温暖化、酸性化、貧酸素化、海ゴミ、海洋資源の枯渇など多様な海洋の危機が迫る中、アマモ場を含むブルーカーボン生態系(BC生態系)は、炭素を固定することで地球温暖化の緩和効果だけでなく、酸素の生成や底質の安定化、生物生息場と食料の供給などの機能により生物多様性保全の場としても注目されています。そうしたBC生態系に関する最新知見の共有、海辺の保全・再生に取り組む団体間の連携強化、取組推進を目指し多様な関係者が参画する国際シンポジウムを開催いたしました。

本シンポジウムでは、要旨集として国内外のブルーカーボン生態系の保全・再生に向けた活動の共有を行い、これからの5-10年の喫緊の行動指針となる宣言を作成・発信し、新たなアマモ場・ブルーカーボン生態系の保全・再生の方向性を取りまとめました (https://amamo2023.com/) 。

1.開催概要
日時:2023年11月17日(金)-19日(日)
場所:笹川平和財団国際会議場 (東京都港区虎ノ門1-15-16)

2.プログラム(2023年11月18日午後のみ抽出)
セッション2:実践の最前線2(市民・若者の関わり)
モデレータ:港絢子氏(みなと総合研究財団)

00:49 市民・若者主導の活動展開
01:53 阪南市立西鳥取小学校『はんなんのうみ』
海辺の自然再生高校生サミットより
27:45 岡山学芸館高等学校『アマモ醤油:ジャマモと呼ばれた海草の可能性』
39:14 福岡県立福岡工業高等学校『博多湾で行う独自のアマモの移植活動~海の環境を守る!~』
50:30 熊本県立芦北高等学校『森から海を見つめ、海から森を見つめる~21年間の芦北湾アマモ場再生~』
1:01:39 関西大学北陽高等学校『海は繋がっている~海はみんなのもん~』

セッション3:実践の最前線3(科学コミュニケーション)
1:23:56 『科学コミュニケーションにおける情報伝達 』
桝太一氏(同志社大学 ハリス理化学研究所)
1:33:57 『レンズ越しの海、福岡~新たな視点からの探究~』
  大神弘太朗氏(ふくおかFUN 代表理事)
1:45:39 『海辺の環境活動へ若者の参加者を増やすために』
  田村聖花さん(東京海洋大学3年生)
1:56:19 『難しいけれど大切なことだから、私と同じ子供たちに伝えたい』
   瀬之上綾音さん(東京都・小学3年生)
2:07:03 『持続可能性と変革のための沿岸海洋アセスメント COAST Card のための科学コミュニケーション』
  シドニー・アンダーソンさん(COAST Card サイエンスコミュニケーション担当)
2:34:50 本日のまとめ、事務連絡
  Amamo2023 実行委員会事務局

3.主催者・協賛者
主催:国際アマモ・ブルーカーボンワークショップ実行委員会(海辺つくり研究会、金沢八景-東京湾アマモ場再生会議、共存の森ネットワーク、ジャパンブルーエコノミー技術研究組合、セブン-イレブン記念財団、笹川平和財団海洋政策研究所)

協賛:一般財団法人 セブン‐イレブン記念財団、日本テレビ・日本列島ブルーカーボンプロジェクト、東京海上日動火災保険株式会社、一般財団法人 東京水産振興会、公益財団法人 国際エメックスセンター、海辺つくり研究会、株式会社MAcS

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