【2ch馴れ初めほっこり総集編】 毎朝の犬の散歩仲間がヤクザの組長だった→自慢の娘を貰ってくれと頼まれた結果…2ch純愛物語 人気動画まとめてみた!総集編【作業用】【ゆっくり】

今回はとチャンネルの人気馴れ染め動画 傑作戦です最初のお話はこちら毎朝の犬の 散歩仲がヤザの組長だった自慢の娘を もらってくれと頼まれた 結果絶対にいや結婚なんてしませんそんな セリフから開幕したお見合いだったが俺と 嫁子は結婚することになったんだよね俺 たちには強力な縁結びのお犬様がいたから さ犬好きなみんなの出番だぞ最初から最後 まで大事な俺たちの家族であるお犬様に 支えられた馴れそめ話なんだよければ聞い ていってくれ俺はごく普通の勝者勤めの サラリーマン当時は28歳大学生の頃に父 を亡くし母と愛犬のアリスの3人暮らしを しているよく言えば優しい悪く言えば優柔 普段そんなありふれた男だったよ公開して いることはただ1つ初めてした父親への 反抗で同じ職業につかなかったことだだ お前は優しすぎる子だから向いていない 父さんも分かっていたよ母はことあるごと にそう言ってくれたけど唯一残っている しこりだったんだいつまでも悔やんでい られないから毎日の中では忘れてしまう けど時折り思い出すんだよねそんな時は 気晴らしに散歩でも行こうよとアリスが リードを加えて誘ってくれるんだアリスは 俺にとって頼もしい姉のような存在だ 頼もしすぎてたまに厳しいこともあるけど ね木の散歩以外にもちろんいつもの習慣に なっている朝の散歩をしている仕事がある 平日は軽い挨拶をする程度だけど土日の朝 は顔見知りの犬ととちょっと話し込むこと もあるやあおはようアリスちゃんにアリス ちゃんのお兄さんおはようございますルル ちゃんパパさんその中でも1番仲がいいの は愛らしいトイプードルのルルちゃんを 連れたパパさん渋めでダディなおじ様だ こんなジェントルな外見なのに強者で 初対面のアリスを見てなんて可愛い子なん だと言わしめた人だもちろんアリスは 可愛い俺の自慢だけどジャーマン シェパードに対する褒め言葉は999% かっこいいだと思うんだそしてルルちゃん とアリスも台の仲良しまるで生まれついて の姉妹みたいにじれ合うもんだから大変 大きなワンチャンに子犬が襲われていると 駆けつけて仲良くなった犬とももいるまあ 互いに手加減をしてのジレだから全然 大丈夫なんだけどねアリスはそうやって 誤解されるたにちょっとしょんぼりするん だけどるるちゃんパパが大丈夫アリス ちゃんは可愛いよほらほらおじさんが おやつをあげようね後でお兄さんにもらい なさい小さく一口台2カットしたふし妹顔 くれるアリスの大好きなおやつなんだルル

ちゃんちょっと元気ないですか実はね少し 食欲不審でね心配で病院で見てもらった けどはないみたいでねあじゃあ手作りのお やつ以外にも簡単なご飯を作ってあげるの はどうですかお野菜が好きならいつもの フードにトッピングするのもいいですよ アリスもかぼちゃのトッピングが好きで トッピングだけ食べちゃうくらいですほほ やってみるかこのくらいなら俺にもでき そうだなルルちゃんパパは帳面にメモをし てくれた他の犬とからのアドバイスも しっかり聞いているきっとすごく心配 だろうな俺もアリスが何も食べなくなった 時は一緒にげっそりしちゃったもんなあら ご飯が貧乏臭いわねうちは海外から 取り寄せた最高級フードしか食べないから 困っているの検討違いな話をする常時 マウントを取る犬ともの1人その場にいた 全員が気まずそうに黙る散歩なのにいつも 抱っこしていてすごく綺麗な服を着せられ ているけど悲しそうなステラちゃんステラ ちゃんはお洋服もオーダーメイドなのよ これくらいのことはしてあげなきゃ可愛 そうよね俺たちはいつも曖昧に笑って流し てしまうけど声を台にして言いたいステラ ちゃんはきっとそんなこと望んでないよ だっていつも悲しそうな目をしているから きっと思いっきり走り回ってドロンコに なってはしゃぎたいと思っているだって犬 は元々残夜を駆け回って生きてきたんだ から野生の修正を無視してはいけないんだ でも魔正面からそんなことを言うものなら この人は俺たちから離れていって違う輪で マウントを取るだろうマウントを取る相手 がいなくなったら平然とステラちゃんを 捨てるかもしれない少なくともそんなこと だけは阻止したいだからちょっとずつ 変わっていってくれたらいいなと思って いるそうですね海外のフードってどんな 感じですかうちも試してみたいなあら日本 の安売りフードと違ってお高いのよ一般 家庭で大丈夫かしらそうですねアリスの ために副業でもしようかなあははまあ大変 ねあら行けないステラちゃんのトリミング 予約の時間だわ失礼スタスタ歩いていく ステラママは結局一歩もステラちゃんを 歩かせなかったんだ本当にあの人どうかし てる外を歩かせると汚れがつく家が広くて 室内で遊べるから大丈夫っって大丈夫な わけあるかしば犬の白くママさんは本気で ステラちゃんを心配しているんだあの人 本当は犬好きじゃないのよほら見てステラ ちゃんが心配であの人のSNSマークし てるの愛喧嘩をよっているがその日犬に 優しい私可愛い素敵な投稿がずら今すぐ

ステラちゃんを保護したいくらいだ インスタバエのために動物を利用する人は 許せないよ何よりねアリスちゃんのこと 避けてるもの絶対犬苦手なのよそうあの ママは俺と話していても必ずアリスの動向 を気にしているアリスがじっとり睨んで いるからだろうね基本的には穏やかで 優しくて人なつい子だが悪人には容赦が ないんだなんとかならんもんかもしも ステラちゃんが人間の子供ならあっという 間に自動相談所に通報される案件だと 話し合っているが見守ることしかできてい ない土日の朝はそんなため息も多いんだで もそんな憂鬱な土曜を終えた次の日ルル ちゃんパパが満面の笑で散歩に来てくれて ほっとした聞いてくれアリスちゃんの お兄ちゃんルルちゃんが俺の作ったスープ を飲んでくれてご飯もいっぱい食べたよ それは良かったちょっと食欲がない時に また試してみてくださいありがとう君は 本当に優しくていい青年だね素敵な恋人が いるんじゃないかいいやいや俺はいい人の 典型でして全然持てませんよそうかい見る 目のない女性たちだね実はこれルルちゃん パパの探りだったんだけど当時の俺は全く 気づかなかったそんなある日俺はルル ちゃんがつけている首輪に素敵な赤い石が 輝いているのを発見したわあ綺麗な宝石か なですねああそいつはピジョンブラッドだ よピ鳩のですかルルちゃんパパは楽しそう に笑ってピジョンブラッドが最高級の ルビーであることを教えてくれたへえ じゃあルルちゃんが万が一屋がでも迷子に なっちゃったらこれを売ってご飯を買って パパのお迎えを待っていれば大丈夫だね俺 は最高級のルビーをルルちゃんの首につけ ちゃっていることに驚いたけど確かに 似合っているもんな俺もアリスに似合うと なったら買っちゃうかも可愛いね似合う ねえと呑気に笑っていたらパパさんが ポンポン俺の方を叩いてきた君みたいな 全人はもう存在していないかと思っていた よ試すような真似をして悪かったそいつは ただのガラス玉だよルルちゃんに ふさわしい宝石なんてこの世のどこにも ないからねルルちゃんはキラキラが好きだ からね一緒に首輪を買いに行った時この子 が選んだ首輪何だよ試す何をだろう俺は よくわからないけど褒められているっぽい ことだけは分かったあありがとうござい ます君みたいな全人が毒に染まらずにここ までまっすぐ育っていたことに俺は奇跡を 感じるよはは俺はいたって普通だけどなと 首をかげているとルルちゃんパパは盛大に 笑ったそんな君にお願いがあるんだけどね

はいなんでしょうか娘をもらってくれない か何なんか聞き慣れない言葉が聞こえたの でワンモアプリーズ娘をもらってくれ頼む この通りだルルちゃんパパが土下座しよう とするのを慌てて止めたちょちょちょちょ 何してるんですかやめてくださいよ君が いいと言ってくれなきゃ土下座するえ土 下座を求めれば共用剤が適用されるけど土 下座するぞと言われるのは何だろ今日剤 とにかく頷かないと土下座の流れっぽいの で俺は慌てて頷いたわ分かりましたよお 見合いでも何でもしますから土下座するの はやめてくださいお願いしますよしじゃあ 日程だがねああの娘さんが嫌だと言ったら 即お開きですよいいですか約束して くださいよ分かった分かった心配するな君 は娘の好みにぴったりのはずだええこうし て俺はルルちゃんパパに押されてお見合い をすることになったんだがえお見合いえ 写真なしはいサプライズ何それ一応来週の 日曜にお見合いしてくることを母に伝えた んだけど完全にはてな状態それは俺が聞き たいことですねまいいんじゃないあんた 事前に写真とか見たらしりごみするだろう し頑張りなさいねううんそれでなんていう 方のお嬢さんえっと知らないは実はルル ちゃんパパの名前を知らないんだ何せ まるまるちゃんのままパパで話が通じるん だもん大丈夫なのそれい犬好きに悪い人は いないしなんとなく小声で話し合った後俺 は来週末に向けて一応しっかり美容院で紙 を整えてもらって1番いいスーツを着た ルルちゃんが遊びたいだろうからアリスも 一緒にとのことだったのでちょっと変わっ た格好の散歩だな指定たのはルルちゃん パパの自宅だ犬友の家に遊びに行くのが 何気に初めてだから楽しみだな呑気にほえ ほえ歩いていた数分前の俺を誰か呼び戻し てやってほしい俺は目の前に現れた信じ がい事実に目を回しているところだ何度 メモを見返しても絶対に間違いない天下の Google様もここが所定の位置だと 告げるどう見てもやいや大きくて立派なも が前も立派できっと有名な初動家による あのあれだ表さ大きくて見やすくて親切だ よねくくいやいやいやうわ立派な黒塗り 高級車目つきが悪い人が多いのはきっとお 金持ちでガードマンさんでそれでそれで うす組長から話は伺っておりやすひええ くみくみちょあだ名かなうんそうきっと そうだよお前らお嬢のお見合い相手様だ 定長にご案内しろやひえいいです大丈夫 です1人で歩けますっていうか帰っていい ですかいや帰ったらもう俺は足元が見る からに学ぶで正直ちびらなかっただけマだ

と思ってくれそんな俺を尻目に悠々と アリスは足を吹いてもらって先に歩いて いくじゃないかコモのお兄さんを膝まかせ ておみ足を吹いてもらってしなりしなりと 歩いていっちゃう置いてかないでお願いだ から俺を守ってくれアリスうわあリアル 日本庭園にうわあ落しがあってほれはあ 見合いなんて聞いてないわよほら多分これ はお嬢とやらの声だ俺みたいな一般人には 無理ですって絶対にいや結婚なんてしませ んどうせ若頭かどっかの組の息子でしょ私 はねああ揉めてる揉めてるよ俺あそこで 断らなきゃいけなかったんだでも断ったら その場で命が終わっていたかもああ生まれ たての小よりもブルブルじゃよ俺は ほとんどアリスに抱きつく形で座って中に 向かって挨拶をしようとそっと覗き込んだ ほら黒地にボタン柄の置き物を着たざごく 妻がいないあ普通のスーツの人うわ普通の 人だ俺は正直完全な吊り橋効果で初対面の お嬢後の嫁子がキラッキラに輝いて見えた 普通の普通の人だと心から安心していたん だえあなたがお見合い相手そうだぞ嫁子俺 の眼鏡に叶った唯一の男だはあお父さん何 してくれてんの一般の肩の人を巻き込むと か絶対絶対脅迫して連れてきたんでしょ プリプリ怒りながら嫁子は俺の下へやって きて名刺をくれた法律事務所弁護士の嫁子 です大丈夫ですか父が無茶をしませんでし たか安心してください私が守りますからね 脅迫の証拠は抑えてありますかなくても 戦える材料はいくらでもありますから安心 してくださいね嫁子様俺は思わず涙目で ココ頷き頂いた名詞は最強のお守りのよう に心強かったおいおいひどい言い草だな実 の親に対してうるさいわねお父さんそう いうとこよ片には迷惑かけないそれが心情 のくせに何よこのあ様はよ嫁子様俺は心で 押しに向かってペンライトを振っていたよ 人間たちは軽い修羅場だったけどアリスは さっさとルルちゃんと一緒になって楽しに お庭で追いかけこ小のお兄さんたちに ボールを投げてもらってたルルちゃんは ちびお嬢って呼ばれてたな一連のお説教が 終わると嫁子はどっしりと座ったそれから 俺も招かれたのでおずおずと向い合って 座る本当にうちの父がご迷惑をおかけして 申し訳ありません詐欺材でも何でも好きな 罪状で訴えてもらっていいですからいいえ そんなそんな俺もよく聞かなかったのが 悪かったのでえは俺さん最近幸運の壺とか 買いましたえいえアリスのご飯台を買った くらいですけどそうですか何か困ったこと があったら遠慮なく私に相談してください ね心配なのでははとにかく集まったからに

はお見合いとやらを実行することになって 俺の膝にはルルちゃん嫁子の隣にはアリス アリスちゃんっていうの可愛い名前ね すごく似合ってる毛並もフカフカ大事にお 入れしてるのね可愛いあのもふっとして いいですかええどうぞどうぞこんなところ で血縁を感じるなんて思わなかったアリス を見て可愛いというのは組長と嫁子だけだ なはあ可愛い素敵アリスちゃんおいも好き しなの好きなのねすぐに用意するからね 何かすごい勢いで若いのが走っていって 速攻でほほのお芋が出てきましたよあげて もいいですかあどうぞどうぞアリスも喜ぶ のでうちであげてるのより数倍高い芋 だろうなアリスは喜んで食べているほっと 一息つきながらああ素敵な人だなって素直 に思えたアリスが懐いて膝に乗っかって 甘えているくらいだし犬好きじゃなかっ たら素敵なスーツに毛が作ってそっち ばかり気にするだろうしむしろ抱きつい てるしああのアリスもとてもなついてい ますしよろしければ朝の散歩などごご一緒 できましたらいいんですか実は私体力作り のためにランニングしててよければその時 にでもえ是非俺たちはあっさりと連絡先を 交換してあっという間に親しい間柄になっ ていった毎朝のように一緒に散歩しながら 嫁このことを色々聞いたんだ実家には住ん でおらず1人暮らし親がヤザであることに は反発しているだけど実は弁護士になった のは父親を助けるためだったなんか やらかしたら弁護士なら助けになれるし頭 が悪かったからものすごい頑張ったんだよ ほれと見せてもらった高校時代の写真は 思いっきり青春を楽しむ嫁子の姿だった いや逆らっちゃいけません嫁子様には何せ レディースの早朝やってたらしいですわ 不器用だけど家族のこと大切に思っていて 本当は守ってあげたいって思っている 優しくて強い人なんだその分俺は頼りない 男だから正直嫁子には釣り合わないなって 思ってた大切な友人のままでいいじゃない かなんて過ごしていた俺たちにとんでも ない事件が待ち受けていたんだいつもの 散歩風系今日は日曜日嫁子交えて犬とと 楽しくトクができると浮き足だっていただ けどなんだかいつもと違うんだ散歩コース には見覚えのあるコモテのお兄さんたちが ずらりいつもの犬友達は愛犬を抱きしめて そっと離れていってしまったどどうしたん ですかあ俺さんウス見覚えのある若臭に声 をかけるとなんとルルちゃんが行方不明に なったらしいんだ取り乱した様子の嫁子も かけつけてきてお俺さんどうしようるる ちゃんがいなくてどどうしようどこかで

事故にでも会っていたら立ちまち嫁子は 泣き出してしまった心配で仕方ないん だろう組長もそこら中探し回っているって 話だもちろんルルの親友であるアリスが 黙っていないアリス行けるかじっと見つめ 目が変わるそうだなお前の大事な職務だっ たもんなハンドラーが俺でごめんなでも 頼むルルちゃんを見つけ出そうわんアリス ちゃん安心して嫁子さんアリスは優秀な 警察権だったんだ必ずルルちゃんを 見つけるからねえアリスは数々の報酬を 頂いた優秀な警察権彼女のハンドラーは俺 の父だった行くぞアリス探せわんアリスは ルルちゃんの匂いがついた毛布をで匂いを たどり始めた父が不慮の事故で亡くなった 後アリスは他のどのハンドラーにも従わ なかったその上何も食べないでじっと うまり今にも父の後を追いそうになってい たそれを知った俺と母は父が愛用していた こと持って会いに行ったんだそうしたら 嬉しそうに駆け寄ったけどすぐに瞬として うずくまるやっぱり父を待っているんだ俺 たちは一生懸命アリスに説明した父はもう 帰ってこないごめんなと犬相手に何を言っ ているんだって思うかなでも犬だって こんなに人のそにいれば言葉が分かる感情 を理解してくれるアリスは受け入れがい話 を受け入れて俺たちの家族になったんだ 一緒に家に帰った時アリスはまっすぐに父 が座っていた場所に向かった愛用していた 茶碗で水を飲むのが好きだ俺たちには父の 匂いは分からないけれどアリスはずっと父 と一緒にいるお前と走るハンドラーが父 じゃなくてごめんなそう思いながら俺は 懸命にアリスと共に走った結果として優秀 なアリスの花から逃げられるはずはない ルルちゃんは例の花持ちならないステラ ちゃんママが誘拐していたんだ誘拐犯は俺 と組長の会話を聞いていたらしくてルル ちゃんの首輪に価値のある宝石がついてる ことを知ったそいつをこっそり取ろうとし たがルルちゃんが激しく抵抗した上にルル ちゃんを探すコモが増え怖くなって 連れ去ってしまったそうだルルちゃんは アリスの足元にはまってやっと落ち着いた 様子だ怪我もなくて本当に良かったパパ からもらった大事な首輪だもんな誰にも 渡したくないに決まっている何よ訴えたい ならそうすればどうせ犬なんてものなんだ から大した罪にならないのよ俺は生まれて 初めて原が煮えくり返る経験をした俺の 怒りに合わせてアリスも低く唸り攻撃体制 を取るだめよ俺君私に任せて嫁この背後に はずらりとコモテが並びさすがに誘拐半の 夫婦は一瞬ビビっていたがまだ余裕があっ

た鬼物であっても窃盗剤が適用されますよ ま数10万程度の罰金なんでそんなことで 済ますのはねニコニコ笑って嫁ここモテ たちに頷いて見せたここだけ見ると完全な 極つだよ連れて行ってちょうだいそうね 援用魚良なんかいいんじゃない気が済む ようにしろって伝えてわかりやしたそ そんなそれこそ誘拐おう生のいやかだ たっぷり歓迎してやれわっしょい わっしょいと彼らは連れて行かれた ようやくルルちゃんがアリスの腹から出て きたよ大丈夫ルルごめんね怖かったでしょ もう大丈夫だからね嫁子に抱っこされて ルルちゃんは人安心同時に俺はステラ ちゃんが気になった急いでアパートに入る とステラちゃんは狭いゲージの中で悲しい 目をしていただステラちゃんおいで一緒に お散歩しよう本当は勝手に連れ出しちゃ いけないんだろうだけどもう放っておけ なかったどうせあいつらは数ヶ月帰ってこ ないその間俺が預かっておこうステラ ちゃんを連れてアパートを出るとコモの お兄さんたちが入れ替わりで入って テキパキと作業中えっと何をするのか聞い ても大丈夫うんま火整理かなてへみたいに 可愛く言ってもごまかされないんだから 絶対もっと極悪なことに決まってるけど 深く聞かないこの子のことは私がなんとか するから俺さん大事に守ってあげてうん ありがとうそんな感じでうちにはちわの 家族も増えて俺たちはますます親密に交流 するようになった嫁子は普通に俺の家に 出入りするようになったし俺も組長のとへ 出入りするなんせアリスが大人気なんだ姉 さんウスちびお嬢を助けてくれた正義の ひいだからね姉さん姉さんと慕われて花 たかだかだ組長とも変わらず親しくして いるがそれでいついつになったら嫁子 もらってくれる組気にするな優秀な若いの に継がせるそんな感じで周囲が先に ワクワクしてて党の本人である俺が出遅れ ている俺は毎日のように素敵な花束をオン ラインショップで眺めながらああこれは かっこいい嫁子さんに似合うこっちは 可愛い笑顔の嫁子さんに似合うそんそんな 感じでフラフラと眺めてはため息の日々 イライラしているのは人だけじゃなかった んだはあアリスどっちがいいかななんて俺 はそれこそ気楽にアリスへiPadの画面 を見せたんだよふんため息みたいな鼻息を ついてアリスがポチっと花束を注文し ちゃったんだええちょアリスふん偶然かも しれないけどキャンセルも負だしああもう どうしよう3日後についちゃうよ俺は腹り アリスが選んでくれた花束を持って

