【スカッと総集編】高級料亭で食事中、偶然隣の個室から夫と長男嫁の声が…挨拶しようとすると→とんでもない会話が聞こえてきてその瞬間急いで警察に通報した結果…【修羅場】

私の名前は 京子地元の総合病院で看護師をしていて 今年で52歳に なる子供は27歳の息子が1人いる が昨年結婚をして実家を出ていっ た今は工場勤務の夫と小さな建ての家で 2人暮らしで ある仕事も20代から続けている職場だし 息子も家を出ていったため今は何も悩みが なく自由気ままに生活して いると言いたいところだが私はある1つの 問題で頭を悩ませて いるそれは夫との関係 だ夫は私に対してかなり攻撃的で私は熟年 離婚を頭に置いている 結婚以来家事は何もしないのは 当たり前子供が生まれても育児は愚か息子 にほとんど関わろうともしなかっ た毎日仕事と家事育児を1人で負担して いる私に対し てなんだ今日の飯はくそまずいじゃねえか こんなんだったら外で食ってくればよかっ たなどと平気で行って くるそれも毎日 だまた私 が今日友達とご飯行ってくるから3時間 ぐらいシジのこと見ててくれ ないなんてお願いしようものならはお前 母親だろ何息子ほっといて友達と飯行こう としてんだよお前さては俺より稼ぎがある からって調子に乗ってるな誰のおかげで こうやって生活できると思ってるんだ友達 と飯行きたいなら俺に土座して頼んでみ いろ やと言ってくる 始末実は工場勤務の夫より看護師をして いる私の方が給料が高いの だ夫はそのことをコンプレックスに感じて いて断るごとに私に当たり散らしてい た夫は仕事関係でうまくいかないことが あるとすぐに仕事を変え たそのため一貫してが上がらないので あるそれでも働かなくなるよりマだと考え 夫のプライドが傷つかないように夫に気を 使って生活してい たそんな耐える生活を30年近く続けて いることに なる今まで離婚しなかったのはなんとか 息子が家を出て独り立ちするまではと考え ていたからで ある息子と私の関係は良好だっ た若干の反抗期はあったものの大学を出て 社会人になってからはよく食事に誘って くれ た息子はよく私

に母さんもうあんな人とは離婚しなって俺 も社会人になったしこれからあの人のこと を頼ることなんてない からと言って いる息子は夫のことが嫌いだだ育児をし ないだけでなく自分の気に入らないことが あると平気で息子に当たっていたからだっ た私は今本格的に離婚を考えてい たあとはタイミングだけ だ夫とは知人の紹介で出会った付き合って いた当時はとても優しかったし何より私の ことを大切にしてくれ たかしし結婚と同時に態度がガラっと 変わり子供が生まれてからは前述したよう なひどいあり様だっ た今の私には離婚するために貯めていた かなりの額の貯金が ある夫はおそらく貯金なんてない だろうギャンブルが好きでよく負けて帰っ てきているから だ私が離婚を切り出すと金のない夫は絶対 ごねるに決まって いるそのため何かいいタイミングはないか と探ってい たそんな時私の悩みが1つ増える事件が あっ たある日息子から電話があっ た母さんちょっと相談したいことがあるん だ けどいつになく真剣な恋に嫌な予感がした 何どうした の私が聞き返すと息子はポツポツと語り 始めたいや嫁のりえのことなんだ最近2人 で共通で作っている通帳からお金が ほとんどなくなっていたんだそれだけなら まだいいんだけど俺の個人の通帳からもお 金が引き出されていてさきっとりえが 引き出したと思うんだけどどうしようと 思っ てまずはリエさんに聞いてみたらもしかし たら何かの間違いかもしれないし聞いてみ ただそしたら私は知らないって言うんだ私 を疑うなんて最低ね夫として失格だわとか 言ってさだから警察に相談するって返して みたらそんなの絶対やめてって言いながら 警察に電話するのを全力で止めてくるんだ あなたが自分で引き出したの忘れただけ でしょとか言ってさ絶対リエが引き出し てるんだ正時に言ってくれたら許すつもり なんだけどなんだか意地になっている みたいでそれでどうしたらいいかなと思っ て相談したくて電話したん だ私は正直どう答えていいか全くわから なかっ ただからできるだけ落ち着いた様子

でとりあえず電話じゃ伝わらないことが あるから次の休みの日に直接会って話し ましょうせっかくだから美味しいものでも 食べながら ねと息子に言っ た電話を切り終わった後私は自分が不安な 気持ちになっていることに気づい たできることなら息子の勘違いであって ほしい個人の通帳からお金を勝手に 引き出すのは夫婦だとしても最低の行為 だもし私の夫が私の通帳から勝手にお金を 引き出したら即座に離婚届けを突き出す だろうそして息子の妻りえさんのことを 信じていない自分もいた りえさんには息子と結婚する前に何回か 会っていたが正直良い印象は抱いてい なかっ た初めて会った時にえシジ君こんなボロい 家住んでるん だトに挨拶もせずに家に上がってきたから だ息子の彼女に嫌な母親であると思われ たくないという思いから何も言わなかった が彼女の不な態度は止まらな お母さんもうおばあちゃんみたいな見た目 ですね旦那さんかわいそう今おいくつです かなどと失礼な発言を連発していたりえ さんは明らかに私を敵対してい たそして厄介だったのがりえさんは息子や 夫のいる前ではそういった発言をしなかっ たの だそのため息子は何の疑問も抱かずに結婚 とという選択をしたし夫もりえさんのこと を気に入っている様子だった夫 はお前もりえちゃんみたいに若くて綺麗 だったら なとほざいてい た息子の嫁になる人をちゃん付けする夫に 引きながらもりえさんへの不審感は増して いっ たしかし会う回数もそんなに多くなく息子 ももう子供ではなく社会人である親が 出しゃばって息子を混乱させてはいけない と思い何も言わなかっ たそして今回の件だ息子に会った時私は どのように信言するべきだろう か警察に行くことを進めるべきだろう か引き出された金額を聞いてそのくらい ならほっときなさいと言うべきだろう かでも共通の口座からもお金が引き出され と息子は言ってい たそのことについての説明はしてもらった んだろう かそんなことが頭の中でくるくる回って 悩みながら日々を過ごしてい た倉庫をしている間に息子との食事をする

日になっ た場所は私が決め た夫と結婚する時に両親を呼んで食事をし た高級亭 だ料理も美味しいし何より個室でゆっくり できる嫌な話をしなければならないが せめて美味しい料理で少しでも息子との 久しぶりの会食を楽しみいろんな話をし たいと考えてい た高級料亭に着くと息子はすでに入り口に い た2人で個室に通され一通り注文した後 早速本題に入った それで結局何か分かったことはあった の夫婦の共通のお金はなぜほとんど なくなっていたのそれにあなた個人の口座 からなんでお金が引き出されていた のいや結局分からないままなんだ共通の 口座のお金がほとんどなくなっていたこと について聞いてみたら必要なものを買った からって言うだけなんだ何を買ったか聞い てもそんなのあなたに関係ないでしょ言う だけで俺の口座からお金を引き出されてい たこともこの前と一緒で知らないの 一点張り警察に届けを出すことを提案する とすごく怒るんだ絶対利益がしたと思うん だけど なでも浮気して男に使っている様子もなく て分からないことだらけだよもう離婚 しようかなって考え てる不思議と離婚というワードを聞いても 動揺はしなかった 私が夫と離婚を考えているからだろう かそれに子供もいない家も購入していない 今が離婚するタイミングとしては最も良い ような気が する私はできるだけ明るい声 であなたの好きにすればいいじゃない納得 できないなら警察に行けばいいし離婚し たいならすればいい共通の口座のお金は 置いといで個人の口座から引き出された額 が小学だったならもう諦めて離婚するのも 1つの手かもしれない わシジも貯金あるんでしょこれから たくさん新しい出会いもあるんだし私も 正直今離婚を考えているのだからお互い 離婚の仕方について相談し合い ましょうと言っ たすると息子も笑ってくれた 親子で同時に離婚するってなったらなんだ かおかしい なその後は特にお金の話をすることは なかっ た息子が小さい時の話や仕事の話など普段 できない話を美味しい料理を食べながら

ゆっくりすることができ たこんなに穏やかな気持ちで食事ができた のはいつ以来だろうか本当に楽しい時間 だった 気がつくとかなりの時間が経過してい た私たちが会計を済ますために席を立とう とすると隣の部屋から聞き覚えのある声が し たそれでお金の方の準備はできそうなの りえ ちゃんはいでも旦那はかなり怪しんでて 警察に行こうとしてます全力で止めてる けどお父さんの方はお金は準備できました うん京子の個人の口座のキャッシュカード の場所と暗証番号も分かっ てる私の夫と息子の嫁の声だったあまりの 偶然と衝撃的な内容の会話に思わず息子と 目があっ た息子はスマホを取り出し隣の部屋とを 隔てる襖に近づけ2人の会話を録音し始め た計画を確認するよりちゃんはシの口座 から俺は子の口座から同じにを引き出す それぞれお金を持って 集合そこからは今用意してる隠れで生活 するお金は前行った投資家に半分預けて俺 たちはその利益を毎月もらって生活する 取り分は半分ずつでいい ねそれで大丈夫ですけどもし途中で気づか れたらどうするんです かその時は保険金を当てにするしかないな 俺は工場に勤務してるからいろんな危険な 液体を手に入れることができるしそのに なる足がつかない方もネットにいくらでも 乗ってるだろできるかどうかは別にして こんなうまい投資話はないんだ成功させて 2人で大金持ちに なろう2人の会話を聞いてて気持ち悪すぎ て吐き気がしたそしておよその2人の考え が分かった怪しい投資話を聞いた夫は息子 の嫁のりさんと協力して私と息子のお金を 奪いそのに乗るつもりなの だろうしかももしうまくお金が奪えなかっ た時のための話もしている恐怖を通り越し て怒りが湧いてくるのを感じ たそしてそのあまりにも用地でずな計画に 哀れさも感じた今の時代そんな簡単に逃げ きれるわけが ないそれに危険な液体を入手し計画を実行 できたとして絶対に夫は疑われるし足が つくはず だそもそも夫にそんな度胸があるわけが ないつづく馬鹿な2人だなと感じたし許せ なかっ た私が我慢できずに怒鳴り込んと 立ち上がると息子は手を上げてそれを静止

し た何か考えがあるらしいそして息子は私の 手を引いて部屋を出て会計を済ませた外に 出た 瞬間こういうのは警察に届け出るのが1番 だよあそこで乗り込んでいって散らばられ てもめどくさいし大学の時の友達に弁護士 しているやがいるからそいつにも連絡して みる証拠はここにあるし ねと言ってすぐに警察に連絡し始め た一通り説明した後に今度はその友達の 弁護士とやらに連絡して いる電話をを終えた後の息子に聞いてみ たあなた自分の嫁があんな計画を立てた ことショックじゃないの嫁があなたを 騙そうとしてたの よいやなんとなく覚悟はしてたからそれに 状況は母さんも一緒 だろ息子は知らない間にたくましくなって い たそんなこと考えている場合じゃないの だろうがなんとなく息子の成長が嬉しかっ たし頼もしかっ たその後私と息子はそれぞれの家に帰り 必要なものを荷物にまとめ たそして私の両親が亡くなって誰も住んで いない空屋で一緒に住むことにし た私は夫と息子は嫁と一切連絡を取ること はなかっ た何件もスマホに着信が残っていたがそれ を全て無視し た相談した弁護士に被害届けを出したため 直接話さないように言われていたことも あったが単純に話すきにもならなかっ た後日弁護士を通して夫と息子の嫁が 私たちに謝罪したがっているという連絡が あった息子と相談した上でこれまでの関係 に収支婦を打つためにも最後に弁護士を 含めた5人で会うことにし た場所は元私たちが住んでいた家になっ た家に着くと夫と息子の嫁が立って外で 待ってい た家の中はゴミ袋が詰まれ洗い物が溜まっ ており掃除が行き届いていないことが 伝わってき た私たちは畳の和室に案内された部屋に 入るなりいきなり夫とりえさんは土下座を し始めたお本当にすみませんでした 実際にいい投資話があると考えてあなた たちの口座からお金を取ろうとしていまし た今とても反省していますどうか被害届け を取り下げていただけないでしょうかその 関係でなぜか職場にも連絡が入り首になり ましたお願いです許してくださいもう私に はお金がありません身勝手だとは思います

が戻ってきて ください私からもお願いしますシジ君の 口座からお金を勝手に下ろしてすみません 私も投資話に騙されてしまって家のお金を ほとんど使ってしまい今はその日を生きて いくのでもやっとなのです仕事も今して ませんどうか許して戻ってきて ください私は土下座する2人を見下ろし ながら言っ たそんな都合のいい話は聞きませんあなた 私の命を奪おうとしていましたねそんな人 と暮らすことなんてできません離婚し 被害届けも取り下げませ ん自分でもよくこんな冷たい声で言えたと 思う息子も続い て俺も同じ意見だ被害届けは取り下げない それにこんな嘘をつく奴とはもう一緒に 暮らせない離婚届けを弁護士を通して渡す から書いて くれと言っ たその後は泣きながら謝罪し土下座し 続ける夫と息子の嫁を置いて私たちは家を 出 た今では息子は1人暮らしをして いるいつまでも母さんの世話にはなれない と言って出ていっ た私も働きながら悠々自的な生活をして いる私も息子も2人揃って離婚が成立し た弁護士を通して聞いたが夫と元嫁は初犯 のため逮捕される可能性は低い らしいしかし今2人とも仕事がない状況で かなり苦しい生活をしているそう だ投資話に騙されて借金も背負っているの で自己破産を検討しているとも言っていた やはり誠実に真面目に生きていくことが 1番で ある周りの人を大切にしないと夫やりえ さんのようにいつかしっぺ返しがやって くる その哀れな2人を見て登場はしなかっ たもう私は前を向いて いるこれからも周りの人を大切に自分の やりたいように生きて いこう私の名前は高橋ゆい40歳イゴ農家 である夫の孝太と結婚して15年目に なる高校の同級生だった私たちは知り合っ てから長いけれども付き合うようになった のは大人になってからだっ た河太の家は昔から代々家族だけでやっ てるような小規模農家で結婚した当初は私 に農家の嫁が勤まるのかとても不安だっ たけれど夫も義両親も親切丁寧に脳作業を 教えてくれるので今は毎日楽しく畑の仕事 をすることができてい た昔は苦手だった虫も全く気にならず夏の

暑い日も冬の寒い日も一生懸命真面目に 農家の嫁として働いていたのだ が私が嫁入りした高橋農園では主にイゴを 栽培してい た今や日本のイは高級品でアジアなどの 海外にも移出されているイメージだが成功 しているイゴ農家は全体の一握りで高橋 農園のイゴは高級品と呼ぶにはほど遠かっ た嫁入りした農園を少しでも大きくしたい と考えていた私はよく夫の孝太とこんな話 をしてい たイゴの栽培だけでなくて何か売れるよう なものが作れたら一番いいんだけど せっかくイチゴがたくさんあるんだから イゴを使った加工品で勝負できたらいいよ ねゆいは料理が上手だから何か試作品でも 作ってみたらどうだろう うーん私ちょっと考えて作ってみる よそして試しに高橋農園で栽培したイチゴ を使ったジャムを作ってみたところこれが 思いの他美味しくて絶妙な酸味と甘味の あるバランスのいいジャムを作ることに 成功したのだっ た早速夫や義両親にもアドバイスをもらい 施作を重ねて正式にイゴジャムを製品家と して売り出すことができ たジャムはとても好評で個人販売だけでは なく地元の大手ベーカリーとの契約にも つがることになったベーカリーの社長は 契約の決め手になった試食会の時に高橋 農園のを食べてこう言っ たなんて美味しいイチゴジャムなんだこの ジャムをうちの1番人気のコっぺパンに 挟んだら美味しいイチゴジャムパンが できるぞ大ヒット間違い ない長谷川ベーカリーの長谷川社長は大の ジャム好きで高橋農園のイゴジャムに 惚れ込みすぐに大口の専属契約を結んで くれ た長谷川ベーカリーは県内に何店舗もある 大きなパン屋でスーパーなどにもパンを 下ろすほど地元では有名だっ た社長の言う通り高橋農園のイチゴジャム を使った長谷川ベーカリーのジャムパンは ヒットし大人気となった県内のスーパーで あれば大体売っていて子供から大人まで みんなが知っているパンとなっ たイチゴの販売だけでなく新た売商品が でき義両親もとても喜んでくれ たそんないい取引き先である長谷川 ベーカリーだったが私や太はこの長谷川 社長の奥さんである社長夫人の直美さん だけがどうしても苦手だっ たなおみさんはザ社長夫人という風貌で ブランドもの洋服に身を包み高価なカを

持ち歩き派手なネイルをして髪をいるよう な女性だっ たそして高飛車で高圧的な性格をしてい た例えば毎シーズン農園で開かれるジャム の試食会に長谷川ベーカリーの社長ご夫妻 に参加してもらうのだが今年もおいしいと 喜んでくれている社長の横でなみさんは こんなことを言うの だジャムってものがそもそも嫌いなのよね 甘ったるいし 体にも良くなさそうだし太りそうだし何が いいの かしらそんな嫌みを言う度長谷川社長は 謝ってくるのだが私たちは苦笑いするしか なかっ たそもそもジャムが嫌いなら参加しなけれ ばいいのにと私はいつも思ってい たそれだけではないさんは毎月の納品で 私たちが挨拶して内に入ろうとするとああ 業者さんはそこから入ってこないで床が土 で汚れるから私のブランドの靴が汚れたら 大変などと言いながらししと振り払う ジェスチャーをされていつも嫌な思いをし てきたの だ正直なみさんに一言物申したい気持ちも あったが10年近くも取引を続けてくれて いる長谷川社長との信頼関係もあり私たち は目をつぶっていたの だそれからもこるごとに私たちに嫌みを 言ってきた直美さんだったがある時決定的 な事件が起こっ た夕方いつも通りイゴの作業場を片付けて いたところ突然なみさんから電話がかかっ てき たもしもし来月からオタクのジャムの 取り扱いやめるわへどういうことですかだ からもうイチゴジャムは発注しないって 言ってん の私は突然の電話に驚くことしかでき なかったよくよく事情を聞いてみるとなん と長谷川ベーカリーの社長が病で倒れ しばらく入院をすることになったそう だ夫は検査入院のために面会謝絶の状態な のだから夫が不在の間に社長夫人である私 が無駄なものはとことん経費削減しようと 思って取引先に連絡してるってわけ分かっ たそしてこう言い放ったジャムもイチゴで 作った甘ったるいものなら何でもいいの わざわざ高いあなたのとこから仕入れる 必要はないわよねインターネットで調べ たら安いジャムがたくさん出てきたの よそして面倒くそう通りに行ったそういう ことだからもう今後は取引なし で私はカチンと来てこう言い返し たそう言われましても今年度のジャムは

長谷川ベーカリーさんへの納品分を見込ん だ上で栽培と加工スケジュールを組んでい ます取引中止のことを社長はご存知なの です かするとみさんは怒りだした夫は入院中 ってさっきよね面会謝絶なのよそうかも しれないですがジャムは安い海外製品使う からもうよなしって言ってん のいいですけど大丈夫ですか契約内容知っ てますか本当しつこいわね2度と取引し ない わそう言うと直美さんはガチャッと電話を 切ったそしてすぐにフックスで契約 打ち切りの書類が送られてきた書面の最後 に書かれていた言葉を見て私は絶し たこれ以上しつこく連絡してくるようだっ たら弁護士に依頼しますって書いて ある私はすぐ夫に報告し義両親にも話をし た義母は話をしているうちに涙組みすごく 心配してくれ た私たち夫婦は直美さんの横暴なやり方に 腹立ったが契約打ち切りの書類がある以上 どうすることもできなく腹立たしい気持ち が日に日に大きくなっていっ た本当に悔しいいつも好き勝手に言われ 放題で私たちを業者だって見下して一方的 に契約を破棄するなんてありえないしかも 契約内容も確認せず にするとこたも一緒になって怒ってくれた 許せないよなでもゆが契約内容確認しない のかて聞いても聞耳持たなかったんだろ 下手に伝えて弁護士沙汰になっても嫌だ から なうん本当は早く長谷川社長に伝えたい けど面会謝絶だしともかく社長は復帰さ れるのを待つしかないわ ねそう言うと太はそうだと言いながら奥 から封筒を取り出し たそうだなせっかくだからこの前提案され たこのジャム便のパッケージデザインの話 をを進めてみるよあと見てもらえるか わからないけど社長にはメールを送って おこうそうね私たちは少しでもできること をし ましょうそして契約打ち切りの書類に記載 のある要望通り納品をやめ私たちは長谷川 社長の復帰を待つことにし たしばらくして隣にいる野菜農家さんから 何やら長谷川ベーカリーがとんでもない ことになっているという話を聞い たなんでも人気のジャムパンに問題が起き てベーカリー側が圏内にある全てのジャム パンを回収する事態となったそうだ事情を 知っていた私たちはやっぱりと思ったもの のそのまま長谷川社長からの連絡を待ち

続け たそして直美さんからの取引中止の電話 から1ヶ月が経とうとした頃朝早くから川 社長とみさんが高橋農園の作業場に現れた 社長は私たちを見つけると深く頭を下げて こう言った本当にこの度は私の不在児に とんでもないことを妻がしでかしてご迷惑 をかけて申し訳ないこの通り だ社長は入院してから1か月ぶりに出社し て夫からのメールを確認し慌ててみさんと 共に農園まで来たとのことだった説明する 時間もなくいきなり連れてこられなぜここ に来たかわからないみさんは何がなんだか と言った顔でこちらを睨んでいる私は そんななみさんを気にすることなく社長に 行った社長ごしております入院されたと 聞いてお体の具合を心配しておりました 大丈夫ですかお会いできてよかった ですすると社長は言ったこんな事態なのに 私の体の心配をしてくれるんだね ありがとうけれどねこんなことになって しまうのであれば病などになっている場合 ではなかったメールも見たよ本当に申し訳 なかったお前も頭を 下げろするとなみさんは言ったどうして私 が頭下げなきゃいけないのよ少しでも経費 削減したいって気持ちからやったこと でしょ感謝される側なのに意味わか よすると長谷川社長は怒り出したジャムの 契約内容を知らないのか高橋さんやうちの 社員にどれだけ迷惑がかかったと思ってる ん だ普段は穏やかな社長が別人のように怒っ ていたそれでも納得していない直美さんは こう言っ た契約内容なんか知らないわよすると社長 は大きな声で言ったうのジャムパンは全て 国産のものを使ってることでヒットしてる ことも知らないのか [音楽] え川ベーカリーのジャムパンがヒットした のは美味しいだけでなく原料全てを国産の ものにこだわったパンであることも 大きかったそのため小さい子供から健康を 気にする大人まで安心して食べられる ところに人気の理由があっ たそしてジャムを製造する際にも砂糖など を含めて使用する原料は全て国産のものを 指定されていたそれはうちの農園との専属 契約を結んだ時の契約書にもしっかり記載 されて いるそのことを知らなかった直美さんが 勝手にジャムを海外さに変えたことで味の 違いに気づいた消費者から問い合わせが殺 しパンは全回収しまには商品偽装表示で

長谷川ベーカリーのブランドは大きく信頼 を失い株価にまで影響したの だ他の社員はみさんの暴走を止めようとし たが社長夫人である私のシに従えない社員 は全員首という一言で誰も止められなかっ た らしいお前とんでもないことをしてくれた んだぞお客様からの信用ってものは1度 下がったらなかなか元に戻らないどうして くれるんだそんなこと知らないわよ誰も 教えてくれなかった ものすると長谷川社長は言ったほぼ仕事を していなくても会社の役員なんだ教えなく てもそれぐらい知ってると思っていたけど などうして教えてくれなかったのよ何度も 役員として契約会議に参加しないかと誘っ ただろうその度にエステやらショッピング やら理由つけて参加しなかったのはお前 じゃない か社長は声を荒げていった今回の件でどれ だけうちの会社の信用も落ちたと思ってる んだ何百万って隊員じゃないぞ長谷川社長 は頭を抱え た そんなねえ高橋農園さんどうにかできない のなみさんは慌てて開き直り私たちに 向かっていった来月からまた発注して あげるからいいえ今からでも取引中止って 言った時にうちへの納品スケジュールが どうとか言ってたわよね今回のことは ちゃんと謝る からそうお願いしてくる直美さんに私は 言った申し訳ないですが長谷川ベーカリー さんへの下ろし分はすでに他のお店に納品 してしまいましたそんな嘘でしょ本当です うちのジャムは直美さんのおっしゃる通り 効果ですが高品質高価格を求めているお客 様がたくさんいらっしゃるんです よ実は直美さんから契約打ち切りの連絡が 入った後に前々から提案されていた個人用 ジャムミのパッケージを変更したところ 富裕層たちの別荘がある地域のショップに 納品することが決まったのだジャムは高 価格品質として裕の間で口コミの評判が 広がりその上頭用ジャムとしても人気と なった当初は長谷川ベーカリーに納品する 分が少しでも売れればと思っていたがスカ の発注が何度も来て想像以上に売れて しまっていたの だそういうことですのでほぼジャムが余っ てないのですそんなどうしてそんなこと 勝手に勝手なことなんて何もしてないです よ私は取引中止のお電話をいいた時に契約 内容をお伝えしようしたのにしつこいって 電話をおきりになったのは奥様ですよね

そうかもしれないけどだからてその後も こちらから連絡したら弁護士に依頼すると 書かれてましたよね現物があるのでその 書類をお持ちしましょう かそこまで言うと直美さんはその場で へなへなと座り込んでしまったそして社長 は改めて謝罪した上なおみさんを抱える ような形で帰って行った それから私たちは普段通りの生活に戻り義 両親と共に一生懸命ジャム作りに励んだ 1度は在庫として大量に余ってしまう可能 性のあったジャムだったがみんなのおかげ で危機を乗り越えることができそうだっ たあれから社長夫人であった直美さんは 長谷川社長から感動され今は損害賠償金を 少しでも払うためにパン工場の隅で細細と 作業する日々を送っている らしいこの間見かけたという夫曰く見た目 もかなり地味になりあれだけ綺麗にしてい た爪や髪も今や見る影もないそう だイチゴジャムに関してはあれから改めて 謝罪に来た長谷川社長が余っていた分を 全て買い取り今期の全てのジャムが 売り切れてしまった来からはショップでの 販売だけでなくインターネットでの販売も 始まり予約1年待ちのジャムとなっ た長谷川ベーカリーへの下ろし分も来年度 からは単価を上げた状態で納品することが 決まり作付け面積を増やすために人を雇う ことになった大忙しで休む暇もないが夫も 義両親も高橋農園の知名度が上がった上 収入も増えとても喜んで いる私自身は農作業が忙しくなった上にに 人を雇うことになったので事務作業も増え てしまったが嬉しい悲鳴だと思っている 色々トラブルがあったものの自分の開発し たイゴジャムが県外にも知られる存在に なったし結婚してからの15年間農業を 真面目に取り組んでいて良かったと思っ た今回のことに関してだけは頭が真っ白に なってパニックになったけどなんとかいい 方向に終わってよかったそうだなユイが 農園に来てくれてから全ていい方向に進ん でいるな本当にいつもありがとう な夫との関係性も良好だ今日も インターネットからの注文が入るネット上 では高橋農園のジャムは幻のジャムと呼ば れていて農業新聞からも取材され慌しくも 充実した毎日を送ることができていた私は いちごジャムの甘い香りに包まれながら 幸せを噛みしめてい [音楽] た私の名前はゆか42歳息子の蒼太は大学 進学のために状況して今は夫の賢介と2人 で暮らして

