【書評】芥川賞候補②小砂川チト「猿の戴冠式」過去に実験されたボノボと1人の競歩選手の魂の双子。バッドボーイと女王の間で揺らぐ彼女らと台風の日の脱走劇はどこへ続くのだろうか。【純文学・オススメ小説紹介】

はいこんにちはつつですということでね 今日もやっていきましょういや今回ね何 するかと言うとこちらですねこちらはね 群像の12月後なんですけどこん中に小川 千都さんのね猿の体感式っていう小説が 入っていますでこれは今回のアクタ川賞の 候補作となっておりますね猿の体感式ね めちゃくちゃ面白かったですねかなりね 心理学的なね話なのかなというのは1つ 思いましたね早速やっていきましょうまず ねあすの方行くとこの小説には2人のね 主人公がいてしみとシネのっていうね2人 いるんですよシノはボノボなんですよね つまりお猿さなんですけどシノはある動物 園でね飼育されてんですよシノはね昔人間 たちによって実験させられた過去を持って んですねというのはなんか単語カード みたいなを持って例えばカードに何かの絵 が書いてるとでそれをまシノが出すとま 人間も絵にまつる何かを返すわけですよ そうするとその絵と意味っていうのが一致 していくからこれがま言葉ですよ人間の 言葉として猿にも学習させてって最終的に は猿と人間が会話できるようにするって いうそういう実験を過去に受けてたんです よねなんだけどこれシフの方もそうなんだ けどねバッドボーイっていうのがねこれ 結構キーワードで途中でねバッドボーイ バッドボーイってめちゃくちゃでくんです よ多分ねその実験が厳しかっても間違えた カードとか出すと多分バッドボーイて言わ れててそれでちょっとねトラウマみたいに なってるわけよシノはねもう1個ね自分の ね子供っていうのを昔産んだことあんです よ双子の子供を産んだことあんだけど1人 がねすぐなくなってんですよね生まれて からでもう1人はいるんだけどシノは育児 放棄をしているっていうねお母さんでも あるわけですねシノははねもう1個ねシフ みっていう人がいてこれは人間の女の人な んだけどこのシフはね強歩の選手なんです ね京方の選手なんだけど過去にね事件を 起こしてしまったと普通に強歩のねレース 中にドリンクっていうのがあるといろんな 人のドリンクがあるんだけどシフはねそこ にあるドリンクを全部ブーって言って他の 人たちにドリンクを飲ませないように するっていうま技を使ったともちろん反則 なんでそっからめちゃくちゃ掲示まで叩か れて今ちょっとバタン9になってるとこの しとシノが2人出会うっていうところの話 なんですねシノは動物園にいるのでね動け ないんですけどそん時にシフがねお客さん としてやってきてあなたここにいたのとか 言ってしみはの言うわけよでシノもね

シフっていう存在がなんか特別なように 思われるとお互いにお互いの存在を特別だ と思っていて生き分かれた兄弟のような 感じでで心を通じ合ってんですよねその 2人が特別な関係であるっていうのが 分かったのが1章なんですよでこれもう1 章あってもう1章がね途中でね台風がやっ てきて動物園からシノが脱走するっていう そういう話になってくるんですよ街ん中に ね猿が脱走するって結構危ないことなんで 漁師とかが出てきてもうこう銃で狙ったり してくんですよねそれをシフがニュースで 見てるのかもう1個ねなんかねのね頭 の中にジャックしてこう見てる感じもあん のよだからねこれね結構3人称なんだけど お互いにお互いの一人称にこう侵入して 外界をね近してる描写も結構あんですよね だ結構ここはねかなり新鮮だとは思うん ですけどまそれで脱走したシノはどうなる のかみたいな話になってくるっていう話か なこれはね僕の感想になりますけどまこの 小説はね2つね読み方あると思うんです けど1つはねま魂の双子的な読み方ねこれ は猿と人間なんだけど例えば男と女とかで やると君の名とかの話になってきて運命が ね導く2人の出会いみたいなやつある でしょよく今回はシネのとシフなんだけど これね名前が面白くてシネのっていうのは どういたしましてっていう意味らしいん ですねで死のには元々お姉さんがいたんだ けどお姉さんはこれ動物園に運ばれる想の 時にショックでなくなってしまってんです よこのお姉さんはありがとうっていう意味 なんですね名前がでありがとうどういたし ましてでセットなんだけどそのセットが もうすでにバラバラになっているともう1 個ねしみっていう名前もこれじゃんけん っていう意味らしいんですねしみは結構 ちょっとね妄想的なんだけどじゃんけんに はポンが必要だろうって思ってわけよでも 私にはポンがいないとだからもう1人なん だっていう双子の語れみたいなのが たまたま2人出会ってしまって保管し合う 関係になるっていうのが1つあんのよねで これ結構ね2項対立みたいなのずっとやっ てる気がしてこれバッドボーイっていうの がね結構大事だと思うんだよなバッド ボーイバッドボーイって言って2人とも 言われてきたと悪い子ねって言われてきた んだけどこれもちろんバッドボイがあれば 良い子があるわけですね多分ねこの2人 っていうのはグッドボイになれなかった 2人やと思うんですよだからこれね最後 体感式っていうのが結構急に出てきて かなりね解釈難しいんだけどおそらくね