プロポーズに向かったんだそしたら私 ずっとアリスに相談してたんだけどもしか して何かしてくれちゃった花束をポチって くれた通りで可愛いアリスのセンスだもん ねさすがアリスはいかにも私がくっつけた みたいな顔でどやっていたなはいはい姉 さんのおかげですアリスのおかげで プロポーズは大成功俺たちはさらに賑やか な家族になっていったあステラちゃんも のびのび暮らせるようになって可愛い いたずらもしながら楽しく過ごしているよ あれから10数年経ってさ俺たちの息子が 警察権の訓練士になると言い出すように なったんだ写真建てで見る俺の父に憧れて いたみたいなんだよね訓練士とはいえ警察 関係の仕事は大丈夫なんだろうかそんな 感じでうちはちょっとざわついているいざ となったら俺とは絶縁してくれていい義父 は目に入れてもたくないくらい孫である 息子を可愛がってくれるのにそんな決意も 固めている家族の絆が唱えるのは悲しい ことだ俺と嫁子は毎日のように話し合って いるところだよ大事な息子の夢を全力で 応援するつもりだ息子が第2の母として 慕っていたアリスは虹の橋を渡って虹の橋 で待っていた父と再開しただろう向こうで 思う存分甘えて俺のこと忘れちゃったら どうしよう寂しいぞ今家には息子の弟に 当たるシェパードのロルフがいて息子は ハンドラ秋鳥で指導を頑張っているよ家族 っていうのは血のつながりどころか種族 すら関係ないって話長い話を最後まで聞い てくれてありがとうみんなも大事な思い出 があれば是非聞かせて 欲しい続いてのお話は灼熱の参道で どんぐりを握りしめ助けを求めるボロボロ 少女医者の俺が応急処置した 結果お父さんさん私働きたい娘が突然 こんなこと言い出したら親なら誰だって 心配だろう小遣いが足りなかったのか何か 欲しいものがあるのかいつもわがままを 言わない子なのにどうしたんだ借金がある ので借金俺は思わず嫁子と目を見合わせた 嫁子もブルブル首を横に振っている互いに 初耳だえといくらくらい1000万 1000万俺も嫁子もブフェとなったので 慌てて娘にと出した人生ゲームにボロ負け したのかまだ小学1年生の女の子が背負 借金の額にしては大すぎやしないか理由を 聞いてみたらなんてことはない娘の誤解 だったと分かるんだけど今となっては 懐かしい俺と嫁子の馴れ染めに絡んでいた からよければ聞いていってほしい当時の俺 は30歳絶望のどん底にいたどのくらい どん底かといえば職場を追い出されて婚約

者に裏切られたくらいだなより詳しく言う と俺は大学病院に勤める石で七世界同マシ ぐらだったいわゆる白い巨だ委長の後ろに ぞろぞろ石が続いて歩き回るあれの委長の すぐ後ろについて歩く失せがだったんだよ 俺は徐々にその立ち位置を疑問に思うよう になっていた院長の娘と婚約も決まり完璧 な道が用意されたのにそれでも俺の中で 何かが違うと騒いで止まらないだから俺は 海外の医療チームで修行を積むことにした 婚約者にも説明して納得の上での修了だっ た順調だと思っていたのに帰国したら婚約 者は同僚と浮気していた話し合っても あなたは私のことなんて見てくれないじゃ ないもういいわパパにも言っておいたから あっさりと振られて委長は委長で君には 失望した浮気慰謝料ならいいねで払って やる私の前から消えろ俺は慰謝料という 退職金を頂いてポンと病院を追い出されて しまったんだ正直もう石としての道は立た れたと思っていたんだそしたらずっと前に 病院を辞めた先輩から連絡が来たよう元気 かそんな何気ない言葉だけで俺は 泣き崩れるくらいに絶望していたんだ先輩 は根気強く話を聞いてくれたお前の腕を 腐らせるなんてもったいない田舎で研究 なんてする暇ないけどうちに来いよ先輩は 三村部にある小さな病院を受け継ぐために 退職していったんだ俺はぼたなきしながら 頷いた出向いてみたら先輩の夕村は とんでもない田舎だった駅からバスが3 時間に1本しかないタクシーはろじてあっ たものの困っているおばあさんに譲った後 は皇族のタクシーなんぞいなかった 仕方ない歩けない距離じゃないだろう先輩 からもらった地図を片手に歩き出すなんだ か夏休みに祖父母の家へ行った頃を 思い出すなのきにしていられたのもたった 3秒うだるような暑さに都会育ちの俺は もうグロッキーだ熱中症にならないよう ペットボトルの水を買っておいてよかった ひんやり心地よい俺は道端のでっかい 葉っぱを湿気して日傘の代わりにしてみた おこいつはいいぞなんだか森の中から出て きた妖精にでもなった気分だこういう アニメの映画があったよな確かとろろシン そうそう隣のとって誰が長いか俺を長いも 呼ばわりした少女はどうしたことか ボロボロの姿だどどうしたゼハ息を切らせ て俺のズボにすがりついた少女は一生懸命 小さな手に握りしめていたものを見せてき たたけてとろろしんこれ礼にあげるから 助けて少女が手に握りしめていたのは ピカピカのどんぐり本当に霊のアニメ映画 のようだ俺は森の妖精らしいと思いつつ

少女さつきの様子にたごじゃないと思い ついていった案内されてついていくと灼熱 の路上に女性が倒れていたかじて小陰で 倒れているのが不幸中の幸いか大丈夫です かう朦朧としているが意識がある自力呼吸 している心臓も動いているさつきに尋ねれ ばお母さんクラクラするって座ってたのそ したら吸って倒れちゃったつまり交通事故 で頭を強く売っているなどの心配もない 失礼します私はは医者ですお母さん大丈夫 ですよさつきの言葉からさするに貧血の 症状だろうだがここに倒れていたことで 軽い熱中症の疑いもある俺は母親の衣服を 緩めて手持ちのペットボトルで脇の下を 冷やしてやるそれから自分の荷物を母親の 足元に倒して足を高くしておくできるだけ 早く病院へ連れていきたい俺が先輩に連絡 しようかと電話をするより早くとろろシン おじさんが車乗せてくれるってなんと さつきが警番に乗ったおっちゃんを連れて きてくれたんだなんてこった有能がすぎる ぞさつき自分だって膝小僧をすりえて痛い だろうにありがとうございますまるまる 診療所へ向かっていただけますかおう後ろ に乗りなお嬢ちゃんもよく頑張ったぞ嫁子 抱き上げて後部座席に乗せ抱き抱えたまま 移動することになるさつきちゃん病院に 着いたらさつきちゃんの怪我も見せてね私 大丈夫だよ全員然痛くないお母さんのこと たけてとろろさんなんて根性のあるお嬢 ちゃんだおっちゃんは感動しちゃってもう ズビズバ頼む前見て安全運転でお願いし ますよそんな人形救急車で田舎道を急行し て俺たちは先輩の病院へ到着車の中から 連絡していたので先輩も看護師のA予算も 受け入れ準備万端だすぐに母親を診察室へ 連れて行き俺は警官のおっちゃんにレ言っ てからさつきの膝小僧を診察した傷口を 洗うからしみるぞウなんだその顔ウしてれ ば痛痛いないないなのウよくわからないが 痛いのが紛れるんだろう俺は丁寧に傷口を 洗って消毒をしてやったほいよく頑張った なありがとうとろろさんえっと俺はとろろ じゃなくてね知ってるよ秘密なんだよね ここはトロロシャンの秘密基地ううんまあ そうですよくわからないけど何か自己紹介 も今更な気がして俺は森の妖精に指定し とろろさんということになった走行して いるうちに母親の診察も終了やはり貧血と 軽い熱中症との診断だった貧血は慢性的な 病気が原因の場合もあるんだが母親の場合 は栄養不足と診断される母親がようやく 半身を起こすとサツキは駆け寄っていった さつきちゃんごめんねびっくりしたでしょ お母さんぐふぐふと変な音がするなと思っ

たら帰るみたいに顔をまったいらにした さつきが泣きそうになっていたブンおが ざん傷の手当てでも泣かず母親の一大事に も泣かずに頑張っていたさきはものすごい 勢いで泣きはめいたゆっさきを抱きしめる 母親も全身で喜ぶさきもなんて綺麗で 愛しいんだろうありがとうございます先生 もう何度もらったかわからない患者からの ありがとうこんなに心に響いたことは なかったものすごく難しい手術をしたわけ でもないのに俺はこの時初めてやっと 気づいた自分が目的を見失っていたという ことに困っている人を助けたい目の前の命 を助けたい俺はそれだけのために医者に なったんだ俺がしたかったことに権力 なんていらない命を助ける行為に権力が つがってはいけない俺は思わず泣きそうに なって慌てて星に頭を下げ病質を出て しまったサツキからもらったピカピカの どんぐりは俺にとって最高の宝物になった んだ母親の症状が落ち着くとようやく俺は 先輩とAよさんに挨拶をするこいつは超 有能な外界なんだ俺の相棒にふさわしいと 思わないかええよさんそうですね先生の 苦手なところをカバーできる点で 素晴らしいと思いますあのこういう時は そんなことないですよってフォローする ものですよねさあ私は事実だけを受け止め ますので初めまして俺さんよろしくお願い いたします俺は最初能面のように表情が 動かない冷静沈着なA予算がちょっと苦手 だったでも患者さんや子供には優しいと 好評なんだけど治療をサボったり薬を ちゃんと飲まなかったりすると怖いらしい その点先輩は強く注意するのとか苦手そう だからいいコンビなんだろうなそれで石2 名と看護師がぞろぞろと揃って母親の診察 に向かうとあれよく見たら嫁子ちゃんじゃ ないかえあ先輩さん驚いた2人の話を ようやくすると2人は幼馴染みらしいんだ 結構年は離れているけど実家同士が仲良し だったそうなどうしたんだそんなボロボロ になってしかも栄養不足とか飯食ってない のかその実は離婚して経済的DVから 逃げるように離婚して実家を目指している ところだだったらしいここまでの電車賃で せいっぱい財布はすっからかん電話を かけるお金もなかったそうだお腹をすかせ てはかわいそうなのでこの子だけはと食事 を全部さつきにあげてしまって3日くらい まともに食べていないらしいそれを聞いた 途端にAよさんが無言で立ち上がったすぐ にほほのおかゆを手に戻ってくる俺はAよ さんという人がちょっとだけ分かった気が したないい子だろはいいい人ですね嫁子と

呼ばれた母親はひたすら恐縮していたがA よさんはさつきに器を手渡したはい お母さんに食べさせてあげてうんふふはい お母さんお口開けておいちいおいちいだよ これはずるいさつきがふふしてくれたお かゆ食べないわけにはいかない嫁子はお礼 を言ってさつきに食べさせてもらっていた 温かいおかゆでほんのり顔色も良くなって きているサツキも大活躍でお腹が空いて いるだろう今度は嫁子から食べさせて もらって満腹になると寝てしまった俺が さつきを抱き上げて仮眠室で寝かせてやる と嫁子は改めてふぶかと頭を下げてきた 本当にありがとうございます先生助けて いただかなければ今頃どうなっていたこと かいえいえ礼ならさつきちゃんにして ください俺を連れて行って車の手配までし たんですからまああの子がふふいつもは のんびり屋さんなんですけどね私よりも 頼りになるだったみたいうんと褒めてあげ てくださいね俺は流れるようにカテを渡し てくれる栄誉さんに驚いたなんでこんな 田舎にこんな有能な看護師が貧血も栄養 状態が良くなってくれば心配ないと思うが しばらく経過観察が必要だろうなうん経過 観察が必要なのでまた来てください俺が 以前の病院のような調子で告げると先輩 から突っ込まれたお前お医者様になってる ぞちゃんと説明してさんと向き合えははい 俺はまたハっとさせられる患者さん本人 よりもカテと検査結果と向き合う時間の方 が長かったんだまるで患者が危険者のよう にそれは恐ろしい状態じゃないかそこには 命と向き合う覚悟がない大変失礼いたし ました俺はその大学病院にお務めされてい たんですかそういう先生多いからちょっと だけ笑う嫁子に患者としてだけではないの リアルを感じる私さつきを産む前は看護師 をしていたのでするとAよさんが無言で嫁 このの手をぐっ握りしめたはい採用ですえ なんですか実は看護師も足りなくてなAよ さんがめっちゃ困ってたんだよ嫁子ちゃん さえよければ一緒に働きましょうさつき ちゃんも連れてきていいからまずは体を 直してええいいんですか本当にえお願い 一緒に働いてほしいのうんこの診療所の パワーバランスを理解できたA予算が全て の実験を握っているんだな嫁子はそれこそ 涙を流して喜んでいたブランクがあるから 不安なところは勉強しながらになるがそれ でも働いてさきを養えることが嬉しいと 喜んでいる元夫とはもぎ取るように離婚を して2度とさきにも合わせたくないと養育 日もなしに飛び出してきたらしい とりあえず嫁子ちゃんの実家に連絡する

から迎えに来てもらおうな嫁子ちゃん よろしくなはい先輩さんありがとうござい ますそれから俺に向かってキラキラの笑顔 で挨拶してくれたんだこれからは同僚とし てよろしくお願いいたします先生えあよ よろしよろしくボロボロのみで沈んだ顔 しか見ていなかったから全然気づかなかっ た嫁子は笑顔が綺麗でとても美しい人だっ た俺は正直この時に一目惚れしていたと 思うそんなことを嫁子に正直に話した日に は俺さんに惚れたのは私が先私が先です からねというよくわからないマウントを 取られた先に惚れた方が勝ちってルールで もあるのかなとにかく俺の意としての本会 をたどる生活がスタートしたんだ1週間 ほど西用した後嫁怖バリバリに働き始めた 俺の方が先輩になるんだが小力の壁に疲弊 しているよろしくお願いいたします嫁子 さん大丈夫ですか先生だいぶお疲れみたい ですけどいやおじいさんとおばあさんたち の会話について行けなくてははあらあら そっちは私が先輩ですね大丈夫差しすせそ で行けますよグッ親指を立てて教えてくれ た差しすせそは女子が合コンとかだるい 飲み会で使うあれださすがです最高ですね 知らなかったです素晴らしいですセンスが いい尊敬しちゃいますそそれは女性だから 使える特権では大丈夫です褒められて嫌な 気分になるお年寄りはいませんし新しい人 にたくさんおしりしたいだけなんで楽しく 合槌を打つのが基本ですわ分かりました 嫁子に言われた通りにぎこちなが差しすせ 袖対応してみたらみんなニコニコになった すげえあありがとう嫁子さんいえいえお役 に立てて嬉しいですうふ空手で顔を半分 隠して笑う姿に俺は密かに胸を貫かれてい た かかか可愛いそう俺はもうとっくに自覚し ていた嫁子が素敵な笑顔を見せてくれた 瞬間恋に落ちたってことそんな小力抜群の 嫁子が看護師として対応を始めると見る間 にAよさんより嫁こえ流れる患者が増えて しまうさすがにこれは圧力の元なのではと ハハしていたらAよさんは逆に喜んでいた 私は裏方の方が得意なの困った患者さんに は私が睨みを聞かせるからお願いね嫁子 さんAよさんが支えてくれると思うと 心強くて頑張れます2人は相性抜群みたい だまるで頼もしい姉としっかり者の妹って 感じですごく仲良しだ嫁子が困ったように 眉を下げて笑う時は嫁こ孫のように可愛 がるじじばから見合い写真を持ち込まれた 時くらいそうですね俺先生くらいの工学歴 で俺先生くらいの名だったらお見合いし ます俺は見事な防波堤になっているみたい

だでも俺をわざわざ見本に出すことに俺は ドキドキしていたあのごめんなさい俺先生 分かりやすい断り方を思いつかなくてつい あのご迷惑でしたら全然そんなことないん でいくらでも使ってくれていいんで大丈夫 なんでよろしくどうぞわあ本当ですか 助かりますうわあ可愛い俺は本当にどんな 事故現場にも乗り込んで応急処置できる 度胸があるくせに女性関係は飛んだチキン 野郎なのですみません可愛い可愛いと思い ながらずっとうちに秘めていたよ気がつい たら元婚約者に裏切られたこともどうでも 良くなっていたむしろ確かに俺は彼女の ことを見ていなかったと反省すらしたんだ だって今は嫁子の姿を見かけるだけで ドキドキするこんなことは今までになかっ たことだ俺は元婚約者に対しても失礼な ことをしていたんだな同僚が彼女を大切に してくれるといいななんて相手の幸せを 願う気持ちすら芽ばえたんだそんな森の 妖精とろろさんには頼もしい相棒がおり ましてねあ次の方道場嫁子に作ってもらっ たと自慢していた素敵なエプロンをつけた さが俺の専属看護師なんだ保育園が終わっ てからの時間だけなんだけどそれはもう 患者さんに好評なんだ休みの日にはさつき と一緒にもらったどんぐりを診療所の庭に 埋めさせてもらってさサツキはそこで 不思議な踊りを毎日やっている目が出る まで1ヶ月くらいかかるみたいだけどな 毎日毎日ワクワクして待っている姿が本当 に可愛らしいんだそれにこの前は嫁子から 食事に誘われて美味しい手料理を披露して もらってさ嫁こと並び間にサツキを挟んで 手をついで歩くとまで親子みたいだな なんて思ったりしてああ幸せだなこのまま 嫁子さつきと過ごしていけたらどんなに 楽しいだろう自然とそう思うようになった 頃衝撃的な出来事が待ち受けていた実は プロポーズしたい人がいる先輩は めちゃくちゃ真っ赤な顔で俺に告げたえ誰 ですかおお前もよく知っている人だよ笑顔 が可愛くて気が聞いていつも真面目に コツコツ働いていてしっかりもで料理上手 でそれって嫁子のことじゃないか俺は一瞬 で頭が真っ白になった先輩が続けて何か 言ってが聞こえない俺ははっきりと嫁声の 恋心を自覚していたが先輩を差し置いて 告白なんてできないこんな俺を助けてくれ た恩人なんだからそれに先輩と嫁子なら 確かにお似合いなんだ俺みたいなコミ障 じゃない頼れるお兄さんだもんな嫁子は 先輩といる時いつも楽しそうに笑っている しさつきも懐いているし今にも倒れそうな 俺に先輩は心情も知らずに両手を合わせて

拝んできたたた頼む俺が逃げ出さないよう にそばにいてくれないかひ人の告白シーン に連れて行かれるなんて拷問というか頼む よお俺こういう経験ないんだって先輩は 優秀な内界だが異性に告白されたことが ない友達はたくさんいるがいつもいい人で 終わるそうだきっと嫁子は頷くだろういそ 目の前で現実を知った方が俺のためにも いいかもしれない俺はもう天に召される 気持ちで先輩ぱの後ろについていった美品 がごちゃごちゃしている室内で嫁こえ予算 が整理中だったもうプロポーズしか頭に ない様子の先輩はAよさんもいるのに勢い よく始めてしまうすす好きですいつも 頑張っているあなたが大好きでその離れ たくなくて瞬時に嫁子もAよさんも真っ赤 になってしまったそうだよな2人切りが 良かったよな嫁子は恥ずかしいのか咳を 外そうとしているAよさんの背中に隠れて いるもう素直に頷くだけだよ嫁子それだけ で君は幸せになれるんだだってこんなに いい男そうそういないしお人よしが過ぎる ところも嫁子ならきっと支えられるえよ さんどうか一生俺と一緒にいてくださいだ だから引き抜きは断ってくれ頼むはえ俺は 一斉1代の告白に木の抜けた愛の手を入れ てしまった先輩はAよさんの手を取って いるんだけど普段はクールな栄誉さんも はにかみながら頷いているんだけどはえ俺 は一体何を見せられているんだろう呆然と している俺は嫁子に引っ張られてフェイド アウトする先輩おめでとうございますぼっ としていたら嫁子がお茶を用意してくれた ので飲んでいたらやっと落ち着いてきた そしてポロっと本音が漏れてしまう先輩は 嫁子さんのことが好きなんじゃないかと 先輩さんは私にとって兄のように頼もしい 存在ですがそういう気持ちはないですそ そうなんだ俺はほっとするああお茶 美味しい私には葉っぱの傘を持ったとろろ さんという妖精さんがいるのでうふふごほ げほしている俺の隣に嫁子がニコニコして 座った俺はもう心臓がバクバクで口から 飛び出そうだ初めての手術だってこんなに 緊張しなかった今じゃないか俺が全てを 出し切る時は胃を決して嫁子の方を掴んだ だところでお母さんとろろしん目が出た目 が出たよバーンと扉を豪快に開いたさつき が乱入俺が固まっているとさきは可愛く国 をかしげたあ中するとこだったのごめんね 私あっち行ってるからなんでそういうとこ だけ大人なのかな俺たちは変な咳払いをし ながら離れてサツキの跡について行った 先月植えたどんぐりから小さな目が出て いるさつきは目の周りで不思議な踊りを踊

ていた元気いっぱいに転げ回るさきを 見守りながら隣に立つ嫁子の手をそっとと 握ると握り返してくれたさつきちゃんの お父さんになっていいですかあら森の妖精 とろろさんも素敵だと思いますけど そろそろ長いは卒業したいのでその時俺を 見上げる嫁子の笑顔は一生忘れない1番 綺麗で幸せそうで俺は一生この笑顔を守り たいと思ったそんな感じで俺は硬い中の石 として働嫁ことさきと一緒に平和な日々を 過ごしていたそこで例の借金騒動だ小学校 に上がったばかりのサツキは図書館が お気に入り誰かが偽造したブラック ジャック全艦を呼んだらしいまるで過去の 俺が嫁子を助けた時のように主人公が助け た患者に大金をふっかけるところを見て私 お父さんに治療費を払っていないことに 気づいてしまったそうだ同じく漫画に はまった友達の君に聞いたら1000万 くらいじゃないかって子供なりに真剣に 悩んだのだろう大人が聞いたら勘違いの 笑い話なんだけど本人は大真面目だそれに しても俺はいつから段階絶壁に今構える 無名許だが奇跡を起こす天才外界になった んだろうか俺の隣では一生懸命笑いを こらえる嫁子が震えているおいお前のため に娘は悩んでいるんだぞお父さんはとろろ さんだからそんなにお金はいらないかな それから俺は今年ももらったつやつやの どんぐりをさきに見せてやったちゃんとお 題はいいたよ俺たちが出会った頃にもらっ たどんぐりは目を出してぐんぐん成長した まだ若だがその内実をつつけるだろうその 頃にはさきも過去の笑い話になるんだろう なそれよりも気にすべき点が増えたところ でカタ君てのはまるまるさんとこの息子 さんだなどういう関係だ仲がいいのか一緒 に帰っている近所だからいや関係ない今度 ちゃんと挨拶に来るように言いなさい あいつ予防摂取をばっくれてやがるから 注射をしてやらんとな俺は可愛い娘にたる 虫と戦う父としての顔小さな村を守る石と の顔2つの共存が大変だ俺に幸せを運んで きたどんぐりの少女はいずれ俺と同じ医者 になりたいと勉強を頑張っている おっちょこちょいだから向いてないかも 心配ないさ嫁子あいつは適性抜群だ突の時 に命を最優先に行動できる子だからいつか 世界になだたる明衣に成長するかもな なんてちょっと親ばかかな長い話を最後 まで聞いてくれてありがとうみんなにも 大切な思い出があれば是非聞かせて 欲しい続いてのお話は台風の夜無人駅で 大型県と身を寄せ合い号泣してるボロボロ しまい放っておけず声をかけた結果運命の