いるようやく子育てにも人段落がついて かつてのマ友たちは旅行や習い事を楽しん でいるというのにちょっとゆかさんこんな 時間までぐうたら寝てだらし ない義母の怒鳴り声がキンキンと耳に 響く近所に住んでいる義母は2年前に義父 が亡くなってからというもの頻繁に我が家 に押しかけてくるようになっ たお母さんさっきパートから帰ったばかり なんです少しだけ休ませて ください 私はビルの清掃員のパートをして いる朝は5時前に起きて夫が起きる前に 朝食と弁当を作ってから出勤し昼前になっ てからようやく 帰宅そこから少しだけ横になるのが貴重な 休息の時間なの にたかだか便所掃除ぐらいで偉そうにほら さっさと起きてお茶ぐらい出し なさい義母が私のかぶっていた布団を めくって放り投げ たサラリーマンの夫の給料だけでは息子の 学費や将来への蓄えが心配だからと始めた 清掃員の パート朝は早いしきつい仕事だけど同じ パート仲間やビルの管理人とも仲がいいし 何より私はこの仕事に誇りを持って いるそれなのに義母は清掃員というだけで こうして見下してくるの だご近所の佐々木さんのところなんて夫婦 でお医者様をしているのよそれがうちの嫁 と来たら恥ずかしくて言えたもんじゃない わ 自分の息子のことは棚にあげてよく言えた もの だ営業の仕事をしている夫は接待がある からと毎晩遅くまで飲み歩き休みの日は ゴルフ ざま子育ては私に任せっきりで生活費だっ てほのわずかしかもらっていないの にまああなたみたいな大学も出ていない 高卒にはお似合いの仕事なんでしょうけど [音楽] ね義母はそう言って嫌みな笑い声をあげ たいつも何かわるごとに大卒というのを肌 にかけて自慢が 始まる言い返してやりたい気持ちはあるの だけれどそんなことをしたら夫も課税して 総攻撃を食らってしまうのは目に見えて いるだから悔しくてもずっと我慢をしてき たのだ けれどそんなある日夕食を終えた夫が信じ られないことを口にし たうちのお袋もいい年だろうだから一緒に 住む話が出ているん

だ夫はテレビを見ながら洗い物をしている 私に言っ た一緒に住むって今住んでいる家はどう するの よ私は驚いて 振り返る今でも義母に嫌気がさしているの に同居するなんて信じられ ないああ実家は売りに出すよもうお袋とも 不動産会社ににも話をしてやるから なちょっと私は反対よ同居なんてしなくて も歩いていけるくらい近いじゃ [音楽] ない私が声を荒げても夫はテレビから目を 離そうともし ないこんな大事な話を相談もなしに勝手に 決めるなんてなんだお前その言い方はおふ がかわいそうじゃないのか白場な女 だ夫が怒鳴って吐き捨て た私だって義母があんな性格じゃなければ 同居してもいいと 思うでもあの義母とはたったの1秒だって 一緒にいたく ないともかくもう話は決まってるんだ つべこべ言わずに部屋の準備をして おけよ それからは私にとって地獄の日々が始まっ たクタクタになってパートから帰ってきて も少しも休むことも許されずに家事を こなす義母は手伝うどころか朝食の味が 濃いとか弁当に冷凍食品ばかりで息子が かわいそうだとか文句 ばかりおまけに家を売って金が入ったはず なのに家計には1円も入れずに贅沢ざまの 日々この間の休日なんて私がパートから 帰ってくると家には誰もい ない残された書き置きを見ると2人で高級 レストランに行ってくるからそれまでに 家事を終わらせておくようにと書いてあっ たゆか元気にしているか お姑とさんとはうまくいって [音楽] いるこうして時々かかってくる母からの 電話優しい声に思わず本音を吐き出して しまいそうに なるうん大丈夫 とってもよくしてもらっている よ本当は辛くて辛くて仕方がないのに心配 をかけたくなくて 私はいつも嘘をつくしかなかっ た義母との同居から数ヶ月経った頃事件が 起こっ たパートから帰った私が玄関のドアを 開けると義母の叫び声が聞こえたああ痛い 救急者早く救急者を呼び [音楽]

なさいが駆けつけると義母が階段の下で 倒れていた足を滑らせて転んだの だろう何をもたもたしてるの早くし [音楽] なさいこんな時ですら私に命令してくる 義母床にはいつくばってもがき苦しむ義母 を起こそうと肩を支えようとすると手を 振り払われる言ったんだいいから救急車を 呼ん でやなく救急車を呼んで到着を待っている 間に夫にも連絡を [音楽] 入れるもしもし賢介お母さんが大変なの 階段で転んで骨折しているかもしれない の私は必死になって状況を 伝えるうるさいなこっちは今仕事中なんだ お前が病院について行けばいいだろうもう 切る ぞそれだけ言ってガチャリと切られた 電話仕事が大事なのも分かるけどこっち だって大変なの よギャーギャーと騒ぐ義母をなめながら 救急車の到着を待っ た病院での精密検査の結果では命に別状は ない らしいよかっ たただしばらくは入院生活になるらしく私 は病院と家との往復をして必要なものを 運ぶ慌しい準備を終えて家に帰った頃には すっかりと暗くなってい [音楽] たおい飯 は帰宅するなりソファーに座って携帯電話 をいじっていた夫が声を 荒げるちょっとそんなのできるわけない でしょお母さん大変だったんだ から私がそう言うと夫は信じられない言葉 を吐い た全くお前がしっかり見ていないから こんなことになったんだぞいいから早く飯 を 作れヘトヘトで歯向かう気力もなくなった 私は黙って夕食を作るしかなかっ た義母が怪我をしたのは気の毒だけどこれ でしばらくの間は顔を合わせずに住むと 思うと少しだけほっとし たところが事態は悪化して しまう見合いに訪れた病院で聞かされた 義母の 容態だ際にあちこちぶつけてしまったせい で1人では起き上がるのも難しい状態だ そう だ今は入院しているからいいものの退院し た後はつきっきりで介護が必要になって しまったの

だおいゆか母さんが退院したらお前が面倒 見ろよ俺は仕事があるから無理だしどうせ 暇なん だろう児に続いて介護まで押し付けようと する 夫私だってパートがあるし1日中は難しい わ私がそう言うと夫はどんどんと不機嫌な 顔に なるあんなパートなんかやみちまえ よ夫がそう言って高論が始まろうとしてい た時義母がそれを静止 する いいのよ 賢介私だってこんな高卒女に介護して もらうなんてまっぴらよあそうだわ最近 新しくできた介護施設があるからそこに 入るのもいいわね綺麗なお庭や温泉もある 素敵なところなの よ見下していた私に世話をされるのは義母 としても屈辱なのだ 私もそれで義母から離れられるのであれば 文句は ないそうですねお母さんの言う通り設備の 充実しているところの方がいいと思い ます私がそう言うと夫もしぶしぶ合意し たようやく解放さ れるストレスのない生活が戻ってくると思 いたの に家を売ったお金があれば十分足りますよ ね疑実家がいくらで売れたのか知らないが 相当な金額になったはず だところが私の言葉に2人はポカンとした 顔を するそんなの残ってるわけない だろ夫の言葉にに耳を疑っ たかなり金遣いが荒かったとはいえ使い 尽くしてしまうほどだとは思わなかっ た嘘でしょじゃあどうするの よ私は驚きの声を あげるお前のパートの金でなんとかしろ それに貯金だってある だろさっき私にハートをやめろと言って おいてこの手のひら返し 呆れと怒りがふつふつと湧いて くるあのお金は将来のために貯めているの よ蒼太の学費だってあるの に私がなんとかやりくりしてコツコツと 貯めたお金なの だ本当に白場な女だないいからいくら 溜め込んでいるのか教えろ 夫の言葉の勢いに私も頭がかっと暑く なる節約に節約を重ねてやっと500万も 貯めたんだ から私がそう言い放つと義母がぷっと 吹き出し

た500万ですって底辺の仕事で端金食べ たくらいで偉そう に義母がそう言うと夫も課税 するたった500万ポッチで得意げになる な俺が食わせてやってるんだから文句を 言わずに 出せ2人して私に食って かかる自分たちは好き放題しておきながら 許せ [音楽] ない親高校させてもらえるんだから ありがたいと思いなさい [音楽] 義母の言葉にとうとう私の怒りは頂点に 達し たそこまで言うならわかりまし た義母がニヤニヤと笑いながら 頷くじゃあ支払いはやめますね病院も介護 施設も自分たちで払ってください500万 なんて端金なんでしょ 夫の顔がみるみるうちに怒りに 染まるちょっとパートしたぐらいで け上がりやがって分かったそんな金はくれ てやるから出て いけそうよ賢介の稼ぎがあれば十分 よその言葉を聞いて私は病室を飛び出し た言い返せないのが悔しかったけれど少し だけほっとした気持ち ただ夫や義母がどうなろうともう関係ない けれど蒼太のことだけが気がかりだっ た家に帰ると必要最低限の荷物を鞄に詰め て駅へと向かいながら蒼太に電話 するもしもし蒼太突でごめん [音楽] ね事情を説明するとは驚いてい た大学の勉強で忙しいのにこんな話をし なければならない申し訳なさで胸が 締めつけ られる母さんがずっと頑張ってきたのは 知ってるよそれに僕ももう大人だから 母さんがしたいことをしてよいつも早起き してお弁当を作ってくれたのは本当に感謝 している よほにいい子に育ってくれ た勢いで飛び出したことを後悔していたが 私は蒼太の言葉に勇気づけられ たそれから私は実家に電話をし た電話に出た父は私の話を一通り聞いた 後今からすぐに迎えに行くから待ってい なさい静かににそう言ってくれ [音楽] たそうして木の実木のままで実家に帰って きた私を両親は温かく出迎えてくれ た母が張り切って作ってくれた 夕食結婚してからほとんど実家に帰れる

こともなかったから懐かしい味に心が 安らぐそんな安を切り着信 音夫からの電話 だ私の顔色からさした父が口を 開く父さんが出るから変わり なさい父が携帯電話の通話ボタンを押すと けたたましい声がじわきの向こうから 聞こえて くるおい飯の支度もせずにどこにいるんだ その声を聞いた私の不安そうな様子を察し て父が小さく頷いてから通話をスピーカー に 切り替える賢介君か久しぶりだ ねひんだ賢介が声を詰まら せる娘は今うちにいるが何でも君の方から 出ていけと言ったそうだ な 食卓での会話とはうって変わって威圧感の ある低い声で父が 言うそれは優香がととにかく早く帰って くるように言ってください妻として無責任 すぎる夫は負けと 食い下がるそういう君は夫としての責任は 果たしているの かにせずお母さんの世話も娘に任せきり だったそうだ がいつもは温厚な父がこんなにも怒りを 込めた声を出すのは初めて聞い た蒼太が大学を卒業するまではとずっと 我慢してきた思いがこみ上げて くる両親を心配させまいと言いなりになっ ていた悔しさで涙が溢れて くる母はうく私の隣に座ってぎゅっと手を 握ってくれた ももう私はあなたとは一緒にいられ ない私は意を消してそう叫ん だ後悔しても知らないからなお前みたいな 女こっちから願い下げだ [音楽] そう言って夫は電話を切っ [音楽] たあれから2週間が経っ た大学が休みに入った蒼太が私の実家に 帰省してくれ た東京での土産話を聞きながら段落の 一時毎日勉強に追われながらも楽しくやっ ている らしいそうだ母さん今度紹介したい人がう 何の 音玄関から叫び声が 聞こえる一体何事かとドアを開けた私たち の目の前にいたのは夫だったえゆかそれに そうた頼む今すぐ帰ってきて くれ そういった夫の姿は痩せこけてげっそりと

してい た話を聞くと義母が退院したもののすぐに 受け入れてくれる介護施設は入居費用が 何百万もかかるため入ることができず安い ところは予約で数年待ちの 状態今は自宅で介護をしているらしいが とても夫では手が回らないとの ことなあそうだからも言ってくれよ家の ことをほったらかしにするなんてひどい 母さん だろう夫はなんとか息子に取入として いるほったらかしにしていたのは父さんの 方じゃないか進路の相談をした時に聞いて くれたのは母さんだけだった仕送りだって 母さんが面してくれているのを知っている んだ父さんはいつも飲み歩いて ばっかり頼みの綱だった蒼太に突き放さ れれた夫はがっくりと肩を落として 落ち込んで いるこれにサインし て私が追い打ちをかけるように離婚届けを 突き出すと夫は目を見開いて信じられない という顔をし たあれだけ異性の良かったがこんなにも 哀れな姿になるとは少しだけ同情して しまうそれでも私の決意が揺らぐことは なかっ た分かった離婚はしてやるだけど慰謝料 慰謝料だ500万あるん だろう頭に来た私が口を開く前に父が前に 出る500万なんて端金なん だろうその言葉を聞いた夫には震えながら サインをするしか選択肢は残されてい なかっ たそうして夫との離婚が無事に成立し た 夫もう元夫だ けど父が睨みを聞かせているから家に 押しかけてくることはもうなかっ た家に残っていた荷物を引き取りに行った 時に聞いた話によると元夫は本格的に自宅 で介護をするために仕事を時短勤務にした らしい当然収入は 激減前までのように遊ぶことはもうでき なくなったとの こと 元義母はと言う と ああなんで私がこんな貧乏人みたいなご飯 を食べなきゃならないのよもっと稼いでき なさいよ [音楽] 賢介飯が食えるだけありがたいと思う よ元はといえば母さんが悪いんだから なあんたが嫁を追い出したんじゃないの

ほら早く食べさせ [音楽] なさいこんな状態になっても歪み合う なんて全く道場の余地は ない一方私は勤めていた清掃会社の紹介で 実家の近くで以前のように清掃員のパート をして いる朝は早いし決して楽ではないけれど 慣れ親しんだ仕事だしやっぱり私はこの 仕事を誇りに思って いるさやかな収入では決して税はできない けれど母とガーデニングを楽しんだり音楽 サークルに入ったりと充実した日々を送っ て いるそうそう貯めたお金は今でも少しずつ だけれど増えて いるこのお金は将来私たち家族が幸せに なるために使おうと考えて いる君は新人のうちの娘に仕事町立場を 利用して圧力をかけたそうじゃないか高が 主人で何様のつもりだ即首 [音楽] だ新人社員が起こしたミスを上司として 指摘した私に首だと叫ぶ ジム圧力をかけてるのどっちだと思ってる のよ私が反論しようとすると後ろから社長 がジョムこの子がなんだっ てと割って入る社長から語られる事実に ジムは顔色を変え た私はさおり30歳の中会社 員私が働いているのは都内の大手企業で 観光庁とも取引がある総務部主任の私は 我が者の理想の上司ナンバーワンである 木村部長の右腕として毎日生き生きと働い て いるさおりさんこの書類を営業部に持って 行ってそれからホム部の梅田係長に役所 から連絡があったと伝えてきてちょうだい はい 部長この会社は全体的に忙しいけど活気が あり社員教育にも力を入れているだから 辞める人が少なく丁年まで勤めたり3級 育休を終えた女性社員が復帰しやすいよう 託児書も完美している本当に理想的な 会社もちろん私も結婚を気にやめるか悩ん だけど社長や木村部長 やめる必要はない君が働きたいなら辞め たくなるまでいればいいじゃないかと進め てくれたこの会社が大好き だそんな忙しくも楽しい毎日を過ごして いると木村部長から呼ばれ たさおりさん明後日から中途で新入社員が 来るわあなたに使用機関中の教育がかりを お願いしたいのかしこまりましたどんな方 が入ってくるんです

木村部長は少し困った顔でふうと珍しく ため息を つく実はねもいジムの娘さんなのよ大学 卒業したはいいけど就職活動もろにして なかったんですって ああもいジムのお嬢さんです [音楽] か私は部長が言わんとすることが分かった もいジムは仕事自体はできる優秀な人なん だけどその反動なのか新人や仕事があまり できない人に対する当たりが きついうちの会社は社員教育制度が充実し ていて新入社員への研修はもちろん キャリアアップを希望している社員も申請 すれば資格取得の補助金や受験料を会社が 負担してくれる私もこの制度を利用し勉強 の末に簿記2級に合格したもちろん努力し ても1回で合格できない人もいるもいジム は合格できなかった社員に対しあからさま に態度が 冷たい一応面談した印象だけなんだけど 業務の娘さん千春さんのね言動に注意して ほしいの何か問題が発生しましたら相談し ますあの木村部長が曇った顔を見せる なんてどうやらその子は相当な困った ちゃんみたい教育がかりとして気を 引き締めてかからないと なそれから2日後もい業務のお嬢さん千春 さんが入社してきた見た感じは大学卒業と いうより高校卒業したばかりのようなやや 幼い印象だでも春さんの外見はものすごく 可愛い私が男性ならいこかもというぐらい 可愛い私が挨拶と説明を兼ねて話している ともいさん初めまして使用期間中の教育 係りを担当するさおりです面接でも説明が ありましたが当社は食dayがない新卒の 場合3ヶ月間の使用機ああはいはいもう それパパから聞いてますん でああ 部長はこれを心配していたのかな説明中に かせて発言 ね乗務から聞いているなら高頭での説明は 不要ね新入社員全員に渡すマニュアルを 渡すので午後2時までに目を通してねその 後実際に仕事を始めてもらいますね はーい私は千春さんの態度に不審感を持ち つつ感情を表面に出さないように務めた まだ入ったばかりだしなと私は作り笑いで マニュアルを渡しデスクについて マニュアルを読んでいてもらうことに私に は千春さんの教育以外にも業務があるので すぐ木村部長の元 へお疲れ様千春さんどうだったそうですね 結構癖がありますねあんまり仕事に興味も なさそうな印象でしたが午後からも様子

でしょう ねなんだか今後の雲行きが不安だけど最初 から疑われたら確かにいい気はしないわよ ね私はそう思い長い目で見ることにした デスクに着席ししっかりマニュアルに目を 通している千春さんを見てとりあえず第一 喚問は突破かなと胸を撫で下ろし たお昼になり私はさんを食堂に案内しよう と席を立つと千春さんのデスクの首位には すでに男性たちが集まってい たうちの部署の人ももちろんいるけど他の 部署の人もいる千春さんは彼らと一緒に 食堂に向かっていっ た千春さん可愛いもんねそりゃ男性はほっ とかないだろうなまあ1人で食堂行くより ずっといいしこれをきにいろんな社員と 知り合ってくれたら そう思い私も食堂に向かう同僚女性の近く の席でおしりしながら食事をしていると 千春さんが私たちから話が聞こえる程度 離れた席に着いた相変わらず男性社員に 囲まれて いる何あの子男性社員引き連れてまあまあ いいじゃない彼女は出社初日の新入社員 よやっぱり可愛い子はは妬まれやすいんだ な就職を終えみんな自分のデスクへ戻って いく2時になる前に私自身の仕事を片付け なくちゃそんな風に忙しくしていたらすぐ 午後2時になっ たもいさん時間になったので今から5時 までの間実際に業務をしてもらいますね何 すればいいんです か私は実際にやってもらう業務のうちに 回す資料整理とデータ入力をお願いした 千春さんはパソコン操作については問題 なく特に教えることはなかったあらしは さんタイピング早いのね打ち間違いもない しすごく助かるわ え高校と大学でブロガーやってたんです よ文章を打つ習慣があったのねそれなら 明日からの業務を任せられそうそれに私が 褒めたらずっとツンとしていた千春さんの 顔に嬉しいという感情が見えて午前中と 違って態度が明らかに変わったいい傾向だ わ最初の態度に問題があるかなという程度 で大丈夫そうだと木村部長に報告しその日 は終わっ たその日から千春さんの使用期間中は特に 問題がなく進んでいった ある日私は千春さんが作成した資料を チェックしていたら今まで資料内容の 間違いをほとんどしたことがないのに 間違った内容の資料を作ってい たあら千春さんここ違ってたわ珍しいわね 疲れてるあごめんなさいすぐ直します気を

つけてくれれば大丈夫 よ珍しいことだったからよく覚えている あれは6月14日その日の千春さんはいつ もみたいな明るいアイドルスマイルはなく 疲れているのか表情が沈んでい たその千春さんの珍しいミス事件以降会社 全体の問題が増えていった取引先から 見積もりを再度考慮して欲しいという要望 が増え営業部が忙しくなったり取先との トラブルが続きホム部が忙しくなって大変 な 状態総務部はその手伝いや補助をしている 程度でそこまで忙しくなったわけではない けどみんながトラブル処理ばかりで通常 業務に回せる時間が減ってるそのせいで 全体的な売上も落ち込んできてい たそんな日々が続き疲れきった私を木村 部長が代謝後食事に誘ってくれた さおりさん安明さんはいつ帰ってくるって 言ってたまだ分からないんですよ1度出 ちゃうと帰って来るまで連絡取れません し安明は私の夫特殊な仕事をしているので 1度仕事に出ると数ヶ月帰ってこないし 連絡も取れないなんてしょっちゅう が平気ならいいんだけど寂しくない安明 さん自分のことばっかりだから私心配で もう慣れましたよ結婚して3年ですもん私 のことより部長が心配されてたほど千春 さんに問題はないように見えますそうね 千春さん自身には問題はないわえどういう 意味だろう私は疑問を持ったがすぐその 意味が明らかになっ たこの書類を作ったのは誰かねこの取引先 は私が若手だった頃に契約を取り付けてき たところじゃないかこんなものを出したと なると大事な契約先を失いかねない だろう翌日出社すると千春さんの父である もいムが朝礼後木村部長のデスクに来て声 を荒げていたジム落ち着いてくださいその 書類は我々役員以外で作成できるものは ごく限られていますすぐに調査しますから 少し時間を ください乗務が戻られ木村部長はすぐ私を 呼んだ私は社の情報管理も一部担当して いるのでこの書類を作成した人物の特定 作業を始めたするとおかしなことが 分かる木村部長この書類は社内では作られ ていません社外費のデータを社外に 持ち出して社外のパソコン作られています わかったわ解析は情報処理担当のみの主人 にお願いしましょうそれから今日は修業 まで千春さんについているようにもしもい 乗務からあなたか千春さんに接触があっ たらすぐ私に連絡して千春さんにもそう 伝えてねえ千春さんもですか分かりまし

た春さんは都内の女性専用マンションにで はあるけど実家に帰るぐらいあるんじゃ ないのとその時は思った千春さんと昼食を 取っていると何度も視界に業務が入って くるまるで私を監視しているみたい私が ジムに対して警戒していると千春さんが私 に心配そうな顔を 見せるさりに実 は春さんがにちてれたのは全く予想外の 話私は部署に戻って木村部長のデスクに 行くとホーム部の梅田係長も来ていた私は 千春さんの話を部長に 報告そうよだから私は千春さんにもそう 伝えてってお願いしたのよ私てっきり千春 さんに問題があるのかと思っていました 確かにここ最近発生してきた問題務の取先 と関係ある企業ばかりでしたね問題がある のはもい務よさっき水の主人にお願いした 解析で証拠が出揃った わここ最近起きた問題は全てもいジムが 関わった 案件実の娘である千春さんを隠れみのに 利用していたつまり井ジは新人の千春さん に役員と担当者以外覧禁止の資料を見せ 不正な取引の資料を作成させてい た情報漏洩顧客情報の留出だけでも世間 から叩かれる大問題なのにそれだけでは なく観光長のワロまで発覚し たこれはまずいですよ木村部長守井乗務の 行為は公務員相手の増罪に当たります乗務 個人の話ではなく会社が疑われ ます梅田係長は弁護士資格を持っているだ から取行き先や観光長への対応対策は梅田 係長主体で動くことに分かったわさおさん 千春さんを呼んでくれるわかりましたすぐ に私が千春さんを呼びに向かうともい務と 千春さんが一緒にいた千春さん木村部長が 呼んでますよよ私がそう声をかけようと 近づくと突然もいジムがさえぎってき たさおリッシュに君は新人のうちの娘に 仕事町の立場を利用して圧力をかけたそう じゃないか何をおっしゃってるんですか 確かに6月14日千春さんにミスの指摘は しましたが圧力なんてかけていませ んそうですよジ聞いて くさい千春さんも必死になってジムを 止めようとしたしかしジムは顔を赤くし 大声を 出す高が主人が何様のつもりだ即刻首 だ人事件を持ってないのに新入社員が 起こしたミスを上司として指摘した私に首 だと叫ぶ ジム圧力かけてるのはどっちだと思ってる のよ私が反論しようとするとジムの後ろ から塚田社長がひょこっと出てき

たジョムこの子が何だってうわ社長さお 主人は私の娘が起こした些細なミスを立場 を利用して圧力をかけたんですよこんな 時代に反する人員は我が者にはいりません すぐ首にしてくださいえだめだめさ主人は 息子のお嫁さんで社長だから今は妻の木村 部長がさ主人に修行させているの首に なんてしないよ経者に向いてる しジムはあけに取られ目が天になっている 千春さんもびっっくりした顔で私を見て そうだったんですかって大きくて可愛い目 を私に向けたうん私の夫塚田社長の息子な の木村部長はは休で働いてるから千春さん も知らなかったでしょ夫は特別職国家公務 員で丁年まで絶対仕事辞めないって言っ てるから嫁入りした私が後継になった のそういうことなんだよ千春さんそれにね もい常務君が娘さんにさせていたことは 我が者に対する犯人行為だよしかも新人の 千春さんにさせ自分に疑いが向かわない ようにするとはね 水の主人が全てデータ解析してくれたから もう言い逃れはできないよな長豪快です私 は犯人行為など嘘つかないでパパ社長聞い てください父は私に役員と担当者以外閲覧 禁止のデータを渡して書類作成させてい ました父は顧客情報を漏洩させて相手から リベートをもらってたのと観光長の担当者 ににワイルを渡してい ます千春さんは社長や私だけでなく他の 社員にも聞こえるぐらいの大きな声で お父さんであるもい業務の不正を明かし た千春さん正言してくれてありがとうただ ごめんね君のお父さんは本を犯かしただ から警察に通報しなくちゃいけないんだ はいそれが父が受けるべき罰ですパパ私 パパが一生懸命真面目に働いているのが かっこいいと思ってたでも娘の私を使って まで不正してたパパなんて 嫌い千春さんが涙ながらに訴えがっくりと 肩を落としたジムは警備員に連れられて 社長室へ入って行っ たもいジムは観光長の担当者へワイルを 渡そうとしたが担当者は法に乗っ取りくと して受け取らなかっ たもちろん会社としても見過ごすことが できない行為だったためジムはすぐに首後 に起訴され たさおり主に私ずっと父の言いなりに生き てきましただから就職活動も何をしていい のか分からなかったのでもさお主人の元で 働き始めて真面目に働いてお金を稼ぐって すごく楽しいことだって知りましたこれ からも主人と一緒に働きたいですああ千春 さんそんな眩しすぎるアイドルスマイルで