この猿の体感式の体感式っていうのは グッドボイになるためにっていうことなん じゃないかなこれね踏みもしのもどっちも 自分に対して結構欲な気持ちがあるわけよ 欲ていうか私ってダメねみたいな気持ちが あるしそれともう1個自分は特別な人間な のかとかいう気持ちも2人とも持ってんだ よねこれ結構間で挟まれてるでしょ自分は 特別な人間なんだとていうのとでもバッド ボーイっていうのがこう下にあってここを ずっと生き生きしてるわけですねこれね ちょうどいい存在がないとでもう1個の 読み方っていうか流れとして言えるのは かなりね対象関係論的に読めるんじゃない かって思うわけ対象関係論って何だって いう話なんだけどこれね元々作者がね小川 ちとさんっていう人なわけよこの小坂ちと さんは元々1個前にね家庭予安心候って いう作品で軍曹新人文学賞をま受賞して サッカーデビューしてるわけこれもね かなりね心理学的な話だったと僕思うん ですねサイレントヒルみたいな世界って僕 めっちゃ言ってたと思うけどこれね小坂 千都さんってプロフィール見るとね慶王 大学出身でで慶王大学の大学院出てんです けど心理学科なんですよねこれ多分ね かなり心理学的な要素を詰めたっていうか そういう作風で言ってんじゃないのかなで 今回のサルの体感式は対象関係論っていう 青春分析の一派を元に作られてるんじゃ ないかなこれ対象関係論って何かって言う と赤ちゃんの心を分析するんですよねま 有名なのは妄想分裂ポジションと欲打つ ポジションっていうのがあんだけどこの辺 はもう全部調べたら出てくるんですけど それをやってる気がする赤ちゃんていうの はね結構2分化さえてんですよね真ん中が ないっていうのが結構妄想分裂ポジショ ンって言われるところの1つ理論的な基本 なんだけど赤ちゃんていうのは自分が中心 であるがゆえに世界っていうのは良いもの か悪いものしか存在しないとままずバッド ボイとかとかいうのもま基本的に二項対立 で語られるんで自分がバッドボーイなの だっていうのがもちろんあるんだったら 世界がバッドボーイなのだっていうのも あるんですよねさっき言ったように世界 っていうのはま基本的に1つしかないんだ けど我々ってこの世界って良い世界と悪い 世界っていうのをま認知してしまうとで 中間があれば1番いいですよ意外と良い ことだけっていうのは存在しなくて良い ことがあるんだって絶対悪いことがある からねだから良いだけではしんどいのよ 本当はねなんだけどこの世界では主人公

たちは結構良い世界悪い世界で生きてるし それを統合してんのが母とか私たちとか人 まとまりの身分化的なパンの塊りなんだ みたいなことを言う時あんですよ我々って 子っていうものを持ってしまってるとでも 猿の世界にはあんまりねそもそも子って いう概念がなくてで子っていうのは全体 から切り分けられた私なわけよでこれが 結構しんどいわけよ私というものが存在 するから悩んだりとかね俺ってダメなんだ とかね世界はこうなんだとか言ってしまう わけこれがね後々母っていう言葉に変わる んですよねその母から体感しなきゃいけ ないんですよねこれサル体感式って タイトルだけど途中で女王っていうね言葉 も出てくるのよこれバッドボーイとね女王 を退避するのもできると思うんですけど 女王っていうカードがあって女王っていう のはもちろん女の王なんで体感されてると この小説っていうのはバッドボーイから 女王になるための話なんだけど母から子に なるんだけどその子ねで我々でバッド ボーイからもう1回自分が女王となるとで それをはこの世界から冠をいいて自分の子 として生きていくっていうのがまこの小説 の呼び方なんじゃないかなというのは1つ 思うんですけどねまだから1回赤ちゃんに なってまた大人になるっていうことだと 思うんですこの小説のね点数をね言おうか と思いますこれはね92点ですね僕として はかなり興味深いなぜなら僕も心理学科 出身でま僕は心理学の大学院まで行って おりますたからこういう小説も大好きなの よ最近あんまりね精神分析的なね小説って あんまないと思うんですよねだからね小坂 ちとさんねこういうね作風ねどんどん続け てってほしいなって僕思うよ結構独自の 路線なんじゃないかなとは僕は考えてはい ますけどねはいまそんな感じでございます まアタ川小候補はね残り3つありますから また動画にねしていこうかと思いますんで どうぞよろしくお願いしますはいまそんな 感じでねま今回は終わります高評価 コメントチャンネル登録ねどうぞよろしく お願いしますではではスちゃんでしたバイ バイ

今回は、芥川賞候補作の小砂川チト「猿の戴冠式」の書評動画です。
めっちゃ面白すぎました。やばい!!

第170回 芥川賞・直木賞関係の動画

・第170回 芥川賞の候補作に入りそうな30作を紹介します!

・第170回芥川賞の候補作を解説します!

・第170回直木賞の候補作を解説します。

・第170回芥川賞・直木賞の受賞予想をします!

芥川賞候補

・安堂ホセ「迷彩色の男」

・川野芽生「Blue」

・九段理江「東京都同情塔」

・小砂川チト「猿の戴冠式」⬅︎今ここ

・三木三奈「アイスネルワイゼン」

直木賞候補

・加藤シゲアキ『なれのはて』

・河﨑秋子『ともぐい』

・嶋津輝『襷がけの二人』

・万城目学『八月の御所グラウンド』

・宮内悠介『ラウリ・クースクを探して』

・村木嵐『まいまいつぶろ』

みなさんはマイナーな小説を知っていますか。
世界は広いので、めちゃくちゃ面白い小説が世に出ないことも多いのです。それを紹介します。よろしくね〜。

気軽にコメントしてね〜。
みなさんの好きな小説や本について、または取り上げてほしい本などがあれば、それらも教えてくださいね〜。

いつもは、いくつかの小説を取り上げて雑談してます。
特に純文学のトリビアというか長話というか。
本棚もまだまだあるよ〜。

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