出会いというのは恋愛だけじゃない動物と 暮らしている人なら分かると思うけど一緒 に暮らしている犬や猫と劇的な出会いをし ていることもあるまさに運命が動物たちが 俺たちを選んでくれたんだって思うんだよ なまあ今回の運命には俺の可愛い嫁さんも 一緒についてきたんだけどもふもふで図体 ばかりでかくて臆病だけど優しい大好きな 犬とも出会ったそんなもふもふな馴れ染め をよかったら聞いていってくれ当時の俺は 大学2年生の20歳一緒に暮らしている 家族は母だけで父とは3年前に離婚して いる新ママってことで貧困生活を 思い浮かべるかもしれないけど逆だった 金食い虫は親父の方だったからな ギャンブル今で酒のみでタバコも吸ってた から工学納税者だなギャンブルのために 借金して必ず取り返すと言い続け永久に 進歩のない親父をおふは早々に見限ってい ただから自分1人の稼ぎで家族を養える ようにいわゆるバリキャリになっており 普通に出世頭になったおふは俺が20歳に なるまでは一応我慢しようと思ってた らしい一応なでも俺が家計の助けになる ようにとバイトを始めたらその金も親父が たり出して切れた元バレーブのお袋渾身の 平手打ちで親父は中を待ってたもんね すげえ金であるお袋に親父は粘着する だろうと思っていたけどこの平手打ちと 浮気の証拠で完全幸福慰謝料なんぞいらん からとっとと出ていけこの解消なしが ガブルになった親父が逃げ出す背中にお袋 はガンガンに荷物を放り投げて文字通り 追い出したそんで2人で暮らし始めたら もう楽の一言今まで無駄にパチスロだのに 溶けてた金が全部貯金になったいや うるおうなもちろん俺が働く必要も なくなったんだけどお金を稼ぐって ありがたは早く知った方がいいお前が 良ければ続けてみたらと言われたのもあっ て俺はバイト生活は続けたそして夢の資金 を貯めたんだ俺の夢それは大好きな犬と 生活することだ今までは親父が勝手に金を 使うから犬と暮らすなんて夢のまた夢だっ たんだけど憧れていたんだよな親父を家 から追い出して数ヶ月お袋の金を無心に来 たのか親父がうろうろと出現するように なったそれもあって俺たちは引っ越しを 断行もちろんペットか物件のこてにつき 賃貸だ都会で暮らす人だと目が飛び出す ような家賃を想定するかもしれないがここ は田舎なんでな5万以下でもこての物件が あるんだぜ庭があれば可愛い犬を庭で キャッキャと遊ばせることもできるまあ 大半のペットか物件と同じく地年数が

古かったけど大家さんが元大工さで丁寧に 手入れされてた素敵なお家も用意俺は保護 件サイトを回りつつ犬のおもちゃとか リードとか見てはにしていたに探して探し て大学生になった時点で察してくれ決め られんだってみんな可愛いじゃんか誰か1 匹なんて決められないもうみんなうちに 来いよみんなどうやって決めてるんだと犬 共に声をかけて色々話を聞いたけどさ ビビっと来たとか前のことそっくりの仕草 をしたとか運命だと思ったとかもっと具体 的にわか分かりやすく詳しくと思って しまった理数系リアリストのダメな俺 ため息をつきつつそれでも大事な一生を共 に生きるこのことだから俺は慎重だった俺 にも運命の出会いを初詣でのお祈りもそれ だったよこれがまたちゃんと届いたから 例言あかかもしれん運命の出会いは台風の 暴風に乗ってやってきたんだその日は秋の 始まり台風シーズンに突入したあたり大型 台風の接近をニュースが騒いでいたそれな のにおふが急ぎの仕事で会社へ呼び戻され てしまったんだでも午後過ぎて夜になって 防風も勢いを増すばかりとなると心配に なってきた一応帰りの電車には乗れた らしいのだがおふは車の免許を持ってい ない心配になって俺は駅まで迎えに行く ことにした先に行っておくとなんやかんや 行って遠慮するからな黙って車を出したん だワイパーが全然役に立たないくらい洗車 機に突っ込んだ気分だった慎重に進める道 が完成していないだけまだマだったな 最寄り駅はJRではないローカル戦で19 時過ぎには無人駅になってしまう俺が駅に 着いたのは21時頃で当然駅は無人だいつ もお袋が乗ってくる電車もこのくらいに つくでも駅のホームは電車が来る気配も なく静かだった遅れが出ているか最悪運行 停止かもしれないとりあえず待ち合い室 からLINEしてみようと雪に入ろうと すると誰もいないはずなのに鳴き声が 聞こえたししと女性の泣く声小さい女の子 の泣いている声薄ぐらい駅の伝灯が パチパチっとまたいて一瞬消えた思わず 小さく飛び上がる単純に電灯が切れる寸前 だったみたいなんだけどビビるよなだって 完全にホラー展開じゃん俺はめちゃくちゃ ドキドキしながら古く木の扉をゆっくりと 開けた途端にもふもふの何かが襲いかかっ てきたんだホラー展開かと思いきや サバイバルホラー展開俺は道の生物に襲わ れているのではうわあうわあと大パニック になっていると顔10ベロンベロンに 舐め回されていたワフワフくん腰を抜かし て座り込んでる俺に乗り上げて白くて

もふもふのでかくて可愛い犬が俺に超 なついてたよよしよしよしどこの子きゅん くんベロンベロンに舐め回されるいつもの パターンだ俺はめちゃくちゃ犬にすかれる 体質ななんだ思えば中学の頃おふの助けに なりたくて始めた新聞配達の時にも近所の シベリアンハスキーになつかれたっけ やんちゃなハスキー犬は2引きいて俺は 中学生とは言っても背が低い方だったから 囲まれると襲われてるみたいだったな俺は 大型県中型県小型県剣士問わず一目あった 瞬間から懐かれちゃう嬉しい体質なんだよ ちょおいこら落ち着けておまどこの俺は おじベロンベロンになりながらちぎれん ばかりに尻尾を振ってなついてくる犬に 話しかけたふと押し倒された体勢から上を 見上げると泣きはらした目の姉妹がポカン と俺を見下ろしていたあどどもこの子のか 主さんははいその子はうちの子です高校生 くらいの姉の方がこ君と頷いたよかった 迷子じゃないんだなこいつそうですかあの ちょちょっとどかしもらあすすみません すみません小太郎だめよステイ小太郎 しぶしぶと言った様子だったが小太郎と 呼ばれた相苦しい犬は俺の上から知りとい てくれた俺はなんとか立ち上がったものの 状況がよくわからない台風でアレクルー 暴風をBGMに俺と謎の姉妹と犬俺が 立ち上がると俺の足の間を蜂の字に回って 楽しそうにはしゃぐ犬泣きはらした目の しまいこの楽さがあまりにも大きくて何が 起こっているのかさっぱりだもしかしたら 親を迎えに来たのかなあの同士話を聞こう とした寸前で踏切りを遮断するカカという 音が響いた電車が到着するようだその電車 にはお袋が乗ってきたようで俺を見つける とごめん迎えに来てくれたのさすが息子 優しいおふも生な姉妹とへっへっと俺 の足をはの字走行して楽しんでいる犬と いうカオスな状態に黙たどこの子誰かお 迎えに来たの姉妹は揃って首を振るお家 近所歩いてきたの姉妹は揃ってうつむく 何か事情がありそうだなとにかく冷えるわ ね風邪引いちゃうからおばちゃんのとへお いで息子車を回せはいはい俺が駅入り口 正面に車を回すと小太郎が真っ先に女子席 へ乗り込んでしまったお前は後ろへいい じゃんシートベルト閉めてやんなあんた 原点されちゃうからさ小太郎は済ました顔 できちんとお容疑よく座っていたので俺は シートベルトを閉めてやった家に帰ると 早速風呂を沸かし母の服に着替えたしまい はおずおずと俺たちに頭を下げてきたすみ ません何から何までお世話になりました ありがとうおばちゃんお兄ちゃん

あったかいお茶を飲みながらほっとした 様子で姉後の嫁子が話してくれた姉妹は家 から追い出されたらしいその時点でお袋が 血管をぶち切れさせてたけどあの正確には 家を追い出されそうになった小太郎と一緒 についてきたというかこっちに俺の血管が ぶち切れたこんなに可愛い子太郎台風の中 追い出すとかどこのアホだ嫁子たちの父親 は数ヶ月前病気で亡くなってしまい悲しみ も言えないうちに母親が新しい父を連れて きた母は元々犬が苦手で再婚相手は犬が 嫌い小太郎を家族のように大切にして 暮らしていたのにここは俺の家だ汚い犬 なんぞ庭についでおけと下げすむ目で 追い出されてしまったそれでも嫁子が一生 懸命小太郎のために大きめの犬小屋を作っ てやる急にできた父に嫁子はもちろん妹は 特に懐かない何しろ小太郎は妹にとって兄 のような存在だからだ優しくしてもくれ ない怒るだけの父親に反発して妹は小太郎 と一緒に犬小屋で寝ていることもあった ちょっとしたのきくらいの大きさの作って やりましたさやかな反抗でしたけど妹の 避難場所になってよかった母親は全然 フォローもしてくれないらしい義父に べったりでしまに構わなくなったそれでも 私が高校を卒業するまでは辛抱して一緒に 暮らそうと思ってたんです私が妹と小太郎 を養おうとうんうんと俺たち親子は泣き そうになりながら頷いたまだ高校生なのに そんな覚悟を固めるなんてって悲しい くらいに強くて切なくなる小太郎ね雷が 怖い怖いなんだよそれなのにあのおじ ちゃんがおじちゃんがうわんと妹が盛大に 泣き出すと小太郎がぴったりと寄り添った 台風のニュースが流れた辺りからそっとお 願いしていたんですせめて小太郎を玄関に 入れてくれって小太郎は子犬の頃から雷や 大きな音が大嫌い台風なんてガガで誰かに 抱きつくようにしてしいでいたらしい どんなに犬が嫌いでもせめてそのくらいは と思ったが甘かった何度言わせれば気が 済むんだここは俺の家だ汚い犬を家に 入れるなそんなもの捨ててこいと激怒した だけだったらしいもしも言われた通りに外 へ放置でもしようものなら小太郎は パニックだ臆病な犬でも体が大きいから力 もある力任せに鎖を引きちぎって逃走し 交通事故に合うかもしれない嫁子も ポロポロ泣き始めたそそれで一緒にい られる場所を探しに行こうってこ太郎に レインコートを着せてお散歩しようって 1番入り込みやすいのがあの無人駅だった というわけだでも駅は古いし薄暗いし 心細くて寄り添っているとお父さんに会い

たいお父さんお父さん妹が優しかった父の ことを思って号泣してしまい嫁子も妹を 抱きしめながら泣くしかできなかった姉妹 に寄り添っていた小太郎だったが急に 立ち上がって扉に向かって嬉しそうに 駆け寄ったらしいまるで父が帰ってきた時 みたいで小太郎は父を絶対にお出迎して お腹を撫でてもらってつまりこんな シリアスな話をしているのに俺に腹を見せ て撫でろ撫でろと最速しているみたいな 感じになるんだ入ってきたのは俺さんだっ たけど小太郎の反応はまるで父を迎えた時 みたいでしたお父さんだと思ったのに お兄ちゃんだったんだよびっくりしたの そりゃそうだ俺は話を聞きながらひたすら わしゃわっしと撫でてやっている小太郎は 臆病だから優しそうな女の人とか子供に しかなつかなくて父以外の男性は苦手だっ たんですけどねようやく嫁子は楽しそうに 笑ったよかったずっと辛そうな顔ばかりし ているからほっとした色々話してほっとし たのは姉妹も一緒だったみたいで揃って お腹を鳴らしたあら大変可愛いお原の虫 ちゃんが騒いでいるわねすすみませんいい よいいよささっと何か作るか俺とお袋で サクサクと2人に簡単な夕飯を出したそれ で食べながら台風の中で帰るのも危ない から今日は止まっていくで話がまとまる 嫁子もふぶかと頭を下げて友達のところに 止めてもらうと一応家に連絡していたそれ にしても嫁子はともかくまだ小学生の妹が いるのに21時過ぎても心配しない親 なんているんだなそう思うともやっと嫌な 気分になったけど俺の足で8の字走行し ながらニコニコしている小太郎を見ると顔 のニヤニヤが止まらないよしよしお前笑顔 超可愛いなよしよしよしよしよし思わず 本気でも振り倒してしまったよ嫁子が言う には雑種だけどサエ戸って犬種の血が 混じってるらしいすごい笑顔が可愛い犬種 なんだよま小太郎がさらに別格で可愛いん だけどなそれから一晩嫁子は一生懸命考え たらしい朝起きると星座している嫁子が 待っていてお願いしますおばさん俺さん 小太郎を預かっていただけませんか嫁子は 前日通り高校卒業まではあの家で歯を食い しって暮らす卒業して働いて妹と小太郎を 養うその間小太郎を預かってほしいと もちろん小太郎の食費や医療費もろもろ かかる費用は私がバイトをして責任館の 強い嫁子はきちんとお金の話もしようとし てお袋に止められていたお金は気にしない でうちの家族としてお迎えする機嫌付きだ けどねででも1人立ちするにも資金が必要 でしょ貯金しなさいおばちゃんの方が稼い

でるんだから心配しないで嫁子は泣き ながら頷いてお袋に抱きついてワンワン 泣いていたどんなに強くたって高校生だ もんな妹も小太郎を置いて帰るのを嫌がっ てワンワン泣いていたけどのんびりをして いる姿を見て泣きやんだ小太郎ここにいた 方が幸せだよねきっと妹ちゃんとも一緒に いたいよだからいつでも会いに来てねうん ありがとうお兄ちゃんそれから毎日毎日妹 ちゃんは学校帰りにやってきて俺と一緒に 小太郎の散歩をする嫁子は学校帰りに アルバイトをして終わった頃に迎えに来る それで一緒に夕飯を食べることが増えた こんなにご馳走になってばかりで悪いから なんて嫁子は自分で作ったおかずを 持ち寄ってくれて食卓が豪華になったもん だ嫁子は俺の料理を褒めてくれてたけど俺 は嫁このの肉じゃがが大好きだえへへ 父さんの実家で習ったんだ父さんも大好き だったんだよそっかおばあちゃん直伝か そりゃうまいよな私もお姉ちゃんの 肉じゃが好き俺はいつも忙しいお袋の帰り を待ちながら1人で飯を食っていたかさ こんな風に家族で美味しいねって言い ながら食べるご飯が幸せだって初めて 気づいたお袋も帰ってきてから1人でちし て食べてさ後で感想言ってくれたり感謝し たりしてくれたけどみんなで食べるご飯 以上にまさる宝はないいって思った嫁子 かなず一緒に洗い物やら何やら片付けを 手伝ってくれてその時に今の状況とか話し てくれたんだ嫁このの両親は子供たちの ことなんてほったらかして2人で遊びある いているんだってさそこら中に旅行へ行っ たり高いブランドもの服やバッグ靴に時計 なんか買ってさ贅沢してるらしいどこに そんなお金がと思ったけどどうやら泣き父 の保険金らしいんだ嫁このジップは結構 エリートの会社員でさ貯金も結構あって さらに家族のために工学の保険にも入って たんだ受け取り人嫁子ちゃんにしとけばな 仕方ないよあの人父が亡くなるまでは献身 的夏妻だったもん病院にも毎日通っていた し毎日毎日一生懸命看病もしていたらしい 私も母さんが父さんのこと大事にして くれるの嬉しかったけどどうも勘違いだっ たみたいだと嫁怖くやしそうにつぶやいた あの人多分父さんがいつ死ぬか見張ってた んだ嫁声と受け取り人の書き換えをしない ように嫁子や妹だけが父親に会うことが ないように常にそばにいて見張って父親が こ切れるのを待っていたに違いないと 吐き出すと嫁子はポロっと涙をこぼす こんな嫌なこと考えたくないでも今の 母さんを見ているとそうとしか思えなくて

それでも嫁子は母を信じたかった父が 小太郎を迎える時も犬が苦手でも頷いて くれたし母さんも頑張ってお世話するから ねっておっかなびっっくりでもやってくれ てたんですきっとあいつが母さんを変え ちゃったんだと義父をけがいする言葉を 吐いて涙を拭ったごめんなさい泣いちゃっ たの妹には内緒にしてください心配かけ ちゃうから妹が家で頼れるのは自分だけだ から妹には強いお姉ちゃんがついている から大丈夫だと安心して欲しいのだと笑っ たじゃ弱が吐きたくなったら俺を頼って いいよ俺がみんなの長男だからなそうだっ け私が超なんじゃない黙らっしゃい実は俺 はDIYが超苦手だ逆に嫁子は めちゃくちゃうまいだって物置きみたいな 犬小屋建ててるからねちょっとガついた とこを器用に直したり小太郎用のご飯台と か100均の材料でちゃちゃっと作れるお 袋は手を打って喜んですごいわよめこ ちゃんうちの息子より頼りになるなんて べた褒めなんだ本当の息子は達せがござい ませんまとにかくですねこう見えて俺も 大人ですのでいつでも頼って甘えてもらっ ていいってこですはいありがとう俺さん この頃俺たちはもう本当に家族みたいだっ たおふも嫁子ちゃんも妹ちゃんも小太郎も 私が産んだのかもしれないとか言って娘が 欲しかったお袋は楽しそうに姉妹を ショッピングへ連れ回しているこんな日々 は嫁子が高校を卒業するまで続いたんだ 終わりが近づくと俺はため息ばかり出る ようになるでもため息ついてる暇もない ほどの問題が俺たちの背後に迫ってきてい たんだ平和な日々の中ついに高校を卒業し た嫁子は妹を連れて家を出てしかりに働き 始めた両親も全く反対しなかったらしい 姉妹は泣き父の小さな牌を持って家を出た そしたらすっと気持ちが楽になったと 時折り泣いていた嫁子も最近は笑っている ことが増えたもう少し収入が安定したら 小太郎を迎えに来るそうだそしたらこの 生活も終わりになる俺は少しずつお別れが 近づいていることを実感して初めて嫁声の 思いを自覚し始めていた頼りになる兄と 思って欲しくて頑張っていたこの2年間俺 は頑張っている嫁子を見守っていた妹の目 を盗んで少しだけ俺の前でだけ弱を漏らす 嫁子も就活に悩む俺を励ます嫁子も大好き だ1人の力でけなげに一生懸命立ち大切な 家族を守る姿を女性としても人としても 尊敬している俺はこの気持ちを伝え耐え たいと思いつついつでも言えると後回しに してしまっていたでも急激に告白を迫る 事件が起こるその日は姉妹と一緒に休日を

楽しもうと家でくつろいでいた一緒に食事 の準備をしようとするとけたたましく何度 も呼びりんが鳴るどうしたのかと嫁子が 出ると立っていたのは姉妹の母親だった 母さんどうしたの嫁子派手に着飾っていた のに今はしそでボロボロの服を着ている 母親はにその場で土下座してきたごめん なさい許して私が悪かったわお願いだから 私と一緒に暮らさない懸命に謝ったかと 思うとベラベラと事情を語り始めた結論 から言うと嫁子母は義父から捨てられた 元々嫁子母がもらったお金が目当てだった んだせっかく嫁子父が残してくれた貯金も 保険金も全部男に食いつかれた上違う女と 行嫁子母には爆大な借金が残されてしまっ たおお願い嫁子助けてあの家も売りに出さ なきゃいけなくなったのどうしよう哀れを 誘うように泣いているが正直なところ自業 自得じゃないか今更どのつら下げてしまい のところへ来たんだだが優しい嫁子は心が 揺れているようだったそんな嫁子の前に 堂々とふもの守護神が立ちはかるぐる俺は 小太郎と2年一緒にいてこんなの声を 初めて聞いただって俺がうっかり小太郎の 背中にスマホを落としちゃった時だって 痛かっただろうに怒らなかったむしろ眠気 がピークすぎたから俺に毛布を運んできて くれて早く寝ろって言ってくれるんだぜ こんなに穏やかな子が怒るなんてありえ ないけど小太郎は大事な家族のために怒る 子だったんだ小太郎を恐れてひんだ嫁子母 に俺の母がつかつかと詰め寄ると得意の 平手打ちをぶちかました台の男が中を舞う ほどの威力だ嫁子母もペタンと座り込んで しまったあんたどういうつもりいつまで人 に規制して生きるつもりだあほんだら元気 に動く手足もキリキリ働く頭もあるだろう が子供に頼ってないで自分でなんとかし なさいだだってだって私だって ヒックヒックと肩をふわせた嫁子母は子供 みたいに泣き始めてしまった全くしっかり しなさいよあんたのさんは優しいいい人 だったみたいだけどもう甘えられないんだ ようう子供みたいに泣きじゃくる嫁子母を さえておふはいろんな手続きのことを教え てやっていたお金がなくても慰謝料で 後払い大計な既得な弁護士がいるらしい 逃げた岐阜から慰謝料を踏んだくり家を 売ったお金を合わせれば借金も返せる だろう嫁子母は一生懸命頷いてお袋に何度 も頭を下げていた本当にすみません ありがとうございます本当に本当にどう すればいいか分からなくて男に頼って ばっかいちゃだめよあんた可愛いんだから 付け込まれちゃうわよしっかりしないとね

