御だうわわわわしの財布を 返してくれこよだこよだこよだこよだこよ だ だ へお父ちゃん儲かっちゃっ たとまこんな調子でその頃は世の中も のんびりしておって乞食も町の人々も 仲良く暮らしておりましたところでここに 六さと呼ばれる年置いた乞食がおって みんなとはちょいと離れた橋の多元で商売 をしておりました右や左の旦那様哀れな こじでございますどうぞ一問でも恵んで やっておくん なせちょいとろさんこれうちの旦那が気し たものだけどねお前さんにはぴったりだと 思って持ってきたよよかったら来ておくれ よどうもどうもおありがとうござい ますこうしてロさんはこの辺りではもも 古株の乞食でしたが毎日こうして人が通っ ても通らずともせっせと頭を下げており ましたところがこの六さんを仲間内では けちんぼ六さんと呼んでおりましたという のも うわササササさん今日は稼ぎも良かったし よ早えとこの店じまいしていっぱいやる じゃねえかええですがらも少し稼がして もらうでいやろさんよ乞食なんて何なんだ よ稼ぎがあったらあったで飲んだり食っ たりして気ままにやるのが楽しみじゃねえ のかいええですが おらいろさんよおめえさんも年取って先も 見えとるというのにどうしてそう稼ぎ なさるんの グっいっぱいやってよ眠りはよく眠れるの にやせっかくだが今日のところは皆さんで ち全くケだねしっかりしてら なロさんはこうして決して仲間たちの 飲み食いの仲間入りをしなかったので みんなからはけちんぼさんと言って悪口を 言われておりまし たさてぼちぼち帰るとするか ああさてあもロさんじゃねえかどうだい ちっとあったまっていかねえか いほこの通り酒の魚もあるでよいやあわは もう寝るに皆さんで楽しんで くだせ全く付き合いの悪いじいさんだぜ さ今日もこに稼がしてもらうたありがとう ございまし たそろそろ寝とする かロさんはいつもこうしてごろりと横に なると眠ってしまうのでし たそうして冬になっても春になっても夏に なっても秋になってもいつもロクさんは この橋の多元で頭を下げておりました こんなロクさんにもたった1つ楽しみが ありました夜河に腰下ろして川のせせらぎ に耳を傾けながら月を眺めることでし たなんじゃいお前さんかロクさんあの音は なんじゃいああれかあれは祭りのじゃよ 祭りああそうじゃともう祭りは楽しい [音楽] だでんでこ でんでんでこでんでんロさんはこの時昔の 若い頃のことを思い出しておりました [音楽] ロさんどうしたんじゃああすまいすま つい昔のことを思い出してなお前もとっ たんに祭りに連れてってもらうとうんこれ サブ早く飯食わかそれじゃあロさんまた 来るよあまた なそれからしばらくして雨の日が続きまし た おケチブロックさんじゃねえかいこんな雨 の日でも稼ごっていうのかい危ねえ危ねえ この橋じゃ危ねえ大雨がれゃ流される流さ れるゃみんなが何するこの橋が危ねって よそりゃそうだ大雨がふりゃロさんの小屋 なんか生くのさん人のことより自分のこと を心配したらどうだい 危ねえ危ねえ早く死にと危ねえこのまま じゃなんとしても 危ねえ全く変なじいさんだ ぜおありがとうございそれから何ヶ月か 経ったある日の ことあでござあらありがとうござ [音楽] おいおいお前さんたちロさん知らないかい いや近ごみかけねえなもっと風のいいとこ へ行ったんじゃ ないある日のこと突然ロックさんの姿が 見えなくなったのでしたすると おーい大変じゃロさん がさんは1人でと死んでいました年も年 でしたが食べるものもあまり食べず貧しい 暮らしをしていたので体が弱ったん でしょう町の人々と乞食の仲間たちは 身よりのない六さを年頃にとってやりまし たそうしてロさんの小屋の後片付けをして いたある日の ことなん じゃか金じゃ 橋作るか6 ぞえい大金を残しとったもんじゃこの橋 作り替えるために六さんはシボしとったん じゃろか六さんは若い頃洪水に流された 苦い経験があったのでコツコツお金を貯め て橋を作り替えようとしていたのでし たさんの志しを生かして立派なを作ろう かよしわしも寄付をするおありがとうござ やすこれれおめえにもらったんじゃない [笑い] わこうしてロさんの心ざしを継いで足り ないところは街の人々もお金を 出し合い立派な石の橋が完成しました [音楽] この橋は毎日毎日六さんが頭を下げて貯め たお金ででき上がったので下橋と名付け られまし た今も東京尺側にはこの橋がかかってい ます [音楽] [拍手] [音楽] 昔昔狐とくいは友達じゃっ たういくい出て こいや きぞくせよおめえ相変わらずくせの くとはたぬきのことじゃっ たそれでも狐とくは仲が良くいつも 連れ立って野山を歩いておっ たおいくせよ水が増えて向こうへ当たれ なくなったぞ困ったなあなんじゃあれはえ どこどこもっと前じゃようん おはいつも狐に騙されてそんな役回り ばかりさせられておっ たしばらく行ったところで狐とくは山仕事 をするきこを見つけ た学よあのきこの弁当うまそうじゃなうま そうだ たけどキド見つかったらただじゃすまない よ何頭を使うんじゃよしばらく立って きこりが一服していると目の前に若い娘が 現れ [音楽] たうわ変な匂いがする くくくくく属性ぞ あなんで俺の名前を知っているんじゃなん じゃ遠きじゃねえかおキもかこらこら待て 待て待てよくも騙してな捕まえてたぬき汁 にしてくれる わ3段なめにあってようやくくが戻って みる と狐 弁当の分け前 くれお前の帰りがあんまり遅いので腐ると いけねえから始末しておいてやったぞ全部 食べちゃったのか俺がそんなことするはず ねえ だろうほれ弁当の真の1番大事なところは ちゃんとお前に残しといてやったよ1番 大事な ところそうかすまんな 梅星の種しか ねえきねぞこれが大事なところかささささ 早く食べて仲良く昼寝でもしよう やそうしてまたこんなこともあった夏が 過ぎ秋が来た頃くと狐はいつものように 連れ立って魚取りに出かけ たほいと はいよおらもいあらよとさあキど約束だで 交代するべまだじゃまだじゃ向こう岸の 深みにはもっと大きいのがいっぱいいるで らいそうか大きな魚の方がうまいからな よし待ってろ よさていただくか [音楽] [拍手] 全部食べちゃったのか味見しようと思って 食ってみたけどまずくてまずくて食えた もんじゃねえよ何言うだキネ丼交代で川 入って魚取って一緒に食べようって服した じゃねえ か俺とお前は友達 だろう今度またうまい魚を2人で取って 仲良く食べようぜなくせよ [笑い] こうしていつもいつも狐に騙されて損 ばかりしていたくはとうとう堪忍袋の尾が 切れてしもう た やがて谷川につららの下がるような寒い保 となったある日のことの狐どんなんじゃ くせ よ一富裕銃食べる魚を一晩で取る方法が あるん じゃわやってみねえかへえそりゃはすげえ なただし一晩寒いの我慢しなけりゃならん から大変なんじゃがのなに一冬中の魚が いぺに取れるならそんな我慢たやすいこと じゃどうするんだ うんと寒い晩にこの下の水車小屋の下の 曲がり道に尻尾を垂らして一晩流して売れ ば魚がいっぱいくっつくだだったらその役 はお前が やれそりダメだなんでおじゃダメなんじゃ ほらせいだからく尻尾にゃ魚は寄ってく ねえだ そりゃそうだおめえはせいから なそこでキツは小がしの服うんと寒い晩に 1人で河へ出かけたそして水車小屋の下の 曲がり道へ来ると冷たい水の中へ尻尾を 垂らした ひゃう冷て何くそ一冬の魚を取るためじゃ 我慢 我慢冷 て冷 て冷て冷て ぞ よいしょうお詰てぞ詰てぞ うおくっつい たに3匹4匹5匹6匹7匹はきおおおお えぞえぞえぞどんどんどんくっつけようく 尻尾にくっつく氷を魚に間違えた狐は頂点 じゃった川ではくがせっせと氷を砕いては 流しておっ たもつけ 131415うわわどんどんくっつけわ こりゃ大量だ ぞ よいしょいくらくせが魚をくれて言っても 絶対あいつに渡さんぞ こし こらしょ うう錆なお ちくし錆よ うしべし てガメだまだ動いちゃうう我慢我慢あれ 人中の魚を取ったら遊んでくらせる ぞ うさこしてキは寒さに不ながらも一冬中 食べる魚を感情しながら一晩中口に腰を 下ろしておったそう なやがて弱気近くになり体もこちこちに なるまで我慢しておった狐がいよいよ 立ち上がろうとし たさて よし少し欲張りすぎたか な何 くそくそたれしかしこれだけありゃ一 どころか夏まで遊んでいられるぞざめ [拍手] あがれのの が後ろを振り返ってみると尻尾の先には 大岩ほどもある氷の塊がくっついておっ [音楽] たくそ苦のやつに騙されたうわ表こちくし この野郎うわて たたた てよ助け助けて助て おいおいおい助けて くれおおいおいおいおい [音楽] おい散々くを騙してばかりいた狐はこうし て命からがら逃げ延びたが自慢の尻尾は毛 が抜け皮も剥れて見るも無惨な様子じゃっ たまあんまり調子に乗って人を騙して ばかりいるとこういうことになるという ことや