見られたら私断れないわよあなたは自分の 可愛さを自覚してところで主人の旦那さん 何してる人なんですか特別職って普通の 公務員と違うんですか会社継がないって 相当ですよねああごめんねぼやかして知ら れたくない内容だから私の夫ね自衛隊で 潜水艦に乗ってるんだえそれってエリート ですよね旦那さんの同僚紹介してくれませ ん かそうね千春さんぐらい仕事熱心で アイドル級に可愛い子ならお嫁さんにした いって人いっぱいいるだろうなさ死後はお しまいにして仕事を始め ましょう私は可愛い部下と今日も大好きな 仕事を頑張って 私の名前はかな子夫の工事とは結婚して 10年経つが子供はいないそれでも夫婦な は順調だ2人とも働いていてそれなりに 経済的にも余裕があるので長期休暇になる と一緒にあちこち旅行へ行ったりおいしい ものを食べに行ったりと2人の生活を 楽しんで いる不妊治療もしたがなかなかうまくいか ず今は一旦治療は休憩中だそんな時だった 私の父から連絡が来たのは私の母が 亡くなってしまったのだ母は数年前から 体調が悪く入隊員を繰り返していたが まさかこんなに早くなくなんて思っても見 なかった母はひりっこだった私を本当に 大切に育ててくれた怒ると怖かったがその 代わりちょっとしたことでもたくさん褒め てくれた不妊治療が辛くて食事もほとんど 取れなくなってしまい精神的に参っていた 私 に孫の顔を見れたらそれは嬉しいけど私が 一番嬉しいのはお腹を痛めて産んで大事に 育てたあなたが笑顔でいてくれることが 一番嬉しい のそう言ってまだ年齢的には大丈夫だから と一旦不妊治療を休むことを提案し た工事もそれを聞いてどこかほっとした 表情だったのを覚えて いるそしてその時にまた子供ができなかっ たとなく私にちょっとだけ疲れていたと 教えてくれたこじは私と一緒にいるだけで 幸せなんだ2人の時間を大切にしようと 言ってくれた私は工事のおかげで目の前に ある幸せや家族を大切にしようと決めるが でき たあの時に母の言葉がなければまだ私たち 夫婦は前を向いて進むことができなかった のかもしれない母はいつだって私のことを 1番に考えてくれていたそんな大切な母を 失い涙が止まらなかっ たその後は悲しかったが悲しんでいるも

ないくら忙しかっ た母の葬儀は母が大好きだった桜の花が 満開だっ た干渉に浸る間もなく父と私はあらゆる 準備で大忙し だ小さな葬儀だったが母の友人や親戚義親 や義夫婦も列してくれたみん言葉をかけて くれて感謝の気持ちでいっぱいに なるただ1人を覗い て浩二の妹の早苗 だかな子さん大変だった ねさえちゃん来てくれて ありがとう結局お母さんに孫を抱かせて あげられなくて残念だったね不妊治療は 頑張ってのに ね早苗はいつもこんな風に私に子供がい ないことに対して嫌みを言って くるいつもは聞き流すがその時の私は心の 傷をえぐられたように辛くぽろりと涙を 流してしまっ たさえなんてことを言うんだえごめん なさいそうよね今言うことじゃなかった かな子さんごめん なさいそう言っていつも怒られたらすぐに 謝る本当に申し訳なさそうに謝るから周り もそれ以上は何も言えずその場が終わって しまう私は悔しくてしばらくの間涙が 止まらなかっ た苗は私より1つで結婚したのも半年ほど 私たちが早かっただけでほぼ当時期早苗は 結婚後すぐに妊娠して男の子を出産した その時は何もなかったのだが早苗が3人目 を出産した時 にお兄ちゃんの子供はいつになったら 抱けるのかしら ねふとそんな言葉を言ったのだ 私たち夫婦は不妊治療中で特に私は子供を 作らないといけないという気持ちが強かっ たのでとっさ にすみませんと謝った義母はすぐに我に 帰っ てかな子さんごめんなさい余計なことを 言ってしまったわこじもごめん なさいその場でそうくれたがその時に早苗 の中では子供を産んだ自分は偉いんだと 思い込んでしまったらしくその時から早苗 の私へ対する嫌味は止まらない葬儀が 終わり私たち夫婦は疑実家に挨拶へと来て い た色々とありがとうございました無事に母 を見送ることができまし たさんも疲れたでしょ無理しないでね かな子さんのお父さんもこれからお1人だ から大変なこともあるし心配になるわ ね父は実家に帰って祖父母の面倒を見ると

言っています今まで自分の親なのに母に 任せきりにしてたからって言ってたけど 1人で暮らすのは寂しいからなのかもしれ ませ んじゃあ家はどうするの持ち家だったわ ねしばらく空屋だけど落ち着いたら人に かして家賃収入で暮らすんだなんて言って まし たそんな当たり障りのない世間話をして 早苗のいつもの嫌味を聞き流すように疑 実家を後に する父と一緒に族の手続きやたくさんの 書類関係を整理しして実家を片付けたり父 の引っ越しを手伝ったりと大忙しだった そんな雑用が落ち着いたのは季節も変わり 暑い夏になろうとしていた時で私は 張り詰めていた気が緩んだのか体調を崩し てしまっていた工事は心配して掃除や洗濯 買い物を率先して行ってくれている私は家 でできることをしていたのだがふとある 違和感を 感じるそれは家計簿をつけている時だった 水道料金がいつもより高い気が するねえこじ水道量が前回より5000円 くらい上がってるんだけどえなんでだろう 俺がこないだ洗車したからじゃない か洗車くらいでこんなに上がるか ななんかちょっと使いすぎただけだろう もうしばらく様子見 たらそうだよね私気にしすぎか もそう言ってかけの続きを記入するその時 にきちんと詳細を調べておけばよかったと ったのは次の水道料金の請求書を見た時 だった えどうし た叫んだ私に工事がビクッと するやっぱりおかしいよ水道料金が5万円 も請求来 てる業者に電話してみないと なそう言って事がすぐに電話をしてくれる しばらくして電話を切った工事はとても 困惑しているよう だうちが使用している水道の住所教えて くれたんだけどそれがこれなん だえこ れって私の 実家教えてもらった住所はここの家となぜ か実家の 住所なんでの水道量がうちにでも実家には 誰も住んでない はず私は慌てて父に電話をしてみたが誰に も貸していないから現在は空屋のままとの こと工事と一緒に実家の様子を見に行く ことにした実家に到着するとまず外から中 の様子を伺うが誰かいる気配はない

父から預かった鍵で恐る恐る中に入るが 真っ暗で見る限り誰かが出入りした形跡も ない何か使うことがあるかもしれないと 電気や水道は止めていない電気をつけて2 階の様子も見に行くがやはり変わりはなさ そうだその時工事が私を呼ぶ声が聞こえた かな子こっちに来て くれ慌てた様子だった浩司の恋に急いで 階段を降りると工事を探すどうやら庭に いる らしい靴を履いて外へ出ると工事が早く 早くと手招きをして いる何これ その光景に絶句する そこには大きなビニールプールが設置され ている他にも浮輪やビーチボール水鉄砲 などの水遊びグッズが片隅に積まれて いる何これ 秋花のいいことに誰か入り込んでる なこんなに堂々とそれに水道台の請求が ああここがかな子の実家って知っててうち の住所も知ってる人だろう なそんな人いっぱいいるよ親戚も友達 もとりあえず犯人を 見つけようそう言って工事はテキパキと 動き 出す本当に真な夫だ父に許可を取り電気屋 さんで監視カメラを購入し見えにくい場所 に設置した家に戻りモニターが見れるか チェックをするそんな作業をしていると ショックと疲れで私は眠ってしまっ た次の日も体調が優れず会社を休むことに した工事も心配して会社を休むと言ったが 大丈夫だからと無理やり送り出し たううとしながら過ごしていたがお昼前に 目が覚めてなんとなく気になり監視カメラ のモニターをチェック するなんとそこには大きなビニールプール いっぱいに水をためホースから水を出しっ ぱなしにして大はにする大勢の子供たちが 映って いる私はア然としてしばらくそのまま動く ことができなかったふと我に帰って工事に 電話をする と危ないから絶対に言ったらだめだ監視 カメラでしっかり録画してるから証拠は あるんだし後で警察に持って行って相談 しようそう言ってくれたモヤモヤするが今 は見ていることしかできない確かにここに 映っている複数人の保護者たちに何をさ れるかわから ないその時1人の保護者が顔をあげて監視 カメラにしっかりと顔が 映るこじささんが映ってる え早苗が

あよく見たら早苗さんの子供たちがいる ってことは早苗さんが 犯人かな子今日はすぐに帰るから待って てそう言って電話が切られるきっと大急ぎ で仕事を切り上げてくれるの だろう私はモニターを見続けた使い放題の 水その請求を打ちに来るようにしたのは 早苗さんで間違い ないでもなんで 嫌がらせはされてきたけどなんでわざわざ うちの実家で遊んでいるのだろう早苗さん だって一戸建てのお家に住んでいて旦那 さんも大企業に勤めていて高級取りだと 聞いているお金に困っているわけでもない し色々考えている間も子供たちがやりたい 放題しているその姿にためしか出ないその 日は事は本当に早く帰ってきてくれた そして一緒にモニターを 見る本当に申し訳ない俺の妹がこんなこと するなんていつもかな子に嫌みばっかり 言っていたしもっときつく言い聞かせて おくべきだっ た事のせいじゃないよでもこれはちょっと ねそれから夫婦で今後の対応を話し合った とりあえず証拠が1日分だと不安なので1 週間様子を見ることにしたその間に水遊び に来なくなったら後事から早苗さんへの 厳重注意だけにしてやめなかったら痛目を 見てもらうことにしたの だしかし案水遊びをやめることはなく むしろ夏休みということもあってなのか 毎日朝から夕方まで遊び続けている私たち は行動に移ることにし たその日は2人で仕事を休み朝から モニターに釘付けだそうするとやはり早苗 が友達数人を引き連れてやってきた 大きなビニールプールに水を注ぎ子供たち は水着に着替えて遊び 出す子供は10数人いるそこで私は携帯 電話を取り出し警察へと電話を かけるすみません最近実家に大勢の人が 無断で入り込んでいるのですが今も来て いるみたいで助けて くださいそう通報したのだ警察には夫の妹 ということは伝えずに今までの状況を説明 してから実家へと 向かう私たちが来る頃には複数のパトカー が到着していた見つからないように八馬に 紛れてこっそり覗きみるとうちの庭は 大騒ぎだ子供たちは驚いて泣いても いる使ってもいいって許可をもらってい ますそんな早苗を見てママ友たちは オロオロとして いる警察はここの持ち主からの通報です みたいなことを早苗に説明しているようだ

しばらくすると早苗から私の携帯電話に 着信があった物影に隠れて電話に 出るちょっと今用事があってかな子さんの 実家にお邪魔してるんだけど警察が来て 不審者扱いされているのよかな子さんの口 から身内だって言っ てどうすればそんな大平な態度が取れるの かうちに何の用事今は誰も住んでいないし 何もないです よそんなことどうでもいいわよ早く来 なさい よじゃあ何の用事があるのか教えて ください私の言うことが聞けないっていう の携帯と庭の両方から早苗の怒鳴り声が 聞こえるその時工事が携帯電話を 取り上げるさえ何考えてるんだ あ お兄ちゃん そこで私たちは庭に乗り込んで いくなんでここ に今日は平日だ私たちは仕事でいないと 思っていたのだろう2人揃って現れたこと に早苗の顔が青くなっ たここの家の持ち主の娘ですここにいる人 たちは毎日庭に不法侵入して勝手に水道を 使っいました証拠もあり ます警察にそう告げると早苗や早苗のママ 友たちが 青ざめるかな子さん何言ってるの私たち ギリとはいえ姉妹じゃ ない早苗さんここはあなたの持ち物って 言ってたよね別荘買ったから夏の間遊ぼ うって嘘だったの 早苗はママ友に見を張っていたみたいだ ママ友たちはひそひそと話をして私たち 夫婦を 見るここは早苗さんの持ち物と聞いてい ましたがそれは違うのでしょう かはい私の父の持ち物で最近母が亡くなっ たので父は実家で暮らすようになってここ は屋で置いていましたそういえばお姉さん のお家の葬儀に行くってまだそんな前じゃ ないですよねそんな大切な思い出のお家 でママ友たちは常識がある人たちらしく頭 を下げてくれた子供たちも呼んで一緒に 謝らせてくれたがこの人たちは早苗に騙さ れていたのだとりあえず警察と相談をして 事情聴取は必要だけど子供たちのことを 考えてママ友たちは家に帰ってもらった 早苗はそれを見て怒り浸透と言った様子 だったが反省の色がないのと連日不法侵入 を繰り返したことが悪質だとされて警察に 連れて行かれることになった子供のことも あるので疑実家にも連絡が行き大騒動 だその後全ての事情を警察から聞いた早苗

のマ友たちは再度自宅まで謝りに来てくれ たその時に聞いたのだが早苗は幼稚園や小 学校でも高級鳥の旦那がいると自慢ばかり していてあまり好れていないらしい でも子供同士は仲が良くて水遊びをしたい というので誘われるがままに参加していた 義両親もさすがに早苗の態度には呆れて いるよう だ警察から釈放されて帰ってきた早苗の 言文はこう だ子供もいなくて2人とも働いていてお金 があるんだから料金くらい払ってくれ たっていいじゃない家だって誰も住んでい ないんだし中に入ったわけでもない帰って 防犯になるんだから感謝して よこんな主張をしている義両親に聞くと 早苗の旦那さんは大企業に務めてはいるが 普通の世間一般的な給料であるとのこと 早苗の家も35年ローンだし特別大きな家 ってわけでもない早苗が周りよりも優位に 立ちたいという気持ちだけで嘘をついてい たようだ今回のことは当然早苗の旦那さん の耳にも入って激怒している らしい高級とりと言いふらされたり別荘を 買ったとかくだらない嘘をついたことを 知って早苗のことが信用できなくなった そう だ今は離婚に向けて話し合いをしていて 早苗は泣きながら何度も謝っているみたい だけどどうも許してもらえない みたい1度なくした信用をってなかなか 戻ら ないそういえば最近体調が悪かったのは どうやら私は妊娠していたようだ検査した 時に自然妊娠の可能性は極めて低いと言わ れていた中での出来事だった浩司はそれを 聞いた時には涙を流して喜んでいた私は もしかしたら天国のお母さんからの プレゼントかななんてちょっぴり思って しまっ たこれからさらに忙しなるけど幸せな家族 が作れるように頑張ろうと 思う私の名前は京子化粧品会社に務めて いる30歳だ結婚して3年目になる夫と アパートで2人暮らしをして いる仕事も順調で特に困ったことはないと 言いたいところだが今私の頭をを悩ませて いる問題が あるそれは夫と姑とである義母との関係で ある私は知人の紹介で夫と知り合った 知り合った当初気の弱いとこがあるものの 優しい真面目な人であると感じ た私の仕事の悩みを聞いてくれたり失敗し た時には慰めてくれたりし たいだと感じた私は年齢やタイミングが

その時だと感じ夫のプロポーズを受け入れ 結婚することになっ たその時はまだ違和感を感じていなかっ た最初におかしいなと感じたのは義母に 初めてあった時 だ結婚することを報告するため義母の家を 夫と共に訪れた際に初めまして 今度ひさんと義母は私が挨拶をしようと するのを遮切っていきなりこう言ったえ あなたがきこさんひろちゃんのお嫁になる 人なのに全然美人じゃないじゃないなんか がっかりしちゃったそれに服装も化粧も 地味だし本当にあなたひろちゃんのお嫁 さんとしてやっていける のあまりの失礼さに私は言葉を失った夫に 助けを求めようと夫の方を見るとママ ただいままあそんなこと言うなよこれから 俺が京子に嫁として必要なことをしっかり 教えていくからさなどと言っているそう夫 はまざんでなぜか自分の母の前では気の 弱いところを見せず偉そうに振る舞う癖が あっ た義母はは子供つまり私の夫が生まれて すぐ旦那さんと離婚しているらしいその ため自分の息子をかなり出来合いして育て たようである私にとってはかなり衝撃的な 出会いだったが結婚も決まっていたため あと2は引けなかっ たしかし今になってあの時結婚するのを やめておけばよかったと後悔して いる結婚後の弱かった夫は私との生活に 慣れてくるとよく私に対して文句を言って くるようになったおいなんだこの料理は まずすぎてとても食えたもんじゃないママ だったらこの10倍は美味しく作れるぞ あれだけ時間をかけたのにこの程度しか 作れないの かと言って私の手料理を捨てたりまだ 洗い物も洗濯もしていないのかお前は家に から何をしていたん だと言って義母に電話で私が家事をしない と嘆いたりした共働きの上夫が先に帰宅 することもあったため家事は2人の仕事 でしょあなたが料理を作ったり選択して くれたりしてもいいじゃないと言うとは何 を言ってるんだ家事は女の仕事だろお前 ちょっと俺より稼ぎがいいからって調子 乗ってるなに言いつけてやるからなと返し てくるのがいつもの流れだった夫は自分の 給料が少ないことをコンプレックスに感じ ているらしかった結婚してから3回も職を 変えている何をしても続かないしそのため 給料も上がらなかっ た貯金するという考えがなくパチンコや 競馬でよく負けて帰ってきたややこしいの

がそういった喧嘩をすると義母が週末に 私たちのアパートへやってくるの だあなた料理もまともにできないらしい じゃないのしかも洗濯も洗い物も貯めてる みたいだしあなたそれでもひろちゃんのお 嫁さんなの本当に何もできない人 ねなどと言って何時間もいってくど度説教 をしてくるのだ正直迷惑であるし義母との 関係にもを感じていた加えて夫がマイ ホームを建てることその家で義母と一緒に 生活することを提案してきているのだママ も今1人暮らしだし将来子供ができたら 広い家も必要だろ俺もお前も働いたらママ に子供の面倒も見てもらえる しなどと言っている自分はギャンブルでお 金を無駄遣いしているというのによくマイ ホームという言葉を口にできなと心の中で 思ったまた義母と暮らすことなんて まっぴらごめんだしすでに夫との子供が できる未来を私は想像できていなかっ たそれほど私は夫と義母との関係に頭を 悩ませているので ある私がその提案を拒否すると夫と義母が 一緒になって私を責めてくるので ある私はできるだけ義母に合わないような 生活を心がけ離婚を考えるようになってい たその離婚を思いとどまらせていたのは父 の存在で ある父は5年前癌になっていることが 分かり入隊員を繰り返している状態である かなり進行しておりそれほど長くはないと 母が医者に聞いたと言っていた父に余計な 心配をかけたくないせめて父が天国に立 から離婚をしようと決めてい たそしてある事件が起こったその日は大晦 で義母の家に行き一泊することになってい たこれは毎年恒例の流れでこの日だけは 義母に会わなければならなかっ た義母の家に向かう社中で私はとても憂鬱 な気持ちだっ た車は私が運転していて夫はでいきを書き ながら寝ているここのところ毎日思って いることだがなんで私はこんな男と結婚し たのだろうかもう少し相手の様子を見て から結婚した方が良かったのか焦って しまったのだろうか断っていたらもっと 素晴らしい相手がいたのだろうかそんな ことを考えているうちに義母の家に着いた 私たちが家に入るなり義母は さあひろちゃんいらっしゃいここまで来る の疲れたでしょきこさん運転してたん でしょ来るの遅くない早くこっちでおせち 作るの手伝っていつもみたいにノロノロし ないでねひろちゃんは普段仕事している から疲れてるのあなたが頑張りなさいと

言ってきた想像通りの言葉にうんざりして 早くも家に帰りたくなっ た働いてるのは私もなのに運転してきたの は私なの にそんなことを考えながら台所へ向かって いる途中だった私のスマホが鳴った母から の電話でガンで入院中の父が既得状態に なったという連絡だっ た私は一瞬混乱したがすぐに冷静になり 両親の元に戻らないといけないと感じた私 は義母 にすみません父が既得状態になって今から 実家に向かわないといけなくなりましたと 素直に言ったすると義母ははあ何をわけ わからないことを言ってるのまだ亡くなっ たわけじゃないんでしょ早くおせち作るの 手伝ってちょうだいと言った私は既得の 意味が伝わらなかったのだと感じさらに父 がもうすぐ天国へ旅立ってしまうかもしれ ないんです最後にお別れをしたいので行か せてくださいと伝えたそれでも義母は 苛立つ様子を隠すことなくだからどうした の亡くなってから行けばいいじゃない正月 は夫の実家にいるのが嫁の責務でしょいつ までそんなこと言ってるの早く手伝って ちょうだいと言って いる私はそんな義母の態度に目と耳を疑っ た自分の父が既得状態だというのに 駆けつけない娘がどこにいるのだろうか そう考えているうちに義母とのやり取りを 見ていた夫が追い打ちをかけるようにママ の言う通りだよ今日子明日は正月だし嫁は 夫の実家にいるのが当たり前だろなんで それが分からないんだよお前もいい年なん だしそろそろわがまま言うのをやめたら どうだとほざいているその時私の中の何か が切れた 私はとりあえず義母と夫にわかりましたお 手伝いする前にトイレに行かせてください とだけ伝えその場を離れた実際にトイレを 済ませた後スマホと財布最低限の荷物だけ 取って乗ってきた車へ乗り込み父の元へ 急いだあんな人たちのことなどどうでも いいきっと勝手に家を出たことに対して 怒っていると思うがこれ以上の関係を 続けるつもりは ない私は母から伝えられた病院に向かった 父が入院している病室に着くと母が私の方 を向い て間に合ったのねさ最後にお父さんの手を 握ってあげてと優しく言った私は寝ている 父の手を握ったそのまま父は天国へと 旅立っていったなんとか間に合ってよかっ た私は父と最後にお別れできたことを 嬉しく思った別れの覚悟ができていたから

か悲しさというより間に合った安心感や父 や母に対するこれまでの感謝の思いの方が 強かっ たその後は母と協力し葬儀や父の品の整理 を行った落ち着くことができたのは葬を 終えて3日後だったそろそろ仕事の冬休み が終わるため家に帰らないといけ ないしかしもう夫や義母に会うつもりは なかった自分の中で父が亡くなった今離婚 することは心に決めていたスマホに入って いるあの人たちからの着信やメールは全て 無視している私は思い切って母に相談して みた 離婚しようと思っていることその理由は夫 や義母の態度のせいであること夫は稼いだ お金をすぐにギャンブルに使うことこれ 以上は限界であることを伝えたすると母は 意外にも落ち着いた声であなたの好きにし たらいいじゃない少し遠くなるかもしれ ないけど離婚が成立するまでこの家から 仕事に行けばいい家賃もしねと笑いながら 言ったもっと真剣に離婚することを止め られると思っていた私は少し戸惑ったが ありがとうとだけ母に伝えた私には離婚に 備えて準備していた貯金がある仕事も調子 がいいしこのままやっていける自信があっ たそうやって何日か実家で過ごしていた時 である突然夫と義母が実家へやってきた インターホンが鳴って私が外へ出ると2人 が怒りの表情で立ってい た話が違うじゃない正月は夫の実家にいる のが妻の義務でしょそんなこともできない なんてしかも嘘までついてひどい女 ねママの言う通りだぞお前のことは許さ ないからなさっさと家に戻ってこい私はは 2人の顔を見るのも嫌だった ため勝手にお母さんの家を出たのはすみ ませんただもう戻るつもりはないのでと だけ伝えたそれを聞いた義母と夫はさらに 怒り狂ってなんて恩知ずな嫁なんでしょう あんたなんてひろちゃんにふさわしくない わ汚い顔してこんなに私たちの世話になっ てよくそんな態度が取れるわねそんなこと なら離婚させるわよそうだお前みたいな奴 とは離婚してやるいいんだな困るのはお前 の方だぞと言っている私はそうしましょう 離婚しましょうとだけ言ったすると夫と 義母の表情が引きつるのが分かったちょ ちょっと冷静になって話をしないとそそう よきこさん暑くなりすぎよ そういったやり取りをしていると騒ぎを 聞きつけた母が外に出てき た人の家の前で大声を出すのはやめて くださいもう離婚するんでしょこれからは 弁護士を通して話をして

くださいと言って私を家の中に入れ鍵を 閉めたお母さん弁護士って知り合いに弁護 士がいるのあんな人たち相手だと何か後々 揉めそうじゃないそうならないために きちっと話をつけておかないとお父さんが 残してくれたお金もあるし ねと母は楽しそうに笑ってい たその後しばらく夫と義母は玄関先にいた ようだが弁護士という言葉におじけづいた のか帰って行った私と母は実際に弁護士に 相談し離婚の手続きを進めてもらうことに した 弁護士とのやり取りだけで直接夫や義母と 話すことなく1ヶ月ほどが過ぎたとても 落ち着いた日々だった仕事にも集中できた し母と幼い日の思い出について話すことも できたそんな穏やかな生活をする中休日に 再びインターホンが鳴った私が出ていくと 夫と義母が再び玄関にいた心からか母も外 に出てきてくれ た離婚の件は弁護士に相談してあります 直接やり取りしないように言われています ので今日はお引き取り くださいと冷たい声で言うと2人は同時に 地面に頭をつけ膝をつき土下座をし始め た今まですみませんでした実は今俺たちお 金に困ってて俺は先週職場のの人間関係が 原因で仕事をやめたんだ貯金もないし今は その日食べるものをどうやって行こうかと 考えているお前が帰ってきてくれないと 生活事態が成り立たないんだ離婚という 考えを改めて戻ってきてくれないかきこ さん本当にごめんなさい私ももう仕事して ないでしょ年金だけじゃやっていけないし ひろちゃんも仕事やめちゃったしどうか どうか考えを改めて私たちの元に戻ってき てちょうだい 土下座をしている者の言っていることは 自分たちのことしか考えていない私は今更 どんな言葉を言われてもどんなことをされ ても離婚という考えを改めるつもりは なかっ たわざわざ来てもらったところ悪いのです が何をされても離婚の手続きをやめる つもりはありませんそれに今も自分たちの ことしか考えていませんよね私のことを 大切にしてくれないところが嫌なので離婚 という考えに至ったんですこれ以上何を 言われても考えが変わることはないのでお 引き取り くださいそう言うと夫と義母は頭を下げた まますすみませんでしたでもさっきも言っ た通り俺だけじゃ食って行くこともでき なくてなんとか考えを改めていただけない でしょうかそそうですこれからは京子さん

のことを大切にさせてもらうわ本当に何で もさせていただきますのでどうか考え直し て くださいと必死に言っているみかた母 がすみませんが近所の目もあるのでやめて いただけませんかそれにさっきも娘が申し たように弁護士を通しているので今後は そちらに連絡するようにお願いしますこれ 以上こちらを無視して迷惑な行為を続け られるようなら警察を呼ばせていただき ますと言って私を引き連れて家のドアを 閉め鍵をかけた夫と規模はそのまま しばらく家の前で土下座の姿勢のまま 泣き崩れていたようだが間もなく立ち去っ ていっ たその後は本当に弁護士を通しての やり取りしかしなかった離婚することを最 優先としていたため金銭的な要求が発生せ ずやり取りはスムーズにできたと言っても 弁護士から聞いた話だと夫と義母は ほとんどお金がないらしい夫は失業中だし 義母は私の稼ぎを老後の資金の宛てにして いた らしい今2人は生活保護を受けることを 検討しているそう だ弁護士とのやり取りの中でも必死に復縁 する方法をしていたそうだがここまで関係 がこじれてしまったら復縁などできるはず がない離婚が成立してからは本当に 心穏やかに生活することができて いる私は今回の件でどんな関係性において も相手を大切にしないといけないという ことを改めて学んだ自分勝手な行動や発言 で人を雑に扱っていると夫や義母のように いつか自分にしっぺ返しがやってくる私は これからも関わってくれる人を大切にして 生きていこうと思う私は新しい一歩を 踏み出したの だ私の名前はみさ33歳の会社員で夫の 蒼太と2人で暮らして いる結婚して5年目の私たち夫婦にはまだ 子供がいなく夫の両親からは早く孫の顔を 見せろとせかされてい た特に義母はうるさく てこれ以上子供ができないようなら蒼太と は別れてもらうわ よ私の顔を見るたび行ってき た義父は直接私を避難してこない が母さんの言う通り離婚を考えてみても いいんじゃない か夫には色話していようだっ た夫は私の味方をしてくれており両親から のプレッシャーになんとか耐えることが できていたし義両親とは同居でないのも 良かっ