バシバシと肩を叩いてあっという間に嫁子 母を開心させてしまったすげえ俺たちは ポカンとしてて俺も嫁子も目をパチパチさ せるしかできなかったそれから嫁子は母親 と距離を置いたままだが連絡を取り合って いると教えてくれた嫁子母は目が覚めた ようで許してくれとは言えないひどいこと をしたからでも2人の幸せを遠くで願って いるからねと故郷へ帰ったらしい嫁子母の 実家は知っているから自説のやり取り くらいはするつもりだと嫁子は笑った そしてお袋にふぶかと頭を下げてきた返し きれないほどの音をいただきました本当に ありがとうございます恩返しをさせて くださいあらいいの何でも言ってください 思いきり嫁子がいきるまあおふも嫁子たち のことを娘みたいに思っているし無茶は 言わんだろと思ったじゃ私の娘になって くれないえこちらの不足ですけど一生懸命 働くし家事全般仕込んであるから困ること ないと思うしそれにまあまあの顔だしね 見飽きない程度に整っているでしょこの くらいがちょうどいいのよええ何かあっ たら私が構成してあげるしね万全の保証 保証は一生が保険ねえぞ俺は呑気に茶を 飲んでいたのに危うく小太郎に吹き出す とこだったわこんな兄としか思ってないや の嫁とか言われちゃ困るだろと思ったんだ けど嫁子真っ赤っかですねお姉ちゃんお顔 真っ赤っか あはははい妹ちゃんからかわないであのね お兄ちゃんお姉ちゃんねお家でいっつも お兄ちゃんのお話するのと妹ちゃんも すらすらと暴お兄ちゃんのことかっこ いいって小太郎のこと可愛がってくれて 優しいってそんでねい妹ちゃんそろそろ やめよっかなんでおばちゃんがこういう話 はいっぱいしてあげなさいって言ってたの もうもじもじしている俺たちを置いておふ と妹ちゃんそれに小太郎はお散歩に行って しまった えとそのあのすみません私が勝手に思って いるだけで俺さんが責任を感じる必要は ないというか本当にあのえと俺はだらだら といつでも言えると思っていた自分を 蹴り飛ばしたい気分になっていた嫁子さん ははいぴょんと嫁子は星座のままで 飛び上がったすごい緊張しているんだな俺 もだよ結婚を前提に俺とお付き合いして ください俺が就職して収入が安定したら俺 の嫁さんになってくださいちょっとあの ちょっといてて何すんのあ痛いですそりゃ ほっぺ寝られたら痛いねじゃあ夢じゃない のはい俺は嫁子さんが好きです泣きながら 喜んだ嫁子は勢いよく俺に抱きついてきた

おい小太郎より重いぞ当たり前だけどま こうして俺たちは交際をスタートいたし ましてお袋の後押しで同棲を始めました 単純におふと嫁子を入れ替えておふが妹 ちゃんと同居する感じだな妹ちゃんも大 歓迎で早く結婚してよそんでみんなで一緒 に住むんだからねおばちゃんねえ妹ちゃん なんて言って超張り切っている小太郎も 張り切っていて俺たちがいい雰囲気になる とわっと間に挟まってご機嫌だよお前 ちょっと寝てろほとんど結婚確定の俺たち だけど俺が就職して2年目収入が安定した あたりで本格的にプロポーズしたんだ そんなわけで明日が俺たちの結婚式です リングドッグとして小太郎がサロンに行っ たんだよねプロの手によって小太郎はごり ましくらいイケメンになってこれが僕状態 はしゃぎ回ったもんだからあっという間に 魔法が溶けてしまってなしょんぼりして いるところだ俺たちは小太郎を励ます会で 忙しく結婚前夜のしみ感が一切ないまあ 大好きなおやつとお腹をなでなでしてやっ たらご機嫌にニコニコしているよ大きな音 がするとビビってテーブル下に逃げ込む癖 があるから要注意の結婚式だな招待客にも 事前に注意を促しいるんだが俺たちの友人 はみんな犬好きのるともだこの日のために カメラを慎重したって報告をしてくれる奴 もいていやお前ら明らかにリングドッグの 小太郎を目当てだよな主役はあくまで俺 たちだぞそう言いつつ主役を食われる予感 だよませいぜい頑張ることにするよ長い話 を最後まで聞いてくれてありがとう大好き な犬が俺に大切な人まで連れてきてくれた よみんなにも思い出深い素敵な出はあるか よければ是非聞かせて ほしい続いてのお話は休日の縁側で1人 晩酌中突然突入してきたガリガリ親子七輪 でさまを焼いてご馳走してあげた 結果俺は30代前半の独身男流行りの色白 な細まっちに昔から憧れがあるものの日に 焼けやすい派と生まれながらの骨格と体質 からどうやってもゴリまっちにしかなら ない哀れな男だちょっとでも筋肉を つけようとしてしまえば立ちまち見事な逆 三角身長も高いと来たもんで正直理想とは 真力の体に壁Defしているそんな俺も 結婚的レキをもうすぐ過ぎてしまうだが俺 には結婚どころか彼女さえいない何せ こんな見た目だ基本的に食いついてくれる 女性は強い男が好きな女性ばかり最後に 付き合っていた彼女も俺の見た目と中身が 全然違うからとどん引きして逃げてて言っ たそんなある日のことだ俺が岩崎でさまを 焼いていたら敷地に子供が突入してきて俺

のことを端的に例えるならば心優しく ゴリラだいや俺が自称しているわけじゃ ないからなただ昔からそう呼ばれていたん だ俺は子供の頃から線が細くて綺麗な細 まっちに憧れがあっただが骨太で痩せっ ぽちな時でも若干たくましさが見える体系 とりあえず筋肉をつけてみれば綺麗な体に なるかもと思い立ったが今日立ちまち逆 三角のゴリまきだそれが嫌で多少筋肉を 落としたりしてみたもののそもそも俺は 筋肉がつきやすい体質らしいちょっと動く だけでムッキムキしかも日に焼けやすいと 来たもんだから見た目はまさしくジムと ヒサロが良いのマッチョマン今はギリギリ ゴリまっち手前を維持しているけど やっぱり第一印象と中身が違うってよく 言われちまうよ一方でそんな容姿をして いる俺学生時代は家庭部にに入っていた俺 の学校の家庭部っていうのは曜日ごとに 料理をしたりお菓子を作ったり裁縫をし たりする部活だ趣味も可愛いもの集めだっ たり自分で作ることだったもんだから見た 目と正反対という意味を込めて心優しく ゴリラ逆してゴリラとあだ名をつけられ たってわけ幸いにも学生時代の友人たちは 俺のことをよく理解してくれていたから 楽しく過ごせていただけど問題は女性関係 俺の見た目が少々恐ろしげなこともあって が典型のイケイケ男が好きな女性に見た目 だけで告白されることがままあったこの見 た目でなんだが意外と装飾系なんで自分 からは告白できない俺向こうから告白して きてくれたとあっては断る理由もないだ けど付き合ってすぐにえ何か違うわと言わ れ見た目と中身のギャップが原因で毎度 振られてしまう俺がどんなものが好きで どんなものに憧れがあったとしても俺は俺 なのになとちょっとしょんぼりあちなみに 俺普通のサラリーマンをしてるよ同僚たち ともそれなりな関係を気づいているでも なんだか自分の趣味を教えるのが怖くて あんまり踏み込めないでいるそんな俺の 趣味ってのがぬいぐるみ作り最近は刺繍に 始まりクロスステッチなんかもはまってる よただ作るだけ作って飾ったり保管したり するだけで誰にも見せられないから ちょっとも寂しいんだけどなでもスペース なら十分にある俺の量が老後のためにと さっさと便利なマンションに引っ越した 関係で実家を譲り受けたんだ実家は平屋の 一見や1人暮らしするにはちょっと広 すぎるけどまあ趣味のものを置くのには 困らないし思い出の詰まった家に住めるの は居心地がいいこの見た目のせいで ちょっと不自由なことはあるけどなんだ

かんだ毎日充実していたそんなある日の こと俺は食材の買い出しのため商店街へ足 を運んでいたお俺くん今日も来たねあ魚屋 さんどうもこんにちはどうです今日いいの 入ってますか今日はね秋も味覚もない評格 サンマが入ってるよもうそんな時期でした かいいですねちょっと見ていこうかな商店 街にはよく行くから大体この辺の店の人と は顔馴染みだ実家の近くってんで俺を子供 の頃から知ってる人も多く見た目での偏見 がないから過ごしやすいおこれとか結構 おいしいんじゃないですかネットで見た城 と知識ですけどっぽと口先が黄色いのが いいんですよねよく知ってるねじゃこれ 包んじゃっていいかいへへ料理好きなので じゃあお願いしますでも生日でいいのかい この辺もうまいと思うよどう負けとくよ俺 君だけ特別どうせそれみんなに言ってるん でしょうでもせっかくだからそれも いただきますまいいよすっかり口車に乗せ られ俺は1日買う予定が5尾も購入して しまったでもかなり美味しそうなサンマ だったで公開は全くしていないそうして俺 は家に帰り倉庫を漁るえっとこの辺にあっ た実家の倉庫には祖父が愛用していたと いう七輪が眠っていた実家を譲ってもらう 時そんな話を聞いたなと思い出しどうせ ならと引っ張り出してみる幸いにもまだ 十分使えそうだ俺は庭先に七輪を出し今日 は縁側で晩酌することに今日から3連休 だし飲むぞ俺は縁側に座り1人でを 流し込むところでサンマは何で食べる派の 人が多いんだろうなシンプルに塩焼きも 美味しいし醤油もポン酢もありだよなでも やっぱりサンマといえば大根おろしじゃ ないだろうかこが川の焼けたサンマには 発願性物質が含まれている別にサマに限っ たことではないけどなでもこの発願性物質 が悪さをするのを大根おろしに含まれる 消化酵素が抑えてくれるらしいんだ 美味しい上に発願性のリスクを下げること ができるなんて一石に丁だよなと考え ながらそういえば冷蔵庫に大根が残って たっけと思い出す最近SNSで大根おろし を可愛い動物の形にする写真を見たんだ けど俺もあれやりたいな見よ見真似で俺は 大根おろしの形を整え醤油で顔や模様を 描いてみる初めてにしては意外と可愛く できたかな俺が満足げに大根下ろしに スマホカメラを向けていると突然隣に人の 気配を感じ思わずそっちを取ってしまった ざ座敷わしわあ美味しそうだし可愛いでも こんなに可愛いと食べれないんじゃないえ え現れたのは幼い少女無邪気に俺に笑顔を 向けている俺が困惑しているとバタバタと

追いかけてくる大人の足音も聞こえてきた すみませんすみませんすみません謝り ながら子供を追いかけてきた母親とおし 女性は俺を見て固まってしまった見た ところ俺の容姿にビビっているのだろう 青ざめながら過剰に謝っているほらa子 行くよ本当に申し訳ございませんこの子に はよく言って聞かせますのでああいや別に 大丈夫ですよちょっとびっくりしました けど俺はおおしながら母親をなめるよく 見れば2人はかなりガリガリ俺の不必要な 筋肉を分けてあげたいくらいだそれから俺 はその時何を考えていたんだろうなすでに 酒もそこそこ回っていたこともあり突拍子 もないことをくばってしまったあのよかっ たら一緒に食べませんさんままだあるん ですよえ無理にとは言いませんけど俺も 1人でつまんなかったんですよ時間大丈夫 ならぜひ俺は穏やかに言っているつもり だったのだが母親からは筋骨流流で恐ろし げな男にしか見えていないのだろうビビっ て断れなかったようでかちこちに固まり ながら着座小声で娘に塗装をしないように と必死に言い聞かせていたじゃあまずは 自己紹介から行きましょうか俺と言います 30代前ハのサラリーマンですええと私 嫁子と言いますこの子は娘のa子です嫁子 さんとa子ちゃんですねさま好きですかお 魚大好きそれは良かったあそっちは風下で 煙たいでしょうどうぞこっちに来て くださいあどうもご丁寧にそれから少しの 間世間話などしながらさんまが焼けるのを 待った意外にも俺たち3人は早くに 打ち解け話も盛り上がったよ俺が見た目の ような怖い人間ではないと分かってもらえ たんだと思うえこれ俺さんがすごく可愛い ですね器用だなえへへそれほどでもない です喜んでもらえてよかったこの大根 おろし本当に可愛い可愛くて食べにくいね と言いながらa子は猫の顔を描いた大根 おろしを無惨にもマップ立つにしていた 子供って残酷だでもそれが面白くて俺たち は大爆笑久しぶりに人とはげてその日は 本当に楽しかったよ2人も可愛いものが 好きらしくて俺もだと台の男がはしゃい じゃったその後はあまり遅くならないうち に食事は終了し片付けを手伝ってもらいお 見送りとなった今日楽しかったんでよかっ たら連絡先教えてくださいあぜひぜひそう して俺たちは連絡先を交換しその日は 気持ちよく眠ることができたよ翌朝いつも より飲みすぎてしまったことを少々公開し ながら起きる寝る前の記憶がぼんやりして いた俺は昨日はどうやって寝たんだっけと 思い返してみるううわあ俺は一体何を

シラフの俺であれば絶対にしないような ことをしでかしてしまった見知らぬ人を怖 がらせた上自分の見た目も考慮せず無理に 夕食へ誘ってしまった俺は頭を抱えても 反省俺って絡み酒だったのかなと思いつつ 昨日もらった連絡先に連絡してみるあ もしもし嫁子さんですか昨日は無理に夕飯 に誘ってしまって本当にすみませんでした 俺ちょっと酔っ払ってたみたいで俺さん いえいえ昨日はありがとうございました むしろ私の方こそ怖い人だと思ってしまっ て申し訳なかったです娘もお魚美味しかっ たって喜んでましたし私も七輪で役さまは 初めてだったので堪能しちゃいました 楽しかったです社交事例かもしれないが俺 は嫁子の言葉を聞いて少し考えたあのもし よかったらまたうちで一緒にご飯食べませ んかえ俺この家に1人暮らししてるので 久しぶりに人と一緒にご飯食べたんですよ それで俺も楽しかったからももちろん嫁子 さんとa子ちゃんが嫌じゃなければです けどいなんかじゃないです実はa子がまた 俺さんのところに行きたいってだだをこね ていたのでむしろありがたいですよかった じゃあまた連絡しますねそうして俺たち3 人はたまに食事をする中となるちなみに 2人どうも家が結構近いらしい徒歩5分 くらいだと聞いた家に呼ぶたに食事の回数 を重ねる度に親しくなっていく俺たち 賑やかな食卓になり俺はいつしか嫁子たち との食事が日々の活力となっていただが俺 は自分のためだけに2人を家に招いている わけではない嫁子と英子がやたらと痩せて いるのがどうしても俺の中で引っかかり気 になっていたんだだからと言って親しくも ないのにストレートに聞くわけにもいか ないそういう理由もあってうちにまいてい たのだが誤算だった仲良くなればなるほど 逆に聞きづらい俺はどうしたらいいか わからないまま2人に料理を振る舞い時間 だけが過ぎていっただが俺にもチャンスが 訪れる近所で行われたバザーに寄ったんだ がそこで無事の子供服を見つけたんだ実は 嫁子とa子大体いつも同じ服を着ている俺 は購入した子供服に可愛いキャラクターの 刺繍を施しa子にプレゼントすることで 会話のきっかけを作ろうと心見たんだえこ ちゃんこれどうぞこの刺繍部分は俺が塗っ たんだよこれって今人気のキャラクター うわ可愛いありがとう俺さんそんな悪い ですよ気にしないでくださいそそのいつも 同じ服を着ている気がしたからあ気づいて ましたか苦笑する嫁子さすがに直接的すぎ たかそう思っていると嫁子案外あっさり 事情を話してくれた私毒親の家庭で育った

んです暴力とかはありませんでしたがモハ ばっかりで毎日のように存在を否定されて たんですでも大人になって両とは縁を切り ました私のことを大事にしてくれる男性と も出会いようやく幸せになれると思ってい たんですが親に似た相手を結婚相手に選 ぶっていうのは案外本当のことなのかも しれませんね私が結婚した男性も結婚後 モハ夫に表編したんですそんな嫁子は崎で 遊ぶよう栄光を流すそんな元夫ともなんと か逃げきれて離婚できたのは良かったん ですが養育費を払わずにどこかへ消えて しまって小心照明私1人でa子を育てる ことになりました嫁子はa子に自分と同じ 思いをさせまいと努力したのだろう痩せて いるし服はボロボロだけどそれでも元気 いっぱいで無邪気ないたって普通の子供だ なんとか国の補助金に頼りながらパートで 生活していたんですが最近流行ってる感染 症のせいで陣整理が子持ちで職場に迷惑を かけることの多い私は真っ先に自主退職を 勧告されてしまったんですそれから新しい 仕事を探し回ったんですがこのご時世子供 がいる私を雇ってくれる企業がなく嫁子は 毎週のようにあちこち面接を受けている らしいが橋にも棒にも引っかからないと いう今は日雇いバイトをしつつ補助菌を 利用しギリギリで食いついでいるそうだ 今時連絡先も持たずに雇ってくれるところ もないためスマホも格安スマホをなんとか 維持しかしお金が足りずに食事は満足に 取れていなかったせめて栄子に食べ させようと嫁子はただでさえ少ない食事を a子に食べさせ自身は水でごまかす生活だ から俺さんに食事に招待してもらって本当 に助かってたんですお礼も6にできずすみ ませんいやそんな事情なら全然俺の方こそ 込み入ったことを聞いてしまって申し訳 ないです気にしないでください私はいいん ですでもa子がかわいそうで私は両親に そんなくだらない趣味と言われ可愛いもの を何1つ持てませんでしただから我が子に はそんな思いさせたくなかったのに結局私 のやっていることも両親と同じです本当に 親として情けなこのお洋服もお食事も俺 さんにはお世話になってばかりで嫁子は いつの間にか涙をこぼしていた俺はかける 言葉も思いつかずうさする自分で踏み込ん だだものまさかこんなに重い事情だったと はああの俺にはそんな重い事情ないですが 言った通り可愛いものが大好きなんですで もこんななりですから趣味を話すと惹かれ ちゃったりすること多くて彼女にも ことごとく振られてその結果周りに誰かが いるのが少し怖くて1人見なんですけど

えっとだからその嫁子さんたちが引かない でくれて俺と一緒に食事してくれて俺の方 こそ救われてたんですなんか勝手に感感じ ちゃってます俺さんあの嫁子さんさえ よければもっと一緒に過ごしてみませんか 仕事がない日だけでもえでもこれ以上ご 迷惑じゃ迷惑なんかじゃないです俺も 可愛いものについて語りたいですしできる だけ一緒に食事もしたいんです実は俺趣味 でぬいぐるみ作っててよかったら好きなの 持ってっていいですし嫌じゃなかったら 一緒に作ったりとかそうしたらお互い ウンウンだと思うんです俺は何を言って いるんだとあわわしてしまう言いたいこと は伝わっているだろうか嫁子は引いてい ないだろうか俺は恐る恐る嫁子の顔色を 伺う俺さんさえ良かったら是非本当ですか 太陽に照らされた嫁子の涙がきらりと光り 太陽より眩しい笑顔に俺は目を細めるそう して俺の謎の必死さがこうし嫁子のバイト がない日は基本的にうちで一緒に過ごす ことにだんだんと一緒に食事を取るのが 当たり前になり嫁こえも以前より骨ばって 見えなくなったまだまだ太ってもらわない といけないけど顔色もどんどん良くなって きてて安心だそんなある日のことa子が俺 の家のドアをどんどんと叩いた開けて開け ていないのお願い開けて早く来てちょど どうしたんだ今開ける助けてお父さんが来 たのママが殺されるおお父さんすぐに来て ママがママが相当切詰まっているのだろう 説明もうまくできないようで同じ言葉を 繰り返している俺は慌てて栄子に連れられ 嫁こたへ走るその間に警察を呼ぶ子供の 言うことだ大げさな可能性もあるしすでに 嫁子と夫が去っている可能性もあるだが 何かあった時のために呼んでおいた方が いいそれから胃を決して家のドアを開ける 嫁子さん中では嫁子が住に追いやられ元夫 と見られる男に怒鳴り散らされていた1人 親向けの補助金かなんか出てるなそれをよ せって言ってんだよ働かずに金がもらえて 女はいいな部屋に入った瞬間からすでに 酒臭いどうも元夫は泥酔しているらしい ちょっと何してるんですか俺が割って入る とほんの少し勢いを弱める元お多分俺の見 た目にビビっているのだろう俺と比べると カレダのような筋肉だからなななんなよ 養育費も払ってない分際で何言ってるん ですかお俺さんううるせえなんだよお前 こいつのなんなんだよ関係ないだろどい てろよう俺は嫁子のなんなんだ言葉に 詰まってしまうだが嫁子を守るために引く わけにはいかないお俺は嫁子さんの婚約者 だ元夫だろうがなんだろうが彼女に

