明治大学全学共通総合講座
インティマシーをデザインする|環境人文学Ⅱ
第10回
「伝統野菜と地域活性化―プロジェクト粟の事例から」

代表取締役
三浦 雅之

コロナ渦を経て、「地域づくり」を人間が人間らしく生きていくことができる環境を創造していく営みと捉えた時に、私たちは細分化された分野をどのようなまなざしで見つめることで未来を創造していくことができるのでしょうか。 今回の講座ではプロジェクト粟の取り組みを通し、地域の中に宿っている風土、風味、風景、風習、風物、風儀、風情の「7つの風」から始まる地域の歴史文化資源をテーマに、伝統野菜と地域社会との関連性を考察すると共に、その為のキーワードを皆さんに共有させていただきたいと思っております。

2023年11月29日(水)15:20-17:00
明治大学 駿河台キャンパス
リバティ―タワー

◎講師プロフィール
三浦雅之|MIURA Masayuki
1970年生 奈良市在住 京都府舞鶴市出身
1998年より奈良市近郊の中山間地である清澄の里をメインフィールドに奈良県内の在来作物の調査研究、栽培保存に取り組み、大和伝統野菜を中心に年間約120種類の野菜とハーブを栽培。
2002年に大和伝統野菜を食材とした農家レストラン「清澄の里 粟」、2009年には奈良町に「粟 ならまち店」をオープン。株式会社 粟、NPO法人 清澄の村、五ヶ谷営農協議会を連携協働させた六次産業によるソーシャルビジネス「プロジェクト粟」を展開している。
2018年に第47回日本農業賞 食の架け橋部門 大賞(プロジェクト粟)、第57回農林水産祭 多角化経営部門 内閣総理大臣賞など、受賞歴多数。ミシュランガイド奈良2022・2023にてグリーンスター選出(清澄の里 粟、粟 ならまち店)。著書として、『家族野菜を未来につなぐ』(学芸出版社 2013年)がある。

◎関連サイト
株式会社 粟
https://www.kiyosumi.jp/

◎シリーズ概要
https://www.instagram.com/p/CxFqVbevGCd/

・ 01 田村尚子|いまなぜインティマシーか
限定公開
・ 02 落合陽一|民藝と共生
限定公開
・03 阪上梨恵|赤穂緞通という仕事

・04 分藤大翼|映像のインティマシー
限定公開
・05 石榑督和|地表を路上へ、まちへ
限定公開
・06 阿部ふく子|哲学コレクティフ
限定公開
・07 新田理恵|癒しとサヴァイヴのハーブと文化

・08 田澤紘子|ローカル・ルールを編み直す
限定公開
・09 石倉敏明|異種と共に生きる技芸と思想
限定公開

◎春学期
ローカルスタンダードをデザインする
環境人文学Ⅰ
・01 指出一正|いまなぜローカルか

・02 大塚桃奈|ごみからひもとくローカルスタンダード
限定公開
・03 渡し舟|日々を績む

・04 山田紗子|世界は一つではないということ
限定公開
・05 米原有二|工芸産地の社会―分業と人間関係
限定公開
・06 鎌田安里紗|衣服と人の関係を考える

・07 長谷川豪|場所の建築
限定公開
・08 大崎清夏|生活を語ることばについて
限定公開
・09 宇野常寛|庭の話―これからの「場」をどう設計するか
限定公開
・10 水内智英|関係の美学としてのデザイン
限定公開
・11 井上岳一|山水郷のデザイン 〜コンヴィヴィアルな社会の建設に向けて〜
限定公開
・12 能條桃子|政治参加と参加型デモクラシー

・13 片岡忍|常のこと
限定公開
・14 服部滋樹|ローカルの先へ
限定公開

◎コーディネーター|鞍田崇
http://takashikurata.com/
*限定公開の視聴を希望される方は上記HP記載のアドレスまでお問合せください。

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