た優しい夫は私のことをかってくれている がやはり子供は欲しいよう で環境が変われば子供もできるか な独り言のように言っていることがあっ た私たち夫婦は結婚した時からいつかは 新築のマイホームを立てたいと話しており 意外な形でそのチャンスが巡ってき た先日私の父が亡くなり相続人は私と母 しかいなかったため父の残した土地などの 財産が私のものになっ た母は実家の土地と建物と現金を相続し私 はもう1か所のたとを引き継ぐことになり 夢のマイホームを手にすることができそう だっ た父は祖からかなりの土地を相続しており それをほとんど売却して現金にしていたが 私たちが家を立てたいと話していたため 立地の良いたを残してくれてい た父が亡くなる少し前 にあのはに残しておいた土だだから家を 建てる時には使っていいぞ家を建てるお金 は自分たちでなんとかし なさいそんなことを話してい たまさかこんなに早く父が旅立つとは思っ ていなかったし父もまだ元気だったので 自分でも亡くなるとは思っていなかったの だろう父は遺言書など残していなかったが 続人は私との2人だけなので問題なく相続 の話はすんだがなぜか義母が口を挟んでき た特に私が相続したたが気になるよう でみささんがもらったたは立も良いし広さ も十分にあるから良い家が立てられるわ ね自分のものように話してきたので夫 がみさの土地なんだからそんなことを言っ てもしょうがないよ 義母をなめてい た夫もそう言いながらたが気になるよう であの土地なら俺たちの家を建てるのに ちょうどいいねお父さんもそのつもりで みさに残してくれたん でしょ何度も私に聞いてき た夫にも父が私たちの家を立てても良いと 話していたことを教えていたので夫もその つもりでいるようで 家を建てるだけの現金も相続したんだよね 思い切って新築の家を立ててみ ないマホーム建築を提案してき た家を建てることに反対する気持ちは なかったものの義両神が一緒に住みたいと 言い出してきたのでそれが気になってい た今は別々に暮らしているので子供を早く 産んでくれという話も義両親にあった時に しか言われなかったが 同居したら毎日責められそうで嫌だっ た私は夫にそれとなく確認してみ

た私たちが新しい家を建てたらお父さん たちと同居するつもりな の夫は一瞬言葉に詰まっていたがすぐ にそれはないから安心して父さんたちも まだ元気だし自分たちだけで気ままに 暮らしたいと言ってた よ笑って答えてきた 夫も1人っこで義両親の面倒を見なければ ならないと思っていたがはっきり否定して きたので本当なのかと疑ってしまっ た夫は周りに良い顔をするところがあり後 で大変なことになることがあったので私は 少し心配になっ た私たちの結婚が決まった時最初から私に は義両親と同居はしないと言いながら木母 には一緒に暮らすと話し義父には疑実家を リフォームして同居すると説明してい た私が結婚の挨拶に行った時にいきなり 義母 がみささん私たちと同居してくれて ありがとう ね思いがけない話をしてきて驚いた私が夫 を見ると困ったような顔をしてい た義父も嬉しそうな顔で この家も蒼太が立て直してくれるそうだ からありがたい だ夫に話してきたが夫は全て叶えることが できない約束をしていたようで泣きそうな 顔になってい た結局疑実家をリフォームするようなお金 を夫は持っていないし疑実家は狭すぎて 私たち夫婦が同居するのは不可能だっ た私との約束だけがが実現できたので義 両親の不満は怒りとなって私に向けられて き たみささんは蒼太をうまく利用している ようね気に入らない嫁だ わ義母は結婚前から私に敵意を持って しまったようでなかなか子供ができない 現在は余計に辛く接してき たそんな義母と同居などしたくはなかった がマイホームを立てるのは別の話であり私 が迷っている とお父さんもみさに家を建てさせたいと 思ってあの土地を用意していたんだから 新しい家を立ててみれ ば母が後押ししてくれたので新築住宅を 建てることにし た夫も喜んでいた がお母さんたちとは同居しない約束よ ね私が念を押す と俺の言うことを信じてくれよ母さんたち も同居しないことに納得している から自信たっぷりに答えてきたがどうも 怪しかっ

た父からもらった土地に行って建築会社の 人と打ち合わせをしていると隣の家の子供 なのか私の敷地で遊び回ってい た建築会社の人が注意していたが様子を見 に行くたびにその子は敷地内で遊び回って いたので 危ないから入っちゃだめよ私が注意する とここは前から僕の遊び場 だ生息に叫んで逃げていってしまっ た建築工事が始まってもその子は敷地内に 入ったり作りかけの家の中にも入ってくる ようでいつも大工さんに怒られており怪我 しないだろうかと心配してい た工事が進んでくると夫が急にそわそわし てき て家の名義はみさにするのお金を出したの はみさだからそれでもいいけど固定資産税 とか大変そうだから俺の名義にしてもいい よ何度も確認してき た土地の名義は相続した時に私になってい たがこれから建てる家についても私の名義 にしようと思ってい た夫の言うように名義をにしてしまえば 建物の固定資産税は夫が払ってくれるのか と考えたものの結局税金を払うのは私に なりそうなので自分の名義にしようと思っ た夫を信頼していないわけではなかったが 良いことを話してくる時の夫は他でも良い 顔をしていることがあるので警戒して しまっ たはっきりと夫に名義を私にすると話すと 機嫌を損ねそうだったの でそうね建物の名義はあなたにしてもいい かも ね曖昧に話して夫の様子を見ることにし た面倒なことが嫌いな夫は建築会社との 話し合いにも全く関わらないので適当な ことを話しておけば分からないと考え た夫は建物が自分のものだと思い込んで しまったようで 俺も新築の家を持つことができた ぞすっかり浮かれてしまってい た新築住宅の工事もどんどん進んできて 完成が近づいてくると夫は出かけることが 多くなりもしかして義両親と引っ越しの話 でもしてないかと疑ってしまっ たところが建設現場に義両親がやってき て自分たちだけ新しい家に住むなんて良い 身分だわね最近蒼太もうちには顔出さない からどうなっているかと思ってやってきた わ義母が嫌みを言ってき た夫が疑実家に行っていないような口ぶり だったのでどこに行っているのか不思議に 思えてきたけれど義母がわざとそんなこと を言って私を油断させているのかとも考え

た夫にどこに出かけているのかと尋ねると 新しい家の家具とかを見てみようと あちこちで歩いてるだけだ よ少し焦ったような顔で答えてき た次からは私も一緒に連れて行ってよ私も どんな家具がいいか見てみたい わ私の言葉に夫は困ったような顔をし て大丈夫だよお前は建築会社との 打ち合わせもあるだろうから家具は俺が 決めるしでも私を連れて行こうとはし なかっ た夫の態度に違和感を覚えその時は義両親 との同居を疑ってい た私が夫の行動を怪しんでいるうちに工事 は進み家がほぼ完成した 頃俺の両親に家の中を案内してもいいだろ 同居するわけじゃないから家の中を じっくり見たいらしいんだ よニヤニヤしながら夫が聞いてき た家ができてからじっくり案内したかった が義両親はそれまで待っていられないよう で工事の終わった家を見に行っ た次の日私も建築会社との打ち合わせが あったので新築住宅に早めに行って家の中 を見学していると人影が見え たそこに誰かいる の叫び声をあげると隣の家の子供が出てき た子供が言うには毎日現場に来ているうち に鍵の隠し場所を知ってしまい工事がない 時は勝手に入り込んで遊んでいた らしい私に怒られると思った子供 はごめんなさいお母さんには黙っててその 代わり内緒話を教えてあげる から泣きながら訴えてきたが内緒話と聞い てドキッとした私はその子から貴重な証言 を聞くことができ たその後家の引き渡しも終わって私たちが 新築住宅への引っ越しを始めると義両親も 荷物を持ってやってき た義両親が来たのを見た夫の態度が一変し てやっぱり両親と同居することにしたから 逆らうと離婚だ ぞ脅すように私に行ってきて義母も嬉し そうな顔 でみささんは私たちと暮らしたくないから すぐに離婚するでしょ早く出て行き なさいそう叫んでき た私はすぐ にそうですか分かりましたでも出ていくの はあなたたちです よ夫と義両親に冷たく言っ た夫は驚いて声も出なかったが義母は怒り だしこの家のは蒼太なんだから出ていくの はあなた でしょとなってき

た私は家の権利書を見せ ながら残念でした建物も私の名義になって いますのでこの家は私のもの ですもちろん土地も私名義ですからこの 敷地内にも入らないでください ねい悪く言い返すと義母は悔しがること しかできなかっ たやっと話せるようになった夫 は建物は俺の名義にするって言っただろ俺 を騙した な文句を言ってきたが自分たちの行動を棚 にあげて勝手なことを主張してきた私は 呆れ顔 で騙したのはあなたたちでしょお母さん たちと同居はしないと言いながら引っ越し てきたじゃないあなたが信用できなかった から名義は変えなくてよかった わ 夫たちに話し た夫も悔しそうな顔をしていたが黙って話 を聞いていた義父 が引っ越しできないなら仕方ない蒼太が今 まで住んでいた家に行くか蒼太の新しい奥 さんとはそっちで暮らせばいいだろ 赤ちゃんが生まれると少し狭いか な1人で納得したように話してきたので夫 は慌てて義父の言葉を遮切った 義母も急に元気を 取り戻しそうだわ待望の赤ちゃんができた んだからこんな家なんてどうでもいいわよ 子供の埋めない嫁なんて早く離婚して 新しいお嫁さんを迎えればいい わ私を馬鹿にするように叫んでき た夫は義母にも黙るように話していたため 私は笑い ながらみんな知っているから隠さなくても いいわよあなたの浮に子供ができたん でしょだから私が邪魔なんで強引に お母さんたちと同居することにして私が出 ていくようにしけたのよ ね夫たちに聞いてみるとなぜ私が知って いるのか不思議なようで呆然としていた私 が隣の子供が勝手に家の中に入って たまたま夫と義両親の企みを聞いてしまっ たことを教える とそそんなガキの話を信じるのかよ人の家 に勝手に入り込むようなガキの言うことは 信じられない ぞ夫は一生懸命に否定してきたが現実に義 両親が引っ越ししようとしている事実が あっ た夫も自分の話に矛盾があると分かったの かそれ以上叫んでくることは なく分かったよ今日のところは引き上げる けど俺は浮気なんてしてないし妊娠なんて

させてないから な弱々しく言い訳ると義両親と共に帰って 行こうとし た私は用意してあった離婚届けを夫に 突きつけ てこれにサインしてくださいね自分から 離婚だと言ってたんだからさっさとサイン してよ慰謝料の件は後で弁護士さんから 連絡してもらいますからよろしく ねサインを求めると慰謝料のことが気に なるよう でなんで俺が慰謝料払わなけいけないだ俺 を騙したみこそ慰謝料を 払えよ夫が言い返してき た私が興信所に依頼して浮気調査をしたと 伝えると夫は諦めてしまったのか肩を 落として離婚届けにサインしてい た私は自分の荷物を運び入れて隣の家に 引っ越しの挨拶をしに行くと例の子供と 母親が出てきた 子供は私が文句を言いに来たのかと ビクビクしていたがただの引っ越しの挨拶 と分かると笑顔になってい た私1人では広すぎる家だったので母と 同居することを考えており母もしばらくし て引っ越してき た実家はだいぶ古い家だったから売却して しまい母と一緒に暮らすことにし た以前から母を1人にしておくのが気に なっていたものの義両親との同居は拒否し て自分の親とだけ同居するのも勝手すぎる と思っていたが夫と別れたのでもう気兼ね することも ない母に夫の浮気の話をする と蒼太さんはそんな人には見えなかったわ おまけに子供ができたの ね驚いた顔をしていた 私も隣の子供に教えてもらうまでは全く 疑っていなかったし義父がうっかり口走る まで浮気の事実は信じたくなかっ た母と新築の家で暮らし始めて1ヶ月ほど 経った 休日朝から来客があり玄関を開けると夫と 義両親が泣きそうな顔で立ってい た驚く私に向かって夫 がみさすまなかった離婚の話はなしにして また俺と一緒に暮らしてくれ よそう叫んできたのでごめんなさいね私は あの後速攻で離婚届けを提出したからもう 私たち何の関係もないの よ私が説明すると今度は義母 が再婚すればいいでしょそしてこの家で 私たちとみんなで暮らせばいい わ勝手な希望を言ってきたもう私の母が ここで暮らしてますので無理ですそれに

蒼太さんは新しい奥さんと再婚してる でしょ私とは再婚できません よ私が馬鹿にしたように言い返すと夫たち は困ったような顔をして無言になって しまい義父は 仕方なくそうだの浮気相手の妊娠は嘘だっ たようで出産費用だけを持って逃げていっ てしまったんだ よ事実を教えてくれ た夫は苦笑いし ながら浮気相手に逃げられたんだから慰謝 料を払わなくてもいいんだよ なふざけたことを言ってきたので腹が立っ てきた私はもうおきりくださいいつまでも 居るなら警察を呼び ます3人を睨みながら行ってやっ た警察と言われた夫たちも慌てて逃げて いったが騒を聞きつけて隣の子供が顔を 見せると夫 がこのガキがお前のせいで俺は大変な目に あったんだ よ怒鳴りつけていたものの子供は馬鹿に するように笑ってい たその後私は夫に慰謝料を請求し夫は あちこちから借金をして支払ってくれたが 浮気相手に持ち逃げされたお金も借金だっ たらしく返済が大変なようだ子供が 生まれると思ってたくさん買い物もしてい たようでアルバイトもしながらなんとか 返済しようとしてい た母と新しい家で暮らし始めた私は友人の 紹介で知り合った男性とお付き合いを始め たもし結婚しても母と同居しても良いと 言ってくれてバイの私のことも受け入れて くくれる男性なのでこれからが楽しみ だ 私の名前はリサ岐阜の経営する会社で事務 員としてパートをして いる会社はいわゆる家族経営というやつで 社長の義父をはめとして私の夫で専務の 敬語と義母や何人かのパートという小さな 会社 だお母さん新年明けましておめでとう ございます今年もよろしくお願いしますあ あらリサさんあけましておめでとうこちら こそよろしくねささ上がって上がっ て義母は笑顔でそう言って私たちを迎えて くれた正月になると親戚一同が疑実家へと 集まるのが高齢行事になって いるあれ親父は広いリビングには大きな テーブルが並べられ集まった親戚たちが くつろいでいる しかし周りを見渡してみても義父の姿は ない急ぎの用事ができたらしくてちょっと 外出しているのよすぐ戻ってくるわそれに

しても外は寒かったでしょうゆっっくり 座って休んでい て私たちは義母に促されるまま座布団に腰 を下ろしたテレビから流れる正月の特番 大人たちは思い出話にを咲かせ子供たちは 久々に会う親戚に気分も舞い上がって いる結婚を決めた当時は周りの既婚者の 友人たちから姑とのトラブル話を聞かされ ていた私そのせいでビクビクしながら疑 実家へと挨拶に行ったのを覚えている 厳しい人だったらどうしようだけど結論と してそんな心配はいらなかった義母は私の ことを本当の娘のように可いがってくれる 会社に入ったばかりの頃も仕事になれない 私にリサーさん分からないことは遠慮せず に何でも聞いてね義母はそんな優しい言葉 をかけて手取り足取り丁寧に教えてくれた 仕事以外でも実家を離れて嫁いできた私を 何かと気遣って くれるそれよりも問題だったのははおい リサこれだけ親戚連中が集まっている前で 俺の顔に泥を塗る気か休んでないで女は とっとと 働け夫の敬語が耳打ちする付き合った ばかりの頃は真面目で優しい人だったそれ なのにいざ結婚してみると絵に描いたよう な亭主関白っぷり私だってパートをして いるのにご飯は炊きたてじゃないとすぐに 怒るし休みの日でも家事には一切協力して くれない家のことは女が全部やるものだっ ていう古臭い考え 方お母さん私にも手伝わせて ください私がそう言って大所に向かうと 義母と夫の従のよみさんが料理の準備をし ていたいいのよ私たちだけで大丈夫よそう よ理沙さん気を使わなくてもいいからでも 見てい て2人は忙しそうに皿やコップを用意し ながらもそう言ってくれる本当にいい人 たちだだけどここで戻ったら敬語に何を 言われるかわからないそれに優しくして くれる2人に迷惑はかけたくないいえ動い ている方が体も温まりますしお母さんの 作るお料理とってもおいしくていつも 楽しみにしているんですぜひ私にも作り方 を教えて ください私がそう言うとリボは少し照れく そうな顔をし た嬉しいことを言ってくれるのねじゃあ 一緒に作りましょう かウキウキした気分でエプロンをつつける それに敬語に睨みつけられながらじっとし ているよりもこの方が何倍も気楽 だ義母たちと断しながらほがらかな時間を 過ごしていたのも間リビングから大きな声

が聞こえてきたおいビールがなくなったぞ 誰か持ってきて くれ敬語の声だ義父の帰りを待たずにもう 酒盛りが始まったようだ私が持っていき ます私がそう言うと義母は申し訳なさそう な顔をしたごめんなさいねじゃあお願い する わ両手にビビルを持てるだけ持っていくと 顔をあめた男たち子供たちはそんな大人の 相手にけが刺したのか部屋の隅に集まって ゲーム 大会ちおせんだよまったかすっかり 出来上がった敬語が吐き捨てるように言っ たほらビールここに置いておくわ よそういった私を敬語は引き止めるこんな 空気の悪いところには長いしくないのにま お前でいいやおしでもして 回れよお母さんたちの料理手伝わなきゃ いけないから自分で継ぎなさいよ私がそう 言うと敬語は不機嫌そうな顔をしてみせる そんなのお袋たちに任せておけよこす君も 手石じゃあけないよな敬悟はこすさんの方 を見ながらそう言っ たいやまあお忙しいようです 僕は大丈夫ですのでほらこすさんだって あかさに嫌がっているじゃないの遠慮 なんかしなくてもいいってほらリサ時期 社長様の命令だ ぞ敬悟は得意満面に行ってみせる夫として の立場ばかりか会社での立場でもマウント を取ってくるなんて非常式すぎる義父は まだ戻ってこないし義母にも聞こえてい ないのをいいことに敬は調子づいて いくお前も俺様と結婚できて本当に恵まれ ているよなブスな上に料理も下手な嫁結婚 して損したよせっかくならす君のとろの よみさんみたいな美人にしておけばよかっ たぜなあこ君嫁の交換でもする かベラベラと喋る敬悟いくら酔っていても ひどすぎるこれにはさんも顔をしまって いる言いたいことはそれ だけ振り返ると鬼の行走をした義母が立っ ていた理沙さんがなかなか戻ってこない から様子を見に来たらあんた随分と偉く なったわ ねいつもニコニコとしている義母と同一 人物とは思えない静かに怒りをあわにする 義母にさすがの敬語も焦っているなあなん だよをふろちょっとした冗談だろそれに俺 が社長になるのは本当のことじゃない か敬語は苦しい言い訳をする社長になるか どうかなんて今問題じゃないのに人を 傷つけるのは冗談じゃ済まないわよあんた は社長どころか専務も失格息子だから成長 を見守るつもりだったけど甘やかしすぎた

わ ねそんな義の言葉に敬語は反省するどころ か顔に怒りをにませるお酒で気が大きく なっているのと介さんや他の親戚の手前 引っ込みがつかなくなっているのだろう 親父に告げ口でもする気かあの人に言う までもないわあんたは広角平社員から やり直して反省し なさい義母が敬語を指さして厳しい口調で 言っ たただの事務員のお袋に何の権限があ るって言うんだよ会社では俺の立場の方が 上なんだからな悔しいけど確かに敬語の 言う通りだ会社でのナンバー2は専務の 敬語なのは間違いない母親として叱ること はできても会社での立場をひっくり返す ことはできない はあ自分の会社の会長が誰かも知らない なんて全くはずがしか会長おふが嘘だろ 本当のこと だその間にいたみんなが振り返るいつの間 にか帰ってきた義父が立っていた偉くなっ て椅にふんぞり返っているだけじゃダメな のよちゃんと現場の声を聞いてこそ経営者 な の上辺だけではない実際の行動が伴って いるからこそ義母のこの言葉には説 あ私からも社長として正式に事例を出す お前はいからやり直し だ義父の厳しい声ここまで言われてしまっ ては敬語も言い返すことができないお酒で 真っ赤になっていた顔も今はもう真青に なってしまって いるリサさんごめんなさいねこの子は私が 時々にみっちりと再する から義母はそう言って私に頭を下げる正直 敬語にはもう愛そうをつかしているだけど 義母や他のみんなは本当にいい人たち ばかりだから関係を終わらせたくは ないはいお母さんこれからもよろしくお 願いし ます私も心からそう願って頭を下げ たさてと父さんも帰ってきたことだ お料理の続きもしないといけないわねはい 手伝わせて くださいピリピリとしていた緊張感も ほぐれてお正月のまったりとした空気が 流れ出す親戚たちは義父に新年の挨拶をし 子供たちも目を輝かせてはしゃいでいる はいはいお年玉もちゃんとあるから なやかな雰囲気の中で敬語が逃げるように 部屋を出ようとしたと どこに行く気だ義父の声に敬語がぎくりと 固まるお前は皿でも運びなさいそう言われ てしまってはもう逃げることもできない

敬語はげっそりとした顔で手伝いをし たあれから1週間後 はあなんで俺がこんな雑用をしなきゃいけ ないんだ よ書類の束を整理しながら敬がをつく文句 を言う前に手を動かすそれが終わったら別 の仕事もあるんだ から義母の厳しい監視があっては手を 緩めるわけにはいかない仕事中はもちろん のこと家に帰ってからも私に何か言えば 義母から雷を落とされるんじゃないかと偉 そうな態度を取ることも少なくなっていっ た春になったある日の朝義父が社員たちを 集めて礼をすることになっ たわざわざ集まってもらってすまないな 今日はみんなに2つ発表がある社長の義父 と会長の義母が2人で前に立つこの2人が 発表するのだからよほど重大なことなの だろう私はもちろん隣に立っている敬語も 興味深そうにして いるこの会社を立ち上げてからもうずと 立つここまで支えてくれたみんなには本当 に感謝をしているただ私ももう年だ社長を 引退して次の世代に託そうと思って いる同じく私も引退しますみんな本当に ありがとういつかこの日が来ると思ってい たがまさかこんなに早いなんて衝撃的だ 2人にはゆっくりと休んで欲しい気持ちは あるけれど心配なのは義父のその言葉を 聞いて敬悟はそっと私に耳打ちしたおい 聞いたかようやく邪魔者がいなくな るってことだなニタニタと笑いながら敬悟 が言ったそう今まで義母と義父が目を光ら せていたから大人しくしていたのに2人が いなくなってしまってはまた敬語が幅を 聞かせることに なるそしてもう1つの発表だ会長は しばらくの間は不在となってしまうが新 社長を誰にするかはもう決まっているそれ はだ ないよいよ新社長が発表されようとして いる全く親父も水臭いよな事前に言って くれたら就任のスピーチも考えたのに社長 になったらすぐに会長になるのも悪くない な会長様となればもう誰も俺に文句を言っ たりできないぞ 敬悟はもう社長になった気でいるだけど 悔しいけど敬語が社長になるのが妥当 だ敬語はあの日専務から攻殻になって 平社員のままだけれどこの会社の後として 考えた場合実の息子になるのが普通だろう ああちょっといいですか ねそれまで私の横に立っていた敬語が声を あげて前に出る それじゃあえこの度新社長に就任いたし

ましたこれからは俺がこの会社を引っ張っ ていきます親父あや社長も会長も今までお 疲れ様でした安心して老後を過ごして もらえればと思ってい ます得意げな顔で演説を始める敬語周りの 社員たちは拍手をすることもなく沈み切っ た表情で聞いている 普段の敬語がどんな人間かを知っている から歓迎する気になんてなれないのだ社長 になったらまず はもう社長になった気でペラペラと演説を 始める敬語話す内容は薄っぺらの理想 ばかりで従業員のことなんて何も考えてい ないどうしてこんなことにお母さんも お父さんも何を考えている のそんな敬語の演説を黙って一通り聞いた 後義父が口を開いた言いたいことはそれ だけ か敬語が何かを言う前にさらに義父が 続けるさっさと元の場所に戻りなさいなあ なんだよその言い方いいから戻り なさい義父の迫力に敬語は尻尾を巻いて 戻ってきたみんなすまないな邪魔が入って しまったそれではを発表する君入ってきて くれ義父がそう言うとドアを開けて見知ら ぬ若い男性が入ってきた彼が新社長の杉山 君だ誰だよそいつ敬語が叫んだが義父に 睨まれてすぐに口を 閉じるこの会社の未来を考えた時身内だけ で固まっていては腐ってしまうと実感した 会社のためを思うからこそ新しい風を 入れることが必要だと感じたのだ彼はまだ 年齢は若いが私が見込んだ男だだからどう かみんな信用してくれないかご紹介に 預かりました杉山です私は肩書きは社長で もこの会社では1番新人ですだからどうか 皆さんから勉強させてくださいそして皆 さんの力を貸してくださいよろしくお願い します 彼が頭を下げると先ほどの敬語の演説とは 違ってみんなが自然と拍手をしたただ1人 拍手しなかったの はそんな俺の計画が社長になるはずだった のにこんなバカ な敬悟は膝から崩れ落ちて方針状態になっ てい た社長が交代してから数ヶ月私は忙しい ながらも平穏な日々を送って いるここのお得意様へ挨拶に行きたいんだ けど何かいい手土産ないかなそうですね ここは奥様がお花が好きなので持って行か れたら喜ばれますよそうかありがとういつ も本当に助かる よ新社長は義父の言う通り本当に誠実な人 でこうして私たち従業員の声にちゃんと耳

をけてくれる初めは少しだけ不安もあった けれどこの社長なら安心 できる敬語はと言うと社長になれなかった のが相当ショックだったのかすっかりと 毒気を抜かれて大人しくなって いる従業員たちに慕われている社長の姿を 見て彼なりに思うところもあったようだ 時々は愚痴を吐くこともあるけれど暴言を 吐くことはもうなくなった義父とと義母は 引退してからはゆうゆう自的な生活を送っ ているようだ時々旅行のお土産なんかを 持って会社に遊びに来て くれる今日もお昼休みに義母と 断章リーサさんこのパン美味しいでしょ みんなに食べてもらいたくて買ってきたの よえふわふわでとってもおいしい ですよかったわ私パン作りに挑戦ちゃおう かしらよければ一緒にどうですかまあ とっても素敵ね あああいい気なもんだ ぜそばで聞いていた敬語がため息をついた もちろんあなたも参加するのよなんで俺が 今時はパパだって料理をするのが普通なの よねパパの作った料理食べたいわよ ね私はお腹をさすりながら新しく授かった 命に 問いかけるはいはいわかりました作れば いいんだろう返事は1回は はい義母と顔を見合わせて思わず吹き出し てしまう疑実家とうまくやっていけるのか 夫との関係を続けていけるのか不安も たくさんある中でいろんな出来事があった けれど少しずつだけど着実に良くなってき ているこの子のためにも幸せでいっぱいな 家庭を作っていこうと思う次のお正月は きっと楽しくて賑やかな集まりになる だろう私の名前は奥田幸奈33歳在宅 ワーカーだ以前はデザイン関係の会社で 勤務していたのだがこの春から 独立最初はフリーランスでやっていけるの か不安だったが今はなんとか起動に乗って いるそんな私には誤と下の夫掃除がいる 優しい彼と結婚し幸せになるはずだったの だが実はちょっと困っていることがあるの だ明日だけど母さんのところに行くことに なったからもちろんお前も行くよ な夫は実家が大好きでの旅に義家へ行き 義母も息子が好きなのでしょっちゅう のだ1人で行けばいいのに毎回私を 巻き込むから本当にしんどくてさすがに 毎週行くのはやめてほしいと夫に 頼み込む最初は納得していなかった様子だ がしぶしぶ私の意見を受け入れてくれたえ いきなり明日って言われても困るんだけど 明日は買い物に行こうと思っていたんだ