つきまとうやつはな何するつもりなんだよ タジログもとっ走行しているうちに警察が 到着したおおいまだ話は終わってないぞ はいはい話は僕たちが聞きますからそう 言ってもと夫は連行されていくしばらく 嫁子とa子は震えていた俺はそんな2人の 震えが収まるまでずっとそばにいたよその 後警察に聞いた話によると元夫は厳重注意 を受けそのまま放流されたらしい暴力は 振っていなかったし仕方ないのかもしれ ないが嫁子はその話を聞いて複雑そうにし ながらも俺に感謝をしてくれた俺は震える 嫁こと栄子を思い出しとある決意をする うちに引越ししてくださいえまたあの男が 来るかもしれないじゃないですか俺の家に 住めば俺が用人坊できます正直腕っぷしに 対した自信はないですがこの顔と体格で あれば向こうがビビってくれると思うん ですででも1人親の手当てを欲しがって ましたよね今度はa子ちゃんが連れて行か れてしまうかもしれないですよ俺が2人を 守りますからまた迷惑とか考えてませんか 俺がそうしたいからするんですわ分かり ました戸惑嫁子を俺は強制的に保護無理に 引っ越させたけど後悔はしていない実際 嫁子の家にあの後再び来たらしくすでにい ない嫁子を大が隠してると思ったのか大家 に手を出して怪我をさせたそうだ結局 トラブルを起こしまくり逮捕されたと警察 から聞いたアンドしたのもつの間2人を 守るための発言嫁この婚約者だが今更 恥ずかしくて仕方がない嫁子もその件を 意識しているのかちょっと手が触れるだけ で顔を真っ赤にしているあごめんなさいい いや俺こそどちらからもあの発言について 言い出せずドギマギした生活が続くそんな ある日の夕飯そういえばママの婚者だった んだねブボ婚者って結婚相手のことでしょ ドラマで見たよママと結婚するのゲホゲホ いいやそれは違えこの爆弾発言でむせる俺 たちだがで否定しようとしたところ嫁子が しょんぼりしているのが目に入るそれを見 て俺は正直になると決めたあの時は嫁子 さんを守るためにあ行っただけだったでも 本当の婚約者になりたいと思ってるよえ 嫁子さん嫁子さんはじっと見つめるわ私は うん私も俺さんの彼女になりたい優しくし てくれていた音人の俺さんのことずっと気 になってたそれであのこの間の婚者って 言葉で私俺さんのこと好きなんだって 気づいたのあれ婚約者じゃなかったの 無邪気に首をかげる栄子に俺は微笑んだ今 婚約者になったんだそうして俺は嫁子交際 を始めたそれから1年が経ちすっかり2人 とも元気になったよ元夫への恐怖が完全に

消えたわけじゃないけど少しずつ克服して いっているそんな2人を見守る俺には数 ヶ月前から用意している嫁子のプレゼント があたそろそろ大詰めだ嫁子これ1年記念 のプレゼント受け取ってくれる手作りの プレゼントで悪いんだけどわあ可愛い うさぎのぬいぐるみ実はこれ着せ替え セットもあるんだこれなんだけどよかっ たら今着せ替えてみてくれないへえすごい 凝ってるねえっとここから開けるのかなえ これ嫁子が開いた着せ替えセットの中には ウサギのぬいぐるみにぴったりの ウェディングドレスとベールがが入って いるそれを見て息を飲む嫁子ゆっっくりと 無言で着せ替えていくそうして最後ベール を被せると嫁子は橋の方に真っ赤な糸で 刺繍を施してあるのに気づいたマリーミー 嫁子お俺君そう俺はプロポーズの言葉を ベールに刺繍していたんだ嫁子俺と結婚し てくれますかはいそれから俺たちは小さい ながらも結婚式を行いa子にはリング ガールをしてもらったよそれからという もの俺たちは相変わらず同じ家で中まじく 可愛いものに囲まれながら暮らしてるよ 好きなものを諦めなくてよかった諦め なかったからこそ俺たちの出会いがあった んだ今は自分に正直に人とも積極的に 関わるようにしてるよままならないことも あるけど俺には嫁子が嫁子には俺がつい てるからこれから何があってもきっと 大丈夫だ最後まで聞いてくれてありがとう みんなも大切な思い出があれば是非聞かせ て ほしい続いてのお話は毎晩うちの庭の恋い 池で体を洗う外国人女性放っておけず自宅 の風呂を貸した 結果大下だった父親が建てたこだわりの家 庭には立派な恋い池まで作られていた そんな広い家で両親をなくした俺は 1人暮らしをしていたんだ月が綺麗な夜俺 は恋池でベトナム人の女性嫁子と遭遇する まさか嫁子が俺の奥さんになるなんて恋も を思っていなかっただろうもしかしたら 嫁子の出会いは亡くなった父親からの プレゼントだったのかもしれないな俺の 父親は大工だった軽軽と木材を持ち上げ 忍者のように高い場所を動き回る父親は俺 の自慢だったんだ大工である父親は自分の 家にも徹底的なこだわりを持っていた らしい俺が生まれる前に建てられた家は 近所とは一戦を隠すとても立派なものだっ た広い縁側がある昔ながらの日本家庭には なんと恋池まであったこの恋みたいにお前 も大きくなれよ立派な恋が泳ぐ恋い池を見 ながら父親は俺によく言っていたな1人

息子の俺は豪快な父親と優しい母親の元で 優雅に泳ぐ声を見ながら育ったんだ幼い頃 には友達もよく遊びに来た庭に恋い池が ある家なんて珍しいからな恋い池は父親と 共に俺の自慢だったんだ地元の高校を卒業 した俺は県内の大学に進学お前は安定した 仕事につけそのためにはしっかり勉強しろ 父親はいつも俺にそう言っていたからね 自衛洋の大変さを息子には経験させたく なかったんだろう大学に入学した俺は 1人暮らしも始めた兄弟のように育った声 が恋しくて大学時代は金曜買っていたよ 大学卒業後俺は地元の役場で働き始めた 安定した職業といえば公務員だからな就職 した俺は再び恋池のある広いで暮らし始め たその頃は父親も現役で大工をしていた そんな父親だが俺が就職して4年後に 亡くなった旅行先で不慮の事故にあった 父親と母親あの時のことは今でも鮮明に 覚えている病院から電話をもらい車で 駆けつけた俺が目にしたのは白い布をかけ られた2人の姿だったどうやら即死だった らしいたましい父親も事故には勝てなかっ たんだ両親をなくした俺は広すぎる家で 1人で暮らすことになってしまった両親を なくしてから2年28歳になった俺は相 変わらず恋いたちと広い家で暮らしていた 行ってきます豪快に笑う父親と優しく 微笑む母親の写真が飾られた仏壇に手を 合わせる2年前から続けている毎日の日課 だ行ってくるよ庭の恋いたちにも声を かける声を聞いた恋いたちが俺の方へ 近づいてきた全く可愛い奴らだ同じ時間に 家を出て同じ時間に家に帰る前に 飲みに行くことが多かった父親とは対象的 に俺は仕事後に出かけることなんて ほとんどなかった豪快な性格の父親とは 違い安定思考の俺はとても真面目だったん だ父親が真面目だったのは仕事と結婚生活 くらいかな父親は母親に続行だったからね 一緒に亡くなったのがせめても救いだろう しかし俺には彼女もいない家と職場を往復 する毎日で彼女ができるわけないんだけど 俺を癒してくれるのはの恋だけだ今となっ ては恋たちが俺の家族であり恋人でもある 面白みのない毎日だが俺は庭の恋たちと 穏やかな日々を過ごしていたんだあとは 人間の恋人がいれば言うことなしだったん だけどねそんなある日のこと俺の家で衝撃 的な出来事が起こる今日は月が綺麗だな夏 も終わりに近づいたある夜俺は風呂上がり に縁側でくつろいでいたプシュッと缶 ビールを開ける月を眺めながら縁側で飲む ビールは最高にい美しい家にいる時は父親 もよく縁側でビールを飲んでいた小さな頃

は父親の横でカルピスを飲んでいたものだ 父親が残してくれた立派な庭を眺める突き あかりで夜の庭もさらに輝きを増していた 気持ちよく外を眺めていた俺はあることに 気がついた恋い池の方から何か物音が 聞こえるまさか恋い泥棒大きな恋は高く 売れるというしなそれとも野良猫が恋い たちを食べようとしてるのかもしれない何 にしても俺の大切な恋に何かあったら困る 亡くなった父親にも顔向けができないチキ な俺だが庭にあった本気を手に持ち胃を 消して濃い池の方へ向かっていった そろりそろりと濃い池に近づく本気を持つ 手にはじわり汗が滲んでいたえ濃い池に ついた俺は信じられないものを目にする なんとそこにはタオルで身を包み濃い池に 入る嫁この姿があったんだ方小さな音を 立て俺の手から放棄が落ちる恋い池を見 ながら呆然と佇む俺に嫁子の視線が向け られたけ小さな声をあげ恋い池に身を 沈める嫁子月に照らされ嫁子の顔が はっきりと見えた恋い池のそばには嫁子の 服が綺麗に畳まれている褐色の肌に はっきりとした目鼻立ちどうやら日本人で はないようだあの一体ここで何をどうして 外国人が恋い池に入っているのだろう しかもタル1枚でそう声をかけるとが 小さくつぶやいた勝手に入ってごめん なさい泣きそうな顔で俺に頭を下げる嫁子 まさか声を取ろうと違うどうやら恋い泥棒 ではないらしい嫁子は片言の日本語で謝り 続けている勝手に入るだめでしたこいたち が嫁子の近くに集まっているとりあえず 嫁子お恋い池から出さなければいけないと とりあえず池から上がって事情は家で聞く からはい来い池から上がるよめタオル1枚 の女性の姿は長年彼女がいない俺にとって 刺激的すぎるあ服は来てきてね嫁このの体 から視線をそらすが心臓はバクバクだ静か な庭で俺の鼓動だけが高なっている服を着 た嫁子は静かに俺の跡をついてきたどうし てこい池に入っていたのビールとつまみが 置いたままになっている縁側に嫁子を案内 する嫁子相変わらず泣きそうな顔をしてい たお風呂入りたくて来い行け温泉だと思っ たのかあれはお風呂じゃないよ知ってます じゃあどうして私ベトナムから出稼ぎに来 ました私兄弟たくさんいるこの近くの工場 で働いています私のお家お風呂ありません 働いたお金はほとんど家族に送っています 家族にお金を送るために家賃も節約して いるのだろう今までお風呂はどうしてたの 今までは週に何回か近くの戦闘通ってまし た本当は毎日お風呂に入りたかたんだけど お金もったいなくてベトナム人は綺麗好き

毎日シャワー入るんです工場の後は たくさん汗かきます仕事の行き帰りだけで も汗をかく夏週に数回しか風呂に入れない のも苦しいだろう先日俺さんの家の前を 通った時に魚が飛び跳ねる音を聞いたです 中を覗くと小さな池見えましたここならお 金気にせず体綺麗できると思ってそれから たまにこっそり池入っていたです事情は 分かっけど勝手に人の家に入ったらいけ ないよ本当にごめんなさい恋いたちにも 悪いことしました恋いさんたちごめん なさい立ち上がり恋い池に向かって頭を 下げる嫁子その姿を見て俺は思わず笑って しまったどうやら嫁子は悪い人ではない ようだ俺の笑い声を聞いた嫁子も恥ずかし そうに笑うでもよかった泥棒じゃなくて ベトナム人は真面目です泥棒なんてしませ んコロコロと表情が変わる嫁子はで子供の ようだきっと素直な心の持ち主なのだろう これからはまた戦闘行くようにします がっかりした顔をする嫁子家族のために 頑張る姿に心を打たれた俺は嫁子にある 提案をしたよかったらうちのお風呂を貸し てあげるよえ俺この家に1人で暮らして いるんだ役場で働いているから毎日6時 過ぎには帰ってくる俺がいる時間に来て くれれば好きなだけお風呂に入っていいよ 俺の提案に嫁子は明るい表情を浮かべたが 申し訳なさそうにこう言ったでもお金払え ません嫁子は本当に真面目な性格のようだ ただでお風呂を使わせてもらうのは気が 引けるのだろうじゃあさお風呂を貸す 代わりに家の掃除をしてくれないかな掃除 が得意ではない俺はこの広い家を掃除する のも手こずっていたんだ綺麗好の ベトナム人なら掃除も得意だろそう言うと 嫁子は嬉しそうに頷いてくれた毎日来ても いいですかもちろん その代わりもう2度と濃い池には入らない ことそう言うと嫁子はバが悪そうな顔で 笑ったその日から嫁子は毎晩うちにお風呂 を借りに来るようになったんだお邪魔し ます翌日の夕方早速嫁子がやってきたまず は掃除します部屋の隅々まで掃除機を かける嫁子キッチンや洗面所まで綺麗に 磨き上げてくれたテキパキと働く嫁子の姿 にあけに取られる俺子供のような表情から はこんな敏な姿が想像できなかったすごい な1時間もかからずにピカピカになった家 に思わず驚きの声をあげる俺の声を聞いた 嫁子は満面の笑で微笑んだベトナム人の 女性働き者ですこんな嫁がいたら男性も 幸せだろうその時俺のお腹が小さく音を 立てた俺のお腹の音を聞き声を立てて笑う 嫁子ごめんなさいご飯の前に来てしまい

ましたね嫁子はご飯食べたよかったら一緒 にどうかないいのですかもちろんいつも 1人で食べる食事も嫁ことなら楽しくなり そうだ私何か作ります張り切って腕まくり する嫁子ベトナム人っていうのはパワフル なんだな冷蔵庫にある食材を使い物の数分 で嫁子は料理を何しなも作り上げたうまい 俺さんのお家たくさん調味料ある料理好き ですか実は料理するの得意なんだ掃除は 苦手だけどね私も料理得意です小さい頃 から兄弟たちの食事作ってきました料理 好きという共通の趣味を見つけた俺たち 自然と話も弾んでいく俺さんはどうして こんな広いお家に1人で住んでるのですか 2年前に両親が亡くなったんだ旅行先で 2人とも一緒にそうだったんですね両親の 話を聞いた嫁子が静かにそうつぶやくこの 家は大下だった父親が俺に残してくれたん だ家族思いのとてもいい父親だったよ父親 の姿が家族にお金を送る嫁子と重なる私の 父は屋台でお店をしています私の料理父親 譲りです嫁子のお父さんは料理人なんだね 私は5人兄弟の長女です私の家小さいでも みんな仲良く暮らしていますそう言うと 嫁子は財布から1枚の写真を取り出した私 の兄弟です写真にはよく似た顔で笑う4人 の小さな男の子と女の子の姿真ん中にいる 嫁子も幸せそうに笑っているでもやた なかなか儲からない幼い兄弟たちのために も長女の私日本に出稼ぎに来ました同じ 自衛洋の家庭でも俺は何も不自由したこと がない学費も1人暮らしのお金も全て両親 が出してくれた今も両親が残してくれた家 で恵まれた生活を送っている嫁子は俺には 到底分からない苦労をしてきたんだろう 愛しそうに写真を見つめる嫁子に思わず こう聞いてしまった寂しくならない俺の 一言に明るく笑う嫁子寂しい時はベトナム 料理食べて元気出します体も気持ちも元気 になるベトナム料理は最強ですピースを する嫁子を見て俺は思わず笑ってしまった 今度俺さんにもベトナム料理食べさせて あげます本場ベトナム料理めちゃくちゃ うまそうではないかマジで家から調味料 持ってきますベトナム料理食べたら俺さん も元気いっぱいなりますよ楽しみにしてる よ風呂借りにた嫁子だったが結局その日は 掃除と食事も済ませ3時間ほどうちで 過ごしていった1人っきりの毎日を過ごし てきた俺に久しぶりに訪れた人との時間俺 の心は温かな気持ちで満たされていた思え ばこの時から嫁子に惹かれていたのかも しれないな次の休日早速嫁子がカいっぱい の調味料を入れ家にやってきた食材を買い に嫁ことスーパーへ向かう俺人と買い物に

行くのも久しぶりだ俺と一緒にあるく嫁子 は道端の花に触れたり野良猫に木を取られ たり子供のような嫁子は見ていて飽きる ことがないスーパーにつき嫁子に必要な 食材を選んでもらうベトナム料理をご馳走 してもらう代わりに食材費は俺が払うと 言っておいた嬉しそうに野菜や魚介を手に 取る嫁子いつもは見切り品しか買ってい ないらしいたまには思う存分買い物させて あげたいスーパーの買い物なら金額も高が 知れている俺はのんびりと嫁この物に 付き合ったあこれ嫁子が嬉しそうな声を あげた好きなお菓子でもあったのだろうか これベトナムの4私のお父さんのお店の 名物なかなか売ってないんですよ4の袋を 見ながら目を輝かせる嫁子俺がこいつ 買い物かごに入れると嫁子は驚きの表情で 俺を見つめたお父さんの味家でも食べなよ ベトナム料理は最強なんだろうそう言うと 嬉しそうに笑ったよたくさんさん ありがとうございます大量の食材を抱え家 に帰ると嫁子は早速料理に取りかかった 縁側から料理をしている嫁子を眺める鼻歌 混じりで料理をする嫁子はとても楽しそう だそういえば父親もよく縁側から台所に いる母親を見ていたな愛しそうに母親を 見つめる父親の顔を思い出した台所からは いい匂いがたってくる嫁子の父親の屋台も 同じような匂いがするのだろうか数10分 後の上に乗り切らないほどの料理が並べ られたすげえ色とりどりの料理に目を丸く する俺そんな俺の様子を嫁子は笑ってみて いるこれが生春巻きこれがゴイガーこれが パインセオゴイガーは鶏肉と野菜のサラダ パインセオはベトナムのオレですカまで あるじゃんそれはソフトシェルクラブ 柔らかいので丸ごと食べられます嫁子が 得意気な表情で料理の説明をするその時 嫁子のお腹が大きな音を立てた立ちまち 嫁子の顔が赤くなるあれだけ動き回って いればお腹もすくだろう俺たちは早速食事 を取ることにした初めて食べる本格 ベトナム料理はどれも美味しかった香辛料 やハーブたっぷりの料理は嫁子が言うよう に体も心も元気にしてくれそうだ日本家で ベトナム料理食べるのもおかしな気分だな 本当そうですね俺と嫁子は顔を見合わせて 笑う誰かと食事を共にするのってこんなに 幸せなことなんだなこれが4です4は癖に なりますよハーブがたくさん入った4の スープを口に含む日本のラーメンとは全く 違う優しい味が体に染み渡っていった とてもおいしい俺の一言に嫁子も満足そう だ私はこの4を食べて育ってきたです4は 父親の味ですそういえば俺の父親も

焼きそばだけは得意だったな休みの日の夜 は必ず父親が作った焼きそばだった私 焼きそばも好きですじゃあ今度は俺が嫁子 に日本食を作ってあげるよ焼きそばは日本 食か分からないけど嬉しいですよかったら これから夜は一緒に飯食わないかなえ人と 食事をする喜びを思い出した俺は思わず 嫁子にそう声をかけてしまった人とご飯 食べるのって楽しいなって照れ笑いしつつ 素直な気持ちを嫁子に伝える俺わかります 私も1人のご飯寂しいですこうして俺と 嫁子は毎晩一緒に食事をするようになった んだ嫁子と夕食を取るようになり俺の冷蔵 庫も潤い始めた台所にはベトナムの調味料 やハーブも並ぶようになった嫁子は毎晩 うちに来る度恋い池の恋たちにも声を かける嫁子が近づくと恋いたちも寄って くるようになった嫁子と同じように魚も 素直なんだな嫁子は俺が作った料理もどれ も美味しそうに食べてくれた食べてくれる 人がいると料理の気合も入るものだ夕食の 後には嫁子に日本語も教えてあげた元々頭 がいいのだろう嫁子の日本語はみるみる 上達していった嫁子が俺にベトナム語を 教えてくれることもあった知らない言語や 文化を学ぶのは俺にとっても楽しいもの だった一緒に過ごすうち俺はどんどん嫁子 に惹かれていった天外孤独の俺に太陽の ような嫁子は光を与えてくれたんだ子供の ように住んだ瞳で母国のことを話す嫁子 愛しそうに家族の話をする嫁子嫁子が来る ようになり俺は今まで以上に満たされた 日々を過ごしていたんだしかしそんな 穏やかな日々を揺する出来事が起こるある 夜のこといつものように食事をしていると 嫁子が静かに話し始めた国に帰ることに なりましたえ今の工場の契約が切れて しまって浮かない表情の嫁子まだまだ日本 で頑張りたいのにせっかく日本語も覚えた のにな最終職先はないのどこも人が いっぱいでなかなか見つからなくてため息 をつく嫁子嫁子が国に帰れば一生会うこと もなくなってしまうせっかく俺さんとも 恋いさんとも仲良くなれたのに嫁子の一言 が俺の心に火をつけたこのまま嫁子と 離れ離れになるなんて絶対嫌だもうこれ 以上大切な人を失いたくはない諦めるのは まだ早いかもしれないえ役場には外国人の 就職支援をしている企業もやってくる俺 なら嫁子の最就職先を見つけられるかも しれない俺に任せて嫁子にそう告げ翌日 から俺は手当たり次第思いつく企業を 当たることにした俺の予想通りいくつかの 企業は外国人労働者を求めていた ピックアップした会社を嫁子に紹介する

日本語もある程度でき真面目な嫁子はすぐ に最終職先を決めたこれで俺も嫁子も一 安心だ最終職が決まった嫁子はお礼に再び ベトナム料理を振る舞ってくれるという 2人だけの小さなパーティー酒屋を巡り ベトナムビールを用意した俺はある決意を 固めていた嫁子に告白をするのだ乾杯 ベトナムビールの瓶を2人で合わせる仕事 が決まった嫁子は安心した表情だしかし俺 の勝負はこれから俺の恋人になってほしい 嫁子に蓮の花を差し出す美しい蓮の花が ベトナムの国家であると教えてくれたのも 嫁子だ下を向きまっすぐに蓮の花を 差し出した俺は嫁子の顔を見ることができ ない その時嫁子の温かな手が俺の手を包み込ん だ思わず顔をあげると嫁子が幸せそうに 微笑んでいるよろしくお願いしますそう いい嫁子は俺の手からハの花を受け取った ピンクのハの花は菩薩みたいな嫁子によく 似合っていたよベトナムの家族も大切だ けど俺さんも私にとって大切な人離れるの は嫌でしたどうやら嫁子も俺のことを気に なっていたようだ恥ずかしそうにそういう 嫁子はとても可愛かった付き合い始めた俺 たちは我が家で同性も始めた昔ながらの 広い家は1人には広すぎたからね家賃や 食費の負担が減った嫁子は今まで以上に 家族に仕送りができるようになった 付き合って1年後嫁子は勤務先で社員に なった真面目な嫁子の勤務態度が評価され たようだこれからは日本で俺が嫁子の家族 になるよ嫁子の社員投票が決まった日俺は 嫁子にプロポーズをし 再び差し出したハの花を嫁子は嬉しそうに 受け取ってくれたよ新婚旅行先には嫁子の 生まれ故郷ベトナムを選んだ人生初めての 海外旅行日本に来て以来国に帰ってい なかった嫁子町に待った家族との再会だ嫁 この両親がやっている屋台はベトナム南部 の歯石街ドキドキした気持ちでバスに乗る 一場にはドライフルーツのお店や アクセサリー店が並んでいるどのお店の人 も穏やかな表を浮かべていたバスを降り カラフルな屋台の前で足を止める嫁子中で は浅黒い顔をした男性が忙しそうに 動き回っていたお父さんそっと嫁子の背中 を押すと嫁子は屋台の中に駆け込んでいっ た父親が駆けつけてきた嫁子をきつく 抱きしめる2人の目からは大粒の涙が流れ ていた奥から出てきた母親も嫁子を 抱きしめる両親も嫁子に会いたかったの だろう嫁子が両親に俺を紹介すると同じに 俺も抱きしめてくれた今父親に抱きしめ られたらこんな感じなんだろうなその晩は

