映画「乱れ雲」予告編(1967)

SCATTERED CLOUDS 監督 成瀬巳喜男 
脚本 山田信夫 音楽 武満徹 
出演 司葉子 加山雄三 森光子

19 Comments

  1. 今日、神保町シアターで観て来ました。加山雄三が愛する司葉子に向けて民謡を歌う場面で泣けました。成瀬監督がこの世にさようならを告げているような気がしたからです。司葉子の美しさについては、言葉がないくらいに感動しました。お尻とおっぱいがあまりないのに、なぜあれほど色気が迫ってくるのか、成瀬の高等テクニックの賜物なのかなと思います。

  2. メロドラマを一片の悪夢に変貌させるショッキングな結末が恐ろしい(バラードの「クラッシュ」をクローネンバーグではなく成瀬が映画化していたら…)、この作品が東宝創立35周年映画だったとは・・・

  3. まだ若大将シリーズが旬なころ加山雄三はこんな映画にでてたんですね。それにしても司葉子さんは上品だ。こんな人今いないですね。話も切なくて何回見ても泣いてしまう。まさに愛の秀作だ。

  4. 同じようにこの頃、司さんは森繁の社長シリーズにややコミカルなキャラクターで出ていたのでね。やはりこの人も役者だ。

  5. This is one of my all-time favorite films. It's certainly my favorite Naruse film, and I've been impressed with everything I've seen from him so far. I really hope this film–as well as more by this great director–one day gets wider exposure here in the western world.

  6. こういうなんというか、男からの求愛を拒んでも拒んでも拒みきれず受け入れざるを得なくなる女性の微妙な心理状態というのは、世の中が変わった現代でもあるのだろうが、男としてはよくわからない。しかし成瀬監督の描写は凄い。まさに愛の秀作だ!

  7. 成瀬巳喜男監督の遺作ですね。今の日本映画には、こういう「大人の映画」が全くないのが残念至極です。それにしても司葉子さんは美しかったですね。その美しさを東宝は活かしきれず、社長シリーズや駅前シリーズのような作品にばかり出させていた。本当に勿体ない。

  8. さらっとした不倫映画というと不遜な表現になってしまうけど、成瀬巳喜男さんが撮ると味わい深い(女性の心の変化の描写が上手い。セリフではなく、表情だけで表現できる。無声映画出身の人だからだろうか)恋愛映画にさせている。

  9. 乱れ雲、何回も見ています。傑作です。成瀬巳喜男監督の最後の作品、残念でなりません。もっと長生きして欲しかった。コメント欄に有る様に司葉子さんが、本当に綺麗。武満徹さんの音楽、特にメインテーマの美しさ‼️この時期、武満さんは、東宝作品を中心に盛んに映画音楽を創っていました。伊豆の踊り子(内藤洋子さん)、めぐりあい(酒井和歌子さん)等。どれも耳に残る素晴らしい作品です。余談ですが、武満徹さんをお見かけした事が有ります。作品は忘れてしまいましたが(ベルナルト•ベルトリッチの1900年?)、映画を観に行った時に偶然同じエレベーターに乗り合わせました。おもったよりも小柄な方でした。

  10. 小学生四年生の時,田舎の映画館3本立てで観ました。残り2本モスラ,駅前シリーズ(凄い組合せですが意図は全世代を取り込もうする発想)モスラより乱れ雲に胸騒ぎを感じた,ませた10歳でした

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