『沈まぬ太陽』の山崎豊子

でまオタに伺うってことになるんです けれども えまその時はですね1番最初はあんまり その説どういう小説を書くかっていうこと はあんまり詳しいことは教えてもらって なかったんですね あの当時の山田光屋さんという編集長と それからまデスクとそれからもう1人あの 私の先輩の記者がいてで私が1番あの年下 だったんですけどもその4人でえ伺ったん ですですけれどもあのタイトルは静の太陽 っていうタイトルだとで主人公はえまあの 航空会社に務めている人でで組み合いの 委員長だというようなことぐらいしかま 情報としてはなかったんですねえなのでま まちょっとどんな小説か全然ま検討もつか ないただあのやはりまなんと言っても山崎 先生ですからあの白井教頭の山崎先生です からね私もま世代的には あの民次郎の財前五郎のドラマなんかもう 夢中になって見てましたから もうものすごい先生大先生ですしえ華麗 なる一族とか2つの祖国とかあの第一の子 とかですねおかきになってももう大変な あの大作家でもうさぞ厳しい方でも ちょっと近寄りがいんじゃないかという風 に思っていました でまあ大変緊張しながらあの浜寺のオタに 伺ったんですけれど もえそうするとですねあの最初住み込みの お手伝いさんという方が出てらっしゃい まして えまその方がまどうぞこちらへということ で案内してくれるんですねでやっぱ ちょっと違うなと思っておりましてま上司 たちもですね心なしかま緊張してるわけ ですよねで 大間に通され てまソファスって待っておりましたらです ねそしたらあのほどなくしてま奥の書斎の 方からですねあのま小柄な方がまニコニコ しながらですねまひょこひょこていう感じ で出てこられたんですねあの本当にひょこ ひょこっていう感じで えーあ山崎ですみたいなとか言いながら ですね現れてまそれが非常にこう和やかな 感じでですねあなんか全然イメージ違うな とすごく優しげな方だなという風に思っ てあのこちらなんか首実験でもされるん じゃないかと思ってたわけですからえ ものすごくまほっとしたと言いますかです ねあこれなら大丈夫かなっていう風に思っ たのを覚えて ますそしたらですねあのもう1人あの先生 に続いてまたあの小柄な女性が現れたん

ですねでこちらの方はですねちょっとまた 雰囲気が違ってですねちょっとこう眉が キリっとした感じのショートカットの女性 でで結構ピリピリした雰囲気なんですねで まその方が秘書の野神貴子さんだったん ですけれどもま今写真が出てるこの方がま 野神さんですけども まもちろんあの後にはですね随分もう長い お付き合いになるわけですけれど もその時はですね ちょっとなんというかあの機嫌悪い感じで あの出てこられてですねで多分なんかこう 自己紹介なんかもされなかったと思うん ですねで最初はだからこの人誰だろうって いう風にこちらも分かんなかったんです けれど もでそしたらですねあのま打ち合わせ 始まるとですねあの先生本当にこの作品 大家になるんですかておっしゃるんですよ ねでこんな労働組合のこんな重い話なんて 売れませんよみたいなことをおっしゃるん ですねでで先生もちょっとあんた何まだ そんなこと言うてるのみたいなことでです ね今日はもう皆さんこうやって来 てらっしゃるんですよとかっていうあのま 目の前でこう揉め始めるわけなんですねえ これまだ話通ってなかったのかなとかも 思ってですねちょっとこちらもハラハラし ながら見守っておりましたでとうとあの 先生があのちょっとあのお怒りになって ですねあの野神さんに対してですね野神 さん今ビジネスの話をしてるんですよって いう風におっしゃったんですねまそう一括 されたんですけど もその時に先生のおっしゃったビジネスっ ていう言葉がですねあのま私非常に印象に 残っています

●講座名 『沈まぬ太陽』の山崎豊子
●収録時間 約125分
●収録日 2023年7月31日
●料金 税別3500円(税込3850円)
●販売期間 販売終了日未定

ご購入はこちらから
https://shincho.hon-gakko.com/catalog/vNF2QMWSQUb8hTXiTbjND8lsPK02/video/6a1e38a5-a697-470f-bbb6-0d62a998ebe7

生誕100年を迎える国民的作家の素顔!

2023年に没後10年、そして2024年に生誕100年となった作家・山崎豊子(1924-2013)。

『白い巨塔』『華麗なる一族』『不毛地帯』『大地の子』……。骨太の大作小説、ベストセラーを次々と手がけ、映画化やドラマ化などで話題を巻き起こしてきました。「国民的作家」といってもいい活躍ぶりにもかかわらず、テレビなどメディアに登場することは少なく、その素顔は意外に知られていません。

そんな山崎さんが1999年に上梓した全5巻の大作『沈まぬ太陽』。実際の航空事故を題材として、膨大な取材を元に描きだした人間ドラマは2009年に映画化、2016年にドラマ化され、単行本・文庫合せ累計約700万部に達しており、紛れもない代表作の一つとなっています。

この作品の週刊新潮連載時(1995年~99年)、準備期間も含めると8年ほどの期間、作家に伴走した元・担当編集者が、その知られざる素顔を語ります。

当時の貴重な写真も満載。ファン必見の講座です。

(時間:約125分)

写真協力:新潮社写真部、山崎豊子、野上孝子、上重泰秀

<内容>
山崎豊子 作家としての歩み
「伝説の編集者」との出会い
主人公・恩地元の原型となったOさん
初対面の時のこと
「もう一人の山崎豊子」秘書・野上孝子氏
作家・山崎豊子の小説手法
『沈まぬ太陽』は何を描いているか
「取材の鬼」の取材とは
担当編集者が受ける「洗礼」
ようやく連載スタート
第2部「御巣鷹山篇」について
第3部「会長室篇」をめぐる状況
海外取材に同行
連載を終えて
その後のこと

Leave A Reply