嫁子の実家にお世話になった以前見せて くれた写真より少し大きくなった兄弟たち がせいっぱいもてなしてくれたよもちろん 嫁子の父親自慢の方もご馳走になった新婚 旅行でベトナム料理にさらにはまって しまったな嫁この両親も兄弟も本当によく してくれた家族って本当にいいもんだな 結婚して数年後俺たちは1人息子に恵まれ たハーフの息子はなかなかのイケメンだ4 歳になる息子は幼い頃の俺のように恋い池 を眺めながら育っているよ家族の絆は色々 なものを結びつけてくれるんだな家族を 大切にしていれば幸せになれるんだぜ自分 が作った恋い池で息子が奥さんを見つける なんてあの世で父親もびっくりしているか もしれないな運命の人と衝撃の出会いをし た人は是非教えて欲しい俺に勝てる人はい ないかもしれないけどね高評価チャンネル 登録もよろしくお願いし ます続いてのお話は灼熱の炎天下で ボロボロのリアカーを押しスカを売る女海 の家を経営する俺が全部買い取った 結果最近は麦帽子って言えば某世界的に 有名な海賊王になる男なのかな俺の中では 小麦色に焼けた肌に真っ白な歯を見せて ピッカピカの笑顔を浮かべる嫁この大名詞 だよ夏が来ると思い出す俺たちの夏色満載 な馴れ染めぜひ聞いていってほしい俺は 当時25歳季節ごとのレジャーが大好きで 遊ぶことは人生で1番大切なことだと思っ ていた当然1日中誰かに拘束されて仕事 するなんて真っ平らだったけどちゃんと 生活費は稼ぎたい一層遊びの延長を仕事に すりゃよくねと思った夏はサーフィンを 楽しみながら海の家冬はスノボを堪能し ながらスキーのインストターって生活をし ていた一般的な社会人とは異なる安定し ない仕事だから両親からは顔を見るたびに 愚痴をこぼされたけど後悔していないだっ てたった1度の人生なんだから自分のやり たいことで生きていけりゃ儲けもじゃない かそんなまあ人生を斜めに見て楽しんで いるような若僧だったんだよそれで嫁こと であった夏も俺は海の家を運営していた うちは和風コンセプトの落ち着いた佇まい で男問わず人気がある頼れるバイト君たち もいるしそのうち店を任せてもいいかもな なんて思いながら休憩を取に出かけていた んだすると海岸沿いの道にあったボロボロ のリアカーが目に止まった大きな麦帽子を かぶった女性が何か販売している様子だが 柄の悪い男が数人彼女を取り囲んでいる ようだったポコポコと軽快な軽い音がして 男たちはどっと笑っているその前で女性は 泣きそうな声でやめてくださいと懸命に声

をかけるが男たちは調子に乗っているよう だなんだよ俺たちはお客様だぜお客様は神 様だろう神様が1番美味しいスイカを選ん で買ってやろうって言ってんのギハラハと 下品な笑い声をあげてポコポコスイカを 叩き続けているようだ俺はためらわずに 駆け寄ってスイカを叩く腕を掴んだあなん だてめえこういうやからには言葉が通じ ない俺は無言で腕をりぎりつみ続けたいて てててててその間俺はずっとニコニコ笑っ ていたこのサイコパスな感じが1番効き目 があるんだよなこいつやばいと思って もらうのが1番早い速攻で男たちは 逃げ出していきポカンとした女性が残った 大丈夫ですかスカ割れてないははい大丈夫 ですあありがとうございます勢いよく頭を 下げたら女性はその場にへなへなと 崩れ落ちてしまった だ大丈夫俺は急いで丁寧にスカを積みなし てリアカーにスペースを開け女性を 抱え上げてリアカーに乗せたすぐに涼しい ところへ連れて行きますからおりゃと海の 家まで運ぶへたり込んだ麦帽子の女性こそ 後の嫁子この時嫁子はひょいって私をカガ 抱き上げてね大丈夫ですかとか言ってくれ てもうもうねキんってしちゃってと 盛り上がりです王子様みたいだったとのう 乙女チックな嫁ですはい頭に手ぬい寒で腰 に内輪を挟んだ王子がどこにいるのやら 記憶が描かされてないかまあともかく嫁子 を連れて海の家まで引き戻した俺は涼しい ところで横になってもらいよく冷えた ポカリを飲ませたやがて落ち着いてくると 全員でほっとする調理担当をしてくれて いるギャルが麦茶も持ってきてくれた ありがとうございますお世話になって しまってペコっと頭を下げて嫁子は にっこりはだった円転かリアカーを引いて 移動していたのに水筒を忘れてしまったと いう熱中症になりますからね気をつけない とすみませんもうちょいいけるかなって誰 かこの子に耐える以外のコマンドを教えて あげてください命の危険があるから頼むわ ちょうど海の家も空いていたので俺は嫁子 と話し込んでいた嫁子は今22歳スカや 野菜などを育てている農家だそうだ幼い頃 に両親をなくし祖父と過ごしていたが祖母 もなくなった今はソフと一緒に農家を営ん でおり今年はスカの出来が良くて喜んでい たら誰かのいたずらで細かい傷を入れられ てしまってピカピカの綺麗なスイカが実っ ていたのにこのままでは商品として下ろせ ない無事だったスカは出荷したもののこの 大量のスカをどうしたものかと困っていた 味は天下一品なんですなので私が全部打っ

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て彼女いないのギャルちゃんは俺さんと どういう感じ俺さんってどういう人が好み かな連絡先いきなり聞いたら惹かれちゃう かなともう裏側で超積極的だったんだ そりゃニヤニヤしたくもなるそうとも知ら ず俺は確かに夜道は危ないしさっきみたい にドキュンに絡まれるかもと納得して送っ ていったその先に最強の戦闘民族農民のじ さんが手癖引いて待っているとは知らずに 嫁この家は海から結構距離があったよく この距離をリアカー引いて歩いてきたな 帰りは俺がリアカーを引きながら家まで 送っていくと家の前にはよく問いだ鋭いカ を構えたじいさんがいたわしの孫に何をし とるかあほんだらへえ完全に臨戦体制なん ですけどカマとか超怖いどう考えても一撃 でやる気だ待って待ってこちとら戦闘力 たった後のゴミかすな普通の地球人なん です無理です無理ですごめんなさい慌てて 嫁子が割り込んできて待っておじいちゃん 俺さんは親切な人なんだよ暗くて危ない からって送ってくれたの送りじゃ許さんぞ そこへ治れえだから誤解だよ俺さんうちの スカを美味しいって褒めてくれたのいい人 だよねえそんなんで怒りって収まるのとか 思っていたら途端にニコニコでカを下ろし てくれたなんだそれを先に言わんかいお客 さんかどうだうちのスイカはうまいだろう はい最高であります俺は全身前例を込めて 姿勢を正したなめた真似をすれば頭をかち わられに違いないと思ったからだそう だろうそうだろうまあ立ち話もなんだから 上がっていくといい嫁子ほれあれ出して やれはいはいちゃんと物の名前言わないと ボケちゃうわよおじいちゃんわし障害現役 じゃボケ扱いするなはいはいはいはい嫁子 は俺に向かって小さく両手を合わせて ごめんなさいのポーズをしつつ先に家に 入っていった待って置いていかないで俺君 というのかまあ上がりなさいどと片を ポンポンされて超怖いじいさんなのに ちっとも弱々しいところがない生涯現役も 建てじゃないなわしの可愛いスカを褒めて くれたようだから家に上がるのくらいは 許すがなははははは分かってるな問わ ばかりの無言が怖いもう目が殺す言って ますはいお待たせ俺さんいっぱい食べて いってねいいや急に悪いよなんじゃいうち の野菜が食えねえってのかいいただきます いただきますいただきます遠慮している暇 もない俺は嫁子が支度してくれた彩り豊か な夏野のラタぷをパクりうままるでどっか のグルメ漫画みたいに食材が踊り出すよう にうまいよとにかく味が濃くてどっしりし ているしみじみうまく肉もないのに満足感

が半端ないおいしいですふん当たり前じゃ 嫁子酒持ってこいあれがあったじゃろあれ がもうだからボケるよまた生涯現役のを 繰り返しながら嫁子はじいさん蔵の日本酒 を出してきたよし飲むぞ若ぞははい いただきますじいさんは最初の臨戦体制 から随分丸くなったご機嫌で酔っ払い もりもり飯を食っている元気なことはいい ことだ大事なスカが傷つけられて落胆し 続けているよりはずっといい俺は気を 取り直して嫁このの進めるままに夏野菜 たっぷりの夕飯をご馳走になりながら交渉 する実は本日頂いたスイカが大変好評でし て今後も是非スイカを下ろしていただけ ないかと考えておりますキャルが作って くれたハエ散らかすメニューの写真を 見せるとじいさんびっくりしてたなイン スタとか言うんじゃろこういうの最近の 若いもはすごいの映えだよ映えキャル ちゃんすごかったよおじいちゃんじいさん はご機嫌でスカを下ろす許可をくれた目玉 商品が増えてますます華やかになるだろう わしが配達してやると張り切ったものの 最近腰の調子が悪いらしい結局嫁子が配達 してくれることになったじいさんは俺を目 の端で睨んでいた大丈夫です大事なお孫 さんは俺が精神誠意を守りしますからそれ から毎日嫁子はスイカを配達してくれる ことになりついでに手伝いをしていって くれるのでギャルが喜んだお仕事もあるの に大変でしょ気を使わなくていいよ早朝 から畑に出て働いて配達してからも戻って 脳作業をしているらしい体力が心配だそし たら嫁子はきっかけかの笑顔をくれたんだ みんなが幸せそうで嬉しいし大事に育てた スイカも喜んで食べてもらえて本当に本当 に幸せなんです確かに嫁子はこの上ない 笑顔で接客してくれてうちのスイカなん ですよ美味しいですよって営業もかける 楽しそうに働く嫁子に釣られてバイト君 たちの動きもいつもよりシャキっとして いるしキャルも満足そうだそういうこと ならでも疲れたら絶対いってね約束だよ いいあ水分補給したあこれからですえへへ ペロっと下を出して嫁子は奥へ下がって いきキャルから麦茶をもらって飲んでいた 目を離すとすぐにタイルのコマンドを使う から本当に困るんだ俺はこめに声がけする ことにしている全くもう本当に困ったもん だ俺がいないとダメなんだからそんなな 言葉がすらすら自然に浮かんでハっとする 俺嫁こ好きになっている同時にラスボスと かした筋骨流流なじいさんの顔が浮かんだ よく問いだかvs内という和風シルな絵面 も浮かびあ積んだと思った装備品そこら辺

で拾った小田で魔王の城に乗り込むような もんだよまなんとかなるなるるる全身の 震えが止まりません人生最大の恐怖体験を 乗り越えても俺は嫁この思いをいつか伝え たいそう思っていたこの夏が終わるまでに は伝えたいでも惹かれたらどうしよう気の 会う仲間とはいわい楽しくやるのは得意で も女性と真剣に向き合ってお付き合いをお 願いした経験がないどういうものなんだと 俺はギャルと付き合っているバイト君に 聞いてみたけど全く参考にならなかった もうすぐ夏が終わってしまうそう思いつつ 全く踏み切れない俺は毎日嫁子を送って 言っていた毎日玄関で仁王立ちしている じいさんが待っているはずだったまさか あのじいさんが俺は驚愕の光景おのあたり にすることになる玄関にじいさんがいない ことに気づき俺たちは思わず顔を見合わせ たまだ畑かしら嫁子に続いて畑へ向かうと じいさんが腹を抱えてうずくまっている姿 が見えたおじいちゃん悲鳴のような嫁子の 声にもじいさんは顔をあげなかった俺も 慌てて駆けよが立ち上がることもできない ようだ病院へ医者なんぞ信じられるかうち の野菜食ってや治るいやそんな馬鹿な 明らかに内臓に何か異常があるんだ早く 医者へ連れて行かないと強がってはいるが じいさんは冷やせだらだらどう見ても緊急 事態だおじいちゃんお願い病院行こうね いやじゃてこでも動きそうにない俺はもう 脅してでも連れて行くしかないと思った じゃあ俺がお姫様抱っこで病院へ連れて 行きますけど車に乗るのと俺のお姫様 抱っこどっちがいいですかそそんな 恥ずかしい真似ができるか俺は全然 恥ずかしくないんでさ行きましょういいや 車に乗る乗るからじいさんははうよに進み 俺たちはじいさんを両脇から支えて車に 乗せる嫁子が運転する車で病院へ急行した 診断結果は中水園手術が必要らしいと知 やいなやじいさんは大騒ぎだったわしは もう死ぬ俺君嫁子嫁子頼むギャラ騒ぐ患者 には慣れているのかテキパキと手術の準備 を進めたいしは大丈夫ですパカッと開いて サクっと取って繋いでチクチク閉じるだけ 寝てれば終わりますじゃあわしはもう死ぬ 人生剤入れて冷静な対応に俺はほっとする 先生の腕は確かなようだし何しろあれだけ 元気だ世界で1番心配しなくていい患者だ 真っ赤な顔で俯いた嫁子は小さな声ですみ ませんすみません祖父がすみません つぶやくように謝り続けたそれから こっそりと教えてくれたんだおじいちゃん 注射が怖いんですなるほど今頃麻酔用の でかい針を見て出身しているかもしれない

な頑張れ負けるな世界一心配のない患者と はいえ嫁子は手術中のランプがとる間不安 そうに顔を曇らせる俺が手を握ってますと 嫁子も微笑だおばあちゃんも病気で入院し てあの手術中にそれでおじいちゃんは ますます病院嫌になったのそっかでも きっとおばあさんが守ってくれる大丈夫だ よ嫁子さんうんまあ回復したじいさんを見 たらあの時の嫁子に土下座しろと言いたい 気分になるくらい元気だ安心してくれあれ だけ死ぬ死ぬと騒いでいたじいさんだった が当然みるみる元気になったもりもり病飯 を食いながらまずいうちの野菜食わせろと わがまま放題その度に各方面へ嫁子が一生 懸命頭を下げていた看護師さんはわがまま な患者に慣れているのか悟りの境地に至っ た仏のような慈愛に満ちた微笑みを浮かべ ている嫁子と一緒に退院したらたくさん 美味しいものを食べさせてやろうと準備を 進めているとじさんが呟いたそれでお前ら はいつ結婚するんだベッドサイドに座って た俺たちは綺麗にずっこけるところだった よ2人揃ってむせたみたいにげほげほして いるとじいさんは偉そうにふんぞり返って 腕を組みわしは一目惚れしたばあさんに 出会ったその日にプロポーズしたぞいや それやってたらじいさん俺をこのよから 抹消してたでしょう当たり前だろうがどこ の馬の骨じゃいいや矛盾してますってそれ はそれこれはこれじゃいうちの嫁子に不満 でもあるのかああ本人の目の前で聞くかな 俺は嫌をなく覚悟を決めなければなら なかった不満なんてあるわけないです嫁子 さんは優しくて可愛くて笑顔が素敵で料理 も上手で可愛くて可愛くて可愛くて覚悟を 決めたらすらすらと嫁子が大好きな気持ち が溢れて止まらなくなってしまったふふん 嫁子の良さはそんなもんじゃないぞ若僧 嫁子はな俺とじいさんは人切りどちらが 嫁子の魅力を知りしているかマウント合戦 をしたはははやるな若僧もうダウンですか 年ですね黙れ若ぞいたほらまだお腹に力 入れちゃダメだって先生に言われている でしょう安静にしてくださいねじいさんを 寝かしつけてやると隣で嫁子は真っ赤に なってプルプル震えていたおおおえとどう したのおじいちゃんにばっかり言ってなん で私に言ってくれないのあごごめ盛大に むくれてしまった嫁こ前にオタオタして いるとゆっと嫁子は俺に抱きついてきた ちゃんと言ってください嫁子さん好きです 俺と結婚してくださいニコっと顔dirに 笑顔が広がる俺は嫁この子の顔が一番 大好きだじいさんは寝っ転がったまま背中 を向けて鼻をすすっていやがるじいさん

また来るよ退院したらうまい飯食おうなお じいちゃん看護師さんのこと困らせちゃ だめようるせえどこへでも行きやがれ俺 たちが腕をで病室を出ていくとまたもや 嫁子がこっそり教えてくれた内緒話の内容 とは関係ないけどこそこそと教えてくれる 時の嫁子ってめっちゃ可愛いんだよなあの ね俺さんおじいちゃんがおばあちゃんに プロポーズした時旅行が大好きなおばあ さんが若かりしこじいさんの村に立ち寄っ て農作業を手伝ってくれたらしいその 美しい所作都会からやってきた洗練された 美人に一目惚れしたじいさんは速攻で プロポーズしたもちろんおばあさんも最初 は断ったそうだよでも顔を合わせる度に 一生懸命口説いてきてしまいには結婚して くれなきゃ俺は死んじまうって泣きべそ 書いて泣き落としたらしいですよぶおばあ ちゃんはねそういう一途おじいちゃんが 大好きになっちゃったんだって表向き信 じまったら夢みが悪い結婚してあげるって 言ったそうですけど見事なかか電化だった わけだそう私の理想の2人俺を尻にしたの 敷いてあげてもいいですけどほどほどにお 願いしますよはいじいさんが亡くなったお ばあさんを今もなを大事にしているのは よくわかる大事に育てたスイカを自宅で 食べる時は真っ先におばあさんに備えて から食べるんだもんなお互いを思いやる とても良い夫婦だったに違いない俺もそう いう風に嫁こと時を重ねていきたいそう 思いながら俺はよりそう嫁このぬくもりを 感じていたそれから俺は農家をつぐ決意を し海の家は相合でのやるに任せたまに嫁子 と一緒に手伝いに行くようになった俺も夏 はサーフィン冬はスノボとある程度鍛えて いるつもりだったが農業で使う筋肉は 異なる連日の筋肉痛に悲鳴をあげ嫁子が 優しくシップを張ってくれたところをじい さんに叩かれながら頑張っている気がつい たら俺は嫁ことお揃いの小麦色の肌に麦 帽子が似合う男に成長していたじいさんは 本当にパワフルで毎日毎日大自然と 向き合って大事に野菜やかを守っているん だはちゃめちゃなじいさんだけどその姿は かっこよくてさ俺も師匠として尊敬し始め ているところだ野菜と向き合う時のじい さんは本当にかっこいいから俺もあんな男 になりたいなって思っているじいさんは 隊員後もますます元気いっぱいであ次の俺 を指導するのに張り切りすぎてまたお姫様 抱っこされるはめに会うおじいちゃんの方 が俺さんにお姫様抱っこされる率が高いっ てどういうことプリプリと可愛い焼きもち を焼く嫁子もお家で抱き上げるはめに会う

俺はこのために体を鍛えていたような気が してきたもんだそんな風に穏やかな時を 重ねてうちにも可愛い娘が生まれた嫁子に そっくりで笑顔が可愛い自慢の娘だひ孫が できてすっかり丸くなったかもしれない じいさんは毎日メロメロで腰が心配なのに 大さんになっているそんな娘が小学校で あったと俺たちに報告してくれる娘子ね 注射したみんな怖いって言ってたけど娘子 は平気だったのクラスで1人だけ泣か なかったのふんと鼻息荒く得意そうに胸を 張る姿が可愛い俺たちはすごいねえと褒め ながら花の下を伸ばしていたすごいの さすがはわしのひ孫じゃとじいさんも鼻高 だかやおや注射が怖くて死ぬ死ぬと言って いたお人が何か言ってますよ俺と嫁子は顔 を合わせて苦笑いするじいさんの名誉の ため黙っていてやるか頑張った娘へのご 褒美は俺たちが誕生込めて育てた美味しい 美味しいスイカだ長い話を最後まで聞いて くれてありがとうみんなにも夏の特別な 思いではあるかよければ是非聞かせて 欲しい続いてのお話は病院受付で泣き ながら取り乱しているしまい放っておけず 別の病院へ車まで送ったけ か俺がかかりにしている眼科に突然ギャル が飛び込んできた腹痛の妹を連れたギャル はどうやらなかなかの慌てん坊けれど 明るく優しくて憎めない人だやがてジミ リーマンの俺と派手ギャルの嫁子そして 思いがけないもう1人の人物は共に運命の 日を迎える俺は20代前半ご普通の サラリーマンおいたちも普通今の仕事もご 普通顔も身長も収入も普通という特徴の ない男だだ学生時代友人から主な特徴が メガと言われたことがある大人になって からコンタクトレンズになり唯一の特徴 すら消えたただ目立たないモブ系の男それ が俺だ俺が特徴を取り戻すのは自宅にいる 時と使い捨てコンタクトレンズを作るため 定期的に火曜眼科に行く時だけその時 ばかりは愛用の眼鏡をかけてつかの間学生 時代と同じメガネ君に戻るその日も俺は いつもの眼科にいた診察を終えて支払いを しているとなんだか表が騒がしいやがて 自動ドアに肩をぶつけながら派手なギャル が飛び込んできた泣きじゃくる女の子を 抱えている女の子は小学生高学年くらい だろうかそれに派手なメイクの上からも 分かるほど青い顔で血走っていたどうし ました受付の女性職員が驚いてとうキャル は大慌ての様子で早口に訴えた妹がマジ 払いたいって泣いてるの早く診察して くださいなぜ腹痛で眼科に来てしまったの かと素直に思うのは仕方があるまい受付の