けど買い物なんてそんなの別の家に行けば いいじゃんとにかく明日は母さんのところ に行くから ななんとしても夫は私を連れて行くと譲ら なかった実家が好きなのになんで私まで 巻き込まれなければいけないのか理解が できない義母も義母で私が最近顔を出して いないのを知っているので来ないと直接 LINEがたくさん来るので面倒なの だわかった今回は一緒に行くけど予定も あるから事前に相談してほしい なやんわりよに伝えるとうん分かった わかった覚えていたら今度からそうする よこの言い方は絶対に覚える気がないなと 感でで理解したまあ何はともあれ私は翌日 夫の運転で疑実家を訪れることにした運転 中夫は上期限で鼻歌歌いながら運転をして いるその隣で私は夫に聞こえないように 小さなため息をついたこの後のことを 考えるととてもテンションを上げることが できないからだあだいらっしゃい掃除 なかなか来ないから寂しかったわてっきり ゆなさんに行くなって言われているからだ と思っ た義母がわざとらしく私を見ながらそんな セリフを吐いたさすがに夫も来てそそう 修羅場になるのは嫌だったのか違うよ仕事 が忙しくてなかなか行けなかったんだよね ごめんよ 母さん息子から言われさすがに私を疑うの はやめ私たちをリビングへ通した夫は ソファーでゴロゴロし私はいつもの通り エプロンをつけてキッチンへ立つ実はこの 家に来てすぐ義母にエプロンを持って行か ずに遊びに来たことを怒られたことがあっ たまあエプロンを持たずにここに来る なんて あなたは一体何様なのあなたはお客様じゃ ないのよエプロンくらい持ってき なさい私がエプロンを持ってこないことに リボはひどく腹を立ててきて自分の エプロンを渡してきたあの何かやることは あります かエプロンをつけたものの何をすればいい のか全然わからなかったあのお母さん何か お手伝いすることはあります かキッチンにいる義母に対し何かお手伝い できることはないか尋ねてみるもはあ あなたは人に聞かなければ動けない子なの あなたのお母様は一体何を教えてきたの かしら ね尋ねたとしてもこんな言い方をしてくる のでこちらも移植してしまうシンクの中に 洗い物があったので進んで洗うとちょっと 人の家のキッチンに勝手に入ってこないで

あと勝手に洗い物をしているけど汚いから そんなことをしているのそれって失礼じゃ ない の自分から進んで仕事を見つけてはこんな ことを言われるので何をどうすればいいの か全くわからない私が義母から怒られても 夫はかってくれずソファーでゴロゴロし ながらスマホをいじるだけいつもそう私が 義母のことで困っていても夫は助けようと してくれない私が部屋の窓拭きをしている と突然義母のスマホが鳴っ たそうじ今からさきが来るんですっていつ もの高級をしちゃい ましょうそう言って義母はどこかへ電話を かける疑実家では家族が集まると決まって 高級料亭へ行くらしいよほど美味しいのか 夫も義父もそわそわして待っていた30分 後義子であるさきさんが義実家にやってき たさきさんは都内のアパレル店で働いて おり見た目は綺麗なのだが性格は義母と 同じだ あら何してんの私が来たのに飲み物も出さ ないの随分偉そうになったのねえあはい すいませんすぐに用意しますから ね義姉もかなり性格がきついので正直辛い その上物の管理も画さで自分が忘れたり なくしてしまったものを私がどこかへ捨て たとを着せてくる結局数日後に自分の部屋 から見つかることが多いが濡れを着せてき たことに対して謝ってもらったことは1度 も ないどうぞお姉さんの好きなミルクティー とクッキー です怒らせると面倒なのは確かなのでいつ ものように義姉の好きなものを出すと ちょっと私はダイエット中なのよなのに こんなもを出すなんて私に太れって言って いるの嫌みな女 ねダイエット中にも関わらず甘いものを 出されたことに義姉は腹を立てていた そもそも義姉がダイエット中なことは私は 知らないSNSで繋がっているわけでも ないし普段近況報告を取り合うような中で もないあまりにも理不尽すぎてキッチンの すみっこでこっそりクッキーを食べた5分 後義母が電話を終えてリビングへ戻って くるいつもの大将と連絡が取れたわ早速今 からお店へ向かい ましょうゆきなさんあなたが車を出して ちょうだい ね私に車を出すように行ってきたので不満 はあったが仕方なく全員を乗せて高級亭 まで行くことにした 疑実家に来てから出前を頼むことはあった が外食は初めてだったと言っても出前を

頼んでも私の分は毎回頼んでくれず義両親 と夫の分だけみんなが食べているのをいつ も羨ましそうに見ているだけだっ たちょっとなんで私の分がないのにあなた は何も言ってくれないの普通妻が食事をせ ず座ってたら何か一言を言ってくれるよ ね帰りの車内でいつも夫と喧嘩になるが夫 は自分が食べられたことで満足している ようでああごめんごめん気づかなかったよ 食べるのに必死だったからなきっとゆきの も仲良くなればそのうち食べられるように なるんじゃないかなまあ頑張ってくれ よどんなに私が困っていても助けてくれた ことは1度もないそれどころか困っている 私を見て楽しんでいるようにも 思える挙げ句俺を勝手に試練と名前をつけ 始め両者になるにはまずはこの試練を 乗り越えなきゃななんて言ってくるので 余計に腹が立ったそんな腹が立つ家族を 高級亭まで送って いくはすっかり両のことで盛り上がって おり私は空気のような存在になっていた疑 実家から車で15分高級料亭に到着した 店内に行くと女将さんが出てきて席まで 案内してくれたのだ があれ私の席 はみんなが席についていく中私だけ席が なかったもしかして用意するの忘れている のだろうか中井さんを呼ぼうとした時義母 の口から驚くべき言葉を聞いたあらあなた の席はないわよえ私の席がないってどう いうことなんです か訳が分からず思わず大きな声で理由を 聞くとなんとも信じられない答えが帰って くる嫁はただの他人ででしょお会計払って 帰ってちょうだい この言葉を聞きさすがの私も怒らずにはい られなかったあなたの席はないだけどお 会計だけよろしくと言われ喜んで払う人 なんているのだろうかそして相変わらず夫 は私が困っていても助ける様子はなく目の 前に料理が運ばれるのを楽しみにしている それじゃあ私たちは食事をするから よろしく ねその言葉にとうとう切れてしまった私は なぜ私が払わないといけないんですか家族 でないんですよね他人の会計は払いません そう言い残し私は4人を残して高級亭から 離れたいくらなんでもお店に来てまで私の 食事を用意されないなんて思ってもい なかったこんな人とこの先ずっと一緒に いるなんて耐えられないその足で私は離婚 届けを取りに役所へ向かった高級両手を 離れてから3時間後私のスマホに知らない 番号から電話がかかってきたああもしもし

奥田さんの携帯でお間違いないでしょうか 私警察の太田と申しますがあなたのご家族 のことでお店から通報があったんです よ電話の相手はなんと警察官からだったえ なんで私のスマホに警察から電話が確か 義母たちは高級亭で食事をしているはずな んです けど普通に食事をしているはずなのになぜ 警察から連絡が来たの かその理由は驚くべきものだった私が店を 出た後4人はいつも通り食事を楽しんでい たそう ださ食事も楽しんだことだしお会計して 帰りましょうそうじユナさんを呼んで ちょうだいついでにお会計もお願いってね ゆなさんが払ってくれるっていうか私 いっぱい食べちゃったダイエットは明日 からでいい や4人はそのまま靴を履き店の外に行こう としたその 時お待ちくださいお客様お支払いがお住で はないようです が支払いをしないで帰ろうとした4人を 中井さんが 引き止めるあらそれなら大丈夫ようちの嫁 がここの支払いをしてくれるはず よ ゆなさんとは連絡がつい たそれがさっきから電話に出ないんだ よ私が電話に出ないことを知ると義母は 驚いた声をあげたちょっと何を言っている のユナさんが来なければお会計はどうする のよあの子に払わせるつもりだったから 財布なんて持ってきてないよ そう言われてもあいつ本当に出ないんだ よ夫が漁り出すと伝線したかのように義姉 も義父も慌て 出すどうするのよ私も財布の中身は 1000円しかないのよしかも迎えに来な いってなると歩いて帰らないといけないの 私ヒール入ているししんどいから 無理そのにいた全員が一斉に私に電話を かき始めるが私が電話に出ないためさらに 焦り出すどうやら4人は今日の支払いを 任せる気だったらしく財布を持ってきてい なかった らしいこの状況にお店側も困り始め会計 待ちをしている他のお客さんも苛立ちの 表情を 浮かべるあのちょっとトラブルがあってを してくれる人と連絡が取れないのもし 良かったら払いにしてくれないかしら後日 必ず払いに来ます からお財布を持ってきていないとのことで 付け払いにしてほしいと無謀なお願いを

する義母しかしお店側もけばいなんて対応 していないため義母のお願いを聞き入れる ことはできないあの当店ではそのような サービスは行っておりませんお支払いが できないとなるとそれ相の対応を取らせて いただくことになるのです が中井さんが大将を呼びに行こうとした その時だった4人とも手に靴を持ちその まま急いで店の外に走り出したのだまさか 逃げると思わなかった中井さんは驚き慌て てさんと大将を呼んで事情 説明すぐに警察を呼び4人を食い逃げとし て被害届けを 提出幸い常連客の中には4人の住んでいる 場所やスマホの番号仕事場まで知っている 人がいたそうで4人はすぐに捕まっ たそうでしたかご迷惑おかけして申し訳 ありませんでしたすぐにお店の方へお伺い しますね私はすぐにお店へ向かい大将と将 さんへ謝罪した明細を見せてもらうと4人 で合計12万円ものお金を使っていること が 判明いくら私に支払ってもらうつもりで あってもこの金額はびっくりしてしまっ たご迷惑おかけし大変申し訳ございません でした今からATMでお金を下ろしてまり ので少々お待ち ください私が少水した表情で謝罪をする とちょっと待って勘違いだったらごめん なさいねあなたもしかしてあの4人から 嫌がらせをされているんじゃない の将さんの言葉にびっくりしてしまった私 は思わずなぜ分かったんですかと正直に 言ってたどうやら将さんも昔義母に 嫌がらせをされた経験があるそうで今回の 騒動を見て4人が私に嫌がらせをしたので はと直感で思ったそうだ私が全て事情を 話すと女将さんだけではなく大将まで 驚きそれは辛い思いをしたなお支払いはお 嫁さんがしなくていいよあの4人がやった ことなんだから4人にしっかり払わせれば いいお嫁さんが払ってしまえばあの4人は いつまで立っても甘えてばかりだと思う ぞ確かにここで払って解決することは簡単 だしかしそれではまた4人が同じことを する可能性だって考えられるので2人に 謝罪をし支払いは4人に任せた そしてもうこんな人たちとはやっていけ ないのでこのまま実家へ帰ることにした私 には兄がいるが兄の幼馴染みは離婚専門の 弁護士なので相談することに決めたあ お兄ちゃんちょっといいかな相談したい ことがあるんだ けど私はこの時兄に初めて夫や疑実家でさ れていることを全て説明

電話ごはとても怒っておりすぐに幼馴染み の弁護士さんに電話をしてくれることに なった私がお店を出てすぐ夫から電話が あったあやっと繋がったおい今までどこで 何をしていたんだお前が電話に出なかった ことで俺たちは大変な目にあったんだぞ もうお前とは離婚だ物をめて出ていけん夫 が離婚をすると言ったので私ももちろん 喜んで離婚させていただきますね今まで疑 実家で行ってきた数々の嫌がらせも弁護士 さんへ報告させていただきますからこれ から荷物をまとめて実家に帰る予定 です私も離婚の意があることを夫に伝える と先ほどの異性は突然消ええ 離婚って冗談だろもしかして今俺が離婚 って言ったから勢いで言ったのかそんな 意地を貼らなくてもただ俺たちに謝って 飲食だを払えばそれでいいんだっ て支払いをこちらに任せる気満々のにいけ がさしてしまったそんな夫に先ほど大将と 女将さんの2人で話したことを説明 夫たちが支払わなければ慰謝料を請求する ことも 伝える大将たちは4人が支払いをしないと 許さないって言っていたよ私と電話をして いる暇なんてないんじゃないの早く謝罪を して払うものを払っちゃえ ばついでに私は疑実家に行く際カの中に ボイスレコーダーを入れていたのだこれは つい最近離婚した私の友人からの アドバイスで証拠集めのためにボイス レコーダーを入れていたまさか本当に役に 立つなんて思わなかっ たおいおいマジで離婚するのか結婚した ばかりじゃないか会社の人になんて言えば いいんだ よ突然泣き言を言う夫だがもう夫とこの先 一緒にいたいと思えなかっ たつも私が義母から嫌がらせを受けていて も助けようとしない義母と一緒に嫌がらせ を楽しんでいるとしか思えないの だその後私と夫は離婚ボイスレコーダーの 音声やLINEの内容が証拠となり慰謝料 を請求することができた今回の出来事は 常連さんたちの口からいろんな人に知れ 渡ってしまったようで中からで見られて いるそうだ耐え切れなくなった義両親は 引っ越し現在地区数十年のアパートに夫と 義両親の3人で片の狭い思いをして暮らし ているそうだ自業自得であるし離婚した私 にはもう関係のないこと だ私の名前はゆ夫の刑と結婚してになる ケイジは都内の雑誌編集の会社に務めて おり私はイラスト制作の会社で働いている 業務の内容は主にスマホゲームなどに登場

するキャラクターのデザインだ昔から絵を 描くことが好きだった私は高校大学と本格 的にイラストを学び念願の仕事につけた ことに大満足だそのことは刑も知っていて 付き合っていた時や結婚当初は応援をして くれていたのだが現在は真逆なことを言っ ているまだ絵なんか書いているのか早く やめて母さんの面倒を見てくれ よ絶対に嫌というか家計的にも 無理こんな喧嘩が耐えない毎日である現と ケイジは少し高めのマンションで一緒に 暮らしており家賃やら生活費を考えれば私 が仕事を辞めると立ち行かなくなる そもそもようやく夢が叶って入った会社な のにやめることなど考えられない刑事も 応援してくれていたというのに今や すっかり義母の言いなり だその原因はおそらく義父が事故で 亡くなってしまったことだろう義父は本当 に優しい方で私も何度も世話になっていた のでとても悲しかったしかし同時に不安に もなったなぜなら義母は私のことが大嫌い だから だあれは忘れもしない初めて刑事の家に 挨拶に行った際の こと初めまして ゆみと言いますお優しそうな子じゃないか だろ最高の彼女だよ義父は私に対して笑顔 で接してくれたのだが義母は違っ たそれであなたのご両親は何のお仕事をさ れているのはり両親ですか普通の会社員と 主婦ですがまあその程度の家計でと 付き合ってるの えいきなり親の職業を聞かれたことも意外 だったがその次に出た言葉に思わず絶して しまったらなんて口を聞くんだでも お父さん刑事にはもっといい人がいますよ それ以上言うなら本気で怒る ぞ義父に強く注意され義母はしぶしぶった が私を睨んだままだっ た私はどうしようかと悩んで刑事を見たが 刑事も困ったように笑うだけこうして初顔 合わせは散々な結果に終わっ たその後義父から個人的に精神誠意の謝罪 があり刑事からも謝られたので結婚はする こと にしかしは本当に私が気に入らないらしく 早朝に電話をかけてきたり家に腐った野菜 を送りつけてきたりと何かと嫌がらせをし てきた私は当然刑事からもやめてくれる ように言ってとお願いしたが刑事は全く まと外れなことしか言わ ないお前が我慢しろよなんで仲良くでき ないんだよ 早朝に電話かけてきたり腐った食べ物を

送り付ける人と仲良くできないわよ ちょっとしたいたずらじゃないかそれ くらいで目くじら立てるな よケイジはむしろ私が悪いかのように責め てきたさらに許せなかったのは義母が私の 仕事をバカにしてきたことだどうやら刑は 私の仕事についても義母に話したらしく ある日いきなり電話が鳴ったかと思うと 罵倒され たこんな低俗な絵を描いて恥ずかしいわ 早くやめ なさい低速ってなんでそんなひどいこと 言うんですか大体女性は結婚したら家庭に 入るものなのよ早く孫を作って私たちの 面倒も なさい仕事はやめないって刑事とも話して ます夫婦のことに口を出さないで ください義母と会話する時は基本的に喧嘩 だっ たしかも刑事はどちらかといえば義母より でもう離婚しようかと考えていた時現状を 知った義父から2人に雷が落ち たお前ら恥ずかしい真似をするんじゃじゃ ないだってゆみさんが我が家の嫁として ふさわしくない から何が我が家の嫁だそんな格式高い家 じゃないだろうが俺は2人に仲良くして もらおうと思ってだったらゆみさんだけに 苦労を背負わせるんじゃないどう見ても 悪いのは母さんだろうがお前はゆみさんの 夫だという自覚はない [音楽] 義父の激怒にさすがの刑事や義母も反省し たらしくその後はこれと言って実害は なかっ たしかしそんな義父がなくなってから義母 はまた嫌がらせをしてきたのだしかも義母 は刑事に同居の打身をしているらしく刑事 ものりのり だ同居なんて無理よ私もジも仕事で遅く なることが多いじゃないだからお前が仕事 を辞めればいいだろうが家計がきついから 無理なのよそこに義母さんも入ったら本気 で生活ができなくなるわよなんだよ俺の 給料が低いのが悪いっていうのかやりくり はお前の担当 だろ刑事はどれだけ家計簿を見せて説明し ても話をを聞いてくれない挙句の果てに 信じられないものを予行してきたの だそれはとある夜のことその日はなんと3 連休ということもあってかわざわざ義母が マンションにやってきて2人で私を 攻め立てたの だケイジはこんなにお仕事頑張ってるのに 生活ができないのはあなたのせいじゃない

のどうせ余計なものを買ってるん でしょう母さんの言う通りだというか金金 と卑しいことばかり言うの余計なもの なんて買う余裕なんかないのよ2人とも 現実見え てる大声で喧嘩をしているとケイジは鞄 から1枚の紙を出して私に突きつけたそれ は刑事の名前が入った離婚届けだったここ れって俺たちの言うことが聞けないなら 離婚だそうよそんな嫁はいらない わ呆然とする私に対し勝ち誇った笑みを 浮かべる 2人1週間後に母さんが引っ越してくる からそれまでに会社をやめて おけよそれと今日私はケイジと一緒に寝る からあなたはリビングで寝て なさいケイジと義母はそう言うと義母と 一緒にリビングから出ていった残された私 は呆然と離婚届けを見てとある結論に 至る離婚でいいんじゃない かしらそう口に出すともう刑への愛が尽き ていることを自覚した規模が引っ越して くれば間違いなく私は奴隷のごとく働かさ れ刑事は止めることはないだろうそんな 生活を送るくらいなら離婚する方が全然 いいというか現状結婚しているメリットが 全く ない あどうして刑事にこだわっていたの だろう私は離婚届けに自分の名前を書くと 鞄の中に しまうそしてリビングのソファーで横に なりながらスマホをいじり離婚のための 準備を進めるのだっ た翌朝起きてきた刑事は私を見るなり意地 の悪い笑みを 浮かべる昨日のこと本気だからな 私たちはこれから生活に必要なものを揃え に行くわ帰ってくるまでに仕事道具は処分 しておきなさいあんな汚らわしいものが家 にあるなんて絶対に嫌だ ものそう釘を刺すと義母と一緒に出ていっ た私は2人が見えなくなることを確認する とスマホで両親に連絡を入れ荷物をまとめ 始めた両親には昨晩のうちにことの事態を 伝えておりすぐに迎えに来てくれるとの ことだったその言葉通り私が連絡してから 1時間も経たないうちに両親は迎えに来て くれて私は思わず泣いてしまっ たその後両親に慰められながら荷物を積ん で いくや替が聞く小物類は後回しにして とにかく仕事で使うものを中心にまとめて いたので2時間程度で家を出ることができ たそして私はリビングのテーブルの上に

書き置きを残すとそのまま市役所に向かい 離婚届けを提出し たこうして私とケイジの結婚生活は終わり を告げたのだっ たその日の夜は刑事から凄まじい数の メールと着信が入っていた電話を取る気に はなれなかったが興味本位でメールを見て いると泣き落としから恐喝まで様々な内容 が送られてい たどういうことだなんで出ていったんだ今 なら許してやるから早く帰ってこい出ない と訴えるぞ夫婦生活ってこんなに簡単に 終わるものじゃないだろう意地張ってない で帰って来い よ君のご飯が食べたいよ母さんもそう言っ てるだからお願い帰ってきてああうるさい なあ私は刑事の番号を着信拒否にして メールも迷惑リストに突っ込んだそして 会社に事情を説明して数日の休みをもらっ た私は弁護士を探し刑事と離婚後の財産 分与や慰謝料についての話し合いをした 刑事は私が弁護士をつけたことに相当驚い たようで調定の場に来た時には高圧的な 態度はなくなりひたすら泣き落としに来 た驚いたのは義母まで泣き落としをしてき たことだゆみさんごめんなさいまさかそこ まで追い詰めれていると思わなく て母さんも反省してる俺も反省してるんだ だから頼むまた温かい家庭を気づこう しかしどれだけ2人が涙を流しても私の心 は動くことはない弁護士も気前とした態度 で2人の泣き落としを跳ねのけ たそもそも勝手に婚届けを出していいん です かでも先に離婚届けに名前を記入して渡し たのはそちらですよねそそれは考えを改め て欲しく てつまり離婚届けを出して脅すことで 無理やり言うことを聞かせようとしたとな 何もそんなことは実際にそうとしか捉え られませんが弁護士の言葉に2人は 黙り込む 脅せば言いことを聞くと思っ た悪いけどもうあなたたちには付き合え ないの生ぜ2人で頑張り なさい私の言葉が決め手となりケイジも元 義母も何も言わなくなっ た私はようやくあの2人に一思報いること ができて胸が空くような思いだったその後 刑も弁護士をそうとしたようだが明らかに 刑事が悪いので誰も引き受けてくれず最終 的に貯金の半分と少しだが慰謝料をもらう ことができたこうしてケイジと義母は私の 前から姿を消しようやく平穏な生活を手に 入れたのだっ

たしかし事態はここで終わらなかっ た刑事と離婚してから数年後私は別の イラスト製作会社に転職し仕事に励んでい たそのおかげもあってか役職も給料も アップし多くの仕事を受け持つことができ たとある日私は新規の会社から仕事を 受け持つこととなった依頼主はタウン紙を 作っている会社で私は早速打ち合わせの ために相手の会社に訪れた会議室に通され た私はその扉の向こうに待っていた人影に 驚いたけ ケイジ ゆみなんと担当者はケイジだったのだ ケイジは同い年のはずだが随分とふけて 見えたななんでここにまさか仕事相手は弓 なの か驚いて言葉も出ない私とは違 ケイジは資料を見て嬉しそうに笑っ た会いたかったよ ゆみケイジは手を広げると私に抱きついて きた驚いて硬直していた私は反応すること ができず小さく悲鳴をあげるだけで 抱きしめられて しまう愛に来てくれたんだねこれからは また一緒に 暮らそうは話して なんとかケイジの体を話そうと抵抗するが 強く抱きしめられているので話すことが できない恐怖と不安でどうにかなりそう だったがその時に会議室の扉が開いた失礼 いたしますお飲み物をお 持ち女性社員が飲み物を持ってきてくれた のだしかし抱き合っている私たちを見て 固まっ たた助けて 私が必死に助けを求めると女性社員は色々 と察したらしく青い顔押して悲鳴をあげた その悲鳴を聞いたらしい社員が複数会議室 に入ってきて抱き合っている私たちを見て 驚く助けてください襲われてますお襲う なんてことを言うんだ話してお願い助けて 私の声を聞いて男性社員が刑事に書きおる と私とケイジを引き離したなんで邪魔する んだ俺たちは夫婦に戻るん だケイジは泣き叫びながら暴れていたため 複数の男性社員に取りえられる形となった 一方自由になった私は会議室の外に出され そのまま会社から帰ることに刑事のらしき 人に深深と謝られタクシーを呼んでもらっ て会社に帰っ た会社に帰った私はことの顛末を上司に 説明すると今回の担当から外れることと なったまた相手会社からも担当を変える胸 の通知が届い たしかし1度火のついた刑事は止まら

なかった翌日私がいつも通り出社して仕事 をしていると玄関付近がやけに騒がしく なった一体何事だろうと耳を傾けると2度 と聞きたくない声が聞こえてき たゆみ会いに来たよゆみさんいるんでしょ もう怒ってないから怖がらないで出てき なさい忘れもしない刑事と義母の声だった 私は全身に鳥肌が立ちガタガタと震えた私 の異常さから状況を察した同僚が私を別の 部屋へ避難するように進めてきた時義母と 旦那が私のいる部屋の入り口にやってきた 弓やっと見つけたさあ帰り ましょうケイジと元義母は目をちばしらせ まるでゲームに出てくる化け物のようだっ た 私は反射的に隣接されている九頭室へと 走ったそして扉を閉めると鍵を かけるすると扉が激しく叩かれ元義母と ケイジの声が聞こえた隠れてないで出て おいでそんなことしても無駄 よまるでホラー映画さがの状況に私は涙を 流して耳を そして数10分後ドアの前が異様に 騒がしく なるおおいなんだお前ら話す助け てドタバタと音がしたかと思うと一気に 静かになったそしてドアが小さくノックさ れるあの2人警察に連れて行かれたよ本当 えだからもう大丈夫 同僚の言葉を聞き恐る恐る扉を開くとそこ には刑事も元義母もいなかった車内は資料 や机が散乱しておりふと窓の外を見ると 駐車場に止まっていたパトカーが走り去っ ていくところだっ たこ怖かっ た私はその場でへたり込むと年がもなく ワンワン泣いてしまっ たその後私は上司の判断もあり帰宅そして 仕事はオフィスではなく在宅ですることと なったまた警察に連れて行かれた刑事と元 義母は仕切りに会いに来たのは弓の方ゆが 会社に来てほしいと言ってきたと言って いるようだが当然そんな事実はない刑事を 雇っていた会社も前回の会議室での 抱きつきや今回の襲撃を重く受け止め刑事 を首にすることを決定し たその際に聞いた話だが刑事が雑誌者に 転職してきた理由は義母にある らしいなんでも私と離婚した後刑事と元 義母は案の定生活に行き詰まったそして何 を思ったのか元義母は近所に住む独身の 女性に声をかけまくり息子の嫁になれと 迫った らしいそのせいで警察を度々呼ばれること となり地域にいずくなった刑事は元義母と

