【書評】芥川賞候補③川野芽生「Blue」人魚姫を演じた高校生の真砂が女性に恋をする。自分の性に迷う人のために、そのしんどさを打ち払う「ヤバい文学的な企み」がある凄い小説!【純文学・オススメ小説紹介】

はいこんにちはつつですということでね 今日もやっていきましょう今回ね何するか と言うとこちらですねこちらはねスバルの 8月号となってるんですけどこん中に河の 恵さんのブルーという作品が入っています これは今回のアクタ川賞の候補作となって おりますねブルーねとても良かったですね トランスジェンダリズム 早速やっていきましょうまずあすなんです けどこれはある高校の演劇部が舞台になっ てんですねでそこの演劇部では人魚姫を テーマにした演劇がしたいと人魚姫が主演 公なんだけど普通人魚姫は王子様に声を するんだけどこれはもう1人お姫様をね 設定して人魚姫が地上のね人間のお姫様に 恋をしてしまうとクア的な演劇であると いうのが1つね変わってるわけですよで それを演じる演劇部の人たちが結構いて 基本的な主人公はマゴっていう人なんです ねマゴは今は女性として生きてるんだけど 実は元々は男の人なんですね朝倉正夫って いう人なんだけどま肉体にね成長を止める ね駐車とかをやってで名前も変わって正夫 からマゴに変えてるんですよね後のね登場 人物ね滝上光っていう人がいて劇の客本を ねま担当してるとで元々小説を書いてて 自分はト書きではあんまり書いてなくて 小説のまんま提出してるとま小説しか書け ないんだ僕はとかいう滝上ねであとうって いうねこの子も女の子ででも身長が 178cmあるんですよねいう人とかあと みな瀬っていうね人もいてあと栗林って いうね女の子もいますまその5人が色々 人魚姫について考えていくんだけど途中で ねま半分ぐらいの時に急にね3年後に買わ んですよね3年経つとみんな大学に入るん ですけどこん時にねマゴがね1つ変化して いてもう1回男に戻ってんですよねでこれ はマオに戻ってんだけど漢字があって真の ま難しい間っていうのとあと青の休字体で マって読ませる名前に変わってんですよね まおは自分が女として生きていくと思って たんだけどまずね性別適合手術っていうの を受けたいとこれはま女性が男性になっ たりとか男性が女性になったりとかする ために肉体の性的な部分を取り除いたりと かねつけたりとかするっていう手術がある んだけどこれは成人済みじゃないとでき ないとつまり二十歳この手術を受ける前に 実は2年前ぐらいからホルモン注射って いうのを打っとかないといけないっていう か打つべきっていうのが推奨されてんです ね18にホルモン注射で20に性別別適合 手術をしたいとしかしま金もかかると大体 200万円ぐらいかかるって言われんです

ねだからその時大学生なんでめちゃくちゃ アルバイトをしまくって200万貯めない と無理なわけ結構ねこのマゴが焦ってる中 なんとこれコロナに入ってしまって なかなかアルバイトも決まらないし大学も 全部ズームになっちゃうしみたいながあっ てもうしんどくなっちゃうわけよこれマゴ が大学に入った時にはずっていう女女の子 が好きになっちゃうんだよねはずっていう のは女の子でしょマゴは今女性になってる わけよで女性が女性を好きになることは 基本的に相手がもう無理って言ったら 終わっちゃうわけよ相手のはきは普通に ヘテロセクシャルなんで男性じゃないと 恋愛対処にならないわけよだからそこで 結構悩むんだよね今結構お金の問題とかで ホルモンとか手術とかできないんだったら 一層のことをもう男に戻っちゃえばはの ことが好きになれるんじゃないかとだけど そうなってしまうと今まで高校生の時にね 演劇部で会っていた人たちは自分は女とし て生きていくっていうのま言ってるしそう いうねこともやってたんだけど3年経っ たらもう男に戻ってたっていうので なかなか言いにくいからこれ3年経った時 にもう1回姫と人魚姫っていうここの時に やった演劇をね再演したいというのがあっ た時になかなんか行きにくかったんだけど ま勇気出していくっていう話が第2部に なるのよねえっとまこれは僕の感想になり ますけどまこの小説の読み方って1つはま トランスジェンダリズム リンクしてくるってい読み方はまあると 思うんですけどもう1個ねめちゃくちゃ僕 ねこれ大事なんじゃないかっていう読み方 があってそれはねこの小説って2部構成の ように思われるんだけど実はこれ3部構成 なんですよねというのはまこのスバルで 言えば160ページから始まるんだけどま 最初人魚姫の話ちょこっとと入るんですよ でその後にねみ滝上栗林うマゴっていう このト書きが入ってくんですよここは小説 じゃなくて演劇的なト書きでセリフですよ ねで最初の言葉がめちゃくちゃ大事でさ みなせどこまでとがきって書いてるので 滝上言っただろう小説しか書いたことがな いってでクバ誰だよ小説家先生を脚本に 起用したやつはとでういいじゃん文学的に 俺こういうの好きとかがずっとあるわけよ まこれの繰り返しで163ページになると マゴっていう賞のタイトルが来るんですね 途中で3年後に入る時にマサオっていう賞 のタイトルが入るんですねこの163 ページのマゴっていう賞のタイトルの前に かこ暗転って書いてんですね暗転っていう