人たちも口々に近くの小にかや内科に行く よう促している場所も調べてあげている ようだだがキャルはひどくうえているから かよく話を聞いていないようだ何なんで見 てくれないのそうパニックを起こし怒り 出した受付や看護師がなめるがついには ギャルの方まで泣き出してしまう お姉ちゃんトイレ女の子が苦しみ始め受付 の人がトイレへと連れて行った看護師たち が救急車を呼ぶかとざわめく中俺は自宅の 近くに小児科があるのを思い出したどうせ 今から帰るところだし連れて行ってあげれ ば解決するように思えるお姉さんお腹の医 まで良かったら連れて行くよ車だから10 分もかからないし俺の言葉にギャルが 振り向くついでに受付の人たちもこっちを 向いて救世主のように俺を見たなんでここ じゃダメなの病院でしょ震えるよような 涙声だったなんとギャルはまだ分かってい ないようだ最3うちは眼下ですと言われて いたが相手の言葉に被せて彼女自身も話す からよく聞こえていないのかもしれない こういう時はとにかく相手を落ち着かせ なければだめだ俺はことさらゆっくりと 語りかけたお姉さんねいいよく聞いてね ここ目のお医者さんわかる目だよ目目俺は 目と言いながら自分の目を指さすまるでこ に言い聞かせるようだが馬鹿にしている わけではない本気で慌てている人にはこの くらいでなければ伝わらないこともある 実例は泡ぼである俺の母だやっと落ち着き を取り戻したのだろうかキャルは恥ずかし そうに顔を追ったやばいまたやらかした 本当信じられないさすがに落ち込んだ様子 だちょうど妹さんがトイレから戻ったので 俺は改めて小児家に送ることを提案する相 変わらず妹の方は体調が悪く顔色も最悪だ 熱はないがかなりぐったりしている急いだ 方がいいだろうということで俺が送ること で話がまとまりしまを車に乗せて出発した なんでいっつもこうなんだろテンパって わけわかんない間違いすんのすっごいよく あるあんなに慌ててたら仕方がないよ妹 さんは病院着くまで大丈夫そう俺が聞くと 妹さんは国立と頷くかなり下痢をしていた ようで出したせか腹痛が少し収まったよう だ姉妹の家はこの辺りではないという今日 は妹が習い事の途中で体調を崩し姉である ギャルが急いで迎えに来たそうだ最初は 少しお腹が痛い程度だったのでただ一緒に 帰るだけのつもりだったが途中で腹痛が ひどくなったすっかり慌てた姉は何も考え ずとにかく目についたクリニックの看板に 飛びついたわけだそれがたまたま俺がいた 眼科だったうちがカラコン作りに行くとこ

はもっとガかって書いてあるからさ全然 わかんなかったへこむわしょんぼりする ギャルに苦笑してしまう確かにさっきの 眼科はアイクリニック表記だ気をつけない と眼下であることを見逃しうるかもしれ ない思いっきり看板に目の絵は書いてある のだがまあまあそういうこともあるようち のおかもこの前携帯電話をなくしたって 大慌てでさ親父に電話してきたんだって ないはずの自分の携帯から親父が落ち着け 手の中見てみろて言ったらあらあったわ って電話切ったらしいわかるうちもスマホ でLINEしながらスマホないなって探す ことあるわ分かっちゃうのかキャルは嫁子 と名乗った俺も嫁子に習って指名を教える じゃあ自己紹介終わったんでこれでうちら 友達ね名乗った途端に友達にされたギャル とはフレンドリーな人々だと聞いていたが 想像以上だ10分ほど走って小児についた なんとなく心配だったので病院の仲間で 送るするとやはりもう一悶着あった初心 ですね保険証をお預かりします受付の人が そう言った途端嫁子が硬直した保険証ない のうんここまでは無理もないと思う迎えに 来るだけのつもりなら病院に行く準備が ないことはあるだろうだがそれだけでは なかった通か財布もないえ電車Suica で乗れたから気づかんかったやばすぎ財布 もカも全部家スマホとスカしかない意味 わかんない意味が分からないのはこちらの 方だが嫁子は本気でうえている受付の人も 困り顔だ受信するなら今日は全額負担に なります明日以降に保険証を持ってきて いただければ7割の金額をお返しする形に なるのですがどうしますか受信されますか 診察はしてすごい辛そうだからお金1回家 に行って取ってきますお姉ちゃん待って 嫁子妹を置いてもう飛び出さんばかだ1人 置いて行かれてはたまらないと妹さんは 必死で嫁子を止めている俺は急いで自分の 財布を出した幸い2万円ほど入っている お姉さんちょっと待って俺が払えるかも しれない嫁子を止めてから俺は受付の人に 尋ねたすみません全額負担っていくら くらいですか2万円で足りますかね実際に 診察してみないと分かりませんが多分 足りるとは思います分かりました ありがとうございます俺は嫁子の方に 向き直り落ち着かせながら話しかける2人 の家は近くないんでしょならお金は俺が 貸すから落ち着いてくれまず診察して もらった方がいいと思うもし代金に足り なくても俺は家が近いからすぐ取りに 行けるよお姉さんは妹さんと診察室に行っ てあげてかありがとうこれもう立ちだわ

本当に貸してくれるの絶対返すからね嫁子 は大喜びで何度もお礼を言うほどなく妹 さんの名が呼ばれ2人は診察室に消えて いったお金を払う以上は先に帰るわけにも いかない幸い特に用事もないのでのんびり と待つ小児かなので豊富にある絵本を読ん でいると嫁子が1人で先に出てきた妹子 天敵してる脱水になりかけてたみたい まるで昔からの友達のように話しかけ隣に 座ってくる俺は少し動揺したが嫁子は先を 続けた値段も聞いたんだけど薬も合わせて 8000ちょいだってそうなのもっとする と思ってただよね1兆円ってそんなもんな んだねあただの胃腸円だったんだ大きな 病気じゃなくって良かったね俺と話し ながらも嫁子はものすごい早さでスマホを タップしている何か文章を打ち込んでいる ようだなんだろうと思っているとパッと顔 をあげる友達もみんな俺さんのこと神だっ て見せられたのはLINEの画面だどう やら今の出来事を報告していたらしいこの 出会い本当尊かったんで絆大事にしてこ 嫁子は俺の背中をバンバン叩くなんとも パワフルだ釣られて俺も何やら元気が出る 気がする嫁子は少々見た目が派手なだけで 中身はとても妹思いの優しい子だと思う 明るいし根本的に全人なのだろうただ なかなかのうっかり屋さんのようだ今 よりそうほど近い位置に座られているこの ドキドキは可愛い女性が近くにいて胸が高 なっているのだろうかそれともまた何かや しないかとハハしているのか自分でもよく わからないそれはそうと金額が分かれば 最後までいる必要はないだろう俺は財布 から1万円を出し嫁子に渡した切りがいい から1万でいいそうだね分かりやすくて 助かる後で連絡するから返す日はその時に 決めていいいいよ急がなくてもいいから その後俺たちは連絡先を交換して別れた 連絡が来たのはその日の夜だ電話をしても いいかとメッセージが届きいいと返すと ものの数秒で着信がなるもしもしもしもし おつです今日は本当にありがとうござい ましたお金返すのなんだけど18日でいい カレンダーを見るとその日は金曜日だ特に 遅くなる予定もないので仕事帰りに会う ならいいだろう大丈夫です仕事が終わった 後でもいいかなオオじゃあ当日また連絡 するね場所とか細か時間はその時で朗らか に短い会話を済ませると俺はベッドに入る 何の波風もない人生を生きてきた俺にとっ て今日の出来事はなかなかの大事件だ特に 今まで話したことがないタイプの嫁こと 話せたのは大きな刺激だったこのまま 仲良くなれたりしてなどと甘いことも考え

てしまうところが約束の18日になっても 嫁子からの連絡はなかったそれから3日を 過ぎた今も音沙汰はない俺にとって1万円 は決して小さな金額ではないだが元々 人助けのつもりも大きかった最悪の場合 戻ってこなくても仕方がないとはいえ さすがにこちらから連絡すべきだろうか 普段は自分から人に連絡するタイプでは ない俺にとって知り合ったばかりの嫁子に 連絡するのは少々勇気がいることだ会社の 昼休みまだ思い悩んでいた俺に職場で1番 気の合う年上の同僚Aさんが声をけてきた 俺君なんだかぼっとしているな珍しいね 何か心配事でもあるのかすみません顔に出 てました実はこの前初対面の人にお金を 貸したんですちゃんと返してくれると約束 して先週の金曜に連絡をくれるはずでした でもまだ連絡がなくて金曜もう3日も前 じゃないかえこちらから連絡すべきか迷っ ているんです連絡先はちゃんと交換したん ですよそれはすぐにでも電話すべきだろう 君は本当に人が良すぎるちょうど休み時間 だし今連絡するといいAさんに言われ俺は 覚悟を決めた早速スマホを取り出す数回の コールオンの後嫁子の声が聞こえたはい はい俺さんこんにちはどうしたの何かあっ たいたって普通の明るい口調だ俺は表紙 抜けしてしまった約束のことは全く忘れて いるのだろうかあの約束の日が過ぎても 連絡がなかったからどうしたのかなって 思ってえ嫁子が何か言う声が遠く聞こえる 多分スマホから顔を話して何か言っている のだろう続いて後ろがざわつき キャーキャーいう複数の人の声がした何事 かと戸惑っていると嫁子が騒ぐやばい ごめんごめんなさい1週間見間違えてたえ うっ今日何日マジ22日大丈夫まず 落ち着いて今日が何日かを間違えてたって こととはい何かのきっかけで気づかなかっ たのカレンダーは見間違えてたのかでも スマホに日付とか出ない気づかなかった 嫁子は相当ショックだったのか呆然とした 口ぶりだ俺はというと完全に笑えていた 相手が落ち込んでいるとはいえ我慢もでき ずヒーヒーと抑えた笑い声を漏らして しまうちょっと待っていつから1週間前の 日付で生きてたのそんなことある今週最初 からかなつうか束した時点で間違えてたの かもやばくないありえないんだけどままあ 1週間ずれちゃうことくらいはよくあるか も我ながら無理があるかと思いながらの 慰めだ自分で言いながら吹き出してしまう だが嫁コはほっとした様子で答えただよね 前も1週間ずれてカレンダー見ててさ 間違えて休みに出勤したことあるこの瞬間

俺は嫁子が少しどころではない切水の うっかり屋さんであることを確信した同時 に落ち込みすぎないのは長所で明るい性格 なんだなとも思うじゃあ今週の金曜の つもりだったってことだよね会う日はそれ でいいかなはい本当すみませんでした絶対 今週ねもう時間と場所も決めとくその方が いいね18時か19時に駅前でどうかな夜 の6時か7時のことねじゃあ7時で了解 じゃあ金曜日にねはいそれじゃまたね通話 起きるずっと横で聞いていたAさんは ひどく微妙な表情だ相手の子カレンダーを 1週間見間違えてたみたいです俺が半笑い で報告するとAさんはため息をついた呆れ てものも言えんな全く親の顔が見てみたい 正々きつい言葉だが無理はないかもしれ ないAさんは同じ家の中でも評判の しっかりもだだからこそ余計にそう感じる のだろううちの娘も友達ができてお金を 借りたと言っていたがあの子は大丈夫 だろうかしっかりしたAさんの娘さん でしょうきっと平気ですよ気になっていた ことが解決し俺の方は心も晴ればれとした 気分だAさんに改めて感謝を伝え仕事に 戻る約束の金曜日俺はわざわざメガをかけ て駅前に向かった初対面の時にかけていた のでないと誰だか分からないかと思った からだメガのおかげか俺と嫁子はすぐ再開 できたお金を返して終わりでもいいがお 互いに今夜は時間がある嫁子も夕食はまだ だというので食事が寺近くの居酒屋に入る ことにした嫁子さんはお酒大丈夫なの年齢 的にうちも二十歳だよ酒好き中レモン飲ん でいいいいよここは俺が奢るねあまり高く なければ好きなもの頼んでだめ礼なんだ から今日はうちのおりいやいや帰って悪い からじゃあ割勘にしよ俺は社会人なんだ からいいのにうちも社会人だよショップ 店員なの嫁子は若者向けの服屋で働いて いるというその夜俺たちは楽しくおしりし ながらほろ酔い程度に飲みお腹いっぱい 食べた妹さんはすっかり元気だという話も 聞き人安心だ店を出る頃には俺たちは息 統合また一緒に飲もうと話すほどになった 家に帰ると嫁子からLINEが来るお疲れ です今日は楽しかったまた遊ぼうね笑顔の スタンプが可愛らしい俺もまた遊ぼうと 返し分よく就寝したそれ以来嫁子から度々 連絡が来るようになった俺の方から勇気を 出して連絡することもある日常のたいも ない会話から実際に会う約束まで俺たちは よく話したある日嫁子が珍しく真剣な響き で言うあのさ俺さんって彼女いるいやい ないよドキリとしながら答える仲のいい 女性にこんなことを聞かれたのだどうして

も期待してしまう俺さんのこと好きなんだ 合ってくださいもちろんありがとうすごく 嬉しいよ結果は期待通りこうして俺と嫁子 は恋人としてお付き合いを始めた毎日の ようにLINEや通話をし週末には魚の 美味しい居酒屋などへ行く本当に楽しい 毎日だ順調に付き合っていたがある日 小さな事件を起こしてしまった2人で街を 歩いていた時太目に入ったポスターが原因 だそこには俺が好きな女優が映っていたあ このポスターいいね この女優さん結構好きなんだほんの何気 なく言ったつもりが嫁子の表情が変わる ふんそうなんだ嫁子はそれ以上何も言わ ないが俺は内心冷やせを流していたただ 恋人の前で別の人を褒めてしまったという だけではないその女優は黒髪に薄げしの いわゆる清楚系しかもママタレントでも ありナチュラルな服装とノーメイクで子供 と遊ぶ姿がSNSで人気でもある要するに キャルトは真の存在だあでも好きって言っ ても演技とかねほらこの前のドラマでも すごかったろ別に対はないから必死に フォローするが嫁子は答えずに何かを 考え込んでいるその様子が気にはなったが うまくかける言葉を見つけられないまま俺 たちはそれぞれ帰宅した予想に反してそれ からも特に変わったことはないメッセージ や通話をしてデートする日々だ数週間が 経った頃いつものように待ち合わせ場所に 行くと嫁子の姿が見えない遅れてくるのか と待つことにするすると1人の若い女性が 寄ってきた暗めの茶髪に普通のメイク長い スカートがよく似合っている彼女は俺の前 に立つとにっこり微笑んだお待たせ突然の 発言に目を向く面識のない女性にそんな ことを言われても困るばかりだ俺はいかし げな様子を隠しもせずじろじろと相手を見 たどちら様ですかはアリエンしうちだけど うわびくりしたまさか嫁子さん見覚えが ないと思った女性の正体は見違えるほど 変身した嫁子だった一目で気づかなかった 俺に嫁子はカンカンだだが俺が口を開けた まま固まっているのに気づくと顔色を変え たキャルの方が良かった戻すあいやそんな ことないよちょっとびっくりしただけ すごいね大変心だそれも似合うよ本当嫌 じゃない外見じゃなくて中身が好きなんだ からどんな服装やメイクでも大好きだよで もすごいイメチェンだねどうしたのだって 俺さん綺麗系好きでしょ気にしちゃったか ごめんねうんそれに他の理由もあるの嫁子 は俺が好きな女優の他にキャルママは受け が悪いという噂を聞いたのもきっかけだと 話してくれたうちもママになるならキャル

卒業もいいかなって思ったの俺は手のひら に汗が湧いてくるのを感じたママになると はまさかお腹の中にとえたのだこの頃俺と 嫁子はすでにそういう中だったは 欠かしていないが身に覚えはあるもしそう なら是非責任を取りたいすでに嫁子のこと は真面目に考えていたし2人の子供ができ たならそれは素晴らしいことに思えた嫁子 さんもし本当にママになるなら俺と結婚し てくれないか何の用意もない言葉だけの プロポーズだ花束も指輪もなくあるのは 気持ちだけそれでも嫁子は本当に喜んで くれたえ嬉しい本当にこれでいつままに なっても安心だねまだママではないのよく 話を聞くと妊娠はしておらずママ発言は 将来はママになるという意味だという嫁 この方も少々言葉足らずな気もするがどう やら今回は俺の早とちりだったらしい 勘違いに気づいて表紙抜けしていると嫁 こっとした顔で普通な声をあげた妊娠して ないなら結婚もなしあっという間に嫁子は 大慌ての状態だこれはけないと落ち着かせ つつやはり俺が守らねばと決意を固くする もう1回言うね俺と結婚してください嫁子 さんといるとずっと楽しいからずっと一緒 にいたいんだ嫁子は泣いて喜んでくれる こうして俺たちは無事将来を誓った運命の 日がやってくる俺はその日とっておきの いいスーツを着て嫁こと待ち合わせた実は 嫁子の母は早くに亡くなっておりいるのは 父親のみだという倍増する緊張をごまかす ように嫁子に問う嫁子さんのお父さんは 結婚についてどう言ってた交際期間が短い だって付き合って半年程度で結婚は早すぎ るってさでもそんなの気にしなくていいよ つまり反対してるってことここへ来てこの 情報は辛い俺は事前に確かめなかったこと を公開したさらに嫁子が緊張した様子で ひそひそというパパ結構怖いかもうちと 違ってめっちゃ真面目なんだよねあまりの 不安でめまいがしそうだ嫁子が励まして くれるが心は早くも帰りたい思いで いっぱいになる嫁子の家に近づくと玄関の 前に人影が見えたうわパパ待ってる嫁子が ぼやだが俺は返事をするどころではなかっ たなぜならAさん俺君なぜ君が妹さんと 一緒に家の前でスタンバイする人物それは どう見ても同僚のAさんだったのだなんと Aさん嫁子実の親子よく見れば確かに妹 さんはaさんとよく似ている怯えていた 相手が親しい知人と分かり一気に緊張が 溶けていくそれは向こうも同じだったよう でAさんはポカンとした後俺を指さし ながらゆっくりと口を開いたもしかして嫁 この彼氏というのは僕ですね妹このの病院

台を貸してくれたのも俺くんお兄ちゃん 久しぶり妹さん久しぶりえ貸したのも僕 です返金ので相談に乗っていただきました ねあの時のかじゃあ日付を間違えた人は うちの嫁子かはいそうかお恥ずかしい本当 に済まなかったねいえ僕の方こそ今の今 まで気づかず大変失礼いたしましたいや 無理もないよくある苗字だからうちの職場 にもあと2人いますもんねそれに嫁子は 母親にだからなそれに最近までものすごい 格好をしていたし急に俺たちが親しに会話 を始めたので嫁子目を白黒させている何 どういうこと知り合いなのすっかり混乱し ている様子だ俺とAさんは顔を見合わせた 嫁子俺君に勤め先を聞かなかったのか聞い たよ丸バしょ違うよまるまるだよそうだっ けパパの会社の名前は知ってただろううん 株式会社丸三角だよね株式会社まるまるだ 嫁子はまだいまい分かってない様子だ 出会った日のパニックを思い出しながら俺 はことさら静かに話しかける嫁子さんの お父さんと俺ゴリゴリの同僚だね部署まで 一緒しかも結構親しい方かなえ5年は同じ 部署で働いてるからな気も合うしよく話す 中だ本当にいつもお世話になってます いやいやこちらこそAさんもいつもより ゆっくりと話す俺が相手を落ち着ける話し 方を身につけたのは家族の影響だがAさん も同じかもしれないすっごい運命じゃん 嫁子は食ったくなく笑うそれを見てAさん は軽く頭を抱えた口には出さずお察しし ますと胸のうだけで唱えるそれから俺は かつて聞いたAさんの言葉を思い出したお 金を返す日を間違えた嫁子に対しAさんは こう言っていたのだ全く親の顔が見てみ たい残念ながらそれは毎日鏡で見ていた ことになるこんな展開を当人が予想できる わけがない嫁子に促されて家に入る小学生 にしてはしっかりした印象の妹さんがお茶 を出してくれたお兄ちゃんができる妹さん はすでに鼻歌混じりでご機嫌だお茶を飲む とAさんは気を取り直していったしかし俺 君本当にいいのかうちの娘はかなりの うっかりもでもっとすごいこともしたこと があるんだぞちょっとパパ焦ったように 父親の言葉を遮る嫁子だがそんな性質は 最初から承知の上だもちろん大丈夫です 確かにそういう面があるのは知っています が明るくて素敵な方だし優しい人ですから ただ俺は思わず口ごもるAさんと嫁子が息 を詰めるのが分かった俺はどどと跳ねる 心臓を抑えるちょっと心の準備はしたいの でそのもすごいことの内容だけ1度教えて いただけますか俺の緊張感をよそに当たり はやかな笑いに包まれたそしてつい先日嫁