共に引っ越したというのだそして引っ越し 先で就職した会社が私に依頼してきた会社 とのことだったまさかのに私は深くため息 をつい たもう2度と会いたく ないその後刑事と元義母は会社から被害 届けを出され無事逮捕会社が契約していた 弁護士から私に対して接近禁止命令が出さ れたそして私は大事を取って遠方に 引っ越すこととなっ た引っ越し資金は当然刑事の貯金から払わ れた現在私は引っ越し先で順調に仕事をし ている元義母と刑事に関しては同僚から話 を聞くことができたなんでも会社とは和解 に至ったらしいが多額の賠償金を背負わさ れることとなった刑事は必死に最就職先を 探したようだがなんと元義母が認知を発症 賠償金のせいで貯金どころか借金を背負っ てしまったケイジは引っ越すことも元義母 を施設に入れることもできず毎日朝から晩 まで働きさらに元義母の介護して心身とも にボロボロ らしい最近同僚が町で見かけた際にはもう 枯木のように痩せ細ってしまっていたのだ とか 何にしてもこれからは人様に迷惑をかけ ないように祈るばかりで [音楽] ある私の名前は 鈴鹿結婚した時から夫の実家で同居して おりその生活も6年 目とは言ってもいわゆる嫁姑問題なんかは なかっ た義母はいい人でし し義父も何かと便宜を測ってくれてい たわざわざ私たちのために離れを立てて くれたのだから感謝してもしきれ ないただ問題が1つ今日もそれが私たちの 住む離れにやってき たあすかさん今度すかさんの服を貸して もらいたいんだけどいいか な安さんそれはちょっと第一私と安代さん だと体験も違います し私はどちらかと言えば痩せ型なのだけど 安よつまり義妹は太り気味 だよほどゆったりした服ならともかく帰っ てくる時には無惨な姿になっていることは 想像に固く ないだからこそ貸したくなんてないのだ けどこの義妹はやけに 馴れ馴れしいいいじゃん霧の姉妹なんだ からお互いに助け合った方がいい でしょそれでも無理なものは無理でいい から貸して よゴを癒したのか木はクローゼットを乱暴

に開け放ち服を わる高いものもあるのだから粗雑に扱わ ないで欲しいと講義の声をあげるのだけど 全く聞く気がないらしく手を止めようとは しない そのうちに満足の行く品が見つかったのか 義妹は一際かん高い声をあげ始め たこれこれがいいなこれ貸してそんな ちょっと止める間もなく生まは気に入った 服を掴んで出ていく荒らされた クローゼットはいつもその まま服に限ったことじゃない靴や アクセサリーも当然のようにに借りていっ てそのまま だ借りてそのまま返してくれるのならいい のだけど時には汚したり壊したりして くる私は弁償してもらおうとするのだけど 義妹は話を聞いているのかいないの か義理の姉妹なんだしそのうち返したら いいでしょねそのうち絶対返す から綺麗なままで帰ってきたことはは1度 もないそれどころか未だに返してもらって いないのもたくさん あるだから夫にも相談してみただ けど安代は親父が可愛がってるからな俺 から言っても聞かないんだ よ夫も身勝手な妹には仁ゆを飲まされて いるのか苦しい顔を するそれでも強く言えないのは義父が可い がっている からそして現状の私たちは義両親の立てた 家に同居しているような 状態もちろん木も同居して いるというか同居するしかない何せ彼女は 働いていないのだ から詳しい事情はよく知らないのだけど 専門学校卒業した後就職しすぐに辞めて しまった らしい自分の理想とは違っていたとは言っ ていたけどそんなのはどこにでもありふれ て いる今も義両親に生活の面倒を見てもらっ ているのだから寄生中と大差 ない当然自由になるお金もないのだから人 から借りようと する納得はできるけどだからと言って許す きにはなれ ないそんな私にも天気がやってきた会社 から2年間の海外出張の話が来たの だ2年長い時間だと思うし日本を離れる ことにも不安があるだけど自分のキャリア を積むことや海外で刺激を受けることを 天秤にかけて私は海外に出ることを決意し た義妹から解放されることも天秤の皿に 乗ったのは言までも

ない 義両親は残念がりはしたものの応援して くれ た夫は元々在宅勤務だったこともありつい てきてくれることにもなっていたので1人 で行く必要もなくて私は少し楽しみになっ てい た出張先がイタリアで休日には観光にでも 行こうかと2人ですでに海外にいる気に なっていたぐらい だスポートの申請は大変かと思っていたの だけどそこはほとんど夫がやってくれたの で助かっ た手続きに暴発されているのは仕事のホモ だったので少しでも負担を減らそうとして くれるのはとても嬉しくこれからの生活も 楽しいものになるだろうと思え たしかし義妹は何かにつけて離れにやって くるすかさん海外行くことになったん でしょうどこに行くのえイタリアに イタリアいいな私もイタリア行ってみたい 別に観光に行くわけじゃなくて仕事です からそれでも休日なんかは遊びに行ける でしょいい なこっちの話を聞く気が全くない何度も何 度も仕事だと言っているのに義妹はどう やって遊ぶのかばかり聞いて くるそれどころかなぜかやたらに私たちの 住む場所について聞いてくるのには並行し た住むのはアパートなの会社が用意して くれる の一応は社宅を用意してくれるそうで住む 場所の心配はないです何から何まで会社 持ちってこと返し系って儲かるんだねそう とは限りません よ義のペースに持っていかれないように私 は必死に抵抗する 遊びではないと何度も釘を刺すのに木が 話すことは遊ぶこと ばかり女子大生の卒業旅行じゃなくて海外 周長だと分かってい ない安よいい加減にしろってこっちは準備 で忙しいんだ からいいじゃんとぐらいまだまだ付き合い は続くんだ から冗談じゃないそう叫びたかったけど こらえる 出発前にゴタゴタするのは避けたいし ギスギスした空気になってしまうのも嫌 だあと数週間の辛抱そうたったそれだけで 木米からは解放さ れる自分のものを慎重に隠す必要も なくなるし忙しい時につまらない世間話に 付き合わされることも ない出発の日を待ちしく思いながらた夫婦

は整理を続けてい たそして出発の3日前荷造りはほとんど 終わって後はもうスーツケースに収まる 程度しばらくの間日本からは離れなくては なら ないそう思って私は1人でお茶を飲んでい たイタリアで緑茶は売ってるかな売ってる としたらどの銘柄だろう たもない思考だったけどそれでも貴重な 静かな時間だっ た夫は今買い物に行って いる最近は慌ただしかったのも手伝って ゆっくりと食事もできなかったから久し ぶりに夫が手の込んだ料理を作ってくれる ことになっ たお茶を飲み終えたところでふと気づい たそういえば小物類は今のうちに詰めて しまっても問題が ない直前になって慌てるのも嫌だからやっ て しまおうそう考えた私はスーツケースを 開いて小物を詰め始め たする とこんにちはとうはって ます嫌な来訪がやってき たゆっくりと整理していたかったのにこれ では持っていかないように警戒する必要が あるどれもこれも必要なものだから壊され でもしたら面倒 だこんにちはどうしたんですか えそろそろ出発の時間とか聞いておこうか なっ て出発の 時間そんなものを聞いてどうするん だろう妙だとは思ったのだけど私は素直に 答える明日の午前10時に出発しますよえ それじゃ朝早いね変更できないのいえ会社 で撮ったチケットなので変更は ちょっとだって前日は友達と遊ぶんだから 寝坊しちゃうかもやしおさんが出発する わけじゃないです から見送りにまで来ないでほしいギリギリ で何をされるか分かったものじゃ ない断ろうとした私に義妹はとんでもない ことを告げた え一緒に行くんでしょ え呆然とするしか ない義が何を言っているか理解でき ない一緒に行く誰と何をしにそもそもどう いうつもり で頭の中は大根乱に陥って言葉なんて紡ぐ ことはでき ないポカンとを開いてけに取られている だけ だ言ってみたかったんだよねイタリアだっ

て素敵じゃない歴史あるおしゃれな町鈴 さんも行くなら安心だ し義妹はベラベラと自分がどれほど イタリアに行きたかったのかを語り 続ける壊れた蛇口のように次々に言葉が 飛び出しそして私の耳に入ってそのまま出 て いく聞いている余裕なんて ない知らない間にとんでもないことになっ てい たなんでなんで安夫さんが行くのえだって 行きたかったからそんな理由で私たちは 仕事で行くの邪魔しない で必死だ心底嫌だったこの義妹にイタリア にまでついて来られてしまって世話を焼く はめになるのは絶対に嫌だ そんなことになるぐらいなら海外なんて 行きたく ないそれほどに嫌だっ たなんでなんでそんな一悪するのもう許可 も取ってるからいいでしょ許可誰に取った のパパが言ってもいいっ て義父が許可を出した本気にしておらず 冗談だと思ったのかそれとも義妹に甘い 義父が本気で許可を出したのか いやそんなことはどうでもいいとにかく 断ることが大事 だだめです一緒になんて行けませんはあ今 まであんなに仲良くしてあげたんだから いいでしょそんなに心狭い わけ私の心は狭いのだろうかたえ狭かろう がどうでもいいとにかく邪魔されたく ない仕事も生活も義に振り回されるのだけ は嫌 だたえ何があってもダメですお父さんが 許しても私はできません意地悪そんな少年 の悪い女なわけでももう遅いから飛行機の チケットも取ってあるし絶対に行く から飛行機のチケット も何か引っかかるものがあったような気が するでもそんなことに気を使っていられ ないとにかくここは一切だできないのだ から仕事ですから遊びに行く人の面倒は 見れません邪魔しないで ください邪魔だと思ってるわけそういう目 でこっちのこと見てたわけなんだ前から 思ってたけどさ本当に悪いよねお兄ちゃん に言いつける から性格が悪かろうと関係ありませ んほとんど悲鳴のようになりながら私は 拒否し 続ける子供のようにダダをこねているだけ かもしれないそれほどに嫌で嫌で仕方が ないできることなら床に転がって泣いて しまいたいくらい

だどうしたのやけに叫んでさお兄ちゃん あなた玄関口には買い物から帰ってきた夫 がい た両手にはパンパンになった買い物袋を 下げている 今日の食材なんだろうけどそんなことは どうでもいいできることなら今すぐ 抱きついて泣き たい聞いてお兄ちゃんお姉さんたらひどい んだよイタリア行くなって別にそれは自由 じゃないの行くも行かないもさでしょ ひどいと思わ ない私は崩れ落ちそうに なる膝がガクガク震えて力が入らないなん でなんで夫は義妹の味方をしてるの私だけ が義妹を嫌っていたという こと義父も夫も義母も全員私のことなんて 考えてくれなかった のこらえていた涙が 溢れるもう我慢してもしょうがない私は声 をあげて 泣く今の自分にはそれしかできそうにない からすか大丈夫 かほっといたらいいでしょそんな 人夫が慌ててかけよってくるが今は触って 欲しくない裏切られた念願もない からねえねえお兄ちゃんルーブル美術館 行きたいな1週間ぐらいかけて見て回る から好きにしたらいいだろでどこに住む つもりなんだえどういうこと何言ってるん だよちゃんと自分の住む場所は決めてるん だろじゃないと野宿になるぞえだって お兄ちゃんたちが住むところにできるわけ ないだろだって社宅だぞ配偶者なともかく 義妹は無理だ安よお前もしかして俺たちと 一緒に住むつもりだったの か夫の手が私の涙を 抜くごめんな鈴かゴタゴタしているのは 聞かせない方がいいと思ってたんだけど どうやら勝手に勘違いしてけきたみたいだ なあなたどうなってる の涙声でそれだけしか聞けない事情を 飲み込めていなかっ た平常なら問題なくても今の精神状態では 中学生よりも察しが悪いと 思う安男がイタリア行きたいって言い出し たのは俺たちの影響だとは思ってたんだ けど1人で行くつもりだと思ってたんだよ 俺も親父もなんで2人ともいいって言った じゃんそりゃ1人で行くなら勝手にしろよ 個人の自由だからでも住む場所まで面倒見 てもらうってのが違う だろいいでしょ社宅ならただだしなんで お前の面倒見なきゃいけないんだよ チケットも取ってあるんでしょキャンセル

なんてできないからはなんで俺たちが キャンセルするんだよ違う私のチケット なんで俺がお前のチケット取らないといけ ないんだってわけないは 嘘嘘ついてどう する ああやっと事情が飲み込めた義妹はどう やら勘違いしていた らしいイタリアに行くのなら住む場所も 提供してもらって当然そんな考えでいたん だろうだけど誰もそう考えていなかった 自分で全てやるなら自由にしていい 当たり前のことだだけど義妹はそうじゃ なかっ た人に頼ること人にやってもらうことに なれすぎて勝手に私たちが世話してくれる と思い込んでい ただからこそ全て人任せにしてい た当然チケットなんて取っていないし パスポートも申請していない肩の力が 抜けるすごくほっとし た嫌だいやいやいや絶対に行く のダダをこねる 気それに対して夫は冷やかな視線を 送るそうやってダダこねたらどうにかなっ たのは過去の話だぞもう父さんも母さんも お前の甘ったれ具合には呆れ返ってるんだ この離れは俺たちが出ていったらお前にや るってさその代わりもう面倒は見ないって いやだからなんだよそれでどうにかなる わけないだろう うわあとうとう義妹は泣き出す登場する気 にはなれない彼女が招いた事態だと思うし 今まで散々苦労させられたのだ からでも最後くらいは私も一言言っておき たい安 さん手を差し伸べてもらえると思ったのか 義妹は声を押しとめる ああ最初からそのぐらいはこいしがあって くれたらよかったの に私あなたのことが嫌い ですイタリアに来てもう3ヶ月に なる生活にも慣れてき た最初の頃は米のご飯が恋しくなったもの だけど今ではパンやパスタを食べることの 方が多いぐらい だ最近の夫は毎日フルーツを買ってきては ナイフで切る練習をして いる何でもイタリアはナイフの文化だから だ そう私は川を向く手が省けて楽だから文句 を言うつもりも ないところで義妹はあれから実家を出た らしいあの後義両親と夫から散々説教され てしまい引きこもっていたらしい

だけどこれまでの扱いとは打って変わって 相当礼遇されたよう だ過労じてアルバイトはやっているそうだ けど今まで規制し続けた義妹が続くはずも なくすぐにやめてしまい相当に叱られて しまっ たどうもそれで実家が嫌になってしまった 義妹はどこの知り合いの家を点々とする 生活を続けているそう だ 夫の友達つまりは義妹の知り合いでもある 人物からは相当惨めな暮らしをしていると いう報告もあるのだけどイタリアにいる私 や夫にはどうしようも ない仕事も順調だしあと1年以上は日本に は帰れ ないだからゆっくり楽しむことに しよう歴史と芸術の国イタリア を 私の名前はさと美32歳在宅ワーカー だ去年までは私も会社に出社して働くと いうスタイルを取っていたのだが今年から 我が社も在宅ワークというスタイルを 選べるようになった昔から私の父は パソコン関連の仕事をしていたこともあり その影響もあってプログラミングとか パソコン関連のはそれなりに あるだから在宅ワークになっても自分には 何の影響もなかっ たまあたまに本社へ出社し会議には参加 することはあるが毎日あの満員電車に乗っ て通勤するストレスから解放されたので今 の仕事に何の不満もなかっ たそんな私だが私生活では5歳年下の夫が いる徹夜は私の会社の取引先の人 だ彼も腕のいい営業マでうちの会社の女性 社員たちからも人気があっ た私は正直陰キャで積極性もないので彼の 存在は眩しかっ たではなぜそんな彼と結婚できたのかそれ は同じアニメ好きという共通点だった 色々話をしているうちにお互い息統合し 付き合うようになり交際1年記念日で プロポーズされたの だ当然女性社員からは妬みや嫉妬が すごかったけどそんな視線からも在宅 ワークは逃れることができるから本当に 良いと 思うそんなわけで今日もいつものように サクサクと実質にって作業をしていると 突然マンションのチャイムが鳴っ たうわまた来 たそう突撃してきた相手こそ今最も関わり たくない相手義母だったの だちょっとさとみさんいるんでしょ早く

開けなさいよ私を待たせるなんて一体どう いう教育をされて育ったの かしらチャイムがって以内にドアを開け ないとすぐ私を育ちが悪い嫁と言い出すの だすみませんお母さんちょっと手が離せ なくてすぐに出ることができなかったん です玄関のドアを開けた途端すごく不機嫌 な顔をした義母がそこにはい た全くすぐに電話に出ないなんて一体何を していたのどうせまた部屋にこもって ゲームでもしてたんでしょ 顔を見た途端いつも通り私に対する嫌味が 始まっ たお母さんいつも言っていますよねこっち に来る時は必ず前もって連絡してくださ いってお伝えしていますあと私は在宅 ワークをしているのであって遊んでいる わけではありませんふん何か在宅ワークよ かっこつけちゃってどうせ仕事をしている ふりをしながら部屋でゲームをしてるん でしょうちの斜め迎えの息子さんが今 そんな感じだものいやその方と一緒にし ないで くださいもう何何度同じ説明をしているの かわからないか毎回必ずこのやり取りを 行うので正直もううんざりして いる確かに世の中在宅ワークに対して理解 を示さない方もいるがそれが自分の身近に いるとは思わなかったしかも義母は毎回 連絡なしで来るのでその対応もめんど くさいいちいち作業が止まるので特に納期 ギリギリの時は一刻も早く返すためありと あらゆる手を尽くしているのだがこれが また義母には一切聞かないから厄介なの だあのそれで今日はどういった要件で こちらへ来たのでしょうか正直仕事が 忙しいので今日は早く帰っていただきたい のです がとりあえず規模の前にお茶とお茶菓子を 出すと私の方を 睨み偉そうに息子の金でこのマンションに 住めてるくせに息子の金ってことはその親 である私はいつ来たってもてなされる存在 のはずよあなたがとやかく言うことでは ない でしょう確かにこのマンションの名義は夫 だだけど夫名義のマンションだからと言っ て義母がほぼ毎日アポなしで来ていい理由 にはなら ない夫は2人兄弟で2歳年上のお姉さんが いるのだがすでに結婚して家を出て いる義母はどちらかと言うと義姉より夫の 方を可愛がっており結婚の挨拶の際も私の 両親の前で夫をべた褒めにしていたほどの 出来合いぶりだ

しかも夫自身もさほど嫌がっていない 様子だから夫に義母のことで相談したとし て もまあ母さんも親父と2人きりで退屈なん だろう姉ちゃんも県外に嫁いでしまって 話し合いてもいなくて寂しいんだよそれ くらい相手してあげてもいいんじゃないの かなんて言って全く相談に乗ってくれ ないでも納期が近くて大変なんだよ あなただってもし締め切りギリギリの仕事 をしている中で私の両親が来たらどんな 思いをするどんなって俺は外で働いてる わけだしお前は違うだろ家で仕事をしてる わけだから母さんの相手をする暇くらい 作れるはずだそんなことでいちいち文句を 言うなんて冷たい女だ [音楽] なしまには冷たい女宣言をされてしまうの で夫とは分かり合えそうに ない 義母の話す内容といえば近所の息子さんの 話や義父の 話私の妻としてのあり方についての説教 など本当にくだらないことばかりなの だそんなある日私は5日間の海外出張を することになっ た正直この話を聞いた時私は嬉しかっ たなんだってあの義母と5日間も顔を 合わせなく住むから だお母さん私は5日間海外出張へ行ってい ますからここに来ても私はいませんので何 もお構いできません よ念のため義母には海外出張で私はいない からここに来ても誰もいないことを伝え たあら家で遊んでいるだけではなく海外 旅行まで行くのどれだけ自分勝手な身分な んでしょう ねあの嫌味を言われたがこれも数日は聞か なくて済むので少しだけ心が軽くなっ た出張だけど食事は自分の好きなところで 食べることが できるちょっとでもいいから好きなものを 食べて気分転換 しようそう思って出発し たでもまさか帰国後にあんな大問題が 待ち受けていようとはこの時は想像もつか なく た帰国後私は疲れた体を一刻も早く休め たくてまっすぐ家に帰宅したはあやっと 着いた早くシャワー浴びてソファでごねし たいあれなんで鍵が開いているん だろう部屋の鍵を開けようとするとなんと 鍵が開いていたの だまさか泥棒が入ったん じゃそう思って恐る恐る入るとそこには

なぜか義母がい たお母さんなんでここにいるんです か今は平日の昼間だこの時間夫は仕事で家 には帰ってきてい ないそれなのになぜここにいるのかその 理由を聞いたところとんでもない回答が 帰ってき た実はね私もこのマンションにそうと思っ てるのよえ引っ越しそんな話は夫から全く 聞いていなかったので初耳 だちょっと待ってください私はそのことに ついて夫から何も相談されていませんが すでにお母さんと夫との間ではそういう話 になっているのでしょうかええそうよ来月 の中旬にここへ引っ越すことで話を進めて いる けどは来月 引っ越しだけでもびっくりなのにまさか 来月ここに来るなんて思わなかっ たちょっと待ってくださいそういうことは 嫁である私にも一言相談があっても良いと 思いませんか全く聞いていないのに来月 来るよって言われても納得できませ ん当然ながらこの状態で引っ越してきても 私は納得なんてできなかっ た それに勝手なことをされて義母だけでは なく夫に対しても苛立ちと不審感が募って いるだからね何度も言ってるけどあんたの 立場は嫁な わけ嫁っていうのは私たちや夫の言うこと や決めたことに対して素直に従わなければ いけないの昔の人はそうやって夫や両親を 立ててきたんだから ねまそういうを持ちその通りに従っている お嫁さんも中にはいる だろうでも少なくとも私はそういった考え には賛同できなかっ た嫁は疑実家や夫の奴隷ではないし決定権 だってあるはず だ今回のように全く相談されないで色々 決められるのは納得でき ない申し訳ありませんが私はお母さんとの にはです引っ越してきても一緒に生活 なんてできませんから ね私が反対してきたことに義母はかなり 機嫌を損ねてしまったようでダイニング テーブルを思いっきり叩いてき た何よこの私に意見しようって言うの息子 の金でいい暮らしをしてるくせにそんな ことを言う人とは一緒に住めないから出 てってちょうだい [音楽] この言葉を聞いた 私の中で何かが切れる音がし

た勝手なことをする義母も私を助けてくれ ない夫も何もかもがどうでもよくなっ たいいですよお望み通りこのマンションを 出ていきますただし何があっても私は混練 罪助けませんから ねそれを聞いた義母も負けずとえいわよ どうせあんたがここを出ていくことで何の 影響もないから息子とこのマンションで 悠々自的な生活をる からそれから私は実家に帰るためにまずは 両親に事情を説明し た事情を知った両親はこんな人たちなんて 見捨てて帰って来いと言ってくれたので私 もこの人たちを見捨てて帰ることにし た 在宅ワーカーなので実家に帰っても仕事は できるしたまに出社をして会議に出ること はあってもその分交通費も出るので私の 生活が苦しくなることはない だろうとりあえずざ荷物をまとめて私が出 ていこうとすると義母は笑い ながら厄介ものがいなくなって本当に生々 したわ正直あなたのことが気にらなかった のよねいなくなってくれてありがとう ねこんなことを言ってきたので思わず私も えこちらこそ面倒な人と離れることができ て本当に良かったです私も婚罪関わりたく ないので失礼し ますそう言って私はこのマンションを出て いっ たでもこの時義母はまだ何も知らない本当 の地獄はここだっ たその日の夜仕事から帰宅した夫から鬼の ように電話がかかってき た電話を無視していると今度はLINEが たくさん送られてき たもちろん内容は今回のことだっ た母さんから聞いた勝手なことをして本当 に済まなかっただから考え直してまた一緒 にここで暮らしてくれないかさがいなく なっては我が家は大変なんだ よこんな内容のLINEだったが当然返す きにもならなかっ た私を無視して勝手に同居決めたのは夫な のだから今更話し合う気なんて ないすると今度は義母から電話がかかって き たあらどうなさったんですかお母さんもう 私とは臨罪関わらないんじゃなかったん です かわざとらしくと電話越しの義母は焦った 声でこう言っ たそんなこと言わないでいいから戻ってき てちょうだいあなたがいないと大変なこと になるのよあらどうして大変なことになる

んですか大事な息子さんのお金で生活して いくんじゃなかったんですかそれともそれ ができない理由でもあるんでしょう かそう言うと義母はだんまりしてしまっ た確かにあのマンションを借りる時名義は 夫だっ たでもその直後に夫が職場で不正事を 起こしてしまい攻殻だけではなく給料も 大幅に減ってしまったの だだからあのマンションの月々の支払いは 私がしている し生活費のほとんどを私が払っていたの だ在宅ワーカーと言えど月額の給料は 100万近くあり夫よりもかなり給料は あっ たそれを全く知らず息子の給料だけで生活 をしているダメな嫁と勝手に決めつけてい たのは規模だっ たきっと帰宅した際私がいなかったので おかしいと思った夫は義母から今回のこと を全て聞いたの だろう義母は邪魔な嫁がいなくなって 万々歳だっただろうか夫は逆に青ざめたか もしれ ない息子がこんなに給料が少なくなってい たなんて知らなかったんだよ逆にあんたは 月々100万近く稼いでいたんですってね そのお金で私たちを養ってちょうだい 散々私をけなしていた人が今度は私のお金 でたちを養えと言ってきたので思わず自分 の耳が壊れたのかと思ってしまっ た何を調子のいいことをおっしゃっている んですかあれほど私のことを使えないとか サボっているとか言ったじゃないですかな ので私はそのマンションには一切戻る つもりはありません よそんな冷たいこと言わないでよあなたが いなくなったら本当に困るのよ息子から 母さんとは絶すて言われてるしどうしたら いいの よ義母が話している後ろでは夫が義母 におい許してもらうまで謝り倒せよじゃ ないと母さんとは絶縁だから ななんて言っているのが聞こえてき たなんだか私がいなくなってから数時間の うちに大変なことになっているようだが それを知ったところで私には関係 そもそも私のことをずっと仕事をせず怠け ている嫁だと 思い込み私の人格を否定してきたの だ夫も私が困っていても助けようとも相談 に乗ろうともせず勝手に義母と同居の話を 進めていたの だそんな人とはもう再構築なんてでき ない翌日私は速達で記入済みの離婚届けを

夫宛てに送っ た数日後夫は義母を連れて私の実家にやっ てきて2人して土下座をして謝ってき たしかし全てを知っている両親は2人の 様子を見て顔を曇ら せる謝ってこられてももう遅いんですよ 言葉はね使い方によっては狂気になって 相手に一生消えない傷をつつけるん です今回私はその一生消えない傷を追った ん です許すことなんてできません よ何度謝っても弁解しても私の離婚に 対する意思は固かっ た夫は泣く泣く両親の目の前で離婚届けに サインをしマンションへ帰って行った [音楽] 後日義姉から聞いた話なのだが今回の件で マンションは 解約夫は義母に絶縁宣言をし義母に内緒で 小さなアパートへ引っ越していっ た最愛の息子から絶縁宣言をされてしまい 義母はかなり落ち込んでいるそう だ元々トラブルメーカーでご近所さんとも トラブルを起こしているそうで今回のこと で義父も義母を見切ったらしく義父も荷物 をまとめて実家へ帰ってしまったそう だこうして義母の周りから人はいなくなり 広い家に独りきりになってしまったそう だ1人の時間が増えようやく自分が行って きたことの重大さを知った 義母今になって後悔の涙を流していよう だ一方私はと言うと離婚から1年後に友人 の結婚式で出会った人と結婚を前提とした お付き合いを始めて いるすでに相手のご両親には挨拶をして いるのだがとても明るく優しい人で彼の 義母とは2人きりで映画や舞台を見に行っ て いるうきな性格の私だが 今度こそ幸せを手に入れることができれば いいなと 思う私の名前は正美職業は看護師 だサラリーマンである夫の高屋と結婚して 2年目に なる2年目といえばまだまだ新婚さんね なんて言われるが結婚前の交際期間も 含めると5年経っていて最近はちょっと まんねり化して いる私たちが知り合ったのは30歳を過ぎ てからだっ た付き合った当初は何でも私の希望を優先 してくれる高屋の優しい性格が好きだっ たけれど最近は高谷の私任せなところに 不満を感じてい た