のは明らか演劇の中ってことでしょうで その前がト書きでバーって書かれて るってことはここの部分は全部演劇だって いうことにならないですかねでなぜここが 劇なのかってことですよね滝紙っていう やつが脚本を書いてるわけですね人魚姫の 脚本は滝が書いてわけよこの滝上はト書き は俺書けないって言ってんですね俺は小説 しか書けないだろうみたいなこと言ってる わけよということはこれ小説とト書きって いうのは僕逆転してるような気がするんだ よねこれ1部2部3部があった時に一部の ま最初の冒頭3ページぐらいはこれ人魚姫 の話が小説で書かれていて演劇部の会話が ト書きに書かれてるわけよなんだけどこれ 2部3部のマゴ正夫の部分は演劇部の方が 小説で人魚姫の方がト書きで書かれてる でしょこれ逆転してるんですよねそう考え た時に何が起こるかって言うとマゴマオの 部分ね2部3部の主なメインの話っていう のが実はこのこと自体が演劇なんじゃない かって僕思うわけよつまりこれ人魚姫って 明らかフィクションでしょアンデルセンが 作った人形姫をモチーフにしてこの ファンタジー世界を作った人魚姫っていう のがあって子供たちだってこれが現実の もんだって考えないじゃないですか人魚姫 が魔女に言ってね人間の足を得て地上に 上がっていくなんかもうファンタジー世界 でしょそれはま分かるじゃないですかでも もしかしたらこの滝上とかみとかマゴとか いう方もこれファンタジー世界として 捉えることができると僕思うんですよ しかもこれ最後の最後にね滝紙っていう やつが今も小説を書いていて3年後にね 小説投稿サイトみたいなとこで小説書いて てで最後主人公のマゴがその小説を読むっ ていう終わり方になってんのよだからこの 小説って結構メタ的に小説の中に小説を 入り込むような形になってると僕思うわけ でこうなってくると後半部分のねマゴの 部分ってかなりしんどい話で トランスジェンダリズム 実的に陥ってるしんどさね出てくるんです ねまトランスジェンダリズム の厳しさみたいなのが書かれるわけよで これは実際のこの現実っていうものを演劇 化するもしくは小説化することで フィクション化することで トランスジェンダリズム みたいな感想を持ってる人いんだけどそれ を1個逆転させようとしてる工夫っって いうかたみがあるんじゃないのかなま僕が 言ったことが1つは妄想としても最初の3 ページに書かれたその部分の説明が必要だ

から僕はそう読んだにすぎないんだけどま 皆さんはどう読みますかっていうことです よまそんな感じでねこの小説のね点数を つつけるとするとま94点かなまさっき 言った文学的企みがあるっていうのがある けれどまそうは言っても社会派的な側面の 方が多分強調されているのでまそういった 点ではまあ1個前のハンチバックとかにま 近いっていうか連続で多分そういう小説 アタ所来るかなっていう気もせでもない からまだけどやっぱり僕は面白かった とても面白かったですねまそんな感じでね あとアクタガ賞候補は2作品ありますから また動画ね撮っていこうかなと思っており ますねはいまそんな感じで今回は終わり ます高評価コメントチャンネル登録ね どうぞよろしくお願いしますではではつ ちゃんでした [音楽] [音楽] バイ

今回は、芥川賞候補作の川野芽生「Blue」の書評動画です。
めっちゃ面白すぎました。やばい!!

第170回 芥川賞・直木賞関係の動画

・第170回 芥川賞の候補作に入りそうな30作を紹介します!

・第170回芥川賞の候補作を解説します!

・第170回直木賞の候補作を解説します。

・第170回芥川賞・直木賞の受賞予想をします!

芥川賞候補

・安堂ホセ「迷彩色の男」

・川野芽生「Blue」⬅︎今ここ

・九段理江「東京都同情塔」

・小砂川チト「猿の戴冠式」

・三木三奈「アイスネルワイゼン」

直木賞候補

・加藤シゲアキ『なれのはて』

・河﨑秋子『ともぐい』

・嶋津輝『襷がけの二人』

・万城目学『八月の御所グラウンド』

・宮内悠介『ラウリ・クースクを探して』

・村木嵐『まいまいつぶろ』

みなさんはマイナーな小説を知っていますか。
世界は広いので、めちゃくちゃ面白い小説が世に出ないことも多いのです。それを紹介します。よろしくね〜。

気軽にコメントしてね〜。
みなさんの好きな小説や本について、または取り上げてほしい本などがあれば、それらも教えてくださいね〜。

いつもは、いくつかの小説を取り上げて雑談してます。
特に純文学のトリビアというか長話というか。
本棚もまだまだあるよ〜。

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