こと俺は結婚式をあげた式の後ギフトなっ たさんが俺の方を叩いて心配げに確かめる 娘はかなりのくせ者だが本当に嫁子で 良かったのかいもちろんですだからこそ俺 が何とかしますそうかそういえば昔妻に 対して同じように思ったなAさんはどこか 遠くを見てぽつりと漏らしたもしかしたら 亡くなった嫁子の母も嫁子と似たタイプ だったのかもしれない部屋の奥では ウェディング姿の嫁子とおしゃれをした妹 さんそれに俺の母の3がなぜかギャル ピースで記念撮影中だ前にも言ったが俺の 母は嫁子同様あわてんぼさんのうっかり 気質多分Aさんは俺の父とも気が合うと 思いますよそう言って俺が笑うと何かを 察した様子でAさんいやお父さんも笑顔に なった最後まで付き合ってくれて ありがとうたくさん聞いてもらえて 嬉しかったよいつかみんなの話も聞ける日 を待っ てる続いてのお話は毎日一気の少ない食堂 でカップ麺をすするJD料理長の俺が オムライスをご馳走した 結果俺は大学食堂で料理長をしているのだ が毎日一気のない時間にカップ麺をすする 女子大生がいたからオムライスをご馳走し たんだそしたら彼女は泣き出してしまうん だけどそこから俺の甘酸っぱい恋い物語が 始まった俺が働く食堂は自慢じゃないが 学食がうまい大学ランキングに名をつねて いる工学部実験島の地下というコアな場所 にあるにも関わらず学生だけじゃなく一般 客も来る人気っぷりだただし営業時間は 18時までと普通の飲食店に比べると短い 営業終了後はポットや電子レンジが自由に 使える共有スペースとして解放されている お疲れ様でしたさてと厨房を締めパート さんたちに挨拶して俺は食堂のすみっこの 席についた学生から流行りのメニューを 入れて欲しいとリクエストが増えてきたの で新メニューを検討することにしたのだ 工学部だから男子学生が多いけど一般客は 女の子も来るからな爆笑系とスイーツかな ブツブツとメニュー候補を書き出している と1人の女子生徒が食堂に現れたよれよれ のシャツにジャージのズボン黒ブチメガネ が反射して顔はよく見えないが頭の てっぺんに紙をまとめてお団子にしていた ので多分女子大生ってことで間違いない だろう手にはカップラーメンを持っていて 迷いなくポットのそばへ進んだお湯を注ぐ とそのままポットの近くの席に座り3分末 ハフハフずずずずずいい食べっぷりだメガ は曇って真っ白よく見えないはずなのに 一心フランでラーメンをすすり続け汁まで

一気に飲み干した豪快なのはいいがカップ 麺のスープは塩分が多いああ全部飲ん じゃうと塩分の過剰摂取になりますよ俺は ハハしながら女子大生を見守った水分も 取らないまま空の容器と割り箸をゴミ箱に 捨てるとよし女子大生は小さくつぶやき 気合を入れて食堂を後にした大学には研究 のために泊まり込み生徒もいるきっとあの 子も何か一生懸命頑張ってる最中なん だろうなそう思い俺は彼女が出てった扉に 向けてそっと心からのエールを送った俺が 食堂で働いてる理由の1に学生から元気を もらえるというのがある勉強やサークル 恋愛将来の標夢と希望に満ち満ちた学生 たちはいつもキラキラ輝いて見えて俺も 頑張るぞと思わせてくれるのだが今日も来 たお団子頭の女子大生は一気のない食堂に 毎日現れてはカップ麺をすっているいつも は学生を微笑ましく見守るのだが俺は だんだん彼女の健康が心配になってきた もっとちゃんと栄養を取らないと食事は その人の活力の元だカップ麺は確かに 美味しいが毎日食べても頭と体を最高の パフォーマンスで働かせることはできない きっとあの子はただ空腹を満たすために 毎日カップ麺をすすってる違うんだ食事は 空腹を満たすだけじゃないもっと君その ものを支える大事なものなんだよ俺は食堂 のすみっこから女子大生の頭の中に直接 語りかけた当然俺の念が届くことはなく よし彼女はまた小さくつぶやき食堂を出て いった新メニュ公案もそっちの毛で俺は 彼女のことに気を取られてしまう謎の指命 感が湧いてきて俺はあることをひらめいた 翌日俺は女子大生が来る頃合を見計らって スタンバイするそろそろ来るかなラーメン 女子大生が現れた来たいつも通りカップ麺 を手に持っているのを確認放送を解きお湯 を注ごうとしたその時ちょっと待ってその カップ麺は俺がもらおうそう叫んだ俺は 驚いて振り返った女子大生を見て顔から火 が出そうにになるもっとマな言い回しが あったはずなのにいざ声をかけるとなると テンパってしまったあのそれはどういう やばい女子大生が困惑しているいやあの君 にはこれを食べてもらおうと思ってしどろ もどろ俺はオムライスを用意した席に彼女 を案内したこれは女子大生は席につき何度 もオムライスと俺の顔を交互に見るメガ 越しでも彼女が目を大きくして驚いている のが分かったカップメント交換しよう余っ た食材で作ったやつだから気にしないであ ありがとうございます毎日カップ麺だった からちゃんとしたご飯食べたいってずっと 思ってていただきます遠慮されるかと思っ

たがすんなり受け入れてくれたので ひとまず俺はほっとした俺が名前を尋ねる と嫁ことなのったすごおいしいそりゃ よかったおいしてなんで見ると嫁子は オムライスを頬張ってボロボロ涙をこぼし ていたのだ俺は慌てふめすみませあれなん でだろう本人も困惑している今研究か何か で忙しいのはいずっと研究室にこもってて 夜も数時間おきにデータ取ったりじゃあ 全然眠れてないんだそうなんですそれに 最近もいとばかり話してたから人と話すの 久しぶりだしもいもなんか大変そうだな あまり研究室から離れられないから大量に ストックしてたカップ麺だけでしいでたん ですけどもうしんどくてそれだけ心身共に 疲労交配だったのだろうお疲れ様ちょっと は栄よになるもの取れたと思うけどどうか なはいなんか元気出ましたよかった俺は いつも勉強とかサークルとか学生たちに 頑張れいって応援するような気持ちで料理 作ってるからさ元気出たって言ってもらえ て嬉しいよカップ麺食べた時と全然違い ますよ力がみってる感じがしますそう言っ てグっ拳を握り閉める嫁子よしまた頑張る ぞてかもう戻らなきゃ嫁子が時計を見て 慌てて席を立つ明日も俺いるからまたご飯 作ってあげるよとっさに口から出た俺の 言葉に嫁子は喜びながら困惑したえいいん ですかいやさすがに悪いですいいよどうせ 俺いつもいるし暇だから嘘ではないが本当 でもない自分でも何を必死になっているの か分からなかったがこの時はただ オムライスを食べておいしいと言って泣い てしまうほど疲弊した嫁子にちゃんとした ご飯を食べさせてやりたいとそう思ってい たオムライスをご馳走した翌日今日もお 世話になります一気のない食堂に高かに 宣言して嫁子が現れた聞いてください俺 さん昨日突然ひらめいて行き詰まってた 課題が解決できそうなんですオムライスの おかげですちゃんとした食事できたからだ と思います昨日はめっちゃ頭が良く回って 本当にありがとうございますオムライスに そこまでの効果があるか不明だが嬉しい 報告だ結局嫁子は毎日俺の料理を食べに 来るようになった時間がない時でも嫁怖く いっぷりが良くしっかり完食してくれるし 時間がある時はご馳走さしてゆっくりお 互いの話を楽しんだ嫁子は女子大生だと いうのに話の内容は研究のことばっかり 普通女子って恋愛遠くとか好きなんじゃ しかし俺も味そを超えたおっさんだ恋愛 遠くをされてもついていけなかっただろう かといって研究の話もさっぱりだが嫁子は いつも難しい話をしているただ研究の話を

している嫁子が生き生きしているのは 分かるいつも真剣に楽しそうに研究の話を するそんな嫁子を見ているとなんだか癒さ れたそれだけ一生懸命打ち込めることがあ るっていいねなんだか羨ましくなるよそう ですか俺さんにとっての料理みたいなもん だと思うんですけど俺はそんなに勉強し てるわけじゃないからでもまあ研究には ちょっと似てるかなどの調味料をどの くらいの割合で混ぜたらどんな味になるか みたいな俺さんはいつから料理人になろ うって思ったんですか嫁子が興味心々な顔 で聞いてきたえ俺そうだな小学生頃だろう な俺子供の頃は体が弱くてさえすぐ腹壊し たり風邪引きやすくていつも母親が栄養 取りなさいって雑炊とか作ってくれてそれ 食べたら元気になるから母ちゃんすげいっ て言ってたら食べ物のおかげだって言われ たんだへえそれから食べ物とか栄養とか 興味持って管理栄養しやら調理しやら免許 とってさどうせなら自己管理がおろかに なりやすい大学で栄養満点の料理を 振る舞おうという気持ちでここに勤め出し たのだ逆に嫁子はなんで今の研究してるの 将来やりたいことがあるの私はなんだろう な色々なことを知るのが好きでニュースで よく聞く環境汚染とか解決できる何かを 自分が作り出せるかもしれないってところ に惹かれて将来はバイオエネルギーの開発 に関わりたいなって今の研究はCO2排出 量を削減するのに重要なバイオジェン燃料 の中でもモを採用してどうのこうのまた 難しい話になったが嫁子がなんか楽しそう だからいかそんな気持ちで嫁子を見つめて いるとあしまったこんな時間すいません 戻ります今日もごそう様でしたそう言って 嫁子はバタバタ食堂を出ていったあんな 感じだと色恋とは遠藤いか食堂に残った俺 は食器を片付けながら呟いた男が多い工学 部にいる貴重な女子はまどな的存在になり そうなものだが嫁子はとにかく研究が 大好きということがよくわかる出会いは あるんだろうけど恋愛とか興味なさそうだ よな俺は恋愛に興味がないわけではない ただ大学食堂は出会いがないのだだパート のマダムたちは自分の母親世代だし営業中 は厨房が効率よく回ることに集中してる客 と恋接点があるわけじゃないから特に何か に発展することもない仕事が早く終わって も陰キャの俺は直記してゲームばかりし てるだからなのか嫁子食堂で話す時間は デートをしているみたいで楽しかった いやいや30過ぎたおっさんがJDと デートとか言ったらキモいわな俺は横島な 気持ちを振り払いメニューを検討を始めた

今日もお世話になりますその日食堂に来た 嫁子を見て俺は目を丸くして動きを止めた いつものお団子頭ではないさらさらの ストレイトヘアいつものよれよれジャージ ではない薄いピンクの可愛いワンピース 顔面を覆っていた瓶底黒ブチメガはなく 人波にメイクをした可愛い嫁子なんだただ の天使かどなたですかえ変ですかなんと いうことでしょう研究者嫁子が女子代嫁子 に進化したのです悟こが離れ眩しいレベル だ俺はまともに顔を見ることができないく ずるい反則だえ反則いやこっちの話イキ 人格が発動しコミ障になり始めるあのこれ いつもありがとうございますそう言って 嫁子は封筒を俺に差し出したこれまでの 飯台を持ってきたというのだ研究が人段落 ついたんで家に帰ったんですそれで今まで の食事の金をいやいいよ俺が勝手に嫁子を 応援したくてやってただけだし俺は嫁子が 健康になってうまく研究が進めばOKだよ 俺が断ると嫁子は困った顔になってしまっ た自分ばっかりは申し訳ないです私も何か 俺さんの役に立てませんか何この天使あ 嫁子か俺は平成を想い考えるいやマジで 可愛いな俺こんなJD相手にしてたの びっくりしたわってかこりゃ色恋に困る ことないわ絶対彼氏いるだろ俺さん違う方 に頭が働いてたのがバレて俺は慌てて提案 するじゃあさ新メニューの試食してくれ ない試食そう食堂の新しいメニュー考え てるんだけど逆目線での意見が欲しいんだ よねまた私食べさせてもらう感じじゃない ですかプクっと方を膨らませて不満そうに する可愛いなえいやそうじゃなくてえっと 料理人的には外部の人からOKもらって からじゃないと自信持ってお客さんに出し ていいものか分からないからどうせ誰かに お願いするんだせっかくなら女子目線の 嫁子の意見をもらえるとすごい助かるんだ けどな心の声が漏れたことをごまかすべく 早口で試食の必要性を訴えた結局嫁子1 週間程度であればと試食に来てくれること になったのだがしかしこれが俺の頭を悩ま せることになる嫁子は毎日ジャンルの 異なる可愛い服で現れた清楚系キャル系 カジュアル系どれも似合っていて俺は目を 見て話せないそう出会いがない云々の前に 俺は女慣れしていないのだ女子というもの を目の前にすると挙動不審になってしまう どどうぞ今日も俺はドギマギしつつ嫁子に 料理を出す最近は料理を出したらすぐ厨房 に引っ込んでいたどどう嫁子はいつもただ 美味しいというだけじゃなく女子大生や 学生目線で理論的に的確なアドバイスを くれたさすが研究という感じだ俺は厨房で

嫁子は食堂で食事をしながら話をするそう いや嫁子ふたさん持ってんだないや全部姉 や妹のなんですうち4人しまいでへへえ しま多いんだ私あんまり服持ってなくて 男性ってどういうのが好きなんですかね 嫁子の質問に俺はドキっとしたどうだろう な彼氏に喜んでもらおうと思ってるんかな 俺はいつものお団子ジャージ好きだけど俺 は胸のモヤモヤを発散する感じで冗談半分 で行ってしまった嫁子の反応がないので 食堂を見ると嫁子が顔を赤くして俯いて しまっているあやばいなんか落ち込んだで も嫁子ならどんな格好でも似合うよ彼氏 だってきっとそう思ってるよ俺は慌てて フォローしつつ自分の口から出た彼氏と いう言葉に胸をチクチクさせたてか嫁子 ありがとうなおかげであか新メニューの レシピもまとまったよ俺はもういまれなく て無理やり話題を変えたよかったです何か お役に立ててちょうど来週から私もまた 研究で忙しくなるしそうなんだじゃあまた 夜ご飯食べにおいでな俺は今までと同じ ように研究者嫁子に食事を出すつもりでい たのだがいえ多分そこまでは遅くならない からと遠回しに断られたそれじゃあご ちそうさでした嫁子が咳を立つ腹が減っ たらいつでも食堂に食べに来いよそう声を かけると嫁子は黙って頷いて食堂から出て いったそうしてぱったり嫁子は来なくなっ てしまった新メニューは完成したが俺は ようもないのに毎日遅い時間まで食堂に 残っているはあ大きなため息をついて机に 突っ伏す好きだったんだけどなわけわから ない研究の話を楽しそうにしている嫁この 姿を見ているのが好きだった嫁子が食堂に 来ることは俺の楽しみの1つになっていて 全くえなくなって心にぽっかり穴が開くっ てこんな感じか俺はがっつり嫁子に惚れて いたことを自覚するでも彼氏いるんだろう しなあんな可愛い子がフリーなはずがない 例え今研究付けだとしても高校とかで絶対 モテたに違いないしそういやまた研究室 こもってんだっけ遅くならないって言って たけど食事はちゃんと取れてるのかな俺は 嫁子を心配する気持ち半分会いたい気持ち 半分でいやマックス会いたい気持ちが勝っ て行ってみるかちょっと準備を整えて俺は 食堂から研究東内に足を踏み入れたしかし どこが何の部屋かさっぱりわからん食堂 勤務の俺はほぼ部会社に等しい嫁このいる 研究室がどこなのかさっぱり検討がつか なかった一生懸命嫁子の話を思い出しつつ それっぽい研究をしてそうな教室を探そう とするも無理ゲーじゃん東内マップでは 研究室はアルファベット名でしか表記され

ていなかったとま明りのついてる部屋行っ てみるか俺は工学部研究党のダンジョン 攻略に乗り出した1つ目の明りのついた 部屋をノックするとイケメンが現れたあ あのバイオジェン燃料の研究室ってどこ ですか俺は顔面偏差値の高い若者に たじろぎつつ負けじと言葉を発するああ それなら上の会ですよイケメンは普通に 教えてくれるいいやだったお礼を行って 階段を登るイケメンがいた部屋のちょうど 真上に当たる部屋に明りがついてい たノックをしたが返事がないすいません 失礼します恐る恐るドアを開けると見た ことあるお団子頭がPCの前でスップして いた周りにはカロリーメイトや翼を授ける ドリンクのゴミが散らかっているいつもの 嫁子の姿にほっとする俺嫁子嫁子大丈夫か ん教授ならもう帰りましたよ声をかけると 嫁子は顔もあげずに寝ぼけた返事をする 嫁子俺だけど嫁子俺さん今日はもう ちょっとでってえだんだん目が覚めたのか 最後はバッと顔をあげて俺の方を見た しかしよく見えないのか眼鏡をかけてもう 一度俺の顔を確認したなんでそんなにかと いうほどに後ずさり激しく驚く嫁子その 様子に俺はおかしくて笑ってしまうこれ 差し入れやっぱりちゃんと食事してない じゃんなんで来なかったんだよそうて たっぱに詰めたオムライスを渡した嫁子は 匂いにおびき寄せられるような動きで フラフラと近づいてくるいいいんですか いいよ嫁子に食べてもらうために持ってき たんだからありがとうございますいただき ます嫁子は元気よくもりもり食べた やっぱり俺さんのご飯はすごいな元気が出 ますと目尻に涙をにませてオムライスを ほる嫁子その様子を見て俺はしみじみと ああやっぱり俺嫁子好きだなと思うだけの つもりが口から気持ちが漏れてしまった 嫁子の顔がこちらを見て瓶底黒ブチメガが 俺をロック音して動かないえあ俺は自分が 何を口走ったか自覚しみるみる顔を赤く するあの絵と違うんだその美味しそうに 食べてくれる嫁子のことがな好きだなって 俺はどうにかごまかそうとするだって彼氏 持ちのJDを食堂のおっさんが口説とか ありえない俺がわしていると急に嫁子が俺 の胸ぐらを掴んで顔を近づけた本当ですか え私を好きっていうのは本当ですかえっと すごい圧で問い詰められ俺は観念するうん 本当俺嫁このこと好きなんだ正直に告げた でもキモいし迷惑だよなそもそも彼氏君が いるよねごめん私もです俺が自学的に身を 引こうとしていたら嫁子が俺に抱きついて きて私も俺さんが好きなんです

そう嫁子が叫んだ姉が言ってましたし れっけない私に優しくしてくれる男の人は 信用していいってえっと話が見えない絶対 理解してもらえない研究の話ばっかりし てるのにニコニコして聞いてくれて私 嬉しくてまあ嫁子が楽しそうだったし 気づいたら好きになっててそれで姉も妹も 俺さんに告ってこいって好みのリサーチだ なんて言って服化してくれてそんな成行が あったのかそれなのに急に俺さん冷たく なっちゃうしコミ障発動しただけです挙句 の果てに彼氏いるんだと思われちゃってた しだってマジ天使だったしそういうこと 言われるってことはやっぱりジャージで ラーメンすすってた時点で女として見て もらえなくなったのかとそういやいい食 いっぷくたもんねそれで食堂来なくなった の俺にしがみついたまま嫁こが君と頷いた だめだよちゃんと食事しないとまともな 文章かけないよ俺は優しく嫁子抱きしめて 頭のお団子をポンポンしたなんこれ ポムポムえどうなってんの柔らかくも弾力 あるお団子の感触に驚いた俺がしばらく ポンポンし続けていたら嫁子が頭を触る俺 の手を取りお代わり食べに行ってもいい ですか首をかげて可愛く尋ねたのだった こうして俺たちはお付き合いを始めたそれ からその後嫁子は白死家庭を経て当初一部 上場企業にに就職バイオジェット燃料の 開発部門で研究に没頭している俺は相 変わらず食堂の料理長をしていて嫁子を 母親に紹介した時心配された嫁子ちゃん 大丈夫男の人が自分より給料低いってほら 色々気にする人はいるでしょこの子料理 以外に取りえがないしうちもお金ないし なんつうことを言ってるんだおかん確かに 俺は上々企業勤めの嫁子より給料が低い 世の中には自分より給料が低い男は嫌だと いう女性が一定数いるらしくおかんはいつ もそれが原因で俺が結婚できないんじゃ ないかと心配していたのだしかし嫁子は私 は1番辛い時に俺さんの料理に支えて もらって助けてもらいましたお母さんが 食事や栄養の大切さを俺さんに教えて くださったから俺さんは私の栄養状態を 心配してくれてずっとサポートしてくれて だから今の私がありますお母さんと俺さん のおかげで今の私があるんです俺さんの 給料がどうとかは興味ありません俺さんと 一緒にいると元気が出て私ずっと頑張れ ますそんな風に言ってくれて俺さんのそば にいさせてもらえませんか嫁子の発言に おか感激こちらこそこちらこそどうか息子 を見捨てないでやってねと嫁子を抱きしめ ていた後で聞いたら嫁子があまりにも

可愛いので詐欺にでも会ってるんじゃない かというのも心配していたらしい今 思い返しても失礼な話だそんなことを 振り返りながら俺は本のページをめくる やれやれ俺が学生の時から随分内容が 変わってるんだな今は妊婦とニジの栄養学 について勉強し直しながら大学食堂の厨房 に立つのだった最後まで聞いてくれて ありがとうみんなの出会いはどうだった 是非たくさんの馴染め話を聞かせて ほしい ne

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0:25:16 灼熱の山道で、どんぐりを握りしめ必死に助けを求めるボロボロ少女→医者の俺が応急処置し病院に送り届けた結果…
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1:18:58 休日の縁側で一人晩酌中、突然突入してきたガリガリ親子→七輪でサンマを焼いてご馳走してあげた結果…
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2:28:07 病院受付で泣きながら取り乱している姉妹→放っておけず別の病院へ車で送った結果…
2:54:41 毎日ひとけの少ない食堂でカップ麺を啜る女子大生→料理長の俺がオムライスをご馳走した結果…

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●当チャンネルの動画における教育的価値と独自性
このチャンネルでは「夫婦の馴れ初め」をトピックとした動画を扱っています。
様々な実例を基に、過激な表現は使わず分かりやすい台本を作成し「オリジナルアニメーションの製作」を行なっております。
編集・台本は全てオリジナルですので繰り返しのコンテンツではございません。

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このチャンネルではフリー素材のイラストを、
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