本当に高屋と結婚してよかったのか ななんて考えてしまう上最近は私の夜勤も 多く高屋と休みが合わずにすれ違う生活が 続いてい たそんなことを察してか2人の休みが 重なったある 日曜日高屋から久々に映画のお誘いがあっ たのだが 面白い映画だった ね映画を見終わり駅に向かう道を歩き ながら高家が 言う私はあまり面白いと思わなかったが 高屋が嬉しそうにしているので適当に 合わせ たそうだねそれよりお腹空いたのなんか 食べよう よそう話すといつものように高屋が言っ た正美が決めていいよまさみの食べたい ものを 食べよう出た出たこのまさみが決めていい よが本当嫌なのよね人任せという か私は嫌な顔を隠し笑顔で高にこう言っ たたまには何べ に決めてほしいなさっきの映画も私が決め た しすると高屋はあたふたしていったえうん でも俺店選びのセンスないよいいじゃん たまにはたが決めてよ私何でもいいから さすると高は周りを見渡してちょっと路地 から外れたラーメン屋の看板を指さしたあ あそこに [音楽] しようネットとかで調べるとかしないんか いとツッコみの言葉が出かかったが高屋の 自信を損なわせないためにも笑顔 でうんそうしようラーメンちょうど食べ たかったん だと私たちは地下にあるラーメン屋に入店 し たラーメン屋は開いてい たもうお昼もだいぶ過ぎたからか他のお客 さんは学生らしき男性1人しかいなかっ た入り口に空いている席にどうぞと張り紙 があったのでカウンターに座りメニューを 見てどれにしようか選び始め た ちょっとがっつりお肉食べたい気分だから チャーシ麺にしようか なうんうんいいね俺もチャーシメにする よ私たちは注文するものを選び終え手を あげて店員さんを呼ぼうとし たすると奥にいる店員の男性が店内に響き 渡るような大きな声でうわあ負け たと言い新聞紙のようなものを床に 叩きつけ

たおそらく競馬か何かで負けたの だろう私たちはビクッとなったが注文する ため店員さんにタイミングを見計らって声 をかけ たすみませんチャーシメ2つお願いし ますそう言うとこともあろうか店員さんは こちらを睨みつけて えとすごんできたの だ自分が不機嫌だからってお客さんに 当たるのはおかしいと思った私 はチャーシメ2つお願いし ますと再度伝え たいつもだったらこんなひどい態度の店員 がいる店なんてさっさと出ていくのだが 今回は高屋が決めた店ということもあって 私は我慢することにしたの だ店員は返事の代わりなのか舌打ちをし ラーメンを作り始め た あ店員さん機嫌悪いねびっくりしちゃった よこのお店選んでごめん [音楽] ね高屋は私に耳元でひそひそと謝ってき [音楽] た高屋のせいじゃないよ高屋は悪くない もんそうか なそう照れ笑いする高を見てもうちょっと 緊張感とかないのかしらとつつラーメンを 待つ間スマホでこの店の口コミ評価を調べ た店員の機嫌によって味が変わる 店店員が大の競馬好き負けた時は機嫌が 悪くあることないこと吹っかけられたので 再は なしほとんどぼったくりの店 正直潰れて ほしいと低評価のオンパレードだっ たラーメンを頼む前にあのまま帰れば よかっ たと後悔したがもう注文して作り始めて いる今更帰ると言ったらさらなるトラブル に巻き込まれるかもしれ ないそして地下の店だからか電波が途中で 繋がらなくなってしまい口コミリサーチを 続けることができなくなってしまっ た私は気を取り直して水を取りに店内に ある給水機に向かっ た2つのコップに水を入れ救水機から席へ 戻ろうとした 時ドンと勢いよく私の席にチャーシメが 置かれ た私はその音に驚きさらに店内の油っぽい 床で滑ってしまっ たそして大量に置いてあったボックス ティッシュの箱につまづき持っていた2つ のコップが手から落ち割れてしまの

だああごめん なさい私はとっさに謝っ た幸い近くにお客さんもおらず床に落ちた コップもちょっと割れただけでこぼれた水 の量も少なかっ た大惨時にならなかったことに安し私は 店員に声をかけ た本当にごめんなさいコップは弁償し ますすると店員はニヤニヤしながらこう 答え た弁償するなんて当たり前だろうがうちの コップは特別なものだから入口の張り紙に 書いてある通り弁償してもらうから なそう店員が指を刺した先の張り紙には 小さくこう書いてあっ た店内の備品皿コップなどを破損した場合 は1.2つき10万円を請求し ます 10万円どう考えてもそんな値段のする コップには見えないですだがら特別なもの と言ってるだろ1つ10万円だから 2つで20万円だから な私はこのまま食い下がっては相手の思う 壺だと思い偽善とした態度でこう伝え たコップを割ったのは私の責任ですそこに 関しては謝りますけれども20万円なんて 払いませんどう考えてもおかしい話ですよ ね おかしいも何も割ったのはあんたなんだ から店の規定通りに払ってもらうから なと店員の語尾は強くなっ たコップは同じものを買ってお返しします が20万は払えませ んすると怒りのスイッチが入ったようで 店員は大声でとなっ た20万払わないとザ呼ぶ ざ私はもう自分の手に負えないと思い高屋 の方を見 た高屋はただただ黙って前を見つめ続けて い たこんな時にも私任せな のと高に対しても怒りの感情が湧いてきた がどかして今の状況を切り抜けなければと 思い冷静になるよう自分に言い聞かせ [音楽] た話し合っても解決しないようなので警察 呼び [音楽] ます私はスマホを取り出し た警察を呼ぶため110の番号を押そうと スマホの画面を見たが電波の表示が県外に なってい たこの店は地下の店だからか電波の状況が 不安定なよう だえ

県外走行しているうちに店員は店の固定 電話を使ってどこかに電話をかけてい たそして電話を切った後私に向かって大声 で叫ん だ呼べるものなら警察呼んでみろただし店 を一歩でも出てみな食い逃げだって言って 逆に訴えるから [音楽] な私はどうすることもできない怒りと悔し さで頭の中がパニックになってしまっ た悪に屈してはいけないと強い気持ちで 対応したつもりだった けれど結局力や態度が強いものが勝って しまう世の中なのだろう かすると店員は追い打ちをかけるように ニヤニヤしながら言っ たさっきここら辺をまとめてくれるヤザの 知り合いを読んだから よどうして払う必要のないお金を払わない ことでヤザを呼ばれてしまうのかさすがの 私も身の危険を感じ心配になっ たいや勘弁してくださいもうここまで来る と脅しです よそう伝えても店員はニヤニヤしている だけだっ た私は何をしたらこの場が収まるのかを 考えたが解決策は浮かばない すると5分もしないうちにいかにも柄の悪 そうな男が店に入ってきたおいおい払わ なきゃいけないものも払わねえとか言っ てるやつはどこだ大 だヤザは店内をじろりと見渡していっ たすると店員はヤザに向かいお世話になり ますと頭を下げた 兄貴この2人組です特に女の方がはかって きて弁償金払わないって言ってるん です店員は言いつけるように私たち2人を 指さし言っ たあんたさ悪いことしたのはあんただっっ て聞いてるけどそれなのに弁償しないって それは筋が通らねえってもん よヤザは私に近づき大きな声でまくし立て た私は弁償しないなんて言っていません ただ20万円払うのはおかしいって話をし てるんですおかしいおかしくねえばこっち で決めることなんだむしろ金で解決して やろうって提案してるのにそれはないん じゃない け店員とヤザはニヤニヤしながらこっちを 見て いる私は悔しさで自然と涙が溢れ たそんな私を見てヤザは笑っ た全量な一般市民の女性を泣かせちゃった 俺女に泣かれると弱いん だくくっとヤザと店員は2人して一緒に

笑って いるそしてカウンの席にいるに目をつけ た連れの女が体張って泣いてんのにだまり 決め込むとは最低な男だ なずかずかとヤザは高屋に近づいていっ たそいつさっきからずっと何も言わないん です わどんな顔してるんだおいこっち向いて 何か言ってみろ [音楽] よ高屋に近寄り肩をつかみ無理やり体を 向けさせ たねこいつ気の弱そうな顔してる でしょう店員が高家の顔を見ながら ケタケタと 笑うと同時に高の顔を見たの顔色が どんどん青めて いくヤザは高屋の肩から手をさっと下ろし 後ずさっ [音楽] た まさか 先生高屋はそう言われふうと大きなため息 をつい [音楽] たここら辺をまめてるってさっき聞いた からまさかとは思った が組長はこんなくだらないことをやって るってご存知なの かヤザはいきなり高屋に向かって平謝りを 始め たすいません父は 先生すいませ んを下げヤザは何度も謝って いる昨日の会合で話したばっかりだよな これからはさらに法整備が進むから一般 市民の方々に迷惑をかけるようなことは 絶対するなっ て高屋はがっかりしたような素振りを見せ ながらヤザの前に立ちはかったあい先生 違うんすよあ本当にこれは勘違いでし てすると高屋はすかさず答え たさっき言ってたよな全量な一般市民の 女性を泣かせ たって自覚があるってことだよ な2人のやり取りを見ていた私は状況が 飲み込めずあけに取られてい たそのことに気づき高屋が私に向かって いっ たごめん まどういう ことすると隣にいた店員が怒ったように 言ったう兄貴どうしたんすかこいつは誰な んす かお前は少し黙っている先生はうちの組の

顧問弁護士 だ 私は開いた口が塞がらなかっ たええでも高って法律事務所で働く サラリーマンって言ってなかったいつの間 に弁護士になった のいや司法試験には学生の頃に受かってた から出会った時はもう弁護士ではあったん だけど守秘義務があるのとヤザの顧問弁護 士って言うと正美も正美の家族も嫌がるか なと思って顧問の人気が終わったら本当の ことを話そうと思っていたんだ けど結局嘘ついていたのは変わりない からごめん ねそう私に謝った高屋は振り返ってヤザに こう言っ た組長には俺のから報告しておくからな組 の存続のためにどれだけ組長が思考を巡ら せているかお前は知らないのかあお親父に は黙っていてもらいませんが本当にご通り でヤザは土下座してまで高屋に謝ったが 高屋は片に首を横に振ってい たそしてキッチン内にいる店員に向きこう 言っ た妻とあなたの会話は全て録音をしてい ます妻は恋ではないので民法709条の 不法行為に基づく損害賠償請求権は発生し ませんむしろあなたには恐喝罪詐欺罪が 発生します必要でしたら争いの準備は整え てありますのでそう淡々と事務的に話す高 は私が知っている人任せな高屋ではなかっ た [音楽] そんな店員はその場でへたへたと座り込ん でしまっ たそして高は私に振り返って言っ たまさみ本当にごめん早く助けなきゃとは 思ったんだけど証拠のために録をしていて 助けるが遅くなってしまった夫なのにすぐ 助けないで怖い思いをさせたよ [音楽] ね高屋はそう言うと手首の時計をカチカチ と鳴らしてい た腕時計で録音していた らしい うん私は大丈夫いいのもう高屋が私の 代わりに十分やり合ってくれたから そして呆然とするヤザと店員を横目に私と 高屋はラーメン代金をカウンターに置い たすると最初から最後までいた客である 学生が近寄ってきていっ たいや旦那さんすごいかっこよかったっす 俺も弁護士目指そうと思いまし たと興奮気味に語ってを出ていっ た私たちもヤザと店員を残し店を後にし

[音楽] たその後家に戻り高屋と職業のことや仕事 のことや色々な話をし た私にとってはとても恐ろしくて怖い思い をした1日ではあったがこのことを きっかけに前以上にお互いの話をし 思いやれるようになれたと 思う事件後の日常が戻っていく中でまるで 漫画みたいにかっこよかった高屋を 思い出しては1人北えんだりし たヤザは事件の後高屋の報告を聞いた組長 さんから大玉を食らわされ今は組の敷地内 の掃除をひたすらやらされている らしい高家曰く波紋されなかっただけまし だと言っていたが敷地内を朝から晩まで 掃除しているので敷地街に出る時間もない そう だそしてラーメン屋はあの時密かに一部 四重を動画に撮っていた客である学生が SNSに拡散して炎上し閉店に追い ことになっ た先日までワイドショのネタとなっていて 度々昼間のテレビであの店員がリポーター たちに追いかけ回される姿を見かけ た逆に高屋は敏腕弁護士としてSNSで 注目され高屋の務める法律事務所には ひっきりなしに仕事の依頼が来るそうで 毎日そうにして いる今ではSNSで話題になった敏腕弁護 士としてニュース番組にも出演するように なったもっとのんびり正美と暮らしたかっ たのに仕事が忙しすぎて映画を見に行く 時間もない よと高屋は少し残念そう だけれど今までのんびりしてると思ってい た高家が勢力的に働く姿は妻である私から 見てもとてもかっこよく周りからとても 羨ましがられる夫となっ た私自身は夫である高が私に職業や仕事 内容を隠していたことを知って驚きはあっ たものの納得できる理由だったのでその後 関係が悪くなることはなかった むしろ人任せな性格なんて思っていた高屋 の新たな一面を知ることができ今は惚れ なしてラブラブで笑いの絶えない関係を 気付けて いる今回の剣を気に私はいくら怖い存在で も屈しないで立ち向かうことの大切さを 学ん だそしてもっと法律にも詳しくなりいつか 高の力になりたいと思い司法諸子の資格 取得を目指すことにし た仕事と勉強を両立することはとても大変 だけれども私の人生は事件前よりずっと 豊かになり充実した毎日を送って

いる 私はえみ子38歳会社員だ3歳年上で会社 役員の夫たと結婚して早や10年8歳に なる娘さと3人で仲良く平和に暮らして いるつもりだつもりだというのには実は訳 があるそれは義母の存在だ私たちの家から 疑実家までは片道15分と比較的近い距離 に住んでいる距離が近すぎることが仇と なり特に用がないのにしょっちゅう顔を 出しに くるえみこさん煮物を作ってきたのたっ くんたちと仲良く食べ なさい未だに自分の息子のことはあだ名で 呼ぶし大量に作ってくるこの煮物も正直味 が濃すぎて美味しいとは言い 娘も味が濃すぎて食べないのでいつも夫が 1人で食べているとはいえいらないと言う と角が立つので毎度受け取っているのだ がその後必ず我が家に居るから困って しまうまず部屋に入って何をするのかと 言うと荒探しをするため部屋の中を キョロキョロし 始めるちょっとえみこさん窓際に誇りが 溜まっているじゃないたっくは鼻が弱くて すぐくしゃみが出るんだからしっかり掃除 をしなさい よすみません最近仕事が忙しくてそこまで 手が回らないんです今度の休日はしっかり 掃除をさせていただきます ね本当こういうところが尺に触るという かこちらはフルタイムで働きながら家事も 子育てもしている一方義母は結婚してから 数十年間ずっと専業主婦家で過ごす時間が 圧倒的に多い義母とは対象的に家事をやる 時間が少なく細かなところまで手が 行き届かない大体が仕事へ行く前にささっ と掃除機をかけて 終わるちょっと何この料理は野菜が少ない でしょバランスが悪いじゃ ない今度は私が下準備をしていた夕食の 材料を見て文句を 言うこの日のメニューは麦ご飯とサバの 塩焼き私が作った切干大根の煮物に具さん の味噌汁とみかんだ娘は野菜が苦手でこう して汁物系にして食べさせて いる前にも話しましたがさは生野菜が苦手 なのでこうして汁物系にして食べさせて いるんですよこうすればさもしっかり食べ てくれます からこの説明も何度言ってきたことかそれ なのに義母は一向に覚えようとし ないこうやって子供は甘やかしているから 好き嫌いなる子になるの子供の好き嫌いは 親のしのせ よしまには私の子育てのやり方を否定し

自分の子育てを押し付けてくるのだギボに だって苦手なものはあるのに孫娘が苦手な ものがあると目を釣り上げて怒ってくるの だその姿が娘には怖いらしく 私おばあちゃんには会いたく ないなんて私にももらすようになった自分 の価値観を相手に共用するのはいかがな ものだろうかこのことを夫に相談しても まあ母さんはえみ子のことが心配なんだよ 主婦として母親としても先輩なわけなんだ し仲良くやってくれ よこんな感じでまるで味方になってくれ ないそもそも仕事で忙しいのに しょっちゅう来られては迷惑なのだその度 に義母へお茶菓子を用意しなければいけ ないししかも安物のお菓子だとそれはそれ で文句を言う和菓子はA点洋菓子はB店と お気に入りの場所が決まっているどれも私 の家から近いからいいものの遠くでも買い に行かせるような人だ毎月のお菓子代だっ て馬鹿にならない物価が高騰している今 なるべく無駄な出費を抑えたいのに1番 削りたい義母のお菓子台はどうにもなら なさそう だそんなある日私と娘は風を引いてしまっ た娘は40°も熱があったため学校を欠席 し自宅で両用していた夕方薬が効いて体も 少し良くなってきたのでその間に娘に食べ させるお会を作ろうとしていたその時玄関 のチャイムが何度も鳴らさ れるちょっとえみこさん洗濯物欲しっ ぱなしよ早く取り込み なさいご近所に聞こえるのではという くらい大きな声で叫ばれ顔から火が出そう なるちょっとお母さんそんな声で叫ばない で ください今日は私もさも体調が悪いんです すみませんが今日は帰って ください寝ていて少しは体の調子が良く なったとはいえまだ完全に治ったわけでは ないこんな状態で義母の相手なんてでき そうに ないまあわざわざわざ私が会いに来てあげ たというのにこの家の嫁は表なし1つでき ないの かしら義母が騒ぐので家の前を通る人の 視線がこちらへ向けられるこれではまるで 私が本当に普段から何もしていないと思わ れるではないかこの近所には噂が好きな 主婦の人だっているんだから義母の話を そのまま鵜呑みにして流されては後々面倒 だとはいえいつもの調子で色々言われては 精神的に辛いの で体調が悪い中いきなり来られても迷惑な んですこれからは必ず事前に都合聞いて

から来てください ねそれだけ伝え私は玄関のドアを閉めた これに行した母はすぐさま夫に電話 せっかくわざわざ私が来たのに閉め出され たと言ったそうだ帰宅後夫から苦言を言わ れたがそもそもお断りをしたのは今回が 初めてだ私よりも娘の方が体調が悪く来た 時は寝ていたの に現行管理もできない人は嫁として失格 だっってさお前もいい大人なんだから隊長 管理くらいしっかりやれよとにかく母さん には謝っておくんだ ぞそう言ってさっさとお風呂場へ行って しまう具合の悪い自分の家族の心配よりも 母親を優先だ なんて女夫にさすがに失望してしまった さらに翌日たまたまあったご近所さんから こんな話を聞いたあれから義母は導く人に 声をかけては私の悪口を言いまくった らしい見ず知らずの人に足を止められ聞き たくもない悪口を聞かされるなんて迷惑 以外の何者でもない運悪く噂好きな主婦の 人の耳にも入ってしまい早速義母との関係 について聞かさ れるただ具合が悪くてお断りをしただけで 女目に会うなんて これからどんなに辛い日でも義母を迎え なければいけないそう考えると夫とはやっ て行ける自信がなくなったそれから しばらくして帰宅した夫からこんな話をさ れた来月母さんたちと海に行こうって約束 したからもちろんお前も来るよなえ 海海に行くなんて話を初めて聞いたのだで 驚きを隠せず思わず大きな声が出てしまっ たちょっと待ってよ私は海に行くなんて 聞いていないよていうか義両親と海だ なんて義両親に自分の水着姿を見せる なんてそれ自体がすごく嫌だったしかし夫 はすでにき満々のご様子で手には旅行会社 のパンフレットを持っていた 娘にこのことを言うと海自体は楽しみだし 行きたいとは言うがやはり義両親と行く ことが嫌なよう だねえさもこう言ってることだしやっぱり 海に行くのは家族だけにしないそれとなく 伝えてみたがはあ何言ってんだよ俺の両親 も立派な家族だろう俺の両親だけ物にする なんておかしい ぞやはり私たちの意見よりも実の両親の 意見の方が大事 らしい娘にはおじいちゃんおばあちゃんは 放っておいてママと一緒に遊びましょうと 言い納得させた義両親のことで娘にまで 我慢をしいるなんて女の間違ってると離婚 の荷文字が頭に浮かんだしかし今回計画し

ている旅行が離婚のきっかけになるとは この時は想像もしていなかっ たそれからしばらくして私たちはしぶしぶ 義両親を乗せ大きな海水浴場まで車で 向かったその日は海勢で浜辺にはたくさん の人が泳ぎに来ていた案の定私の水着に 文句をつけてきたけど義両親を置いて私と 娘はさっさと遊びに行った先に泳ぐのかと 思ったが波打際で遊んでいるだけ行けば 夏休みの工作で貝殻を使おうと考えている そうだいろんな貝殻を見つけては手に持っ ているビニール袋にどんどん入れ たもう少し別の場所で撮ってみたいな娘が そう言ったのであまり人が集まっていない ところに移動し2人で一緒に貝殻探しをし ていた 貝殻めに夢中になっており義母が近づいて いたことに気づくのが遅くなったそして私 の背後に義母が立ち背中を押してきた当然 バランスを崩し海に落ちる私きっと私たち が海に入らず綱いじりをしていたので勝手 に泳げないと思ったのだろうしかし私が 泳いでいる姿を見る とあら泳げるの 残念なんてニタニタ笑いながら見ていた この様子にさすがの私も怒りが頂点になり 義母に対して文句を言おうとしたその 時そんなに一緒に泳ぎたいのじゃあ私と 一緒に泳ごうよ えそう言って娘は義母の手を取り半ば強引 に海に連れて行こうとした ちょっと助け てただ足に水がかかっただけなのに騒ぎ 出す義母何もしませんよただ足に水が かかっただけじゃないです かたったそれだけで騒ぎ出す義母に周りに いる人もどん引きしていたただ水が怖いの かと思ったが温泉には行くのでそうでは ないなぜそこまで嫌がるのか理由を聞いた と子供の頃両親と海に来た際海に噛まれた そうだすぐに処置をし継承で住んだそうだ がそれ以来トラウマになってしまい海で 泳ぐのだけは無理になったそうだよく見る と義母は水着を着用せず足元もスニーカー だ最初から泳ぐ気はなくただただ私に 嫌がらせをするために近づいたのだは なかったとはいえ今回のことはさすがに 許せない旅行から帰った翌日離婚届けを 取りに行ったそして夫に離婚することを 伝えるおいおいこんなことで離婚をするの かお前心が狭いんじゃないの か夫は離婚をしたくないと言っていたが私 は夫婦を続けていく自信がないつには義 両親と私の両親も交えて話し合いになった が両親もここまで自分の娘が嫁びりにあっ

ていたとは知らず私が離婚をし実家に戻る 際は助けてくれると言ってくれた時間は かかったが最終的には夫も離婚に応じて くれ私と娘は荷物をまとめて実家へ帰った 娘もパパに対して色々思うところはあそう でパパっていつも自分の意見を押す通すよ ね私パパのあいうところが嫌いだったん だ8歳の娘にこんな風に思われていた なんて本当に情けない父親だなと 思うただ実家に引っ越すことで通っていた 学校を転校することになったが新しい学校 にも娘はすぐに打ち解け友達もできたよう で心した私は通勤まで少し時間がかかる ようになってしまったが今までのストレス から解放されたと思うと通勤時間が伸びた くらい何とも思わなかった仕事も今まで 以上に打ち込み昇進を狙うことに決めた 昇進すればスキルアップもそうだが給料 だって 上がるもちろんその分責任感だって増える がそれでもチャレンジしたいと思うそれに いつまでも両親に甘えてばかりはいられ ないお金が溜まったら近くでもいいので アパートを借りて2人で暮らす予定だ夫と の離婚が成立し今の暮らしを始めて半年が 過ぎようとしていた頃突然私のスマホに 見覚えのある番号から電話がかかってきた 最初は無視をしていたが何度も何度も電話 をかけてくるので休憩室に行って電話に出 た電話の相手は義母だっ た久しぶりねえみこさん元気にしてたさも 元気にしてる かしら今まで聞いたことがないような甘い 声で私にそう話してきたので思わず鳥肌が 立ってしまっ た仕事中に何度も電話をかけられて 大変迷惑しています私とあなたはもう関係 がないのですから電話をかけて来ないで くださいそんなこと言わないで助けて ちょうだい 実は今大変なの よ電話越しの義母の声は何やらせっ詰まっ たように感じるそして義母は私たちがい なくなった後のこの半年間 何があったのか話し始め た離婚後義母の家には元夫が帰り3人での 生活が スタート義母的には可愛い息子が家に帰っ てきたのでそれはそれは喜んでいた毎晩 息子が好きな料理を出したりお小遣いを あげるなど周りが聞いてもどん引きする ような甘やかしよだったしかし同居して から後義父の体が悪化し介護が必要に義母 の体力だけではどうにもならず息子に協力 を求めたようだがはあなんで俺が手伝わ

ないといけないの俺はめんどくさいから 絶対手伝わないよヘルパーさんにでもお 願いすれ ばなんて言われたらしい実家はそんなに福 ではないので毎回ヘルパーさんは頼れない 親戚付き合いもまともにしてこなかったの で助けを求めることは 難しい誰にも頼れず困った義母が私に相談 してきたというわけだしかし何度も言うが 元夫との離婚が成立している時点で私たち は赤の他人義母にお願いされても助ける ことはでき ない事情は分かりましたがだからと言って 私たちはもう他人です残念ですがヘルパー さんにお願いして くださいそれだけいい私は電話を切った また電話があると嫌なので着信拒否設定に してから仕事に戻ったこの時私はあの義母 のことだから実家に突撃してくることを 恐れていたもし突撃されてはまた両親に 迷惑がかかると思ったかだしかし数日経っ ても実家に来なかったのでさすがに諦めて くれたとほっとしてい たところが1ヶ月後またしても良きせぬ ことが起こっ たなんと突撃してきたのは義母ではなく元 夫だったから だ会社の経費を使って後輩と温泉に行って いたことがバレたんだ会社は首だし医者を 請求された助けて くれ聞けば10歳年下の女性と出張とか 言って温泉旅行へ行ったそうだそれも1度 や2度ではなく私とまだ婚姻関係があった 時からだそうで本気ではなく遊びのつもり だった らしい浮気をするような人が言いそうな 言い訳だそんなの私に通用するはずがない そんなこと言われても助けるぎりはないよ それよりお父さんの介護でも手伝ってあげ ないよ色々大変らしいよ今まで散々甘えて きたんだから助けてあげない とするとこのセリフを聞いた元夫が 月光今まで散々俺の金で飯を食べていた くせに何様だいいから戻って 俺たちの生活を 助けろそう叫びながら勝手に家の中に 上がり込み娘を連れて帰ろうとした三た 両親が警察に 通報住居侵入で警察へ連れて行かれた散々 私のことを見下し無料家政府のように扱っ てきたその後の2人の落 人生もしかしたらきっと罰がが下ったの だろう結局ヘルパーさんをお願いすること ができず2人で介護をしているようだが 介護やお金のことで毎日のように喧嘩をし