『まんが日本昔ばなし』(まんがにっぽんむかしばなし)は、愛企画センター、グループ・タック、毎日放送(MBS)の共同制作により放送されたテレビアニメである[注 2]。

概要
放送枠は30分で、毎回日本各地に伝わる昔話が映像化され、市原悦子と常田富士男の両名が、一人で何役もの声を使い分ける独特の語りによって紹介する。

『月光仮面』や『愛の戦士レインボーマン』など多数の特撮テレビドラマを手掛けた川内康範が監修に携わり、川内の娘で童話作家である川内彩友美が企画。スタッフに一流のベテランアニメーターやイラストレーターが多数起用された。

番組内で使われた音楽にも川内の甥である北原じゅんの純邦楽からロック、フォーク、ラテン、クラシックなどを織り込んだ多彩かつ無国籍な音楽が使用された。

文芸は当初、『リボンの騎士』などの脚本を担当した平見修二がメインでスタートしたが、2クール目から終了までは沖島勲がほとんどを執筆した。なお、本シリーズでは原話から演出家がダイレクトに絵コンテを描き、脚本を経ないケースが多かったため、「脚本」ではなく「文芸」ないし「ダイアローグ」としてクレジットしている。

TBS系列のテレビアニメでは最も放送期間の長い作品である。
まんが日本昔ばなし 2023 Vol 132 「桃太郎」 | まんが日本昔ばなし

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