ているそう だ私の名前は しこバ1で45歳会社員をして いるバイになった理由は元夫である 新たの浮気 だ新たと結婚したのは28歳の 時同じ会社の中では注目度ナンバーワンの モテ男だっ たイケメンで背が高くて収入もとても 良かった新たの周りには常に女性がい たそんな新たと結婚できた時の私は周囲の 女性に勝ったつもりでいたの だ結婚と同時にタワーマンションの高層会 を購入し都会の街並みを見下ろすのは最高 に気持ちが良かっ ただけど楽しかったのはほんの数週間の ことで今でもこの時のことは夢の中の 出来事だったのではと思うほど だ素敵な旦那様との素敵な新婚生活を 思い描いていた私待っていたのは孤独の 毎日だっ た新たの周囲には常に女性がい たそれは結婚後も変わらないし自分自身も モテている自覚があるため堂々と浮気を 繰り返していたの だそれでも新たを手放したくなかった私は 必死で笑顔を作りいい妻を演じた 娘を授かった時にこれで新たは家庭に目を 向けてくれると思ったのだがそんなに現実 は甘くなかっ た一晩中なく 子供育児に精一杯で見だしなみに気を使え ない 妻そんな家庭に新たが帰ってくることが どんどん少なくなっていっ たこれにはさすがの私もおかしと感じて何 度となく訴えたのだ かあのさちょっとは家のことしてくれない 2人の子なんだよ一緒に育てよう よ俺は外で働いてるのお前たちに不十な 暮らしをさせないくらい稼いでるんだから 家のことくらいしてくれ よそうは言っても私も寝不足で大変なんだ よ少しくらい手伝ってほしいんだ けど世の中の母親はみそうやって頑張っ てるんだ古もできる よそう言って取り合ってもらえなかっ た確かにこの人と一緒にいるとお金に困る ことはない だろうだけど娘の1番の幸せってお金なの かベビーカーを押して公園に行くと仲の 良さそうな夫婦が子供と手をつなぎ散歩し て いる子供は両親の手にり楽しそうに笑い声 をあげていて

微笑ましい新たと夫婦をしている限り あんな日は来ないかもしれ ない呪文自とする日々が続き頭の中に離婚 の文字がよぎるようになるまでにそう時間 はかからなかっ たそして離婚を決める決定的な出来事が 起きたの だ新たの勤める会社は業績が悪くなった ことで人員整理を行い風にもリストラの 対象となってしまっ た高収入からの無職 だ退職金があるとはいえ生活が苦しくなる のは目に見えて いるこの家のローンだって残っているのに どうするつもりなのか不安になっ ただけどこれで家庭を帰り見てくれるよう になるかもし 私も子供を保育園に預けて働きに行く覚悟 もあるし家族3人力合わせればリストラ なんて怖く ないだけどそう思っていたのは私だけだっ たようで新たは退職前と同じように転職 活動もそこそこに遊び歩いていたの だもうこれ以上改善の余地はないと判断し て私はくり班を突きつけたのだっ た膨大な浮気の証拠があったのであっさり と離婚をもぎ取り慰謝料と養育費の金額も 決定して私は実家に帰ることができ たこの時娘はまだ3歳だっ たこれで落ち着いて子育てに専念できると 思ったのだがいくら待っても新たから慰謝 料と養育費が払い の だ慰謝料の支払い期限が過ぎても養育費の 払い込み日になっても通帳の残高が増える ことはなかっ た弁護士を通して苦情を言おうと思ったの だが新たはすでにマンションを売り払い 行方不明となってい た疑実家に聞いても知らないむしろ居場所 を教えてほしいと言われてしまい結局居所 をることができなかっ た私はなくなく慰謝料と養育費を諦める はめになったのだっ た実家に帰ったものの兄夫婦が同居してい たので長期間お世話になることもできず娘 を見てもらい就職活動に取り組ん だ仕事が決まるとすぐに泣けなしの貯金を はいて実家の近くにある小さなパートを 借り娘との2人暮らしを始めることとなっ た私は朝から晩まで働い たそれでも経済的には苦労したが母手当て や両親からの助けもあり周りの子と同じ ように育ててあげられたと 思う父親がいない分人一倍頑張ったつもり

だっ た石で働いて子育てをして気がついた時に は12年の年月が経ってい た私は今もその小さなアパートに暮らして いる数ヶ月前から1人暮らしになって しまった けど夏も終わりというのにまだまだ暑い ある日突然の来客があっ た はい頼んでいたネット通販の荷物だと 思い込んで反抗を片手に何の確認もせずに ドアを開けてしまったのだがそこに立って いたのは新ただっ たただ私の知っている新たではなかっ た背が高くてイケメンだったのでおしゃれ にも気を配り常に人に見られていることを 意識しているような人だったのか今の新た はよれよれのTシャツにパを吐き以前の イケメンはどこに行ったのか武将ひまで 生やして いるあれから12年だもう新たも50歳に なっているのだが年そとは言いがいほど 吹けていたえもしかして 新た久しぶり話があるんだけど入れてくれ ない かどうしようか悩んだが新たは私をように 勝手に部屋の中に入って くる新たは部屋の中を見回して鼻で笑った 気がし たこんな小さい部屋に住んでんの かそんなことを言って くるカチンと来るが喧嘩しても仕方が ないだから早く要件を言ってせっかちだな 娘を引き取ろうと思ってもう手がかかる 年齢でもないし男親と暮らしても大丈夫 だろうはだから娘はこれから俺が育て るって言ってるの今まで1人に任せて 悪かったな今は学校 かいないよ娘はここにはいない よ学校にいるのは分かってんだ何時に帰っ てくるそれまで待たせてもらうよだから娘 はここには帰ってこないのよ何言ってんだ ここに住んでないのかどこにだお前の実家 がどこにもいないよどういうこと だ新たは少し青ざめた顔をするそして 立ち上がり家の中をうろうろとし始めたか と思うと娘の部屋を探し当てて中に 入る綺麗に掃除された部屋ハンガーにかけ られた1度も袖を通したことのない 真新しい制服や学校の鞄など 色々と揃っているが使われた形跡がないの は一目瞭然 だ洗面所に行き1つしかない歯ブラシを 見つけ洗濯物を見ても私のものしか干して いないことにどんどん顔色を失って

いくもしかしてまさか娘はなくなったの [音楽] か私は何も答えることができずに うく 新たはその私の沈黙を皇帝と受け取った よう だそんな娘がいないなんて俺はどうしたら いいん だ今まで娘のことをほったらかしにしてい たから関心がないのかと思っていたがそう でもないらしく目には涙まで浮かべて いる頭を抱えてうずくまる様子にさすがに 胸がちくりといたんだか次の一言で全てが 吹き飛ぶしこ頼むお金を貸してくれ へ私の口から変な声が 出る娘がいないからお金を貸してくれって どういうことなの かお前と別れた後再婚したんだけどまた 浮気がバレて離婚することになって慰謝料 を請求されちゃってでもリストラされた後 に入った会社の給料があまり良くなくて 慰謝料が払えなくて困ってたんだでも相手 もしつこいし親まで出てきてどうにもなら なくなったからダメだと思いつつ良くない ところからお金借りたんだよねそしたら 早く返せって最速がすごくてだから娘を 引き取ったら子供の手当てもらえるし集古 から養育費をもらったらなんとか生活 できると思ったんだ けど私は心底呆れてしまってしばらくの 言葉が出なかっ た娘のために支払われるお金を自分の借金 の偏に当てようとしていたの だ学費や生活費にもお金がかかるというの にどうやって養うつもりだったのだろう か私も慰謝料と養育費もらってない けどぼそっとつぶやいたが新たは聞いてい ないようだっ たきっと目の前に迫っている返済のこと しか頭にないの だろう娘を新たに渡したとしてなぜ自分が 受け取っていないのに養育費を払わないと いけないの かなぜこの男は同じ誤ちを繰り返している の か娘に何が起きたのか気にならないの だろう か私の中でたくさんの疑問が飛び交い理解 不能に陥ってしまった とりあえず今どこに住んでるの住所と連絡 先教えて くれる私がそう聞くと新たは何を勘違いし たのかありがとうさすがしこだなオに切る よ必要な金額はまた連絡するから振り込み でよろしく

な言いたいことだけ言うとメモに住所と 連絡先を書き笑顔で帰って行ってしまった 私は迷うことなく離婚の時にお世話になっ た弁護士に連絡をして新たの情報を告げた の だ私だって慰謝料と養育費を払ってもらわ ないと気が済ま ないそれと新たの行方を探していた元義実 家にもきちんと報告しておい [音楽] たそれから数日後の休日予想通り家の チャイムがなり 新たが怒鳴り込んで くる弁護士から連絡があったどういうこと だよ慰謝料と養育費払え てだってまだもらってないんだもん慰謝料 は全額養育費は娘が3歳の時に離婚して 15歳の4月までの分でいいから払ってね もちろん一括 でそんな金ねえよお前が貸してくれると 思ったから連絡先を教えたのにこんなの 騙し討ちじゃないか 先に自分が逃げたことは棚にあげて私を 避難して くるこんなつまらない男だっただろう かもっと自信に満ち溢れていて他の女性と 取り合うほど魅力的だった新たはどこに 行ってしまったのだろう か今となってはどうでもいい かしばらくしてまた家のチャイムが なる待っていた人物がたよう だお久しぶりですあなたさん随分探しまし たよななんでここに私が呼んだに決まっ てるじゃないあ来た来 た続いて入ってきた人物を見て新たは顔を 青くしてこの世の終わりのような表情で その場に へたり込む新たの父親 だとても厳格な人で曲がったことが大嫌い な性格な父親をあなたは昔から苦手として おり逃げ回っているの だしこさんご迷惑をおかけいたしました やっとこいつを捕まえることができて一 安心ですどうもあちこちでやらかしている みたいでたくさんの女性から問い合わせが 多くて困っていたんですちょうど弁護士 先生もいらっしゃるので息子の今後につい て相談させていただきたいです ねひだこんなの弱いもいじめじゃない か新たはかのなくような小さな声で一生 懸命反論しようとするがそれも父親の人 睨みで声が出なくなってしまったよう だでは荒田さん改めてしこさんへ慰謝料と 養育費の支払い手続きをお願いしたいので こちらの書類にサインをしていただけます

か手際よく並べられていく書類を見て新た は当然として手が動かないよう だでも娘はもういないんだし過去のことだ から養育費は払わなくてもいいんじゃない かブツブツと文句を言う新たに父親が睨み を聞かせて書類にサインをさ せる次逃げたら地の果てまでも追いかけて 裁判しますから ね弁護士はそう言うと満足そうに書類の 整理を始めている 今度は逃がしません支払いが終わるまで うちで監視しますのでそそんなあそうだ しこ俺たち再婚 しよう突然両手を包み込むように握られ 真剣に告げられた突拍子もないセリフに その場が 静まり返るそうだそうしよ俺たち再婚し たら慰謝料も養育費もいらないし俺も浮気 なんてバカな真似は絶対にしないから宗古 だけを大切にするよ 明暗を思いついたとばかりにそんな馬鹿げ たセリフを真剣に告げて くる私は思わず手を振り払うが冷汗なのか ベタベタした手で握られて気持ちが 悪い今すぐ石鹸で洗いたい気分 だ無理に決まってるでしょそれに私彼氏 いるからでも俺のこと好きだろこれれ ぽっちも好きじゃない しこお願いそんなこと言わないで友達から でいいから結婚し てもう何を言っているのかわけが分からず に困っていると元義父が立ち上がり新たの 首ねっこを 掴む本当にご迷惑おかけしましたこいつは 連れて帰ります弁護士先生またご連絡させ ていただき ますそう言って一礼するとずるずると息子 を引きずるように連れて帰っていっ たしこ助け て最後まで情けない叫び声が響き渡ってい たあまりの情けない声に私と弁護士は顔を 見合わせてちょっと笑ってしまったほど だでは後はお任せくださいそれで結婚式は いつです か娘が留学から帰ってきたら考えますそう ですか次の結婚は幸せになってくださいね ありがとうござい ますそう娘はなくなってなんてい ない勝手に新たが勘違いしただけで私は ここにはいないと告げただけ だ今年の4月から1年間私の彼の海外不妊 先についていき後学留学をさせてもらって いる私は飛行機が怖いので一緒に行け なかったが彼の母親が一緒について行って 娘の面倒を見てくれているので何の不安も

ない毎日娘や彼から日常の様子の報告 メールが届いて本当に日本に帰ってきて くれるのか心配になるほど楽しそう だ次の4月には帰国予定なのでそこからは 新しい家に引っ越して家族3人で暮らす つもりだ 一応娘に連絡して実の父親が勘違いをして いると伝えるとそのままにしておいてと 言われたので真実を教えるつもりは ない元義父は血の繋がった孫のことを気に してよく連絡をくれていたのでもちろん 生きていることは知って いるでもそれを息子に伝える気はないよう だまあバレたところでお金が取れないと 分かっているから2度と近づいても来ない だろう けどその後新たは多額の負債を返すために 昼間の会社員としての仕事が終わるとその まま夜間のバイトに行きわずかな時間だけ 眠る生活をして いるそのため疲労が溜まっているのか昔の イケメンのおかはさらになくなり女性と 遊ぶ気力も湧かないらしいと義父が教えて くれ た義父はこれ以上問題が起こらなさそうで ほっとした様子だっ た今まで散々女性を持てあんだ罰が下った の だろう厳しい父親だけど無償で住居と食事 を提供してくれる優しい人 だ自分のことしか考えない人だからそれに 気づくことはない だろ周りの優しさに気づかずあまりの生活 の辛さに新たから頻繁に復縁を求める メッセージが送られてくるようになったが 弁護士に伝えたところぴたりと止まっ た私も周りの人間と自分の立場を比べて 優位に浸り一瞬でも甘い夢を見てしまった ばかりに散々な目に合ってしまったことは 反省 いこれからも娘を1番に考えて新しい家族 を大切にして暮らせていけたらいいなと 思う私の名前は千ひろ 38歳の会社員 だ夫のかやと3歳の息子港が いるもも夫とは同じ会社の上司と部の だ夫はバリバリの営業マで部長からも一目 置かれるような存在だっ た人望も熱く周りが困っているとすかさず フォローをしてくれるようなとても頼れる 存在 だこんな彼に私は憧れておりいつか私も彼 のように仕事ができる人になりたいそう 思いながら仕事をしていた ある日私が仕事で大きなミスをしてしまっ

たことがあっ た取引先にも迷惑をかけ私はこの仕事を やめようと思ってしまった時のことだっ た大丈夫か俺も一緒に手伝うから頑張ろう この資料はどこにあるん だ若干パニックになり目に涙を浮かべ ながら作業している私を見かねて彼は私の 仕事を手伝ってくれ たあの係り長もお仕事が忙しいんですよね お手を患わせるわけにはいきません私1人 で大丈夫です何言ってんだよこういうのは 人手が多い方がいいだろうほらさっさと 片付けよう この時の彼の優しさに私は惹かれてしまっ た彼が手伝ってくれたおかげで書類の修正 が早く終わり取引き先からも契約を切ら れることがなかっ た部長からも次は気をつつけるようにと 注意をされただけで済ん だこれがきっかけで私は彼が好きになり 交際を申し込ん だ憧れの彼からOKをもらいとても嬉しく 少しでも彼の役に立ちたいと思い仕事に 全力を注い だそして交際から1年で彼からプロポーズ され結婚から1年後に息子の港が生まれ た港は生まれつき体が弱く風を引きやすい 体調が悪いとなかなか寝てくれず夜中に何 度も目を覚ますことがあっ たよしよし泣かない で眠と疲労でフラフラな 息子の面倒を見ているとうるせえな育休中 のお前とは違い俺は明日仕事なんだよ母親 なんだからなんとかしろ よ泣きわめく息子の声がうるさくなんとか しろと言ってくるごめんなさい具合が悪い からなかなか寝つけないみたいで私たちは リビングに行くからゆっくり寝て てそう言って息子を連れてリビングへ移動 した私は優しかった夫に惹かれたはずだっ た実際付き合っている時も彼は優しかった だからプロポーズされた時この人となら 絶対に幸せになれると確信していたのだ が結婚後彼はその優しさを私たちに向ける ことが少なくなった帰宅して部屋が 散らかっているとないと怒りだし育児疲れ で夕飯をお惣にした時には外で必死に働い てきた夫に惣を出すなんてお前は主婦失格 だ なこの言葉はさすがの私も心に突き刺さっ た毎日夜泣きで睡眠不足の中自分なりに 必死に家事と育児をしてきたでもこの日は 特に疲れていて料理を作る気力も湧か なかっ た毎日お惣菜を出しているわけではないの

にたったこれだけで主婦失格の楽員を押さ れ夫がいないところで涙を流してしまっ た夫は冷たいが義両親はとても優しい人で 私たちの住むアパートの近くに住んでい た私が育児で疲れた顔をしている とねえ千ひろさんあなた最近濡れていない でしょうみ君は私が少し見るからその間 休んでは どう義母は退職まで保育士産をしていた こともあり子供の接し方はとても上手だっ た普段人見知りをして泣き叫ぶ息子も義母 にはなついていたすみませんお母さんでは お言葉に甘えさせていただきたいと思い ます 義母に息子を預け私は少しの間眠った数 時間後なんだかいい匂いがして目を覚ます とキッチンで義母が息子を見ながら料理を 作ってい たああごめんなさい勝手にキッチンを使っ てしまって大変だと思ったから夕飯の おかずを適当に作ったんだけどどう かしらダイニングテーブルの上には 色鮮やかなおかずがたくさん並んでいた うわ美味しそうこんなにたくさん大変でし たでしょうに本当にありがとうございます いいのよ少しタッパーに入れて冷凍して おいたから疲れた時はそれオレンジでチン して食べて ね義母は子供のお世話がうまいだけでは なく料理もプロ級なのだ自分の人が作った 手料理を食べたのは本当に久しぶりだった ので口に入れるたびに心までほっこりした 気持ちになっ たしかし夫は全くほっこりしていなかっ た母さんにみを見てもらいぐーたら寝てい ただけじゃなく料理までやらせたのかお前 は本当にダメな嫁だ な義母に料理を作ってもらったが私が強制 して作らせたと思い込みとても不機嫌に なってい た違うよ今日たまたまお母さんがうちに来 たの顔色が悪いから少し休んだらと言われ てそれでお言葉に甘えさせてもらってその 間にこんなに美味しい料理を作って くださったのだから強制なんかしていない よしかし夫は納得せずむにスマホを 取り出し義に電話をかけたのだ 母さん困るよ千尋を甘やかしたらあいつは ただ自分が家事や育児をしたくなくて怠け ているだけだこれからは一切手を出さなく ていい から夫のこの言葉に電話越しの義母は 起こっておりなんだか私の代わりに文句を 言ってくれていたが夫には通用しないなぜ 親はこんなにも思いやりがあって温かい人

たちなのにこんなに冷たい息子が生まれた のかとても信じられ ないそれから私はなるべく義母のお手伝い をお断りし自分の力で家事も育児も行って き た忙しい日々に終われ月日はあっという間 に流れていきあっという間に育休は終わっ た息子も3歳になり赤ちゃんの時よりも体 は丈になり今では毎日楽しそうに保育園へ 通って いる復帰後私は別の部署へ移動になった ため夫とは関わることはほとんどないだが ここでの夫は面倒みのいい優しい人で通っ ているため女性社員たちからいいな旦那さ んって家や育児にも協力的なんでしょう うちの夫全然手伝ってくれなく 本当イライラしちゃうのよね ああうちの夫と交換してほしい わこの言葉を聞き思わず本音をこぼしたく なった本当は家事も育児も全然協力して くれない冷たい人だって優しい彼に惹かれ て結婚したはずなのになんでこうなったの だろうもしかしたらこれが彼の本だったの かもし だとすればその本性を見抜けなかった当時 の自分を怒ってやりたい気分だまさに恋は 盲目とはこのことなの だろう仕事は相変わらず忙しく大変だが今 では息子が自分のできる範囲で手伝いをし てくれるようになっ たママおもちゃここそうよくまさんの ぬいぐるみはここにしまってね 私が褒めると息子は喜びどんどんお手伝い をするようになっ た義両親が来るとお菓子を出したり靴を 揃えたりしてその姿に義両親は関心してい たまあお手伝いができて本当に偉いわね これも全てひさんがしっかり育児をして いるからだろう仕事で大変なのに立派 だ私が義両親から褒められているのを見て 夫はいつもつまらなそうな顔をしていた私 も以前より夫のことが気にならなくなり 何か言われても息子と家事に夢中で聞こえ ないふりをしてい たさすがの息子もこの年になると夫のこと が分かるようで忙しい私を見て積極的に 手伝いをしてくれるになったこの時すでに 夫への気持ちが覚めていることに気づいて いたただ息子から父親を奪うことに抵抗が ありなかなか離婚に踏み出せないままだっ たそんなある日仕事をしていると私の スマホに保育園から連絡が来 たあお母さんみ君が高熱を出して苦しそう なんですよすぐにお迎えをしてもいいです かこの電話が来た時私は正直焦ったなぜ

ならこの後すぐ大事な会議を控えていた からだ夫にLINEするも俺にはそんな暇 がないと冷たい返事が帰ってき た困った私は義母に電話で状況を 報告心配しないで今からお父さんと一緒に 保育園へ行くからそのまま病院へ連れて 行って私たちの家で寝かしておくわ ね義両親が対応してくれることになり私は そのまま会議へ出席会議が終わった後上司 へ息子のことを報告し相待させてもらっ たすぐに疑実家へ行くと子供用の布団に 息子が眠ってい たウイルス性の一兆円ですって保育園で 流行っているそうよお薬を飲んで熱が 下がったから今は寝ているわ早くよくなる といいわねすみませんお母さんお父さん 今日はとても助かりまし たすぐに駆けつけ病院へ連れて行ってくれ た義両親にお礼を言い私は息子と一緒に家 に帰っ たその後息子は目を覚ましたがまだ具合が 悪そうにしており息子の看病をしていると 夫が仕事から帰ってき たしかしこの日の夫はとても機嫌が悪く どすどす足音を立ててこちらへ向かってき た聞いたぞ母さんに港を病院へ連れて行っ てもらったんだってなお前少し甘えすぎな んじゃないのかそんなことで母さんに迷惑 をかけるなんてそんな出損ないなお前とは 付き合っていけない離婚だ 離婚突然私に向かってそう怒鳴ってきたの だこの言葉にさすがの私も我慢の限界を 超え た以前からダメな嫁とか甘えているとか いろんな言葉を言われてきても我慢してき たが正直もう我慢の限界だっ たどんなに私がクタクタになっていても 全く手伝おうとしないしそれどころか甘え ていると侮辱して くる外面だけはよく家族を大事にしない夫 とこの先一緒にいても私たちには何の メリットもないの だ分かったそこまであなたが言うのなら 仕方ないわね明日離婚届を取りに行って くるからそれに名前を書いてちょうだいえ ああいいけど離婚して後悔しないの かまさかここで私が離婚に応じるとは思っ ていなかったようで動揺する 夫もちろん生繁華な気持ちで離婚を決意し ているわけではない息子には申し訳ないが このまま夫といても息子には悪影響 だろうそれなら私が夫の分まで息子を幸せ にすればいい 翌日私は昼休みに離婚届けを取りに行った 義両親には今回のことと私が離婚を決意し

たことを伝え た本当にうちの息子がひいことをして ごめんなさいねたえ離婚をしても私たちは 千ひろさんの味方だからね困った時は 私たちを頼っていい からこんなに優しい義両親を傷つけて しまい正直心が痛んだでも離婚しても息子 にとってはおじいちゃんおばあちゃんに 変わりはない義両親にだけは定期的に息子 へ合わせようと決め たその日の夜帰宅した夫に記入済みの離婚 届けを見せ た本当にこれでいいんだなただ意地を張り たいだけじゃないのか後悔しても遅いから な全く後悔していないから大丈夫だよここ も出ていくから1人で悠々自的な生活を 楽しんで ねそう笑顔で伝えるとますますつまらな そうな顔を見せ たそれから私は転職をするために就職活動 をした離婚をするのだから一緒の会社で 勤務するなんて私には無理だから今と同じ 社員で仕事を探してい た実は私育休中にいくつか資格取得をして いたの だその中で医療事務を募集している病院が あったのでそちらで面接を受けさせて もらうことになっ た委員長はとても優しい人で私がシングル になって子供を育てることを知る とそうか色々大変なんだねうちは子供や 介護のことでも休みやすいから遠慮しない で言って ねそして後日採用が決まり私は職場近くの アパートへ引っ越した新しい家に息子も 喜んでおりとても楽しそう だ父親と離れて暮らすことになったが ちっとも寂しそうにしていなかっ たそれだけ息子の中で父親という存在が 薄いの だろうむしろ寂しがらなくてほっとし たそれから私は新しい職場で息子のために 一生懸命働いて いる前の職場を去る時夫のことを話すと 女性社員たちは当然驚きそんな人とは思わ なかったと口々に言ってい たまあ職場の夫は家での姿とは真逆なので 驚くのも無理はないでももう家でも職場で も会わないので生生して いるそれから月日は流れ息子も今年小学生 になる離婚後も定期的に会っていた義両親 からランドセルをプレゼントされた時は 息子は飛び上がって喜んだ早くランドセル を背負って学校へ行きたくてワクワクして いる息子を見て幸せな気持ちになっていた

その 時私のスマホに突然元夫から電話がかかっ てきたちひろ久しぶりだね元気にしている か電話越しの夫の声はとても明るくその声 を聞いた途端イラっとした気持ちになっ た今更何のごでしょうかもう私とあなたは 他人ですよね連絡してきても困るんです けど そんなこと言わないでくれよ実は助けて 欲しいことがあるん だそう言って夫は電話をしてきた理由を 話しだした私と離婚した後当然だが女性 社員たちからの態度ががらりと変わった今 までは女性社員たちからの人気も高く ちやほやされていたのだが今では軽蔑した 差しで見られることが多く職場にいづらい んだと かさらに仕事への影響も出ているそうだ私 と別れてから仕事で味そをすることが増え ていきクライアント様からすでにいくつか 契約を切られている らしい会社内での評価も下がり降格も 決まっている焦った夫はもう一度私に戻っ てきて自分を支えてほしいとお願いしてき た頼むよもう何もかもうまくいかなくて 困っているんだだからお前とよりを戻せば 女性社員たちが俺を見る目も変わるだろう し仕事だってきっとうまくいくに違い ないだから戻ってきてくれと夫は何度も 言ってきたしかし戻ったところでまた家事 も育児もしない夫にイライラする毎日が 始まる何より息子自身が夫との生活を望ん でいないの だ相変わらず自分勝手な人ねそんな理由で 私は戻らないよ私たちは私たちで幸せに 暮らしているからもう邪魔をしないで頼む よ考え直してくれお前と別れて家事の大変 さが分かった食事を作るのも大変で コンビニ弁当ばかりだまたお前の作る直前 にが食べたいんだ よ夫の声は震えており泣いているのが 分かったどんなに後悔の涙を流したところ であの時言われた数々の言葉は忘れられ ないそれをなかったことにもできないの だその後夫は攻殻し給料は今よりだいぶ 下がったそうだすっかり仕事への意欲を なくした夫は今の会社を 退職しかし最就職するにも私のように資格 があるわけではないのでなかなか最就職先 が見つからなかっ た今まで住んでいた家の家賃も払えなく なりガスや電気代も払えず 多能そのうちガスも電気も使えなくなっ た両親に援助して欲しいと泣きついたのだ がいいとしした大人が甘えるなと言われ

援助を受けることができなかったそうだ 自分は散々私に対して甘えていると言った くせにいざ自分が困ると両親を頼るなんて 聞いて呆れて しまうやっとの思いで最終職先を見つけた が今までのキャリアが通じず厳しい先輩 からの指導に心が折れてしまいわずか1 ヶ月で 退職それが影響しているのかなかなか最 就職先は決まらず現在アルバイトをかけ 持ちしながら数10年のアパートで暮らし て いるあんな大手企業のバリバリの営業マ だった夫がまさかこんなことになるなんて 誰が想像しただろう かきっと家族を大切にしなかった天罰が 下ったの だろうこれをきっかけに心を入れ替え今度 こそ優しい人になってくれることを願って いる

【スカッと総集編】高級料亭で食事中、偶然隣の個室から夫と長男嫁の声が…挨拶しようとすると→とんでもない会話が聞こえてきてその瞬間急いで警察に通報した結果…【修羅場】

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